KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

9月の成績発表

今週のお題「秋においしい“甘いもの”」
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今日は9月の成績発表です。9月は日米欧の金融緩和が満額に出揃ったにもかかわらず、足下で欧州不安が再々々・・・発。いつになったら希望が持てる環境になるのやら。ともあれ、まず私のポートフォリオを検証していきましょう。


買い銘柄

みずほFG(8411)
126円→127円(19営業日保有 上昇率0.8%)

各国の金融緩和が出揃ったにもかかわらず、株は上がらず主役となるはずの金融株も上がらず。全く肩透かしを喰らった格好になっています。市場の出来高増加も限定的で、何とか1兆円を超える程度。ただ緩和効果は時間をかけて徐々に確実に出てくると思うので、最終的に上がるのは時間の問題でしょうが。ちなみに中間権利落ちで3円配当が落ちています。


GCAサヴィアンG(2174)
78500円→78000円(19営業日保有 下落率0.6%)

東証1部上場記念配実施を受け、金曜は地合悪の中で逆行高。値上がり率上位に顔を出しました。10月権利落ちまで日が無いので、駆け込み買いの様相も。

ただチャート的には上放れ十字線の形になっているので、ちょっと動きは微妙ですね。来週頭の出だしが肝心で、買い先行のスタートになれば結構大きめの上昇が期待できそうです。反面、安く始まるようなら、もうしばらく株価低迷が続きそう。正直、現段階では需給的に後者の感触が強いです。

贅沢を言えば、ダイキン(6367)の大型買収のFA引き受け、東証1部上場と盛り上がっていた9月上旬に立て続けに今回の記念配の話も出して欲しかった。そうすれば、駄目押しで需給がひっくり返っていたと思います。


NEC(6701)
112円→124円(19営業日保有 上昇率10.7%)

先月末に上昇トレンドのスイッチが入った、としましたが、ジワジワときている感じです。金曜は地合悪の中でこちらも逆行高。朝方は一時5%を越える上昇率も。特に材料は無いのですが、年初来高値が4/2ですから、高値絶対期日通過の需給改善が奏功した様子。

ただ日証金の融資残が最大となったのは今年7/18なので、実態を言い当てているわけではありません。まあこういうものは雰囲気の問題でもあるのですが、一方で実際足下の融資残は4/5以来の水準まで改善してきているのですから、あながち間違いでもありません。信用倍率でも4/20以来の水準ですし。

またチャート的にも一目均衡表の遅行線が雲から抜け出られたことで、上放れの下地は調っていました。9月下旬辺りの動きを見ても、株価が上抜けようとしているのに最後に押さえ込みが入り、結果変わらずで終えることが多かったのですが、これで最後のタガが外れた感じ。10月は期待しても良さそうです。


任天堂(7974)
8760円→10000円(11営業日保有 上昇率14.2%)

Wii U」の価格決定や、為替が円安に振れたことで目標の1万円を達成。無事終了となりました。その後一転為替が円高に振れていることもあって上値の重い展開が続いていますが、また折を見てポートフォリオに入れたいと思います。とにかく為替次第。


マネックスG(8698)
13670円→15000円(12営業日保有 上昇率9.7%)

こちらも各国の緩和を受けて株高になったところで、無事目標達成に。その後はしっかり下がってきているので、良いところで利食いが出来たと思います。以後ポートフォリオの証券株枠は後述のSBIHDに譲りました。


丸紅(8002)
502円→498円(19営業日保有 下落率0.8%)

日米欧の金融緩和で恩恵を得られる商社セクターとして期待を持っていましたが不発気味。一応中間配当12円落ちがあったので実質プラスではあるのですが、これだけ商品市況が軒並みしっかりしている中で違和感ありあり。

チャート的には崩れ始めており、配当落ちも済んでしまったので買い支えが無くなったことなど、ちょっと短期的には厳しい形。目先下値支持線の延長線がある485円辺りで下げ止まるかどうか。


ソフトクリエイト(3371)
1246円→1305円(16営業日保有 上昇率4.7%)

今回の権利落ちも予定通り一ヶ月半前から上昇が始まり、ほぼ天底をいただくことができました。なかなかわかりやすい株です。ただ、存外権利落ち後もしっかりしていますね。この銘柄に関してはヘラクレス上場来ずっと追い掛けていますが、優待が出るようになってから落ち後にこんなにも早く切り返しの気配を見せるのは、多分初めてじゃないかと思います。

背景には普通に業績が良いこと、1242円の売り出しラインが一転下値支持線として意識されていること、権利落ちで25日線を割れないくらいに上がっていたこと、などが挙げられると思います。地合に関係無い値動きをできるのも同社の美徳。もし来週にも窓埋めを終えてなお高値を抜いてくるなら、再度買いポートフォリオ入れにします。引き続き要注目。


キャノンMJ(8060)
1079円→1078円(19営業日保有 下落率0.1%)

この銘柄に関しては、ソネットエンタテインメント(3789)なき後、親会社キヤノン(7731)による株式交換期待を持って見ている銘柄です。業績もしっかりしているので、着実に下値は切り上げている形。まあしばらく黙ってホールドしておくことにします。


