KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

メジャーSQ前に裁定解消の売りを浴びる

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本日の日経平均は続落。前日のNYは与野党の財政協議が無事進展して、1月の政府閉鎖が早々と回避される運びとなったことを受けて、量的金融緩和縮小懸念から売られる流れに。本来は良いニュースであるはずが今度は「悪いトコ取り」になりました。

それを受けた日経平均も朝方から売りが先行。ドル円がやや円高に振れたこと、明日のメジャーSQを控えて裁定解消売りがピークを迎えたこと、そして昨日業績の下方修正を発表した日東電工(6988)が大きく売られたことなどを背景に、寄り付きから大きく下げて始まりました。ちなみに日東電工一銘柄で日経平均を40円程度押し下げた格好。

その後一時200円以上下げる場面もあり、月曜の急騰で開けたチャート上の窓は明確に閉められる形に。他方25日線に下支えられる格好で、やや値を戻して引けました。売買高は22億株弱、売買代金は2兆円乗せと、商いはそれ程膨らみませんでした。


投資判断は「やや買い」に。昨日アメリカで例の金融規制ボルカールールについて「実施が2015年7月から、しかも場合によっては更なる延長も」ということで決着。ひとまず株価にとって無難な落としどころとなりました。

個人的にはこれだけの株高の中でボルカールールの即時導入が決められないなら、もう永遠に導入されることは無いんじゃないかと思ったりしますが。とりあえず今年の大きな山場を乗り切ったことで、投資判断を一段階引き上げ。後の目立ったイベントは明後日のメジャーSQを残すだけになりました。

概ね私は楽観しています。一つ指標として見られるのが日本証券取引所G(8697)の株価。昨日実質上場来高値を更新してきました。まあたかが一取引所の株価であって、相場が上がってきて同社も上がるというのならわかりますが、その逆が認められるかどうかはちょっと不可解でもあります。ただ、このタイミングで高値を抜いてきたというのが何となく象徴的。

いずれにせよ例年メジャーSQ通過後は憑き物が取れたように上昇していくパターンが多いです。個人投資家の換金売りも峠を越えてきますし、12月決算銘柄の権利取りの動きや、度々言われる「掉尾の一振」のかけ声が投資家を勇気付けてくれます。

一方で機関投資家は次第にお休みモードに入っており、外国人投資家なんかは既に年内の取引を終えているところもあったりします。ですから日中ほとんど指数の値動きが無くなっていますし、個人投資家大好きな銘柄が集中的に動きやすくなったりします。年末年始はお約束の直近IPO相場にもなりやすいでしょう。

そんなわけで、来週から年内いっぱいにかけてはジリジリ上がっていく感じにはなるものの、基本は上がったら下がり下がったら上がる鯨幕相場だと思っています。一方上値は歴史的な上値抵抗線の存在があるのは先般繰り返している通り。

為替に関しては、基本ドル円は頭が重く、ユーロは上値が軽いと思っていますから、動きに差が出てくるような感じになると思います。


新興市場は「やや買い」。本日は両指数共に軟調。わずか3週間で株価が8倍以上に膨れあがったミクシィ(2121)がGSの投資判断引き下げによって一転ストップ安連続の憂き目に。それによってゲーム株が全般に弱い流れとなって、新興市場の雰囲気を悪くしています。本日は三菱UFJのアナリスト(かつて楽天(4755)に出入り禁止にされた人)が投資判断を逆に引き上げましたが、全然効果はありませんでした。

一方で短期資金は元気にドッと一点集中で集まります。昨日の熊谷組(1861)もそうでしたが、本日は直近IPOの中でもホットリンク(3680)が全市場ベースで売買代金7位で値も急騰。

昨日の有料メルマガでは「12月に山のようにIPOが出ましたが、中で良いのは大体じげん(3679)とホットリンク(3680)」と書きましたが、本日はその二銘柄が急騰してくれました。

ホットリンクの方は社長が富山出身の方なので個人的には応援しています。事業的にもTwitterのつぶやきを分析して株価予測とかやってて、なかなか興味深いです。売買単価が100万円を超えてきたので、5分割くらいの実施はほぼ既定路線なのでしょうね。

じげんの方は転職サイトの一括応募を手がけているということで、社長の年齢が31歳というところからも何となくリブセンス(6054)に雰囲気が似ています。PERとかを見るととても高くて買えませんが、IPO投資はそういうものでは無く、勢いに乗るかどうかですからね。

明日以降も年内最後のIPOラッシュが続きますが、上述のように機関投資家がお休みモードに入りつつある中、証券増税前の駆け込みによる餅代稼ぎの動きがこういった銘柄をびっくりする程高値に買い上げてくれるものと思います。


ポートフォリオ銘柄】

みずほFG(8411)は続落。ただここにきて各証券会社からメガバンクのレポートが立て続けで発表されており、一般的に好感触が目立ちます。同社に関しても目標株価の上方修正が相次いでおり、大体225円~280円辺りに設定されています。

ただ年末相場で商いが薄くなる中、日本最大級の信用買い残を誇る同社の上値はなかなかに重いと思います。目標株価を実現するのは来年の話になるでしょうか。


日本碍子(5333)も続落。今月頭の高値時点で空売りの大部分が決済されてしまったせいで、推進力が無くなってしまった格好に。ただ相変わらず中国では大気汚染は収まる気配がなく、同社の活躍余地は大きいと思います。明日発売の四季報の好内容に期待。


