KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

雇用統計の結果を受けて反発も、上値も重い

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日経平均は本日反発。金曜のNYが雇用統計の結果を受けて高く、また為替が円安になったこともあって朝方から買いが先行。ただ、寄り付き後は上値の重い展開になりました。日本以外のアジア株が弱かったことや、為替がやや円高方向に振れたことが主因。

後場は一段と売り込まれる流れになりましたが、一応引けでは買い戻しの動きが拡がる形にはなりました。ただ日経平均の上昇に比べてTOPIXの上昇が弱く、値上がり銘柄数も値下がり銘柄数と大差無くイマイチ。売買高は22億株弱、売買代金は1.7兆円台とあまりパッとはしませんでした。


投資判断は「強気の買い」。個人的には先週末の雇用統計の結果を受けて、もっと逃げ遅れた売り方が絶望するくらい(300円高くらい)上昇すると見ていたので、それに比べると上げ幅が弱いのはちょっと気がかりではあります。

その「気がかり」は月曜のNYが金曜と反対の動きをする恐れ、また今週いっぱい続くおそれがある(と世間一般では言われている)ヘッジファンドの45日ルールの期限があることなどが挙げられるでしょう。

ただ本日も引け後に東証が発表した数字によると空売り比率が30%を越えており、上値の重さは薄商い下での空売りも原因。であればやがて薄商い下の買い戻しも十分期待できるわけです。空売りは100%信用取引なわけで、比較的短期決済が必要、まして出来高が薄いということであれば、買い戻し圧力は有効に作用します。

気になる海外のイベントとしては次期FRB総裁候補のイエレン氏の公聴会が木曜に行われるため、そのコメントに今後の緩和の出口のヒントを掴もうと皆躍起です。また本日はアメリカがベテランズデーで銀行や政府機関がお休みということなので、ちょっと外国人の買いが入り辛い環境にあったのも確かです。

ただどちらにしても為替は、最近緩和を始めたばかりの日本に緩和の継続性で敵う国があるはずもなく、これまで円高で苦しんできた分の「貯金」がありますから、トレンドとしては円安基調は間違い無いでしょう。

ユーロに関しても先日政策金利が引き下げられましたが、理事会メンバーの約1/4が反対していたということで、更なる追加の施策が採られるのは随分と先であるはずです。

そんなわけで執筆現在で為替はドル・ユーロ共にやや円安に振れており、先物の価格もしっかりしています。今週からようやく「ハロウィン効果」が出遅れの日本株にも体現されると見ています。


新興市場は「やや買い」。しかし本日も両指数共に軟調。前回指摘したように、個人投資家に人気で信用買い残の多いJトラスト(8508)がストップ安比例配分で張り付き、追証発生に伴うポートフォリオの投げ売りが出てきたことや、新興銘柄の決算を受けた失望売りが出てくる格好になりました。

また足元で未だガンホー(3765)も下げ止まらず、東証1部の下落率1位はネクソン(3659)でKLab(3656)も上位に入っていることから、ゲーム株は総じて雰囲気が悪い感じです。また上述のように為替が円安に振れていることで東証1部の方に資金が入りやすいこと、また来週からIPOが続々始まることで、新興市場に換金売りが出やすい地合となっています。

ただ、例年JASDAQ市場も11月~12月が底値で、その後半年上昇していくというパターンがありますから(11月末から半年投資した場合のリターンが1986年以降の平均で14.8%)、基本は押し目を拾っていく作戦の方が良いと思います。


ポートフォリオ銘柄】
三井海洋開発(6269)は続落。こちらは先週金曜の昼に決算を発表。営業利益は第三四半期の段階で通期見通し分の数字を達成しました。ただ通期見通しに変更は無く、失望感が集まっている感じです。

特に同社は最終四半期に売上が大きく立つ会社ですから、現在の会社計画2200億円に対して2400億円くらいの上方修正、利益面も今のままでは最終四半期が赤字ですから、それに応じた修正幅が欲しかったところです。事業環境も引き続き良いわけですし。ともあれ、まだ十分上方修正の可能性を残していると思うので、ここからに注目しましょう。


で、今回は一銘柄買いポートフォリオに入れたい銘柄があります。それは日本碍子(5333)です。

排ガス用セラミックスやNAS電池といった環境分野に強い同社ですが、2年前にそのNAS電池で火災を起こして売られた時期もありました。ただ、今では安全対策を強化して工場も再開。業績は回復基調にあり、先月末に出した決算では通期見通しの上方修正も発表。最高益を達成した08年以来の営業利益水準も狙えるところを見せてきました。

足元では世界的に環境対策が急務で、昨今の大型台風なども含めた異常気象は、環境汚染の結果であることは間違いないでしょう。特にお隣中国はPM2.5問題もあって、工場から出る排ガス処理が待ったなしの状態です。今丁度行われている三中全会においても議題に上っているものと思われます。

テクニカル的にも先般の決算発表後に大幅高をしてから、高値圏をしっかり維持しています。本日も再度5日線を回復し、終値ベースで10年6月以来の水準に達してきました。なので需給的には上値のしこりが少ないところですし、短期的にも先月末の出来高が急増したところが下支えしてくれそうです。日証金ベースでも売り長の状態。

そんなわけで、業績、テーマ性、チャート、需給、どれをとっても良い銘柄だと思います。唯一のネックは売買単価が高いこと。何とか来年のNISA開始までに分割か売買単位の引き下げをしてくれれば良いと思うのですが、残りあと一ヶ月半のところでちょっと厳しい感じもします。まあ株価の高い銘柄はより一層買われるパターンも多いですし。

ともあれ目標株価は09年8月の戻り高値水準2300円で。08年3月期以来の利益水準が目指せるならば、その水準くらい上抜けてもおかしくないでしょう。9月には5%くらいの発行済株式の消却も行っていますし、需給的にも当時よりもタイトであるはずです。明日の寄り付きから買いポートフォリオ入れとします。


・・・で、今日は文字数よりも時間が無いのでこの辺で。


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※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。