KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

アメリカが休みの間に日経平均400円高!

★☆【有料メルマガ】【銘柄診断】お申込募集中!

専属のアナリストがなんと一ヶ月4,200円~!
ここでしか手に入らない情報があります!
ブログを更新しない日も、有料メルマガで相場観を提示しています。


▼HP「じょうしょうダルマ」からお申込ください。
http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/

※リスク・手数料などにつきましては以下の契約締結前交付書面を参照してください。
http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/teiketumae.html
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


日経平均は本日大幅続伸。前日のNYはお休みでしたが、シリア情勢の雰囲気が緩和されたことや欧州のPMIが好調だったことなどを受けて、その他の国々の株価もしっかり。

それを受けた日経平均は朝方から買いが先行。為替が昨日引け後から円安方向に振れた流れも好感しました。単に輸出株だけでなく、東京オリンピックに期待した内需にも買いが入る全面高症状に。汚染水を流し続ける東電(9501)すら買われました。

場中はドル円が100円手前で上げ渋りやや円高に向かうものの、全く意に介さない勢い。結局は高値引けとなりました。売買高は24億株台に膨らんだものの、売買代金は2兆円には届きませんでした。


投資判断は「中立」に。2日新甫で始まった9月相場は、アノマリー通り早速の荒れ模様を見せています。ただ、予想に反して上向きに荒れているのは良いことかも知れませんが。

シリア問題は先般指摘したようにやはり一時的な話で終わりつつあります。ただ、18時頃に地中海にミサイル発射と伝わると先物が急落。その後は戻しつつあるものの、執筆現在でもマイナス圏で推移しています。何らか動きがあれば、それに神経質に反応する流れになるのはやむを得ないでしょう。

為替はドル円の方が上値抵抗線(5/22、7/8、8/2などの高値を結ぶもの)を明確に上抜けてきたので、100円突破は十分期待できる水準につけてきました。シリア情勢の不透明感や、アメリカの量的緩和縮小に絡んで円買いが進んでいる格好。あとは今週末の雇用統計がどうなるか、というところです。

そんなわけで、日経平均は一旦下放れかけた三角持ち合いの中に再度戻してきています。今ではその上下が13600円~14100円くらいになっているため、もし上限14100円を上抜けてくるようであれば、これは相当強い波動になると見ています。従って、14100円を終値ベースで抜けてきた場合は一気にドテン買いに転じるべきでしょう。

チャート的には25日線、75日線をまとめて上抜き、MACDパラボリックも好転してきました。ストキャスも好転し、一目均衡表も雲の薄い時期ですから、上抜けるなら今の内という絶好のタイミングです。

ただ8月も1日・2日が急騰し、結局そこが高値でした。ですから、現段階で買い売りどちらにベットするかを決めつけるのはやや危険な感じがします。宮崎駿監督の引退を受けて急遽放映が決まった「紅の豚」も「ジブリの法則」を強烈に印象付け、非常に嫌な予感がします。

一応先月と異なるのは一定の戻り高値を上抜いていること、また為替に底打ち感が出ていることです。例年の「夏の円高」シーズンを終えることで、日本株を覆う本質的な不安感は払拭されます。

よく「出来高が薄い上昇だから本格反騰ではない」と言われますが、一概に言えないとも思います。今回の場合はこれまでの出来高が薄かったので、戻る時も薄商いなだけでしょうから。

個別では引け後にファーストリテイリング(9983)が発表した月次が絶好調で、前期決算のラストスパートをかけてきた感じです(そう言えば私も半額になっていた帽子を買ってきました)。キヤノン(7751)もようやく重い腰を上げて自社株買い。指数的には明日も上がる下地が整いました。

そんなわけで、勢いは大事にしたいですが、まだこれから様々な重要イベントを控えていることから、現段階では慎重を期して投資判断は一旦「中立」にしておきます。また週末の雇用統計を見て態度を決めたいところです。


新興市場は「やや買い」。本日は両指数共に堅調。マザーズはバイオ株が軒並み買われたことで、東証1部同様に高値引けとなりました。

それにしてもガンホー(3765)は本日の15時に「何かが起こる」と、カウントダウンタイマーをHPを載せたりして、ちょっと嫌らしいです。結局は単なる新作発表だったのですが、15時という時間帯がいかにも株価を気にしてのもの。ユーザー相手なら休日とか17時とかもっと遅い時間にするはずですからね。それにダマされたのか敢えて乗ったのか、同社株は本日急騰。

それはともかく、東証1部が落ち着いて始めて小型株も落ち着くパターンを想定しています。これで明日東証1部が高止まりしたまま大きな反落が無ければ、資金が新興市場に入ってくる流れになりそうです。