【注目銘柄】
グリー(3632)は反落。ただこちらは今月初頭に有料メルマガにて買いで取り上げ。足元の急騰を先取る形になりました。と言うわけで、無事成功記念として取り上げ根拠を以下に記します。

「△グリー(3632) 東証1部 売買単位100株
935円 出来高4618100株
12/2買値 930円以下
12/13までの目標株価 1050円
損切り 895円割れ

【評価】
業績    △
テクニカル ○
需給    △ 
同業他社比 ×
その他ポイント 同業他社の株価復調

SNSゲームサイト「GREE」運営。今期の見通しは出していないものの、四季報などの予想では減収減益。第一四半期は前年同期比では減収減益となったものの、前四半期比では減収ながらも増益に。業績には底打ち感が出始めている。海外事業の単月黒字化も見えてきた。

また単体での1割以上の人員にあたる200人の希望退職者を募ったことや、日米のゲーム制作体制の再編も完了し反撃体制を整える。最大のコスト要因であった人件費に一つのメド。一方、ゲーム事業以外の新規事業に取りかかる方針で、買収先を模索。ようやく将来に明るさが出てきた格好。

引き続きLINEなど新興勢力に押される形で事業環境は良くは無いものの、第一四半期決算を受けて株価は戻り歩調を続けている。事業環境や業績の悪さを株価は折り込みつつあり、次の成長に向けた取り組みを評価する段階にあると言える。

テクニカル的には75日までの移動平均線は上回ったものの、上値に200日線を控える。この200日線を上抜ければ実に昨年3月以来の出来事になるため、トレンドの転換点と言えそう。

MACDパラボリックは好転。一目均衡表は三役好転の形に。ストキャスも好転し、ボリンジャーバンドは18日に出来高を伴って+2σを上抜けたことで、今後拡大する+2σに沿った上昇が続いていく見込み。

需給面では長期下落トレンドが続いており、総じて悪い流れ。中期的にも8月に急騰した際に出来たしこりが直上を抑える感じで、また12月になったことで個人投資家に人気の同社に損失確定の売りが頭を抑える懸念がある。ただし信用残高では差し引き808万株の売り長で、11月のピークからは減少傾向にあるものの未だ高水準を保つ。

予想PER(四季報予想)は11.0倍で同業のDeNA(2432)の8.7倍との比較では割高。PBRは2.2倍で同2.1倍との比較では同程度。予想ROEは21.3%で同34.1%より低い。配当利回りは減配が見込まれる9円換算で1.0%で市場平均の1.6%との比較でも低い」


IJTテクノロジーHD(7315)は急騰。こちらは先月末の有料メルマガにて取り上げ。その後残念ながら下げる局面で損切りとなってしまったのですが、本日590円まであり、結果的に13日まで目標株価とした600円に急接近する形になりました。

と言うわけで、こちらも取り上げ根拠を以下に記します。

「△IJTテクノロジーHD(7315) 東証2部 売買単位100株
539円 出来高92300株

11/29買値 540円~550円
12/13までの目標株価 600円
損切り 520円割れ

【評価】
業績    ○
テクニカル ◎
需給    ○
同業他社比 -
その他ポイント 円安、同業他社の好調さ

自動車部品メーカー3社(アイメタルテクノロジー、自動車部品工業、TDF)の共同持ち株会社で10月より上場。トラック、自動車、建機向けに部品を供給する。

今期は売上高975億円、営業利益25.5億円を見込む。中間期時点ではうち2社が計画を上回る着地。足元で為替が円安基調にあることで他の自動車部品メーカーも今中間決算において軒並み通期見通しを上方修正している。同社も上方修正余地があり、今後も統合効果が発現されることで一段の収益力向上を期待できる。

テクニカル的には各移動平均線を上回り、上値が軽いところ。上場以後下値切り上げの流れとなっており、530円のもみ合い水準を上回ってきた。MACDパラボリックは好転しており、ストキャスも足元で好転。ボリンジャーバンドは+2σを出来高を伴って上放れたことで、今後+2σを拡大しながら上昇していく流れを想定。

需給面では3社の株式が持ち寄られた結果発行済み株式総数が増え、市場の流動性が増していることから買いやすさが増しプラス要因に。上場後の株価推移も530円での最も多い価格帯を上回って、足元では終値ベースで2番目の高値水準にある。株式交換比率が1:1の割合で中心的な自動車部品工業の株価データを用いても8月以来の高値水準であり、見た目でも実態面でも上値のしこりが少ないところに。

信用買い残は約39万株で、数字上は日々の出来高に比べると返済売りがやや気になるレベルではある。ただし上場後間もないため、返済売りがまとめて出てくるには早い段階」


この銘柄に関しては個人的にはまだまだ上を目指せると思うので、明日の寄り付きから買いポートフォリオ銘柄入れとして、今後ブログで追っていくことにします。この円安局面で自動車部品株はまだまだ割安に放置され過ぎでしょう。2部小型株特有の突発高も見込めるので、目標株価は思い切って1000円として、しばらく追い掛けてみます。


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※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。