KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

2月の成績発表

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本日は2月の成績発表です。2月は3日新甫で荒れるというアノマリー通り波乱の動きとなりました。そんな中で私のポートフォリオはどうなったでしょうか。早速検証してみましょう。


買い銘柄

みずほFG(8411)
219円→209円(19営業日保有 下落率4.6%)

日銀金融政策決定会合において「貸出支援基金の延長と拡充」が決定したことで最も恩恵が受けるとされる銀行株が急騰。ただ、その動きも所詮「追加」「2倍」などのキーワードを受けて買い上げたアルゴリズム取引が原因に過ぎず、その後はまた下落していく流れとなりました。

今月は全般的に銀行株が弱く、結果TOPIXを押し下げてNT倍率を再度拡大傾向に導く動きに。3月は高配当利回り銘柄に対する権利取りの動きが強まることから、もう少し底堅い動きが出そうですが。


三井海洋開発(6269)
2813円→2564円(19営業日保有 下落率8.9%)

良い今期見通しを出したのですが、なかなか株価浮上には繋がらず。同業の日本海洋掘削(1606)はマレーシアでの案件が解約されたということで、業界全般的にちょっとマイナスの流れが続いています。日本のエネルギー開発のためには是非とも頑張ってもらいたいところですが。チャート的には崩れた形にはなっているものの、週足ベースでは割安感が出てきていることから、いつ株価の戻りが見られてもおかしくない場面ではあります。


東京瓦斯(9531)
512円→510円(19営業日保有 下落率0.4%)

決算を受けて下落が続いたものの470円で底打ち。その後は売り一巡感から買い戻しの動きが続いています。足元でガス小売り自由化など好材料がはやされたことも契機に。これは競争激化というマイナス面もありますが、一般的に最大手が規模のメリットを生かして色々と有利に事業展開できますから、むしろ同社にとってプラス面が大きいと思われます。結局インフラや価格支配力を握っているのは大手ですからね。

ですから今後はM&Aなどによって地域の垣根を越えた事業拡大が見込めるというメリットもあります。またアメリカからのシェールガスの輸入についても17年から容認される運びとなったことなど、全般的にガス事業が電力に対して反転攻勢に出る機会がたくさんある印象です。

チャート的には昨年12月と今年1月の安値を結んだ下値支持線を回復し75日線もクリア。現在は一目均衡表の薄い雲に突入を果たして、遅行線も雲入りと次々上値抵抗線を突破しています。75日線も3月からは上昇に転じてくる見込みであり、今後は下値抵抗力が徐々に強みを増してくる段階。ボリンジャーバンド+σ、200日線と上値で超えないといけないハードルはまだ残っていますが、3月配当取りの動きが出てくることでのクリアに期待です。


吉野家HD(9861)
1464円→1513円(6営業日保有 上昇率3.3%)

権利落ちが近づいたところでさっと利食い。これはなかなか上手くいきました。結局権利落ち後は相変わらずの下落ですし、ゼンショーHD(7550)のすき家が牛すき鍋膳を取り入れてきたり牛丼を値下げしてきたりと、競争激化の流れになってきて、株価は推進力をすっかり失った格好に。とりあえず75日線くらいまでは下落が続くものと見ています。


フィールズ(2767)
1963円→1794円(19営業日保有 下落率8.6%)

決算翌日は買われて始まったものの、進捗率の低さから売られる流れに。大陰線を引きましたが、その後は横ばい推移が続いています。全般的にカジノ話の盛り上がりに反比例してパチンコ関連株が売られており、そのあおりを喰らっているような感じでもありますが、同社はコンテンツビジネスへの脱却を目指しており、浮き沈みの激しい事業ポートフォリオを改善しようとしています。もっとその辺りの評価が高まっても良いのではないかと見ています。


住友金属鉱山(5713)
1345円→1377円(15営業日保有 上昇率2.4%)

金、ニッケルの上昇を期待してポートフォリオ入れとし、実際にそのような動きにはなったのですが、残念ながら株価の方の反応は鈍く。程々で損切りとしておきました。今話題の電池関連株でもありますし良い銘柄だと思うのですが、単価の高さがネックか。


京浜急行(9006)
2/4より 780円→853円(17営業日保有 上昇率9.3%)

訪日外国人の増加や西武HD上場話、また優待狙いの買いが入りやすい時期であることからエントリー。2/4の暴落で売りが出尽くしたところでのなかなかベストタイミングで入れました。その後は下値切り上げの上昇トレンドに。この動きは権利落ちまで続くものと見られるので、基本そこまではホールドで大丈夫そうです。


アライドテレシスHD(6835)
2/11より 97円→85円(13営業日保有 下落率12.4%)

今期決算見込みが良いのではないかと見て決算直前にエントリー・・・しましたが、前期決算が悪いのは十分想定内としても、まさかの減配。あとは(実際に買うかどうかは別として)自社株買いが毎年どこかで発表されるので、それだけが拠り所ですね。とほほ・・・。


売り銘柄

KDDI(9433)
2/11より 5460円→6201円(13営業日目保有 上昇率11.9%)

