KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

北日本新聞で紹介されました!

今日は投資の日(10月4日で「とうし」)。それにちなんだわけでもないのですが、実はこの度、地元の北日本新聞社主催のカルチャースクールで「資産運用」の講師をすることになりました。北日本新聞は富山の地方紙で、世帯普及率が60%以上と富山では圧倒的な購読率を誇る新聞です。

そんなわけで、昨日の北日本新聞に生まれて初めて載りました。昔から読んでいた新聞に悪いことして載らずに良かった良かった(;^_^A

お陰様で現在北陸で唯一の株式投資助言業もぼちぼちと軌道に乗ってきましたが、最近特に感じるのは日本人の金融リテラシーの低さ。これだけ低金利なのに未だに貯金のみを一生懸命続け「老後が不安だ、不安だ」を繰り返す。全くナンセンスです。

というのも、日本にはお金のことについて考えるのを由としない風土があるからです。お金お金、というのは下卑ている、と。

しかしお金について考えるのは今晩の食事について考えることと同じくらいに大事なこと。何故ならどちらも生きていく上に欠かせないものですから。しかし食べ物について毎日3食どうしよう、と考えるのは一般的であり、グルメであることはむしろステータスですらあります。

ただ何でも過ぎるとよくありません。「食べ過ぎる」とそれは下卑た印象になります。実はお金もそれと同様で、過剰に欲しがるから下卑たイメージを与えるのです。ご飯は食べるとお腹いっぱいになるので一定量を超えて食べることはできませんが、お金は無尽蔵に手に入れようとすることができるので、結果印象が悪くなっているに過ぎません。

従って、お金のことについて考え、心配することは何ら後ろめたさを感じることではありません。アメリカでは高校の授業で「金融政策」という課目があります。対して日本にはありません。大学で経済学がありますが、志望者が少なく、一般的に偏差値が低い学部という扱いを受けています。

結果、お金のことについて誰にも相談することができません。最近はFPという職業がようやく市民権を得てきましたが、実際にFPに相談する人は富裕層程度に限られています。まだまだ一般的とは言えません。

それが今の日本の足かせになっています。昔は貯蓄が絶対正義で、国も国策として推奨していました。高度経済成長期には「国民貯蓄推奨運動」なるものまであり、とにかく貯蓄で国富を貯めることが国益に適うとされました。40年前郵貯の10年定期の利率はなんと12%!確かに貯蓄はノーリスクハイリターンな「投資先」でした。

しかし今は違います。利率は0.1%を下回り100万円預けても利息は雀の涙。そして預けたお金は国債の買い支えに利用されています。つまり貯金は大赤字の借金企業「株式会社日本」の社債を購入しているのと同じことです。

従って「投資から貯蓄へ」の今のデフレ政策は、国の都合の良いように利用されているだけと考えるべきでしょう。足下では消費増税、相続税増税という「国民→国への富の移転」が計画されています。1000兆円に迫る借金と、1400兆円の個人資産が並立しているこの国の政治家は、我々の大切な資産を「埋蔵金」とでも思っているのでしょうか。

老後には夫婦で約8000万円の資金が必要と言われています。しかしそれも今の物価水準が維持された場合の額で、今後インフレが起こった場合、その必要額は益々膨れあがります。当然、借金だらけの国に我々の老後の面倒を見る余力はなく、今後は年金や生活保護費の削減が、ドンドン進められるのが明白。国には頼っていられません。

ですから働けなくなる自分に代わって、豊富にまだ残されているお金を働かせる、という発想が求められます。

ところが、こういう話をすると必ず「お金が無いから」「難しそうだから」「時間が無いから」と言い訳されます。しかし必要になってからでは遅いのです。年をとってから勉強をするのは、間違いなく今よりも難しくなり、その時にはリスクを試せるお金も無くなってきます。その時になってからでは言い訳も無力です。

ですから、安心して老後を暮らすために最低限必要な「知識」を蓄えておくことが肝要です。その啓蒙活動の一環として、地元の社会貢献も兼ねて私が講師をやらせていただくことになりました。そうやって投資家を育てていこうと、僭越ながら使命感を持ってあたらせていただきます。

・・・とまあ、こういうものは大体こんな感じの「脅迫」で必要性を感じてもらうのがセオリーな手法ですが、書いていることに嘘偽りはありません。私自身真剣にそう考えているからこそ、色々やっているわけですね。そして、普段から当ブログを読んでくださっている方にとっては今更釈迦に説法な内容でした(;^_^A

で、最後に宣伝。高岡大和6Fにて11月から毎週金曜の午後7時〜8時半、仕事帰りのサラリーマンにも通いやすい時間帯に全6回を一コマとしてやっていきます。

当初は「資産運用入門」ということで、初心者向けにわかりやすく、私の得意とする株や投資信託、為替だけでなく税金・保険といったところ全般広く浅く解説。(逆に銘柄の紹介などはありません)。また講義の半分は新聞の経済面の読み方や行動経済学に至るまで、簡単にかみ砕いて経済センスを身につけてもらう講座にしていきます。

なお、来年からはもうワンランク上の講座を追加するつもりですが、それはまたその時にご案内致します。

受講料は全6回分で7000円(1回あたり1000円+入会金1000円)。10月19日(金)には事前の体験教室ということで、無料でプレセミナーをやりますので、顔だけでも見に来てやってください。お近くにお住まいの方はご近所お誘い合わせの上、お気軽にお越しください(^_^)/お待ちしております。