KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

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日経平均は本日反発。前日のNYは各企業の決算が弱かったことやFOMCで特に何も出なかったことで軟調。一方、facebook株は先日の決算を引き続き好感して20%近い大幅高となりました。

それを受けた日経平均は朝方から概ねプラス圏での推移。為替がまた円安に動き、ドル円が80円台を付けてくるとじわじわ買われ再度9000円回復。来週に控えた日銀金融政策決定会合に対する期待が、株式・為替両市場に作用しました。

14時過ぎに先物中心で買いが集まると、一気に上値を試す展開に。そのまま上げていき、最終的には100円高。ほぼ本日の高値圏での引けになり、終値ベースでは一ヶ月ぶりの高値水準。ただ売買高は16億株弱、売買代金は1兆円割れと、熱っぽさは感じられませんでした。


投資判断は「中立」に。昨日の切り返しにはまたビックリしましたが、さすがに日経平均7営業日連続高の後ということもあって反落。ただ本日は再度反発してくるなど、9000円が非常にお気に入りのようです。

TOPIXは昨日まで弱い動きが続きましたから「今週は弱い」と言ったことに間違いは無いかも知れません。ただ個人的にはやられた感がいっぱいですね。もっと弱いと思っていましたから。この不思議な強さを見せるのは来週からだと思っていました。

こうなってくると非常に判断は難しいですね。来週の日銀金融政策決定会合に対する期待が高まり過ぎてしまった感がありますが、とりあえず単純に売りという場面でも無い様子。であれば、一旦判断保留として「中立」に戻しておきます。

何にせよ、前々から書いているように日本株はまだまだ評価不足なのは確かです。ただ割安感だけを言うのであれば、9月の高値を付けて以後何ら変わりは無いのにここまで売り込まれました。

為替もむしろ9月高値を付けた頃からドル・ユーロ共に円安進展してきたのに、タイミングとして先週から突然強くなった。どうも説得力に富む説明が付けられません。

チャート的には引き続きTOPIXの7/4,8/20,9/19辺りの高値を結ぶ上値抵抗線が意識され、日経平均の方も案外9000円が越すに越せない大井川になっているのですが、この水準を明日抜けられるかどうか。執筆現段階ではヨーロッパが堅調で為替も一段円安が進展し、先物が9100円を突破。この強い流れは明日も続きそうな気配です。

個別銘柄のチャートを色々見ていると、75日線が次第に上向いてきている銘柄が増えつつあります。これが下値支えになると、出遅れ感のある銘柄もしっかりしてくることで、いよいよ全面高の展開になりそうです。

来週から国内も決算がいよいよ本格化してきますから、更に30日の日銀金融政策決定会合や週末の雇用統計も含めて重要に週になりそうです。そしてその次の週は6日にアメリカ大統領選挙、8日に中国共産党大会と続きますから、行き足のついた流れに平穏に乗っていられるのは、今週までと言えそうです。

ただアメリカの方も大統領選挙後の怖さがありますが、最近は既にチャートが崩れてしまったため、思ったほど暴力的な下げに見舞われるという怖さは消えてきました。事前にわかっている危機は危機にならないため、足下の折り込みに行っている動きから、案外これらのイベント後もしっかりした動きが継続できるかも知れません。

本日発表の投資主体別売買動向によると、先週は個人が現物・先物共に大幅な売り越し。一方、外国人は双方共に大幅な買い越しと姿勢が分かれました。確かに私も9000円超えは売りだろう、と思ったので、この投資行動は自然なものと思われます。

ということは、意外に強い相場を見て、ポジションが空になった個人投資家の買い、もしくは買い戻しが期待できるということでもあります。個人投資家の熱を知るバロメーターとして、当ブログのアクセス数がありますが、足下で伸びてきているため、再度市場に参加しようとする個人投資家のボルテージは高まってきている印象を私は感じています。


新興市場は「強気の買い」。本日は両指数共に堅調。日経JASDAQ平均、マザーズ共に直近高値を上回ってきており、東証1部・新興どちらも強いという状況を見て取れます。更に東証REIT指数も高く、正にリスクオンの状態。

