KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

欧州不安が上値を抑えるも、上海急騰で切り返し

今週のお題「秋においしい“甘いもの”」
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日経平均は本日反発。前日のNYは引き続き欧州不安を映して総じて軟調。それを受けた日経平均も朝方から売りが先行。引き続き円高に振れる為替水準が上値を抑える形になりました。

ただ後場にはアジア株、特に上海総合指数の上げ幅が拡大すると、日本株も連れ高でプラス圏に。配当落ち分の再投資や、ドレッシング買いと見られる買いも入った模様で、何とか高値圏で引けました。売買高は16億株台、売買代金は1兆円をキープ。


投資判断は「買い」。権利落ち後は弱い動きになりましたが、とりあえず本日は一服。何とか上海総合指数は2000ポイント割れを契機に切り返し、首の皮一枚で繋がった印象です。証券監督管理委員会が相場テコ入れに動くとの観測や、保険監督管理委員会が26日に資産運用会社などに保険資金の運用を委託すると発表したことが好感されたとのこと。

ただ私は今回の急騰は連休前の売り方の買い戻しが主体と見ます。したがって、あまり持続力は無いと見ます。それを受けた日本株も昨日急落の反動としても弱い印象。

本日発表の投資主体別売買動向でも、個人・外国人双方共に売り越しとなっており、引き続き買い手不在の状況です。ただ、先物は外国人が大きく買い越しているので、一概に弱気論者ばかりでもない様子。

一方で3月高値の絶対期日到来もあって、信用買い残は整理が進んでいます。本日も個別銘柄の日証金残などを見ると、株価が上昇したこともありますが、融資が減って貸株が増えている銘柄が多く目に付きます。個別の需給的にはそこまで悪化しているわけではなく、取り組みベースではそこまで悲観するほどでもないようです。


新興市場は「強気の買い」。本日は高安マチマチ。本日は日経1面にて「ドコモ(9437)がスマホ向けSNSゲーム事業に参入」と伝わったことで、競争激化懸念からグリー(3632)、DeNA(2432)が急落。その流れでサイバーエージェント(4751)やミクシィ(2121)といったマザーズ主力株が売られ、指数を押し下げました。

一方、ゲーム開発側には恩恵があるということで、KLab(3656)やケイブ(3760)といったところは大きく買われました。SNS業界で悲喜こもごもの展開に。

個人的にはドコモの参入は確かにグリーやDeNAといったSNSゲームのプラットフォームにとってマイナス材料ではあると思いますが、そこまで売られる筋合いがあるか、という印象。今日の下落はむしろここまで地合がイマイチな中でもグングン値を上げていた両社の、利益確定売りのきっかけに繋がった、という色彩が強いと思います。

特にDeNAは昨日終値ベースで年初来高値を付けており、何事もなければ売り方の踏み上げを材料に、一段高となるはずでした。何か上手くハシゴを外された感じでしたね。

SNSゲームもイメージとしては外食みたいなもので、顧客の胃袋(=時間)の取り合いと言えます。一方で美味い・馴染みのある店(=ゲーム)にそこまで致命的な被害を与えはしないと思います。

そもそも運営のノウハウはグリーやDeNAといったところに一日の長があり、今までゲームのゲの字も扱ってこなかったドコモにどこまでできるのか。確かにグリーはKDDI(9433)と、DeNAはヤフー(4689)と密接であり、ドコモが何とかしたいのであれば第三極を自分で作り上げるしかなかったのかも知れません。

ただ、逆に言えばドコモは昨今の顧客流出でそこまで追いつめられているんだなぁと感じた記事でもありました。本来トラフィック量を使うSNSゲームなんかは、通信会社にとって諸刃の剣だと思うのですが、それだけ回線に余裕が出来てしまったのでしょうか。それでも収益性を本業以外に求めていかなければいけない、と。

それを汲み取ってかドコモは寄高後は売られ、結局陰線となりました。通信界のガリバーにしてみれば、業績に与える影響度も小さそうですし、あまり期待感が膨らむ展開にはならなかったようです。


ポートフォリオ銘柄】
GCAサヴィアンG(2174)は反発。東証1部上場後は底辺での横ばいが続きすっかり閑散な感じになっていますが、本日引け後に東証1部上場記念配を発表。

1500円を10月末を基準日として実施するということですが、なかなか中途半端な日付。来年はやらないよ、という意思表明なのか、TOPIX連動型の投信に組み入れてくれるところへの感謝の気持ちなのか。ちょっと意図がよくわかりませんね。

