KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

9400円回復も、安倍トレードは一服気味

今週のお題「今年中にやっておきたいこと」
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日経平均は反発。前日のNYは、共和党の下院議長が財政の崖問題に対して歩み寄りの姿勢を見せたことを受けて急反発。それを受けた日経平均も朝方から買いが先行。今週弱かった反動と、為替の円安反転を受けて全般的に買われる展開。ただし値幅は限定的でした。

後場には懸念の上海総合指数がしっかりしてきたことで、安心感が広がり一段高(ただし、上海総合指数は引けにかけて売り直されて下げました)。再度9400円を何とか回復するに至りました。ただ売買高は18億株台、売買代金は1兆円割れと、ややトーンダウン。夜の野田首相と安倍氏の討論会を前に、特に為替市場で様子見ムードが拡がりました。


投資判断は「やや売り」。日経平均はなかなか調整しませんが、一方で上値を追うような感じもなく。昨日高値は一瞬抜けましたが、昨日の下げ分を埋める程でもありませんでした。TOPIXでも同様の値動き。

個別では先日はサクラダ(5917)の破綻がありましたが、本日は中山製鋼所(5408)の私的整理が報じられ、同社は売り先行で始まったものの、後場急伸し値上がり率1位に。

私的整理といえば事業再生ADR上場廃止となったJALが思い浮かびますが、その他の銘柄は大体上場維持のケースが多く、足下ではアイフル(8515)の値動きを連想すると、その強さが伺い知れます。同社に関しても上場は維持されるということで、再生期待を高める動きが優勢になりました。

一方で、引け後にはフォスター電機(6794)やTOKAIHD(3167)など、ファイナンスを発表する銘柄がまた目立っています。そんなに各社「今がファイナンスのチャンスだ!」と思っているのでしょうか?年末にかけてこういう動きが出てくると、後々響いてくるような気がしますから注意が必要です。

本日はその他仕手系材料株が乱舞しており、ちょっと15日以降の「安倍トレード」とは一線を画す流れになっています。とにかく「売られていた銘柄」の買い戻しが強く、出遅れ銘柄に対する物色意欲が旺盛。信用の評価損率が10%を割り込んできた、というのもその動きを裏付けます。

個人的にはこれは大変良い兆候だと思います。材料の無い、ネタ切れの時も何らか値動きの良い銘柄を見付けて投資しようという個人投資家の物色意欲の旺盛さが、この先の株高を期待させてくれます。

一方で本日発表の投資主体別売買動向によると、先週は外国人の大幅買い越しに対して個人は大幅売り越し。対して新興市場での個人の買い越しが続き、個人投資家の資金の一部が新興市場にシフトしていたのが読みとれます。これが今週東証1部に回帰しているのかもしれません。足下の相場の主役は間違いなく個人投資家であると思われます。


新興市場は「強気の買い」。本日は高安マチマチ。マザーズ指数は後場には利益確定売りが出てじり安の展開。結局引けではマイナスとなりました。一方の日経JASDAQ平均は逆にじり高歩調の高値引け。明暗分かれる結果となりました。

本日はここまで連日安値を更新していた楽天(4755)が、出遅れ感から大きく買い戻されたことも主因に。その他デジタルガレージ(4819)や案外日本マクドナルドHD(2702)もこのところしっかりしていることから、主力株の買い戻しがJASDAQの場合は大きかった模様。

JASDAQの方はとりあえずこのまま年初来高値水準を目指してくれる流れになりそうです。それに引っ張られる形でマザーズの方もなんだかんだで強くなる動きを想定。400ポイントはひとまず回復してくるでしょう。


ポートフォリオ銘柄】
GCAサヴィアンG(2174)は反発。昨日は上方修正を受けて朝方買われたものの、同社固有の「高寄り天井」癖が出てマイナス引けに。最近は治ったと思っていましたが、悪癖はなかなか抜けないものです。早く貸借銘柄に選定されないものでしょうか。

ただ何とか下値は10万円と25日線が下支えしたことで本日は切り返しの動き。地合がひとまず好転したのも追い風でした。一方、相方の日本M&Aセンター(2127)は足下高値更新で強い動き。雰囲気は共に良いので、何とか年末に向けて大相場への発展に期待です。