こちらは有料メルマガで売りが上手くいったので延長分として取り上げましたが、その後あれよあれよの上昇に。すっかり裏目です。NTT(9432)のドコモ(9437)とのセット割引解禁、MVNO業者の回線接続料割引、楽天(4755)のバイバー買収、加えてソフトバンク(9984)がLINE株取得話などもあって、キャリア3社の中では最もLINE寄りだった同社にとって最も逆風だと思ったのですが・・・。

確かに同社の配当利回りが高いので配当取りの動きも一部ではあると思いますが、内情は以前のファーストリテイリング(9983)のように指数寄与度の高さで遊ぶ投資家の買いが入ってきているのだと思います。ソフトバンク売り、KDDI買いのペアトレードもバランス的に行われている様子。足元昨年11月以降の横ばい水準まで戻ってきましたが、万一このまま高値6580円を更新するようならその時点で損切りとします。


以上の結果から、1営業日当たりの騰落率を計算すると
-0.22(%/営業日)という結果が出ました。

計算式は各銘柄の保有営業日日数√騰落率を合計し、出された数字を銘柄数の合計で割り、平均値を算出します。つまり全ての銘柄に同額投資したとして、一営業日当たりの平均上昇率を導き出し、そこから一営業日当たりのポートフォリオの平均上昇率を出すわけです。


ちなみにその間
日経平均 1/31終値 14914円→14841円(19営業日 下落率0.5%)-0.03(%/営業日) 
TOPIX  1/31終値 1220  →1211 (19営業日 下落率0.7%)-0.04(%/営業日)

今月はベンチマークに敗北。外した銘柄が上がり、新規に入れた銘柄が下がり、売りポジを採った銘柄が上がり・・・と踏んだり蹴ったりでした。


そしてKA指数の発表です。KA指数とは、ブログで初めて銘柄を紹介した2005年8月23日の寄り付き前を100として、今は何ポイントになったかということです。

KA指数504.9ポイント
500ポイント割れのところまでやってきて、昨年4月以来の低水準に。何とかここで食い止めます。


さて、3月の相場展望ですが、目先の投資判断は「やや売り」に戻します。アメリカ株はしっかりで、S&Pは最高値を更新してきました。相変わらず景気指標がどうなろうと、異常な強さを発揮する国です。それを受けてシカゴ225先物は14935円となっています。

ただお休みの間に懸念のウクライナ情勢がまた緊迫化してきました。ロシアが軍事介入ということで、久しぶりに世界の争乱の中心にロシアが戻ってきたような感じになっています。それを受けて週明けの株式市場がまずどう反応するのか見ておきたいところです。

今回の件に関して日本の立ち位置はなかなか難しいです。表面上は当然アメリカに歩調を合わせる形でいきたいですが、安倍首相は領土問題やエネルギー面での交渉から親露路線を出しています。ですから、正直なるべく静観を決め込みたいのが本音だと思います。この舵取りを間違えると命取りともなりかねないので、また事態が面倒くさいことになってきました。

これでもし明日また大きく下げるようだと、二番底を探りに行くような展開になると思われます。先週は間違いなく引けにかけてドレッシング買いが入りました。月末である金曜は14時45分まで売られていたのに、残りの15分間で突然買い上げられて結果月足は陽線に。明らかに2月の成績を表面上良くしたかった筋の買い上げと思われます。

この動きはREITで特に顕著でした。東証REIT指数は前日27日にも引け間際に突如買われ、翌日結局再度急落し、また引け間際に買い戻されました。それが不動産株の売りにも繋がり、不動産株は途中までは連日の下落率ダントツ1位でした。アベノミクスに失望した外資による不動産株売りと、それに伴うお化粧買いというのが内情であると思われます。

ですから、金曜は何とか下ヒゲを付けて終わってくれた・・・と安心するのではなくて、そのドレッシング買いの分の反動売りを警戒しなければいけないのではないでしょうか。その動きが少なくとも火曜までは続くと見られ、大きな下落に繋がる動きを警戒した方が良いでしょう。イメージとしては1月末から2月頭にかけての動きをそのまま踏襲するような感じで、日並びも2月と3月は全く同じな波乱の3日新甫ですから、きな臭さを感じます。

イベント的には5日から中国の国会にあたる全人代が開幕し、7日にはまた雇用統計、来週には日銀金融政策決定会合があり、14日はメジャーSQと重要日程が目白押しです。流れが変わるとすればメジャーSQ通過を待つ必要があると思われ、そこまでの動きに注意が必要です。

最近特に嫌なのが出来高の薄さ。連日2兆円割れとすっかりエネルギーを失ってしまい、上値を追う力は見えません。そんな商いが薄い中で日立マクセル(6810)やJDI(6740)のブックが開始され、市場からの資金吸収額が推定計5000億円近くですから、換金売り圧力にさらされることになりそうです。

上昇は単にアメリカ株の好調さにご相伴するのみで、日本独自の買い要因は見あたりません。3月はアノマリー的には買われやすいですが、アノマリーだけでは心許ない感じです。

何と言っても来月から消費税が上がるわけですし、買い材料が見出し辛いです。とりあえずメジャーSQまでは14200円~15000円強程度の値幅を想定し、なるべく15000円に近いところでの推移を期待するしか無いのが現状と言えそうです。

※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。