KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

上値抵抗力が意識され、再び9000円割れ

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日経平均は金曜反落。前日のNYは個別企業の決算を受けて小幅高。それを受けた日経平均は前日終値を挟んで一進一退の展開。9000円の達成感や週末要因に上値を抑えられ、一段と買い向かう動きに乏しい状態でした。為替の円安が一服したことも手控え要因に。

アジア株の下落から昼休みに先物中心で値を下げると、後場は一段安。ここまで上昇が続いたこともあり、待ってましたの利益確定売りが出やすい地合でした。売買高は18億株弱、売買代金は1兆円超えと、商いはそれなりに膨らみました。


投資判断は「中立」。金曜のNYは7-9月期GDP速報値が年率2.0%と予想を上回ったことが好感される一方、Appleなどの予想を下回る企業決算が上値を抑え、小幅な値動きに終始する展開。それを受けたシカゴ225先物は8970円ということですが、ドル円は80円を割り込んでしまい小休止症状です。

来週はそれを受けて小幅高で始まるものの、上値を抑えられて弱含む展開を予想します。30日には日銀の金融政策決定会合が、また週末に雇用統計を控えて、来週は波乱を含んだ週になりそうです。

先週から続く上昇で、来週の日銀金融政策決定会合に対する期待が高まり過ぎてしまった感がありますが、最近は皆あまりにも「30日を通過したら出尽くし」と言うので、一旦軽く調整を入れるのは避けられないとしても、間もなくすぐ切り返してくるのではないかと思われます。

チャート的には引き続きTOPIXの7/4,8/20,9/19辺りの高値を結ぶ上値抵抗線が意識され、日経平均の方も9000円が引っかかっている格好。ちなみに金曜は23日の高値をわずかに1銭上回りましたが、その後力尽きて売られてしまいました。来週は前半でここを明確に越えられるかどうかが焦点になってくると思います。


新興市場は「強気の買い」。金曜は高安マチマチ。マザーズ・JASDAQ共に直近高値を一時上回ってきましたが、マザーズの方は買いが続かず。バイオ、IPO、電子書籍と次々物色が一巡し、主力のサイバーエージェント(4751)が下支えしたものの、買い疲れ感が否めない状態。

やはり決算などを受けた東証1部に資金を奪われやすいこと、出遅れ株が見あたらなくなってきたことで、新興市場のピークアウト懸念が高まっている段階と思われます。


ポートフォリオ銘柄】
売りポートフォリオファーストリテイリング(9983)は反落。今週は地合の良さもあって踏み挙げの動きが続きましたが、その地合が暗転したことでようやく反落。戻りはせいぜい17500円までと思っていましたが、思いの外伸びました。

ただこれでチャート的には11日に開けた窓を埋め、上値の達成感が出てきました。一目均衡表の雲上限にまで達しましたし、18000円は8月以降横ばいが続いた価格帯出来高の多いゾーン。ここから上値を追うには更に別の好材料を必要としそうです。


金曜よりポートフォリオ入れしたソニー(6758)は続落。地合の悪さから売られましたが、下値の25日線・75日線に何とか支えられている格好。一目均衡表では遅行線が雲下限に引っかかっている感じになっていることから、その間に反撃のきっかけを掴みたいところ。

決算は1日ですが、期中ユーロ円は平均して100円を割り込んでいましたし(98.5円。なお、同社はドル円に関しては感応度0)、業績が悪いのは織り込み済み。むしろ個人的には携帯事業の改善から、予想外に良い決算が出ると思います。また足下ではユーロ円安に推移していますし、どちらに転んだとしても株価は上がっていくと見ています。


【注目銘柄】
ワコム(6727)は大幅高で値上がり率上位。こちらは23日から有料メルマガにて買いで取り上げ。昨日の決算での好材料発表により19万円の壁をぶち破ること期待していましたが、見事に高成長を示した中期経営計画を発表。それを受けて金曜は一気に年初来高値まで更新し、地合悪の中で12%近い大幅逆行高となりました。

目標はまだまだ上なので、とりあえず取り上げ根拠の一部を示します。

「ペン入力のタブレットで世界首位。今期はサムスン製のタブレットGalaxy Noteに電子ペンシステムが採用され、コンポーネント事業が好調に推移。またユーロの為替前提を現在のレートに近いところに再設定したことで、中間・通期共に上方修正を発表。25日の決算を前に、本日は買われる展開となった。ただ引けにかけては押し戻される展開に。

足下で更に円安が進んでいること、またタッチペン対応のWindows8の発売も26日に控えており、関連株としての注目度も期待できる。

テクニカル的には6月以降戻りの限界となった19万円を本日一時上抜いてきたことから、ここの突破に注目したい。6月以降3度跳ね返されているラインであるが、4度目の正直で抜き去ることができれば、かなり強い上昇相場に発展できそう。各移動平均線は既に上抜けており、上値の邪魔は無い感じ。勢いで5月高値201400円の突破も十分可能では。

MACDは微妙に暗転しているものの、株価が上放れればいつでも好転できるポジションに。パラボリックは好転で、一目均衡表も三役好転の格好。ストキャスは高値暗転となっており、ボリンジャーバンドは+2σに上値を抑えられてはいるが、一方で-2σも切り上がっており、流れは悪くない。

需給面では6月以降の上値抵抗線19万円と、6,7,9月の安値を結んで形成される下値支持線によって作られる三角持ち合いを上放れれば、煮詰まり感から一気に解放される形で好転可能。中期的にも8/27の陰線で売り一巡感が出ているが、短期的には本日の寄り付きの出来高が気になるところであるから、ここを明日再度上回れれば、上値が開けそう。

信用買い残は差し引き2600株で7月以来の低水準に。日々の出来高でも十分こなせるレベル。年初来高値も5/2に記録しており、絶対期日の通過も近い。

予想PERは18.1倍で、東証電機機器の平均40.5倍との比較では割安。PBRは4.0倍で、同0.8倍との比較では割高。予想ROEは23.1%で同1.9%との比較では高い。配当利回りは1.9%」


金曜はタッチパネルに重点を置いたWindows8の発売というイベント、更にサムスン電子が過去最高益の好決算を出したことも上値追いの材料になりました。それに上述のような同社固有のチャート要因が寄与したことも大きいでしょう。

国内ではタブレット端末にペンを利用している人をあまり見かけないのでなかなか実感が湧きませんが、同社の売上比率は海外が高く、海外ではタブレットとペンが一般的。日本人は手先が器用で指が繊細だから無くても良いのかも知れませんが、外人さんはそうはいかないようです。

Windows8はぶっちゃけ売れるとは思いませんが、PCの流れがタッチパネルに向かっていくことは避けられないでしょう。少なくとも同社にとって事業環境はドンドン良くなってきており、たかがペンと言って侮れません。

中期経営計画で過去最高益更新が見込めるのなら、株価だって上場来高値を更新してもおかしくは無い。当然目標株価は全然上なので、また目先の目標を達成できた折には再度全文掲載致します。


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※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。