直近IPOのトレンダーズ(6069)はさすがに反落となりましたが、バイオの次はタブレット端末などの出揃いから電子書籍関連が上がったり、循環物色が続いている格好です。

一方、出遅れ銘柄が見あたらなくなってきたので、為替が円安になってきたことも合わせて、新興市場銘柄はそろそろピークアウトが近いのかなと思います。決算シーズンではありますが、今回は決算を悪材料に売り込まれる銘柄が少ないことから、あまり警戒感が強まらないことも東証1部に資金を取られやすい要因だと思われます。


ポートフォリオ銘柄】
GCAサヴィアンG(2174)は続伸で3月以来の高値水準。東証1部指定替えが決まった後はTOPIX算入による実需買いがありますから上がるのは確実だったわけですが、その無条件の買いも明日までの予定。何とかもう一頑張り10万円まで行って貰いたいですが。

来週は30日に第三四半期決算が予定されていますが、HPの実績が全然増えないのでなかなか不安になってきます。もっとも全部が全部公表されるわけではなく、この前のダイキン(6367)も掲載されていませんから、過剰に心配する必要は無いのでしょうが。

以前顧客だったグリー(3632)がまた186億円の大型買収をしたので、FAになっていないか期待していますが。月曜は配当落ちもありますし、とりあえず明日一旦適当なところで外して、決算を見てから買い直しが一番安全なのでしょうね。


キャノンMJ(8060)は反落。昨日は好決算と自社株買いを受けて値上がり率上位に食い込みましたが、本日はさすがに反落となりました。ただ2年ぶりの高値を付けてきており需給は良いですから、昨日の短期筋のふるい落としが終われば再度反転してくるものと思われます。引き続き注目。


売りポートフォリオ日本電産(6594)は一時大幅反発。昨日発表した決算は悪かったものの、出尽くしの買いが出てきました。ただ、買い一巡後は売りに押され、長い上ヒゲの陰線に。

説明会では名物社長の口から強気一辺倒のHDDに対する弱気発言が出始めたので、今後逆に他の分野に力を入れて収益を伸ばしていくのかな、と思います。そうなってくると、この会社も買って良いのかも知れませんが、まだそういった動きが具現化していない現状は、やはり買い辛いと思います。


さて、今回は一銘柄買いポートフォリオに入れたい銘柄があります。それはソニー(6758)です。

電気製品業は既にNEC(6701)を入れているので悩みましたが、事業内容自体は随分異なっていますし、ソニーの決算も近いですから、そろそろこの銘柄を入れておきたいと思いました。文字数の関係上、ポイントだけをざっくり言うと、

・業績が悪いことは十分織り込み済み。それに対する出尽くし感。
・同社の損益に大きな影響を与えるユーロの円安継続。
・株価の出遅れ感。
オリンパス(7733)との資本業務提携、ソネットエンタテインメント(3789)子会社化からのエムスリー(2413)間接統治による医療分野への進出といった方向性の明確化。
・業績の大きな足を引っ張っている携帯電話事業の損益改善期待。

です。特に最後の携帯電話事業の改善が私も意外なのですが、足下で同社のスマホが欧州地域で価格の安さも手伝って売れているということ。エリクソンから不採算部門を押しつけられた格好になって業績悪化の大きな要因となってしまった同事業ですが、一社体勢になって意志決定の効率化が図られたことにより、案外上手くいっている様子。

この辺りが早期に黒字転換できれば、同社の業績はガラリと変化してくるものと思われます。医療分野についても世界全体でパイの大きな事業ですから、少なくとも最悪期は脱したという印象を受けています。

目標は1200円に。明日の寄り付きから買いポートフォリオ入れとします。


【注目銘柄】
ウエストHD(1407)は続落。こちらは前回も当欄で取り上げ、売り銘柄とした根拠を掲載しましたが、目標とした1000円にあと10円までのところまで接近。地合が良い中で弱い動きが続いています。

途中で提示した利食いラインに引っかかってしまいましたが、前回も「再度売り直しもアリ」としたので、大枠で当初予定通りにはいった感じ。またこういう銘柄をドンドン見付けていきたいと思います。


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※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。