KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

8月の成績発表

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今日は8月の成績発表です。前回の発表から日が浅いですが、決まり事ですので一ヶ月ごとにきちんとやっていきましょう。

8月は材料難の薄商いの中、ダラダラと下げていく相場になりました。そんな中、私のポートフォリオはどうなったでしょうか。早速検証してみましょう。


買い銘柄

みずほFG(8411)
217円→200円(20営業日保有 下落率7.8%)

今月は地合に合わせてダラダラと下げていきました。薄商いの中で大きな買い残が重石に。チャート的にも75日線などを下回ってしまったため、上値を超えるにも今の地合では難しいでしょう。まだ200日線までの調整を終えていませんから、基本はもう少し(現値水準で190円辺り)下を見る必要があるかと思います。特に目先材料も無さそうなので、今は辛抱の時。


三井海洋開発(6269)
2999円→2798円(20営業日保有 下落率6.7%)

チャート的に下値支持線を割り込んでしまうと、そのまま低位安定に。今月は決算で上方修正を出しても「新潟県沖など、メタン大量埋蔵」と伝わってもほとんど反応しませんでした。ちょっと不感症な感じに。こちらもしばらく「期待」→「現実」に流れが変わるところまで日柄調整を入れないと、なかなかトレンド転換は難しい様子。

ただ、足元でシリア情勢の緊迫化から原油価格が上がってきています。それに連れてアベノミクス相場に乗り遅れていた資源関連株がようやく目覚め始めており、同社にも間接的な恩恵が回り回ってきそうな気配。6月以降の下値支持線2800円を死守できるかに注目でしょう。


船井電機(6839)
1010円→986円(20営業日保有 下落率2.4%)

今月は為替が全般的に円高方向に振れた割には意外に底堅い動きが続き1000円前後でウロウロ。個人的にはよく踏ん張っているな、という印象を受けています。

同社は他の銘柄に先駆けて高値を形成してしまった銘柄で、年初来高値は2月。そこから信用期日とされる半年を既に経過していることから、一般的に言われるような売り一巡感は出てきた印象です。ただ今回は東証と大証の合併を7月に挟みましたから、そのまま当てはまるかどうかは正直わかりません。まあ元々、この辺りのお話は実需レベルではほとんど関係なさそうですが。

ただ業績に話を戻すと、足元でアメリカの復調息切れ感が出ていることや、次のターゲットにしている新興国から資金の引き上げが起こっていることは同社にとってマイナスと言えそうです。

チャート的には三角持ち合いの形が続いており、現在下値支持線で踏みとどまっている形。為替がやがて円安反転してくる地合に戻れば、上放れも期待できそうですが。


京セラ(6971)
10160円→9470円(6営業日保有 下落率6.8%)

先月末から更新が滞っていた関係もあって、今月の第二週に損切り。ただ結果的にその後持ち直しを見せて、まさかの株式分割。足元で1万円回復してきました。早まりました。残念。


日新電機(6641)
630円→630円(6営業日保有 下落率6.3%)

こちらも京セラ同様に第二週に損切り。こちらは引き続き下落が続いているので、まだ良いところで切れたとは思います。どの辺りで底を打ってくるかに注目。


ニトリHD(9843)
8500円→8790円(20営業日保有 上昇率3.4%)

情けないことに今月唯一の上昇銘柄。円高メリットと猛暑関連ということで猛プッシュしましたが、ようやく上値追いに向かい始めています。チャート的にはきれいに一目均衡表の雲に下支えられている格好で、ここを割らない限りは大丈夫でしょう。ただここから為替が円安に向いてくるであろうこと、また夏も終わってしまうので、逆に言えば割ってきた時は売り時でしょうね。


ソフトクリエイトHD(3371)
8/20より 689円→689円(8営業日保有 変わらず)

権利取りの動きを期待してのエントリー。特に来年からNISA(少額投資非課税制度)が絡んでくるので、ちょっと期待できるかも知れません。

ご存じのようにNISAはその特性上、長期間じっくり株価が上がりかつ配当利回りが高い銘柄が一番メリットの大きい銘柄となります。配当も非課税ですから。であれば、同社のような地味だけれど、着実に上がっていく銘柄が一番適していると言えます。更に長期保有投資家にメリットのある株主優待制度も設けています。

IT企業だけれど積み上げ型のビジネスモデルで無借金。この辺りの認識が強まれば、来年からの値上がりが見込まれる→であれば先回りして買っておく、という流れで、これらNISAメリット銘柄の一段高を期待できると思いますが。


日精樹脂工業(6293)
8/22より 637円→572円(6営業日保有 下落率10.2%)

決算後の売られ過ぎを見越してエントリー・・・としましたが、更に一段と売られていく最悪の流れに。結局今月一番悪いパフォーマンスの銘柄をわざわざ拾ってしまいました。これは痛いですね。安値608円を割り込んだところで損切るべきでした。

ただテクニカル的にはこれで現在上に窓が二つ開いている形(714円~762円、600円~610円)なので、もう一段窓を開けて下落するようなら売り一巡感も出てきそう。もう少し苦しい場面が続くかも知れませんが、戻り待ちの売りで対応したいところです。


