KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

大納会前のもう一踏ん張り

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日経平均は金曜続伸。前日のNYは新規失業保険申請件数が予想を下回ったことで続伸。またまた史上最高値を更新してきました。ドル円は105円に接近する流れ。

それを受けた日経平均は朝方こそ買われ16200円を付けましたが、間もなくマイナス転換に。ここまで7営業日連続上昇が続いてきたことで、警戒感が台頭しました。ドル円が105円を突破してもほとんど影響無く。

ただTOPIXの方はしっかりした動きが続き、一方で日経平均への指数寄与度の高いファーストリテイリング(9983)やファナック(6954)といった数銘柄のみが売られ、つい数日前とは風景が逆転した格好に。NT倍率は縮小に向かい、先日までの「歪な動き」の修正が出ました。

その後もTOPIXはじり高となって、逆に日経平均を牽引する格好。引けでは日経平均もプラスに切り返し、結局8営業日連続高となりました。値上がり銘柄数は1500を越え全面高の展開。ちなみに8連騰は2月末からの8連騰に続き今年のタイ記録とのこと。売買高は26億株台、売買代金は2.2兆円と週末・年末の薄めの商いでした。


投資判断は「やや買い」。前回「ガラッと流れが変わる」「今までは個人投資家比率の高い銘柄が換金売りに押され、外国人比率の高い銘柄が一段と買われる動きでしたが、それが逆転してくる」としましたが、そのような動きが26日の権利落ち以降続いています。

今までの上昇は225採用銘柄の中でも特に上述のような株価の高い銘柄だけの話でしたから、利益を享受できる人は限定的でした。それが全く逆転して1500銘柄以上が上昇しているわけですから、これで皆大体幸せな年末を送れているものと思います。最後の餅代稼ぎも今年は残すところあと一日。

金曜のNYは小反落。連騰が続いていたところで一旦利益確定の売りが出た形ですが、その割には下落幅は小幅で済みました。一方で為替が一段と円安進捗となったことでシカゴ225先物は16370円の水準に。

アメリカではマスターカードの調査で今年のクリスマス商戦が好調だったと判明しました。Amazonがクリスマスに配送しきれない程の盛況ぶりだった事例からも、アメリカの消費の好調さは地合に暖かみを加えました。日本の方も特段安倍首相の靖国参拝が株式市場に目立った悪影響を与えることも今のところはありません。これを総称して「地合が良い」ということだと思います。

為替に関しては既にドル円が105円を突破してしまったので(マー君のポスティングの額が抑えられたから?)、とりあえず上値の節らしいものは無くなっています。ただ(別問題だとは思いますが)安倍首相の靖国参拝が今後為替に影響してくる可能性も否定できません。アジアの緊張が高まるなら円売りですし、アメリカが怒って円安を容認しなくなれば円買いです。

そうでなくとも、また進んでいく円安に対して物価高に苦しむ国民や、まして円高対抗策が裏目に出る経済界の方からもそろそろ安定を望む声が出始めます。岡三証券の調べによると114円20銭までは株高に効果があるけれども、それを抜けるとむしろマイナスに作用するそうです。

アメリカの金融緩和縮小・日本の拡大の方向性を考えると、為替の円安基調は根拠があります。であれば、今はまだ良いとしても、そのうち円安を止めたくても止まらない、という形になってくるのでしょう。ただその時は製造業の国内回帰や外貨準備高を減らすことで沈静化が図られるのでしょうが、それはまだだいぶ先のお話。

ともあれ今年は残すところ大納会の一日のみ。足元ではNT倍率の縮小が焦点でしたが、今のところTOPIXが上昇することで縮小が図られる非常に良い形での解消が進んでいます。この流れは12月に日経平均が上昇した分、または海外市場が高値を更新し続けて出遅れた分続くものと見られますから、まだまだ全体相場の底上げムードは続きそうです。

今回の年末年始に関しては休みが長いですが、その間海外で劇的な変化が起こる可能性も低めですし、日本がお休みで海外が開いている日は3日間(31日、2日、3日)のみ。その3日間をリスクとして捉えるよりも、株を枕に持ちこしの方が良い夢を見られるのではないでしょうか。


新興市場は「やや買い」。金曜は高安マチマチ。直近IPOで売られるものが目立ったことやミクシィ(2121)などの主力株が売られたことで、マザーズ指数は軟調でした。ただ大納会は既に仕事納めとなった個人投資家の参入が期待できますから、新興市場は上がりやすいと見られます。

今年はアベノミクスもありましたが、新興市場にとって一番大きかったのは信用取引の無制限回転が可能になったこと、それに伴う流動性の向上に尽きると思います。次点にバイオ株、ゲーム株の急騰が挙げられると思います。結局、その無限回転が可能になったことで、それらの上昇に加速が付いたわけですから。

そして色々と上がった割には、実はマザーズ指数は算出開始の1000ポイントを割り込んだままです。アメリカではNASDAQがITバブル時の高値に接近する中で、マザーズ指数は未だ最高値の1/3の水準に止まったまま。マザーズからはドンドン東証1部に移っていく銘柄が増えているにもかかわらず、その市場価値が認められていないという言い方もできるでしょう。

