KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

重要イベントを控えて様子見

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直近一ヶ月の成績のうち主なものは
9/2  日本冶金工業(5480)   165円→200円    21.2%上昇
8/28 【売り】ヤマダ電機(8136) 3250円→2907円  10.6%下落
8/27 ぐるなび(2440)      1280円→1498円  17.0%上昇
8/12 グリー(3632)       820円→1023円   24.8%上昇
8/8  マーベラスAQL(7844)   62000円→67000円 8.0%上昇 

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※リスク・手数料などにつきましては以下の契約締結前交付書面を参照してください。
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日経平均は金曜反落。前日のNYは小じっかり。それを受けた日経平均は買い先行のスタートとなったものの、すぐにマイナス圏に転じました。雇用統計や2020年オリンピック開催地決定という重要イベントを控えて、4日続伸の利益確定売りが出やすい格好。週末要因もリスク回避の動きに繋がりました。

業種的には建設株や不動産株といったオリンピック関連株中心に売られる動き。またドコモ(9437)にiPhone発売報道が出て指数寄与度の高いソフトバンク(9984)が売られたことも日経平均の下落には響きました。

後場に入っても持ち直しの兆しは出ず、14時過ぎの外資タイムになると一段安に。9月に入って初めての下落で14000円割れ。売買高は22億株強、売買代金は1.7兆円ちょっとと引き続き低調でした。


投資判断は「中立」。昨日のNYは注目の雇用統計が予想を下回る結果に。失業率は例によって労働参加率の低下から改善したものの、本質的には悪い内容でした。それによって金融緩和縮小延期論よりも、景気の先行き不透明感が素直に嫌気された格好に。「ジブリの法則」がまたしても炸裂しましたが、引けでは何とか値を戻しました。それを受けたシカゴ225先物も結局金曜終値付近。

日本の方は明日の朝にも注目のオリンピック開催地が決定します。また、今までのパターンでいくと、雇用統計の結果はアメリカ本国においても金曜よりも翌月曜に正しく評価され、その後の値動きを決めることが多いので、正直月曜のNYの値動きも見てみたいところです。

ただ個人的には前回から述べているように、既に金融相場→業績相場へと市場の視点は移り変わっているので、今回の結果は素直にネガティブに受け止められると見ています。

為替もドル円は何度か100円をトライしたものの、結局は雇用統計を受けて円高に触れる展開です。雇用統計の結果景気が悪くなったらドル安ですし、緩和が長引くのならばやっぱりドル安。というわけで、一時98円台に押し戻される場面がありました。

本日の日経によると、足元で「日経平均の予想変動率を示すボラティリティー・インデックス(VI)が31・94に上昇し、約1カ月ぶりの高さ」とのこと。重要イベントを控えてボラが上がるのは当然とも言えますが、一般的にVIの高さは株価の下落要因に繋がります。

というわけで今は非常に微妙な状況です。これをひっくり返せるのは東京オリンピックの決定のみ。今後7年間で3兆円と試算される経済効果を享受し、上場企業の大部分を占めるオールドエコノミー株を活気付かせるには、この世界的なイベントの力が必要です。さて、蓋を開けてみるとどうなっていますやら。

嫌なことを言えば私はイスタンブールのような気がします。IOC委員なんて、ここまでの歴史を見ても、結構場当たり的に選んでいるように見えますからね。王族などが中心で構成されていてプライドが高そうですから、多分下馬評通りに決めるのを快く思わないんじゃないかと。財政状況がどうとか知ったこっちゃない、というような感じではないでしょうか。下衆の勘繰りでした。


新興市場は「やや買い」。金曜は両指数共に軟調。東証1部が崩れる中で新興市場も買い手控えムードが高まりました。一部の買われる銘柄だけが買われ、それ以外は相手にされない感じ。この辺りは前回の繰り返しになりますが、地合としては小型株が積極的に買われるまでは市場の温度が暖まっていませんから、新興市場も引き続きイベント結果待ちの状態と思います。


ポートフォリオ銘柄】
ニトリHD(9843)は反発。相場の不透明感が高まる中で信用売り残の多い高値圏銘柄には買い安心感が強まる格好に。雇用統計を受けて為替水準が円高に振れていることで、円高メリット銘柄という点も安心感に繋がります。引き続き注目。