以上の結果から、1営業日当たりの騰落率を計算すると
-0.59(%/営業日)という結果が出ました。

計算式は各銘柄の保有営業日日数√騰落率を合計し、出された数字を銘柄数の合計で割り、平均値を算出します。つまり全ての銘柄に同額投資したとして、一営業日当たりの平均上昇率を導き出し、そこから一営業日当たりのポートフォリオの平均上昇率を出すわけです。


ちなみにその間
日経平均 8/2終値 14466円→13388円(20営業日 下落率7.2%) -0.39(%/営業日) 
TOPIX  8/2終値 1196  →1106 (20営業日 下落率7.5%) -0.39(%/営業日)

今月もベンチマークに敗北。今月は保有期間が短くて下落の大きい銘柄が目立ったため、大きくやられました。ブログさぼりが今月も尾を引いています。


そしてKA指数の発表です。KA指数とは、ブログで初めて銘柄を紹介した2005年8月23日の寄り付き前を100として、今は何ポイントになったかということです。

KA指数510.0ポイント
昨年5月以来の大幅な下落に。とほほ。また来月から出直します。


さて、9月の相場展望ですが、とりあえず第一週は引き続き「やや売り」を堅持しておきます。何と言っても薄商いが厄介で、まず明日の月曜はアメリカが祝日でお休みのため、一段と閑散相場が見込まれます。

また8月は夏休みで国内外のイベントが薄かった分、9月はイベントラッシュと言える月になります。めぼしいところを時系列的に整理してみると以下の通り。

5日(木) 日銀金融政策決定会合(今回は特に何も無し?)
6日(金) アメリカ雇用統計、G20(G20前にシリア攻撃があるか?)
7日(土) 20年夏期オリンピック開催地決定(建設株や不動産株、観光株など個別に影響)
9日(月) 国内4-6月期GDP2次速報値(消費増税に影響)
10日(火)アメリカでAppleが新製品発表(新型iPhoneで通信株や電子部品株など個別に影響)
13日(金)メジャーSQ
18日(水)アメリカFOMC(量的緩和縮小なるか)
22日(日)ドイツ総選挙

細かいことを言えば、今週はアメリカでISM製造業景況指数など月初の経済指標が色々出てきますが、金曜の雇用統計まで特に大きく流れを変えるようなイベントは無さそうです。そんなわけで、今週は引き続き閑散相場が見込まれます。シリア問題に関しては前回も書いたように一過性の要因に過ぎないと見ていますから、あまり気にする必要はなさそうです。

来週からはその雇用統計を受けて日米の株価の方向性が決まりそうですし、個別ではオリンピックの結果を受けて上下しそうです。雇用統計は今回は予想を上回る内容が出ればプラスだと思います。正直もう量的緩和縮小は株価に織り込まれてきているので、足元のアメリカの景気ピークアウト感が続くことの方が心配です。相場は既に金融相場から業績相場に移っていると見ます。

東京にオリンピックが決まれば消費増税にもプラス要因と言われており、全般的にはプラス要因になると言えるでしょう。ただ蓋を開けてみるまではこればかり何とも言いようがないですね。よく事前に有力だと言われるほど落選したりしていますから。

それ以降の話はまだ日が遠いので日が近づいてきたら考えますけれど、来週末のメジャーSQに向けて株価は薄商いの中、先物に振り回される展開になりそうです。今週から地ならしの動きが出てきそうで、なかなか鬱陶しいものです。

今月一番の焦点は後半にあり、まずFOMCで量的緩和縮小が決まれば、一度大きく下げることになると現段階では見ています。ただ今までの傾向から言っても、量的緩和縮小が決まれば出尽くしからその後一ヶ月くらいは上昇相場になるので、戻りを試す流れになりそうです。むしろ縮小が決まらないと、また来月以降ヤキモキする展開が続き、株式市場には良い結果にならないでしょう。

もう一つはドイツの総選挙です。これは現在メルケル首相が率いる与党の優勢が伝わっているので、本来は心配なさそうです。ただマスコミというのは選挙直前になって「危ないかも」みたいな報道をしてくるものですから、選挙直前の週はかなり荒れるものと見ています。

となると、9月第三週は日本も3連休に挟まれる週になりますから、閑散相場になることが見込まれます。ですから、本格的に相場に方向性が出て商いが戻ってくるのは9月第四週以降と見ています。

と言うわけで話をまとめますと「今週はまず様子見気分が強まり、基本はそのまま下落基調が続く。来週は東京オリンピック如何で上昇圧力が強まる可能性も出るが、メジャーSQ次第で値が振らされる。再来週は日程的に再度様子見気分が強まる」という感じでしょう。一般的に「様子見」というものは流動性の低下から下落圧力が強まりますから、方向性は下向きな感じです。

正直じり安な流れが続いているので、あと一回くらいドカンと大きく下げた方が買いやすい流れになりそうです。一方で為替は夏場の円高シーズンも次の雇用統計如何で変化を迎える可能性が出てきますし、緩和縮小となればドル高に繋がりますから、全般的には円安に向かいやすい地合になり、それが相場の下支え要因として機能しそうです。

9月は2日新甫。アノマリー通りでも荒れる展開になりそうですが、上述のようにイベント的にも目白押しですから、荒れるのはほぼ間違いなさそうです。ただそういう地合だからこそ、大局観をしっかり持って、相場の雰囲気に流されないようにしたいものです。


※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。