ですから、新興市場はまだまだ上がる余地が大きいと考えます。来年もまた新興市場が盛り上がることで、株式市場の活性化に繋がれば良いと思います。


ポートフォリオ銘柄】
みずほFG(8411)は続伸。個人投資家の換金売りが出尽くした後は、スルスルと上昇して220円を回復。TOPIX上昇の牽引役となっています。暴力団に対する不正融資問題の追加処分が出たことも、むしろ出尽くし感に繋がった格好。ただまだ他のメガバンクに比べると出遅れ感の強い感じです。

同社は元々配当利回りの高い銘柄で売買単価も低いので、NISA特需の恩恵を最も受けやすい銘柄と言えます。そして本当に長期投資目的の個人投資家が入り込んでくるのであれば、同社の株式的な一番の懸念材料である信用買い残の多さも少しずつ地道に解消されていく期待があります。

今年は何度か同社が上がる場面で相場が崩れるという形になり「みずほまで上がるようであれば天井圏」という非常に嫌なレッテルを貼られていますが、今回こそは上述のような理由がありますから、しっかり行けると思います。3度目の正直となるか。


三井海洋開発(6269)も続伸。ただ本日の日経で「「燃える氷」採掘、砂が阻む―夢の国産資源、6日間で壁」と出てきました。一応今年3月の話ですし、来年度予算案には過去最大の127億円を計上とのことなので、足元での明るさは引き続きあります。

いずれにせよ、資源の持たない国である日本は太陽光かメタンハイドレートという「資源」を使えるものにして生きていく他ありません。石油や天然ガスといったものの依存度を下げることができれば、経済的のみならず外交上のカードにもなりますから(もっと言えば開発を続けているだけでもカードになる)、引き続き国策銘柄である位置付けは変わらないでしょう。


岡三証券(8609)は大幅続伸で1000円超え。やっと証券株にも明るさが出てきた格好になってきました。来年も明るい年を期待して、証券業界はもっともっと活性化してもらいたいものです。


【注目銘柄】
篠崎屋(2926)は大幅続伸。こちらは23日配信の有料メルマガにて「逆日歩が付いている銘柄の中で、年末年始の並びから買い戻しが期待できる銘柄」という観点から取り上げ。マザーズで逆日歩が付いて、値動きが良いというところがポイントでした。上手く合致した格好。


吉野家HD(9861)は続伸。こちらは26日配信の有料メルマガにて以下のように取り上げました。

「理由の一つは空売りの多さ。一旦トレンドが変わると踏み挙げ相場が続きます。これは食品系銘柄によくあるパターンで、値動きが小さいから余計に真綿で首を絞めていく流れになりやすいです。

もう一つは12月から開始した「牛すき鍋膳」が劇的に人気なんです。・・・と言うのは、実は先日母の病院に付き添って、昼は近所の吉野家に行った時の話なのですが、入ってみると今までと明らかに客層が違います。今までの吉野家は若い男性が主体で、最近は若い女性も入ってくるようにはなりましたけど、牛丼をガツガツ食べる男性が中心でした。

ところが、この牛すき鍋膳は結局一人用のすき焼きなのですが、おばちゃん4人組とかがテーブル席で食べてたりしました。これは私の中では軽い衝撃でした。今まで吉野家でこんな組み合わせ見たこと無かったですね。そしておばちゃん以外にほとんどの人が牛すき鍋膳食べてました。

と言うわけで、この新メニューで新しい客層を開拓できたところは大きいと思います。しかも単価が680円(※私が食べる大盛りの場合)と高い。牛丼並は利益がほとんどなく、上半期の牛丼事業の営業利益が72%減で、足元で更に円安が進んでいることからも、このままでは赤字転落も免れない感じでした。

同社の第三四半期決算は年明け間もなくの1/9。ここで牛すき鍋膳効果が出るかという期待をもって、以前挙げたニトリ以来、自分の体験を元に取り上げてみました。回転率が悪くなるという理由から一部店舗では扱っていない、もしくは時間限定という商品なので、そこまで変わるかどうかは微妙ですが、明らかに手詰まりのマクドナルドなどとは異なる印象です。

あとは今度インドの和食紹介のイベントにも参加するそうで、牛を食べないこと、また手で食べる文化であるにもかかわらず、同社がどういった切り口でインドを攻めるつもりなのかも注目です」


天馬(7958)は大幅続伸。こちらは先週有料メルマガにて「来年年明けにかけて良い銘柄」として取り上げ。純粋に来年の干支にちなんで名前の縁起良さのみで取り上げましたが、現実問題として値上がり率ランキング上位にランクイン。強ちバカにはできません。

株式投資は人間のやることですから、行動経済学なども取り入れていくべきと考えています。ITバブルでも「.com」と名前に付くだけでパフォーマンスが良かったものです。ただし名前だけの銘柄は、程々に割り切るべきだろうとは思います。


・・・まだまだ書きたいことは山ほどあったのですが、例によって文字数の都合上この辺で。


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そして次回は年内最後の成績発表です。12月は掉尾の一振で、特に最後の3日間で株価が一斉に持ち直しました。今回は比較的期待して良いのではないかと思います。お楽しみに。


※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。