ポートフォリオ銘柄】
みずほFG(8411)は続伸。日経平均同様に各移動平均線を上回り、MACDも好転してきました。ただ信用買い残はなかなか改善しませんね。本日発表の数字も3.4億株の買い長となっており、上値を押さえ込む要因となりそうです。


ニトリHD(9843)は続伸。無事9000円台に再度戻してきました。昨日発表の月次も良かったことで、為替が円安になろうとどうなろうと強い動きに。とりあえず9500円は目指す波動になっていると思われますから、また一段と積み上がった空売りの買い戻しを迫りながら、上昇が続いていくものと見込まれます。


日精樹脂工業(6293)は大幅続伸。何とか気合いの反発を見せて600円を奪還してきました。MACDパラボリックが好転し、ストキャスも好転してきましたから、ここから一定程度の戻りは期待できそうです。現段階では650円辺りでの戻り待ちの売りを想定していることから、650円まで上げれば利食い、終了とします。


【注目銘柄】
ぐるなび(2440)は大幅続伸で値上がり率上位に。こちらは先週から有料メルマガにて買いで取り上げ。好決算を受けて上昇波動に力が付いて、1300円の岩盤を突破。今は間欠泉のように勢いよく吹き出しているところです。目標株価はまだまだ上ですから、また目標株価に到達し次第取り上げ根拠を記します。


日本冶金工業(5480)も大幅続伸。こちらは日曜配信の有料メルマガにて買いで取り上げ。昨日もダイナミックな買われ方をしましたが、上手く下値拾いを提示できました。本日は一気に高値抜けし、年初来高値を更新。こちらも目標株価はまだまだ上ですから、また目標株価に到達し次第取り上げ根拠を記します。


ヤマダ電機(9831)は反発。こちらは先週より売り銘柄として取り上げ。昨日は急落で下落率上位にランクインし、下落率は10%に迫る形になりました。後場からの売りが一段と激しさを増し、外国人持ち株比率の高さから欧州系の売りが断続的に出た格好です。

目標株価はもう少し下でしたが、大体良いところまできたので、こちらは取り上げ根拠を以下に記します。


「▼ヤマダ電機(9831) 東証1部 売買単位10株
3275円 出来高536250株(前引け)

8/27売値 3250円以下
9/6までの目標株価 2800円

【評価】
業績    △
テクニカル ×
需給    ×
同業他社比 △
その他ポイント 事業環境の悪さ

家電量販店最大手。今期ははベスト電器(8175)を連結子会社化することで増収増益を見込む。ただ8日に発表した第一四半期は増収ながらも営業赤字に転落。中国からの撤退もあり特損も計上したことで最終赤字。足元の月次動向も7月に再度前年同月比割れと、明るさが見えない。スマートハウスなども不発気味で、自社開発のタブレット端末も現状単なる販促商品の一つにしか成り得ていない。

今後成長を見込むためには新規出店を続けるか、M&Aしか道が無いような感じで、どちらにしても資金を使うことで財務に負担を強いることになる。それは他社でも同じで、国内では数少ないパイの奪い合いで過当競争が目立つ。一方で海外展開に向けたいが、売れる日本製品が少なくなっている昨今では、なかなか成功に結びつけるのは難しい。そこに同業他社のエディオン(2730)にLIXILG(5938)が出資と報道され、同社の特徴である住宅との一体販売も競争激化の気配。

テクニカル的には200日線までの全ての移動平均線を下回っており、25日線と200日線のデッドクロスも示現。上値の重さが続く。MACDは好転しているものの、パラボリックは暗転。一目均衡表も三役暗転の形が続いている。ストキャスも暗転しており、ボリンジャーバンドも-σを抜けきれず、下落が続く-2σを追う流れに。週足でもそれぞれ流れが悪い。

需給面では長期的に下落トレンドが続いており、総じて悪い印象。中短期においても8/9の大陰線で崩れており、足元では年初来安値水準に接近。信用買い残は差し引き約55万株で昨年12月以来の水準にまで悪化。日々の出来高で返済売りをこなせない水準ではないものの、傾向としては悪さが目立つ。また外国人持ち株比率の高い銘柄であることから、足元の外国人投資家の投資動向の変化も重石になる可能性。

予想PERは14.8倍で同業のエディオン(2730)の16.1倍との比較では割安。一方PBRは0.6倍で同0.4倍との比較では割高である。予想ROEは4.5%で同2.5%との比較では高く、配当利回りは1.8%で市場平均の1.6%との比較では高い。

売値は本日の安値水準に接近するところで。目標は昨年11月の安値水準に。ただ9/7にオリンピックの開催地決定があり、もし日本に決まると関連株として買われる可能性があるので9/6まで。損切りは売値から4%程度高いところで適宜」


その他有料メルマガの成績は下記のURLから確認の上、お申込ください。
http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/performance.html


※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。