KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

大発会から大発奮!

今週のお題「2012年、どんな年だった?」
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大発会の日経平均は大幅続伸。日本がお休みの間のNYは財政の崖懸念を「一旦」回避したことを好感して大幅高。日本人参加者が少ない中で為替が一気にドル円で87円後半、ユーロが一時116円に接近する場面もあったため、シカゴ225でも既に10700円台に乗せて推移していました。

それを受けた日経平均は寄り付きから大きく買われてのスタートに。先物が10750円で始まったことから、買い気配の銘柄が寄り付くと、いきなり10700円に乗せてきました。大発会は強いというアノマリー通りに強かったですが、上昇率3%は別格。売買高34億株、売買代金2兆円弱も全日立会になってから最大とやはり別格でした。


投資判断は「中立」。27日のブログで「この勢いはとりあえず明日も続くでしょうし、大発会にも続きそうですし、その翌週月曜の7日くらいまでは無条件で続く」としたので、月曜まではとりあえず買いで良いと思います。

金曜のNYは出てきた雇用統計が予想をやや上回る内容で堅調。ちなみに金曜は「ハウルの動く城」が放送され「ジブリの法則」のアノマリーが年初から早速炸裂するか・・・と思いきや、一旦円高に振れた後は再度切り返して88円台に戻ってきました。シカゴ225は10700円台後半の水準に。

一方、前回更に「NYダウのチャートを見ると11年10月、今年6月の下値を結んだ支持線の延長線が、今や上値抵抗線に変わってきています」としました。その抵抗線が今週大体13450ドル辺りになりますから、来週明確に13500ドルや10月戻り高値をこない限りは安心ができません。この外国人買いが果たしてどこまで続くのかはアメリカ次第でしょう。

ところで今年より信用取引規制の緩和が行われており、大発会でどのように値動きが変化してくるかと注目していましたが、例えば後場は日経平均の値動きが40円と小幅に止まりました。後場も資金が回転してもっとグイングイン動くかと思っていましたが、とりあえず週末要因もありますし、他の出方を見ている感じ。

その影響は34億株という出来高の中に含まれてはいるでしょうし、明和産業(8103)を始めとする仕手株が軒並み買われたことや、年末まで大きく上がっていた消費者金融株も特に後場動いた銘柄が目立ったことなどに表れているようです。

ただ大発会は全体的に地合が良かったため、その効果が見えにくくもありました。まあこの辺りは今後徐々に効果が出てくるところだと思われます。

1月は陽線の確率が高いと言われていますが、直近5年は1勝5敗とむしろ陰線の傾向が強いです。ただ大発会でこれだけ上がってくると、今月の陽線は達成確度が高いのではないでしょうか。とにかく良いスタートを切った日本株には最注目すべきでしょう。


新興市場は「強気の買い」。大発会は両指数共にしっかり。まだ仕事始めとなっていない個人投資家も大発会の調子良さに飛び入り参加して、値動きの良い新興銘柄に食指を伸ばしたという面もあったでしょう。

特に後場からも値動きがしっかり。繰り返しているように、信用取引の規制緩和は値動きの大きい低位株、新興株の格好のターゲットになってくるでしょう。分足チャートなどをよく使うデイトレーダーなどは、前場のチャートと後場のチャートが今後どのように変わってくるのか、一度様子を見た方がいいような大変化になると思っています。

しかしどんな変化であれ「流動性の向上=出来高の増加」は株価にとってプラスに働きます。流動性が高くなるということは売買がしやすくなる、ということで、資金が集まるからです。分割した銘柄が人気化する背景の一端もそこにあります。

この過剰流動性というのが今年の株式市場全体のキーワードにもなってくるものと考えます。TOPIXが昨年バブル後の最安値を付けたのもその兆しといって良いでしょう。1兆円割れが常態化していた11月までの相場もその兆しといって良いでしょう。

その流動性の向上が特に影響を受けるのが、新興市場のような普段流動性の低い銘柄、というわけです。ライブドアショックからはや7年。毎年この時期になると繰り返していますが、今年は他にも市場統合効果などもありますから、今年こそ新興市場バブルの再来が見られるのではないかと期待しています。


ポートフォリオ銘柄】
みずほFG(8411)は大幅続伸。いきなり160円を軽く突破し、震災前の株価水準を回復してきました。メガバンクは総じて高く、TOPIXの押し上げ要因に。

チャート的には157円〜160円に窓を開けて、震災後の急落分の窓を飛び越えてきたため、巨大なアイランドリバーサルを形成したような格好に。このまま上放れが続けばかなり強い値動きが持続しそうです。やはりここからの主役は出遅れ感も強い銀行株であるものと思われます。


GCAサヴィアンG(2174)は続落。分割、単位変更の後は用済みとばかりに売られる動きが続いています。相方の日本M&Aセンター(2127)共々、大発会から値下がり率ランキングにランクイン。

これまで先んじてしっかりしていたこともあり、また足元で為替が円安に振れてくるにつれて海外M&Aの妙味が薄れてくることがマイナスに働いてきている様子。ただ円安になればアメリカサヴィアン分の売上の円評価が大きくなりますし、どちらに転んでも特に大差はなさそうです。基本M&Aの流れは止まらないでしょうから、駆け込み需要も合わせてまだまだ期待大。