ソフトクリエイトHD(3371)も反発。後場には大きく買われ、この銘柄にしては珍しく値上がり率ランキング上位に顔を出しました。買い手掛かり難の中で、利回りの大きい同社が消去法的に買われた感じ。

チャート的には明確に上放れの動きが出て、約2ヶ月ぶりの高値水準に。このまま月末まで順調に買われていく流れに期待です。


【注目銘柄】
遠藤照明(6932)は小動き。こちらは月曜配信の有料メルマガにて買いで取り上げ。8月頭の急落での売り一巡感と、旧大証銘柄のTOPIX算入イベント通過後の出来高急増を下値にしていることから、ここからの戻り場面を期待しました。以後ジリ高となり、金曜は8/26の戻り高値水準を上回る場面もありましたが、引けにかけては値を消しました。

ただTOPIX算入イベントは10月末にも控えていること(今回は特例で8月末と10月末の2回に半々で分けられている)、また下半期からの業績回復期待感、テクニカル的には上方に開いている窓埋めも期待できるため、ここからの戻り余地は大きいと考えます。25日線が上向いてきたことも下値不安の減少に。

あと、同社もオリンピックで国内不動産が活気づけば当然恩恵を受けるでしょうから、オリンピック関連株とも言えなくはないでしょう。


日本冶金工業(5480)は続落。こちらは前回も取り上げましたが日曜配信の有料メルマガにて買いで取り上げ。無事目標株価に達して終了になっています。ただ案外上値で踏ん張っており、逆に200円を上抜いてくるようなら上昇第二波動入りしそうな感じでもあります。5日線を割ってくるかどうかが判断の分かれ目になりそうです。

で、今回は文字数にも余裕があるので、宣伝もかねて取り上げ根拠を再掲します。

「△日本冶金工業(5480) 東証1部 売買単位500株
162円 出来高8014500株

9/2買値 162円~165円
9/6までの目標株価 200円

【評価】
業績    ○
テクニカル ○
需給    ○
同業他社比 △
その他ポイント 低位な株価水準

ステンレス鋼板の製造・加工。今期は増収・黒字転換の見込み。7/29に発表した第一四半期決算は増収・黒字転換で説得力のある好スタートを切った。為替の円安が海外製品に対する対抗力を付けたこと、またコスト削減が奏功して販売数量こそ減少したものの大幅な利益になった。上半期営業利益予想13億円に対し第一四半期ベースで12.7億円と、中間期の上方修正は無かったものの、上半期は上方修正必至な印象。

足元で原料のニッケル価格が下落していることは製品価格の値下げ圧力に繋がる懸念もあるものの、株価は特段それを嫌気する気配がない。ここから為替相場も円高圧力が和らいでくることを勘案して、また薄商い相場の中での低位株物色を期待して狙ってみたい。

テクニカル的には各移動平均線を上回り、上値が軽いところ。MACDは好転しているがパラボリックは暗転。一目均衡表は三役好転の形を持続しており、ストキャスも好転。ボリンジャーバンドは+σ~+2σの間のバンドウォークで推移しており、上値追いの流れが続きそうなところ。週足でもそれぞれ上値追いの形が出来ている感じ。

需給面では足元の水準が11年9月以来の高値水準であり、上値のしこりが少ないところ。また短期的にも8/26に出来高が急増して高値陰線を付けた部分に再度トライし、終値ベースでの直近高値も更新してきており、売り一巡感が強い印象。信用買い残は差し引き約1113万株で、5月以来あまり大きな変化は無い。日々の出来高に比べて十分返済売りをこなせるレベル。

予想PERは24.9倍で同業の日本金属(5491)の16.3倍との比較では割高。PBRも0.8倍で同0.5倍との比較では割高である。予想ROEは3.3%で同3.3%との比較では同水準。ただし上述のように上方修正に含みを残しているのであれば、それぞれ割安水準に捉えることができそう。配当は無配。

買値は金曜よりも高くなることを確認した上で、高くなり過ぎないところを。目標は心理的節目の200円に。損切りは値動きの荒い銘柄のため150円割れの場合は完全に終了する感じで、その前段階では買値から4%程度下回る水準で適宜」


その他有料メルマガの成績は下記のURLから確認の上、お申込ください。
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※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。