KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

為替が円安に向いて再度1万円回復!

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日経平均は反発。前日のNYは財政の崖に対する懸念を受けて、半日取引の中で軟調

それを受けた日本株でしたが、為替がドル円で84円後半にまで円安が進んだことを受けて朝方から買いが先行。安倍総裁による「日銀が来年1月の決定会合でインフレターゲットの設定を見送れば日銀法改正」という姿勢を改めて受けて、為替相場が反応した格好に。ドル円は震災直後に売られた戻り高値以来の水準まで回復しました。

ただ寄り付きからいきなり10100円を回復した後は続かず。上海総合指数が2200ポイントを回復し、外部の不安要因が一つ消えたものの、それを材料に買い上がる雰囲気もありませんでした。引けにかけて次第に利益確定売りに押される展開に。大引け間際には売り方の買い戻しが入ったと見られ急速に値を戻しましたが、10100円を回復するまでには能わず。

クリスマスモードで外国人投資家が不参加の中で、売買高は22億株台、売買代金は1.1兆円。健闘したとは言えますが、先週までの勢いはありませんでした。


投資判断は「やや買い」。とりあえず今晩のNYはクリスマスで休場で、ヨーロッパもお休みのところがほとんど。明日は穏やかな入り方になり、基本的には大納会まで大きく上下しない感じで年越しとなるのではないかと見ています。

為替に関しては外国人投資家の参加者が少ない中で、円安に振れやすい環境にあったと言えるでしょう。ドル円で85円を伺う水準になっています。

ただ安部氏の発言が過激さを増せば増すほど、その後の反動に怖さが出てきます。事実、既に選挙公約のいくつかが玉虫色化してきており、例えばTPPに関しても交渉参加の流れになってきています(ちなみに個人的には交渉参加すべきと思っているので、これは良い方向の玉虫色なのですが)。

他にも尖閣に対する公務員常駐も先送りの気配(ちなみにこれも個人的には良い方向)。基本的に政治というものは中道になりがちなものですし、今のところは株式市場にとって「良い方向」の玉虫色ですが、今後は逆方向の玉虫色論も出てくる可能性が十分あります。

個人的にはこれだけ支持を集めた今やらなければ、今後これ以上はっきりとしたものを示せなくなると思うのですが。実際に政権を担当する前に逃げ腰なのはちょっと先行きが不安です。その逃げ腰が支持率急落に繋がらなければ良いのですが・・・。

株式市場は半年先くらいを取りに行くものですから、幸福感が満ちている今のうちに行けるところまで行ってもらいたいと思います。ほころびが見えてくると、途端に売りに転じる恐れがあります。もっとも、まだその時では無いでしょう。もう少し値を上げて「熟れ頃」にしないと、売り方にとっても妙味がありませんから。

チャート的には金曜に包み陰線を示現して、更に本日は「陰の陰はらみ」の形に。相場の変化点を示しており、5日線に乗っているうちは問題無いですが、割り込んでしまうと先週水曜からの大きな出来高がしこりになるので厳しい形になります。突破にはまた出来高の盛り上がりが必要になってきます。

いずれにしても、大納会までの相場は大型株よりも個人投資家主体の小型株の相場といえそうで、出遅れ感が強く指数にほとんど関係の無い銘柄を選別していくタイミングと言えそうです。あと3日間はとりあえずその戦略に徹するべきでしょう。


新興市場は「強気の買い」。本日は両指数共に堅調。両指数共に東証1部の動きとは対象的で、場中に買い上げられていく流れになりました。マザーズでは地盤ネット(6072)やUMNファーマ(4585)、ユーグレナ(2931)など直近IPO銘柄がストップ高を交えて大幅高。

JASDAQ市場も金融緩和期待から小型不動産株の乱舞が目立っており、いちごGHD(2337)やレーサム(8890)、コスモスイニシア(8844)、サムティ(3244)などが大幅高。やはり今は円安メリット銘柄よりも、こういった小型株の方が狙いやすい地合だと思われます。


ポートフォリオ銘柄】
ソフトクリエイトHD(3371)は続伸。非常に地味ながらじわりと値を上げ、終値ベースで年初来高値更新。震災前の2/16以来の高値水準になっています。

懸念していた信用買い残も本日の日証金ベースでは2900株減少。需給は問題無い状態と言えそうです。ストキャスも高値で再好転したことから、ここから掉尾の一振による上昇に期待です。


本日寄り付きより売りポートフォリオとなったファーストリテイリング(9983)は反発。地合の流れに乗って、またじわりと売り方にとって嫌な流れに。万一このまま高値21330円を上抜いてくるようなら上値の節が見えなくなるので早期損切りとしますが、基本的には大型株を買うような地合では無いと思います。


【注目銘柄】
マーベラスAQL(7844)は続伸。こちらは17日配信の有料メルマガでとりあえず名前だけ挙げておいた銘柄です。その後一旦弱含む形になりましたが、本日は続伸で一時直近高値を更新。終値ベースでも11/9以来の高値水準となっています。

アニメやゲームなどのコンテンツ企画・制作会社ですが、マーベラスとAQインタラクティブが合併後に業容が大きくなって、結果今期も大幅な増収増益の見込みです。配当も期末に一括1000円で利回り3.7%となかなかの高水準。

何より東証1部に指定されたことで、27日引けにTOPIX算入の買い需要が発生する見込みです。正直、同社は既に信用買い残が24000株と日々の出来高に比べて大きく、それをアテにした短期買いはあまりオススメできませんが、それでもその信用買い残をはけるのに一役かってくれそうなイベントではあります。

一方、四季報プロやら最近色々な雑誌で載っている理論株価を見ると、現値の10倍以上にあたる29万円という数字も。ただこれは合併による負ののれんで出た特別利益のため異常値が発生しているからで、実際のところは今期予想から導き出して8万〜9万が関の山でしょう。

しかしそれを差し引いても十分割安と言えます。今株価は高値圏でもみ合いを見せていますが、唯一の懸念が上述の信用買い残の大きさ。逆にこれが整理されるのであれば、28000円の年初来高値突破はほぼ確実と思われます。

そしてそこを抜ければ合併後の高値となることで、上値は随分軽くなってくる公算です。そうなれば、実際に理論株価に向かう動きも肯定されてきそうです。

と言うわけで、この銘柄を明日の寄り付きから買いポートフォリオに。目標株価はさしあたって3万円とします。最近ブログのポートフォリオ銘柄が少なくなってきたので、本来月末にあまり銘柄を入れるのは指数の計算上好ましく無いのですが、緊急措置的に入れてみます。(また大きく変動した際は調整係数を乗じて調整します。)


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※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。