ともあれ、これで利回りが一気に3.3%と市場平均2.7%を上回りましたから、少しはバリュー株としての位置付けも見え始めてきました。この配当が来期も持続されるように、今後とも頑張ってもらいたいですね。個人的には自己株消却をやってもらいたいですが。


丸紅(8002)は反発。昨日は中間権利落ちで、高利回りの商社は12円の配当落ち。その落ち分は埋められていませんが、とりあえず本日のところは反発してきました。

ただチャート的にはアイランドリバーサルを形成したような格好になっており、ちょっと雰囲気の悪い形。他にもMACDが暗転したことや一目均衡表の雲を下に突き抜けてしまったこと、下値で「かぶせ線」が出てしまったことなど、少し悪さが目に付きます。明日中にこれらを否定するような買いが出て来たら問題ないですが、時間がかかると上値が重くなりそうです。


SBIHD(8473)は大幅続伸。権利落ち前に4万株の投げ売りが出て以降、上値が軽くなりしっかりした動きが続いています。

前回この売りに関して「3月高値からの絶対期日到来による買い方の返済売り」と解説しましたが、どうやら今回10分割だったので、信用買いを持ち越せない投資家の強制決済だったようですね。多分これに気付いていない個人投資家の玉が自動的に権利付き最終日寄りで執行され、それに上述のような売りが追随したと見るのが正しそうです。

チャート的には75日線や19日戻り高値、一目均衡表の雲にさしかかったことで上値の重さが出てくる水準。それで、早々ですが明日の寄り付きで一旦利食い、終了にすることにします。ちょっと別の証券株の方が気になるので、ポートフォリオ入替を予定しています。

結果、あまり儲かりはしませんでしたが、一方でマネックスG(8698)は急落しており、上手く乗り換えられたと思います。


【注目銘柄】
あおぞら銀行(8304)は急落。寄り前に「筆頭株主のサーベラスが年内中に全株(約8.2億株)売却の意向」と伝わると、大きく売られる形となりました。こちらの銘柄は先々週に有料メルマガにて買いで取り上げ、ここまで順調に上がってきていたので残念な結果に。

サーベラスにしてみれば、わざわざこんなに急いで宣言しなくとも、公的資金返済が進む中で少しずつ買い手を見付けて売却した方が高く売れると思うのですが。とにかく今回の再建計画はサーベラス同意の上という話が伝わっていたので、私も含めて市場は安心していたところに不意を付かれました。

社長も引き上げるとは、余程特別配当で社外に資本が流出するのが気に入らなかったのでしょうか。急に年内に資金が必要だったにしても、もっと上手いアナウンスややり方があると思うので、今日の臨時株主総会に対して急激なプレッシャーをかけてきたという見方が正解なのかも知れません。

ちなみに昨日のフォローメールでは「ほとんどが見せ板で、明らかに株価固定に注力されている感じ。明日の臨時総会の結果が気にされているところで、自社株買いが決まるのは間違いないとして、果たして規模や範囲がどの程度になるのかで大きく動きが変わってくると思います。

というわけで、明日ドカンとくるような場面がもしあれば(7%高程度)、適宜撤退してください。逆に危険を察したらやはり適宜撤退してください。昨日までなら上に行く圧力を押さえつけている感じだったので上放れがかなり期待できていたのですが、今日は一転この地合で値を保ったわけですから、逆に買い支えが強かった印象があり、その反動が怖い」としていました。

実際には本日の総会で材料が出てくると思われていたので、本日中に処分できる余地があると考えていたのですが、よもや寄り前から出してくるとは。そして出てきた総会の結果では、当初想定通り3.3億株の自社株取得。残り約5億株は今後どのような形で処分されるか戦々恐々です。

どうも交通事故に遭ったみたいで府に落ちないのですが、結果を受け止めて粛々と対応するしかないですね。


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他社さんの方が成績が良くてどうも地味ですが、当方は着実に利益を重ねていくことで無理なく、焦らない投資法を伝えるのが強みです。まだまだ長期上昇相場は続くものと思われますし、乗り遅れたということはありませんから、これを機に一度お試しいただければと思います。


そして次回は9月の成績発表です。9月はなかなか上手く利食いを積み重ねることができたので、まあまあ成績も良いと思います。こうご期待。


※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。