大発会寄り付きから買いポートフォリオ入れとなった任天堂(7974)は変わらず。寄り付きから大きく買われ過ぎた反動で、結果陰線となってしまいました。ただ引け後に為替の円安が更に進捗しドル円で88円台に突入していることから、週明けもまた高いスタートが予想されそうです。


【注目銘柄】
東光(6801)は大幅高。こちらは有料メルマガで先月11日より買いエントリー。当初はまごまごしていましたが、年末に急動意を見せ上値抵抗線を突破。更に上値追いの勢いが続いてます。上昇率は一時14%を越えてきました。

目標株価まではもう少しというところなのですが、大体目標を達成してきたので、以下に取り上げ根拠の一部を紹介します。

「【評価】
業績    ○
テクニカル △
需給    △
同業他社比 ×
その他ポイント 手掛かり難の地合、整理の進んだ信用買い残

コイル大手で村田製作所(6981)が増資を引き受け筆頭株主に。先月発表した第三四半期は減収ながらも営業利益は黒字転換。営業利益は第一四半期は赤字だったものの、第二四半期は3.5億の黒字、第三四半期は4.7億の黒字と尻上がりに良くなってきており、通期計画の10億円は余裕の上ブレが見込まれる。

特にスマホやタブレット端末に使われるコイルが特に伸び盛りで、需要に供給が追いついていない状態とのこと。同社の提供するDPE(消費電力を効率化するコイル)は超小型で、国内外のほぼ全てのスマホに採用されているとされ独占的であり利益率が高い。今後も村田製作所に対する増資で獲得した資金を元に、増産体制を整えて売上を伸ばす方針。

テクニカル的には75日線まで上抜いて上値が段々と軽くなってきている状態。200日線はまだ上に控えるものの、上昇傾向にあるため抵抗とはなり辛い印象。ただ4/4,7/11高値を結ぶ上値抵抗線が220円辺りに控えており、この水準では少し抵抗力がありそう。他方、下値は6月以降180円で固く、三角持ち合いを形成している格好。

MACDパラボリックは好転しており、一目均衡表でも雲から抜け出すことに成功した。遅行線は雲の薄い部分突破に照準を合わせており、ストキャスも好転と流れは良い。ボリンジャーバンドも+2σが拡大傾向。週足でもMACDが安値圏で好転してきており、中期的な流れが変わった印象に。

需給面では上述のように三角持ち合い形成による煮詰まり感が強まりつつあるところで、3月末の大相場による売り圧力は、高値期日通過も済んで収まりつつある印象。信用買い残は差し引き790万株程度で、3月の急騰前の水準まで整理が進んでいる。なお村田製作所に発行したCB転換価格198円が意識されるが、転換開始は来年4月以降の話であるため、現実的な影響はまだ薄い」

大発会の強さは大納会引け後に出した7000万円の投資有価証券売却益計上によるもの、と解説されていますが、その割には後場から反応したので、強引な理由付けっぽい感じです。

そもそも元々年始に買われやすい性質がある銘柄なので(名前の縁起が良いから?)、更なる一段高の可能性も残っています。個人投資家の好きな仕手性の強い銘柄でもありますから、信用取引規制緩和を受けて再動意は十分有り得ると思います。


アルパイン(6816)は続伸。こちらは17日の有料メルマガで買いで取り上げ。やはり当初はまごまごしていましたが、なんだかんだで切り返し。上昇率は一時7%を越えてきました。

目標株価まではもう少しあったのですが、200日線に上値を抑えられる形で伸び悩み。大体良いところまできたと思うので、取り上げ根拠を以下に記します。ただし例によって文字数制限上、大部分カットしています。

アルプス電気(6770)系のカーエレクトロニクスメーカー。足元で円安が進捗していることで自動車の販売動向にも回復期待。それに伴い自動車関連株にも回復基調が鮮明化。親会社のアルプス電気(6770)も足元で回復基調が続いており、親子で買い安心感が続く状況が見込まれる。

テクニカル的には10月で急落した安値と11月安値により、概ね600円どころでのダブルボトムを形成。その後窓埋めを果たし、メリルの買い判断により出来高を伴って75日線を一気に突破。上昇のスイッチが入ったような形になっている。75日線をクリアし、25日線と75日線のゴールデンクロス、また75日線の上昇転換が近づく中で下値不安は小さい。

予想PERは35.1倍で同業のパイオニア(6773)の71.3倍との比較では割安。PBRは0.5倍で同0.9倍との比較でも割安。予想ROEは1.5%で同1.3%の比較でも高く、配当利回りは2.7%と高い。目標は200日線や戻り高値を意識して」


日本エスコン(8892)も大幅高。こちらは25日の有料メルマガで取り上げ。「今流行りの新興不動産株でしかも低位株となかなか今の地合に良い条件が揃っています。これは気付かれればドカンとくるのでは」としました。低位・新興の信用取引規制緩和コンボ銘柄ですから、もっと注目されればもっと化ける可能性を秘めています。


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最近はお陰様で成績も良くなってきたので、お問い合わせが一気に増えて会員数も伸びてきました。この先上がるにしろ下がるにしろ、売り買いそれぞれの場面に見合った銘柄を探してご紹介していきたいと思いますから、本年もどうぞ引き続きご愛顧の程宜しくお願い致します。

※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。