売り銘柄のファーストリテイリング(9983)は続伸。途中まではマイナスで推移していたものの、引けにかけては売り方の買い戻しが出てプラス転換。これで10日続伸となり、同社の記録だとのこと。うーん、強いですね。

足下では来週3日発表予定の月次動向に対して期待が高まっています。非常に微妙なところではありますが、進退は月次を見てから決めたいと思います。


【注目銘柄】
ドワンゴ(3715)は大幅高で値上がり率上位。こちらは昨晩配信の有料メルマガにて買いで取り上げ。ニコニコ生放送での野田首相と安倍氏の公開討論会決定で買われると見ました。

しかしいきなり大きく買われ「過ぎた」ので、前場で198000円での売却提示。その後20万円突破の場面がありましたが、1時間で7%の幅はとることができました。

一応取り上げ根拠を以下に記します。

「携帯向け音楽配信動画共有サイトニコニコ動画」を中心に、SNSゲームなどネットサービス全般を取り扱う。今期は増収増益の見込み。中間決算時点では主力のモバイル事業が大幅減益、ライブ事業が費用過大で赤字なことが足を引っ張っている。改正著作権法は同事業にとってはプラスだが、そもそも音楽業界の不振、また各レコード会社も自社配信を目論む中で、これらを取り巻く環境は総じて厳しい。

一方、ニコニコ動画のポータル事業は課金ユーザーが着実に伸びて、次の収益の柱に育ちつつある。「ニコニコ静画」での電子書籍配信など新しいサービスにも期待。また、ニコニコ動画は政治家の新しい中立な主張の場として、市民権を得つつある。ブランド力が向上すれば、自然とスポンサーなども付いてくることで、今後様々な形での展開及び広告収入も期待できよう。

テクニカル的には決算を受けて大幅高したことで各移動平均線を突破し、上値が軽い状態。16日以降はもみ合いが続いているが、じわじわと下値を切り上げており、きっかけ次第で爆発力がありそうな流れ。

MACDパラボリックは好転し、一目均衡表も三役好転の形。ストキャスは少しずつ割安感が出てきており、ボリンジャーバンドは+2σが拡大傾向で、上値余地が拡がっている。週足でも同じような流れに。

需給面では11/15〜11/20までの間に出来高が大きく膨らんだが、その水準を上回っていることで上値にはしこりが感じられない。信用残高は差し引き1000株の売り越しで、07年10月以来約5年ぶりの好需給に。

予想PERは16.2倍で、同業のフェイス(4295)の20.3倍との比較では割安。PBRは2.0倍で同0.5倍との比較では割高。ただしネット関連業種のため、PBRが1倍を超えることはザラ。予想ROEは12.6%で同2.7%との比較では高い。配当利回りは1.1%で同1.1%の比較では同水準。市場平均からは低い」

そして本日の夜に公開討論が行われるということなので、20万円という目標達成感と合わせて出尽くし感が出そうな感じです。何にせよこれだけの幅が取れれば十分でしょう。


日成ビルド工業(1916)も大幅高。こちらは前回も当欄で取り上げ「まだ上値追いの動きは続きそう」としましたが、無事11/6に開けた窓(176円〜179円)を埋めてきました。

ただ個人的にはコレで終わりとは思っていません。株価的にはまだまだ評価不足で、足下流行りつつある低位建設株に対する短期資金の流入などがあれば、200円クリアは簡単だと思っています。中国に対する駐車場事業進出もあり、国内外共に需要が旺盛。まだまだ強気で。


瑞光(6279)は続伸。こちらは27日の有料メルマガにて「最近1部昇格の多い2部銘柄」として、意外にまだ1部指定が無い同社の名前を挙げました。以後連騰が続いていますが、マニアックな銘柄であることからも出遅れ感の強い感じ。出遅れという意味では大証銘柄が狙い目だと思いますが、これからの動きが楽しみです。


その他有料メルマガの成績は下記のURLから確認の上、お申込ください。
http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/performance.html

そして次回は11月の成績発表です。11月は恐らく残念ながら地合の良さほど上手く乗れなかった月になったような感触です。反省を含めて次回の成績発表で清算します。とりあえず結果をお楽しみに!


※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。