KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

重要イベントを控えて上値の重い展開が続く

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日経平均は本日反落。前日のNYはMicrosoftなどが牽引する形でダウが史上最高値を更新。一方NASDAQTwitter上場を控えた換金売りが目立ったことで軟化しました。

それを受けた日経平均でしたが、シカゴ先物は高く返ってきたものの、寄り付きから値を消した形でのスタートに。昨日トヨタ(7203)の決算報道を受けて先回り高していた反動も出た模様。為替もそれ程極端に円高に振れたわけではないですが、上値の重い展開でマイナス圏に。

今晩のECBによる政策金利やアメリカGDP速報値の発表、また明日のSQや雇用統計を控えて手控えムードが高まりました。後場はむしろ円安に振れたにもかかわらず結局本日の安値圏での引けとなり、昨日の上げ分を帳消しに。売買高は22億株台、売買代金は1.7兆円を割り込んで低調でした。コロプラ(3668)がトヨタの売買代金を上回る始末。


投資判断は「強気の買い」。アメリカ株があんなにも調子が良いにもかかわらず、相変わらずだらしない日本株です。特に上述したように、後場は為替がわずかとはいえ円安方向で落ち着いていたにもかかわらず売られたのは益々意味不明な値動きと言えます。

いずれにせよ明日が一つの転機になるものと見ています。今晩はヨーロッパ、アメリカで為替に関わる大きなイベントがありますから、これで上手く円安軌道になれば、指数はチャート上の三角持ち合いを上放れ、中期的な上昇波動を描きやすくなります。

で、執筆現在伝わってきたところによると、ECBは政策金利を0.25%引き下げたということでユーロ売りドル買いが進んでいます。ドルの方の影響力が強い日経平均を反映して、先物は小幅高に。あとは今晩のNYでGDPがどう出てきて、明日の朝の株価はどの位置にいるのか注目です。

話を日経平均に戻しまして、足元は75日線に何とか下支えされているところではありますが、75日前の株価が現値よりも高いところを推移している最中なので、現水準のままですと若干下落傾向となります。

このままでは下支えとしては不安定で頼りない感じ。ただ75日前は7/19の戻り高値を無事通過してきていますから、あと一週間程度今の水準で持ちこたえることができれば75日線は上向き、支持力が増します。

なので今は非常に正念場と言えます。特に明日は各種イベントを通過してさてどうなるか、というところで、もしこれで日経平均が14000円を割り込んでしまうと三角持ち合い下放れになり、また長い低迷を強いられることになりそうです。

ただ、私はもう良い反転タイミングと見ています。まず為替に関しては例年今くらい(大体10月半ば頃)から1月頃にかけて円安に振れやすい時期なので、季節性ではハロウィン効果などと合わせても反発しやすいところです。

また、ヘッジファンドの45日ルールを考えると、期限の15日まで日がないですから、そろそろ売りも一巡して良い頃合いです。また明日でほとんどの決算が出揃うことで、好業績銘柄を改めて評価する地合になりそうです。

そして今週から解禁された空売り規制の影響もあり、早速一日の売買に占める空売りの割合が増えています。反転のタイミングとされる30%を本日越えてきたことで、反転し出した際は買い戻しの勢いが増してくる可能性が高まります。経験則上「20%を下回ったらピークで30%を上回ったら底」というのは非常に良く当てはまります。

例えば今年の9月20日の時点で空売り比率が18.4%となったので、その後10月8日までの下落トレンドになりました。5月23日の急落前日の空売り比率もやはり18%でした。一方上昇の方はと言うと、最近は上昇相場の中で空売りも減っていたので12年8月3日の31%まで遡らないといけませんが、結果その後20日までの上昇トレンドが続きました。

また逆に言えば、今はこれだけ空売りが入ってきても値を保っている、底堅い、という言い方もできます。なんだかんだで14000円は割らずにここ一ヶ月推移しています。であれば三角持ち合いの煮詰まり感に合わせて、上放れた時のエネルギーは大きいものと思います。もう少しの辛抱でしょう。

一応明日を無事に過ぎても雇用統計や件数ベースでピークとなる決算を受けた、月曜の動きにも目が離せません。そんなわけで、ここ2日間が正念場で絶対死守したいのは14000円の下値。ただ、日柄的なタイミングや空売り比率の大きさで、この辺りが底になると強く思っています。

今年の年末に関しては証券税制の変更により個人投資家の換金売りが増えると言われており、年末の株価重石要因になってくるのは間違いないでしょう。しかしご存じのように日本株売買シェアの6、7割が外国人投資家であり、彼らには直接的に関係ない話です。無論マイナス要因ではあるものの、こういう時だけ個人投資家の存在を強く意識するのも不公平な感じがします。

と言うわけで、株価が下がっている時は「個人投資家の換金売りが早めに出て・・・」という意見が誠しやかに聞こえますが(個人投資家比率の高い銘柄は影響度合いが強いでしょうけれど)、基本は過剰に意識する必要は無いのではないかと思います。株価が上り調子であれば忘れられてしまう類のものでしょうね。


