KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

解散総選挙を受けて反発!

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日経平均は続伸。前日のNYはオバマ大統領が改めて富裕層に対する増税を表明し、財政の崖懸念が強まったことで大幅安。それを受けた日本株でしたが、昨日引け後に国会で野田総理が16日の解散に言及したことで、為替や先物が大きくプラスに反応。共産党大会が終了した中国なども大きく下げる中で逆行高となりました。

後場には一層円安が進展したことで上げ幅を拡大。引けでは8800円台を回復できました。売買高は22億株、売買代金は1.2兆円と久しぶりに盛り上がりました。


投資判断は「やや売り」。昨日の突然の解散宣言にはビックリしましたね。個人的には野田さんの男気みたいなものを感じて、最後の最後に良い格好が出来たと思います。それに対して造反する民主党議員に対しては「国よりも我が身第一か。空気の読めんやっちゃやなー」と思いますが、皆様はどうお考えでしょうか?是非とも0増5減くらいは実施してもらいたいです。

まあ政治の話はブログ上では控えまして、客観的には明らかに株式・為替市場を始めとする投資の世界は歓迎で応えました。閉塞感打破に向けた期待感が色濃く、ここまでの下落ムードを一掃する急反発の展開に。外部環境が悪化し続ける中で、珍しく日本の主体性を持った相場に。

ただ個人的にはこれは長続きしないと思います。本日の上昇は突然の解散発表に売り方が一旦買い戻しに迫られた結果「小熱狂」が出来ただけ。慣れてきたら再度売られる流れになりそうです。

特に為替相場は次期首相と見られる安倍さんの「日銀と政策協調し、大胆な金融緩和を行う」「無制限な金融緩和で、ゼロかマイナス金利にするぐらいに」とした発言を受けて急伸。引け後もドルに買い戻しの動きが続き、ドル円は直近高値をクリアしてきました。

個人的な感想としては、私のポジショントークとしては株を論ずる身ですから大歓迎の発言です。ただ、政治の無策を棚上げて「日銀がダメだから今こんな景気が悪くなっているんだ」的な論を暗に展開しており、ちょっと汚いなーとも。何でもかんでも白川さんをスケープゴートにしているのはおかしいでしょう。金融政策だけで何とかなるものではありません。

それはともかく、外部環境が悪すぎです。前々から「チャートが崩れた」「上がる雰囲気が全くありません」と指摘しているNYは急落。中国も全人代が終わって案の定下落。内憂外患の内憂部分は少し改善しましたが、外患の患いは悪化の一途を辿っています。まあ明けない夜は無いですが、売りが枯れるまではもう少しだけ時間を必要としそうです。

その代わり、個別では明らかに流れが変わる銘柄が出てくるでしょう。内情的には民主党政権が終わって自民党政権が予想されることから、特に国土強靱化関連の銘柄に買いが入りそうです。つまり本日も建設株がしっかりしていましたが、その流れが続くものと思います。

一応ヘッジファンドの45日ルールで騒ぐのも終了しましたから、需給要因は多少なりとも改善してくる感じです。それでも本質的にはやはり来週いっぱいくらいまでは「売りで取る相場」・・・と言うよりは「買えない相場」という表現の方が適切だと思います。もっと決定的に売りが出尽くした感じでないと、今の海外情勢の不安定さに太刀打ちできないでしょう。

テクニカル的には日経平均の方は一応「三空」の状態になっていたところで、二つの窓を一気に埋める動きになりました。なので、元々戻りやすかったところに戻ったという感じです。TOPIXの方は下値支持線を割り込んでいましたが、本日の反発で何とか回復できたところ。現値水準を維持できるかどうかが目先のポイントです。


新興市場は「強気の買い」。本日は両指数共に堅調。本日はマザーズにキャリアリンク(6070)がIPOで登場し、買い殺到で初日値付かずの大盛況。先日のありがとうサービス(3177)に続き、とりあえずIPO当選者にはウハウハな状態となっています。

特にありがとうサービスの方は、公開価格が仮条件の下限で決まった不人気株にもかかわらず、セカンダリで大ブレイク。本日は反落となりましたが、今の新興市場の雰囲気の良さを如実に表しています。

一方、サイバーエージェント(4751)や楽天(4755)、デジタルガレージ(4819)といった主力株の方はさっぱり。東証1部と同じような症状で、大型株よりも中小型株のパフォーマンスが良く、差が歴然としている形です。


ポートフォリオ銘柄】
みずほFG(8411)は反発。前日に出た決算のアク抜け感もありますが、解散総選挙により自民党が政権を獲った暁には、日銀法改正などの措置から今以上の金融緩和が期待されています。それによって買われるであろう金融株や不動産株などを中心とした買いが本日は色濃く出ました。

個人的には上述のように、相場はまだ反転したとは言えないけれども、個別では本日が変化点となった銘柄が多いと見ています。そのうちの一つが金融株。同社はチャート的には昨年11月、今年6月の安値を結んだ下値抵抗線での反発の動きとなりそうで、日柄のサイクル的にもばっちりのタイミングと言えそうです。ここからの動きに期待しましょう。


ソニー(6758)は大幅反落。昨日海外でイメージセンサー投資やオリンパス(7733)株取得などを資金使途としたCB1500億円を発行すると発表。希薄化懸念や先行きの需給懸念が強まる状況になり、この反発相場の中で独歩安となりました。転換価格が957円と比較的近いのも重石に。

資金繰りに関してはそこまで苦しい感じでも無いですし、ましてこの株価水準ですから、銀行からの借入で何とか対応すると思っていたのですが。あのシャープ(6753)にすら銀行は出してくれますし、先日日銀により無制限の低利の新型貸出制度が発表されたばかり。なのに何故わざわざCBで対応しなければならないのか。個人的には理解に苦しみます。

結局、チャート的には三角持ち合い下放れの効果が如何なく発揮された急落に。何とか地合とユーロ円安が下支えすることで一段安は免れましたが、とんだ災厄でした。これではパナソニック(6752)よりタチが悪い。何か裏切られた感じです。早く業績を立て直し、株価を向上させることで責任を取って貰うしかありません。


昨日より買いポートフォリオ入れとなったNECネッツエスアイ(1973)は続伸。個人的にはもう少し下げると思っていましたが、結果的に上手い入り方になりました。

ただ本日は外需銘柄中心に買い戻しが進む中で、上ヒゲを引いた形に。チャート的には5日線を何とか上回ってストキャスも好転してきましたから、短期リバウンド局面ではあると思います。一歩ずつ着実に高値を取りに行ってもらいたいところ。


【注目銘柄】
フルキャストHD(4848)は続伸。こちらは決算を受けて今週から有料メルマガにて買いで取り上げ。まごまごした動きが続きましたが、本日は一時そこそこ値幅を出して上げてきました。チャート的にも月曜にスイッチが入った感じになっているので、ここからの更なる上昇を期待できます。目標株価はまだまだ上。また達成の折には取り上げ根拠を記します。


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※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。