SBIHD(8473)
9/20より 509円(※10分割考慮)→520円(7営業日保有 上昇率2.2%)

上述のマネックスに次いでエントリー。エントリー後は地合悪を受けて下がっていきましたが、分割前の信用の投げが一巡するとその後は地合関係無しにスルスルと上がってきました。そして金曜の寄り付きでさっさと利食い。大した利益にはなりませんでしたが、結果的には良いところで逃げ切れたと思います。


売り銘柄

ファーストリテイリング(9983)
9/20より 18060円→18150円(7営業日保有 上昇率0.5%)

反日デモによりチャートが大きく崩れたところで、前回のリベンジとばかりに売りエントリー。ただまたしても大して下げませんね。どうも相性の良くない株です。それでも9月の衣料品各社は月次がパッとしていないので、多分こちらもダメじゃないかと思います。ビックロ効果は少しはありそうですけれど。とにかく来月の決算発表に注目しましょう。


以上の結果から、1営業日当たりの騰落率を計算すると
0.29(%/営業日)という結果が出ました。

計算式は各銘柄の保有営業日日数√騰落率を合計し、出された数字を銘柄数の合計で割り、平均値を算出します。つまり全ての銘柄に同額投資したとして、一営業日当たりの平均上昇率を導き出し、そこから一営業日当たりのポートフォリオの平均上昇率を出すわけです。


ちなみにその間
日経平均 8/31終値 8839円→8870円(19営業日 上昇率0.4%) 0.02(%/営業日) 

TOPIX 8/31終値 731→737(19営業日 上昇率0.8%) 0.04(%/営業日)

今月もベンチマークに大勝利!マイナス銘柄も1%以上下落したものが無く、利食いもバッチリはまって全般的に調子の良かった月でした。

そしてKA指数の発表です。KA指数とは、ブログで初めて銘柄を紹介した2005年8月23日の寄り付き前を100として、今は何ポイントになったかということです。

KA指数397.5ポイント
となり、無事過去最高を更新!開始以後7年目で、資産が約4倍化したことを意味します。今月はなかなか上手く立ち回れたと思います。


さて、10月の展望ですが引き続き投資判断「買い」で見ていきます。足下は非常に雰囲気が悪く、9月月足も結局ギリギリの陽線まで売り込まれてしまいました。金曜安値8838円は、その辺りを強く意識した数字になっていたものと思われます。さすが「波乱の3日新甫の月」。

10月はまず1日の日銀短観からスタートします。そして3連休前の週末には日銀政策決定会合と雇用統計。序盤で勝負が決まってしまうような、重要イベントのオンパレード。ここで何とか挽回できないと、金曜もアジアの株式市場で一人負けとなった日本市場の雰囲気の悪さはまだまだ続くことになりそうです。

前にも書きましたが個人的には、やはりQE3はまだ早かったのではないかと思います。まだもう少し引っ張って「やるやる詐欺」を続けていた方が良かったのではないか、と。これでヨーロッパの混乱が起きても、これ以上手だての打ちようがありません。日米欧金融緩和を打ち出してもこの程度か、と市場に足下を見られている感じ。

・・・とか私が言っても詮無きこと。やると決まったことはしょうがない。個人的にはその規模の大きさから、10月前半くらいまでは高くなるインパクトがあると思っていましたが、日本株は結局QE3決定前以下の水準まで下がってしまいました。

一応、8月戻り高値は超えたので第三上昇波動は形成されてはいるものの、これだけの緩和が決まったにもかかわらず何ともしょぼい。ちょっと売買代金が増えた程度で、それ以外の効果はあまり見られていません。

しかしこれだけの緩和策が打たれているのですから、世界中のリスク資産に資金が流入し、最終的には株高になってくると思います。最初の「期待」部分での株高には失敗しましたが(事前に織り込み過ぎたてらいあり)、実際のリアルマネーがジャブジャブになった後の「実需」が流れ込んでの株高は見込めます。

金曜のNYは各景気指標が予想を下回ったことを受けて軟調。ただ引けにかけて少し戻したこともあってシカゴ225は金曜終値付近となっています。為替が案外下げ止まっているので、月曜の日本株はそこまで売られないのではないかと思います。

スペインのストレステストの結果が出て、資本不足が5.9兆円と伝わったのも最初は嫌気されるかも知れませんが、株式市場が本質的に嫌うのは「被害額がはっきりせずに不透明感がつきまとう」ことですから、次第にイベント通過による安心感が出てきそうです。

9月最後の売買は中間期末の思惑も働いたものと思われ、1日はなんだかんだで反動高してくると思います。問題はその後で、買いが持続してくるかどうかはさしあたって短観次第という感じでしょうか。

とにかく株式市場の雰囲気は悪いままです。東洋経済の投資情報誌「オール投資」も56年間の歴史に幕を下ろし休刊するのだとか。ただ、今までの経験則上、株式の雑誌・番組の終了、証券会社の合併・統廃合があったら、歴史的な底値圏を示唆します。大体その後上がっていくことが多いです。

と言うわけで、目先はもう少し底練りがあるのかも知れませんが、大底は近いと見ています。投資家が報われる日はすぐそこまで来ていると見て良いでしょう。もう少しの辛抱です。

※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。