新興市場は「やや買い」。本日は両指数共に堅調。好決算を出したコロプラがガンホー(3765)からの世代交代で大きく買われ、指数を牽引しました。このところクルーズ(2138)やモブキャスト(3664)といったつい先月までの花形ゲーム株が決算を受けて評価を一転させていることから、コロプラが最後の砦とされていました。

また本日は東証が新指数の概要を公表したことを受けて、採用400銘柄のうちの新興市場銘柄により影響度合いが大きいということで買いが集まりました。一番意外感の大きかったのがUSEN(4842)で、その他VTHD(7593)やジーテクト(5970)のような低流動性の銘柄にも買いが集まりました。

明日は新興市場の銘柄が数多く決算発表ということで買い辛さもありますが、短期調整も終えた後なので需給バランスも東証1部に比べて良く、基本は新興市場株の上昇はもうしばらく続いていくものと見ています。


ポートフォリオ銘柄】
三井海洋開発(6269)は続落。先日はブラジル国営石油会社から洋上石油生産設備を受注したと伝わり買われる流れに。しかし買いは続かず、結局元のポジションまで下がってきてしまいました。

同社の決算は明日ですが、本日は相方の日本海洋掘削(1606)が引け後に比較的好決算を出してきましたから、期待して良いでしょう。


テーオーシー(8841)は反落。本日は都心オフィス空室率が発表され、7.56%と4年4ヶ月ぶりの低水準に改善。それを受けて業種別では不動産が値上がり率上位に入り込んでいたものの、引けでは結局売られてしまいました。足元不動産株は比較的好決算が続いていますが、何とかこの流れが同社の決算にも波及して欲しいところ。


【注目銘柄】
クックパッド(2193)は続伸。こちらは4日に配信した有料メルマガで取り上げ。しかし買値にはわずかに届かず、そのまま上昇していってしまいました。

そんなわけで、折角書いた取り上げ根拠が無駄になってしまいましたから、以下に記してせめてもの有効利用とします。

「△クックパッド(2193) 東証1部 売買単位100株
3130円 出来高122100株

11/5買値 3070円以下
11/15までの目標株価 3500円
損切り 2950円割れ

【評価】
業績    ○
テクニカル △
需給    ○
同業他社比 △
その他ポイント 和食の注目度の高まり

料理レシピサイト「クックパッド」運営。今期は増収増益を見込むものの、会社側は具体的な数字を示してはいない。ただ第一四半期の時点で有料会員数の増加から大幅な増収増益で四半期ベースの過去最高益を達成。好スタートを切っている。

有料会員数はヤフー(4689)との提携効果もあって順調に105万人を越えてきたが、まだ有料版の認知度が低いため、伸びしろがあると会社側では期待する。スマホユーザーの増加や、景況感回復による広告環境の改善も追い風。

足元では和食が見直されて世界無形文化遺産登録が12月上旬にも正式に認められる見込み。正式に認められた暁には再度関連株としての見直し買いが入る可能性はある。また、9月には資格取得などのプライベートコーチを扱うサイト運営会社を子会社化。既存クックパッド会員との相乗効果で、新しい事業の柱に育てていきたい考え。

テクニカル的には10月初頭に天井を打ってから下落局面が続いているが、足元で75日線や6月以降の抵抗線がある3000円に接近してきたことで、そろそろ反転のタイミングと捉えたい。なお3000円は6月安値2210円と10月高値3790円の半値水準でもある。

MACDパラボリックは暗転。一目均衡表は雲に入り込みつつあるものの、ストキャスは割安圏。ボリンジャーバンドは-2σが拡大していることから下値余地は拡大しているところでもある。一方で週足ベースではそれぞれまだ上昇トレンドを示しており、総合的には上昇が続いていく見込み。

需給面では中長期的には上昇トレンドが続いていることで総じて良い印象。短期的にも10/2の高値圏で特段天井感も出ていないことから、あまり悪い印象は無い。信用買い残は差し引き約54.3万株で、6月のピーク以降は順調に減少が続いている。日々の出来高に比べるとまだ若干重石に感じる水準ではあるが、先週も日証金ベースでは順調に減少しており、また高値の絶対期日も既に通過していることから、そろそろ売り一巡感が出てくる頃合い。

四季報予想を元にした予想PERは60.8倍で、東証のサービス業の平均27.2倍に比べると割高。PBRも16.6倍で同1.9倍との比較では割高である。予想ROEは28.2%で同6.8%との比較では高いが、配当利回りは0.2%で市場平均1.7%との比較では低い。

買値は金曜よりももう一押しあるところまで引っ張って。目標株価は10月の戻り高値水準に。損切りは3000円を割り込んでも下げ止まらない2950円割れで」


・・・そして毎度の文字数の関係でこの辺で。


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※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。