KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

雇用統計は予想を上回る結果に

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日経平均は金曜続伸。前日のNYは新規失業保険申請件数が予想を上回る改善だったことを受けてS&Pが最高値をまた更新。それを受けた日経平均も朝方から買いが先行。前日のECB理事会で追加緩和が行われなかったことからユーロが買われ、為替がドル円で103円、ユーロで142円をそれぞれ突破してきたことも支援材料になりました。

後場は雇用統計を控えて一時値を消す場面もありましたが、引けにかけて買い戻しの展開に。再度切り返して高値圏での引けとなりました。ただ相変わらず売買高は20億株台、売買代金は2兆円割れと低水準でした。


投資判断は「やや買い」に。金曜のNYは注目の雇用統計が非農業部門雇用者数が17.5万人の増加ということで予想の15万人を大きく上回る着地。失業率は6.7%で予想の6.6%との比較では悪かったものの、寒波の中での大健闘からドルが買われる展開に。それを受けてドル円は103.3円程度と一段の円安で、シカゴ225先物は15310円と買われました。S%Pなどはまた最高値を更新。

まあ先月あれだけ落ち込んだので、その分が加算されたとも言えますが、2ヶ月連続での低迷も懸念されていたので素直に評価された感じです。いずれにせよこの雇用統計で今月の動きがほぼ決まると思っていたので、とりあえず現段階では投資判断を買い方向に傾けます。

週明けアメリカがまた逆方向に反応することがあるので油断はできませんけれど、今は普通にアメリカ株も高値更新モードが止まらないので、事ここに至っては売り材料のほとんどが無くなりました。あるとすれば突発的な外的ショックだけと言えそうです。一応ウクライナ情勢もパラリンピック開催中は動きが無さそうですし、ロシアが動かなければ北朝鮮なども大人しくしているでしょうし、目先は混乱一服感が続きそうです。

チャート的には金曜の段階で既に75日線に手をかけており、前回も「75日線や昨年6月からの安値を結んで作られた抵抗線の延長線が揃って15200円台後半にありますが、共に上昇傾向であるため抵抗力はかなり弱め」とした通り、ほとんど抵抗線としては機能していません。

下値を支える25日線も上昇に転じてきましたし、一目均衡表の雲ねじれに向かって突き進んでいくことで、一気に流れを変えられそうです。そしてこのまま1/24の急落で開けた窓(15485円~15690円)を埋める動きになって、昨年末の高値に対するショルダー部分、すなわち12/3の高値15800円くらいまでの戻りは目指す方向にドテン買いすべきタイミングだと思います。

来週は日銀金融政策決定会合があり、基本はまだ追加緩和が出ない方に9割くらい考えていますが、万一追加緩和がここで出たらボーナスステージ入りする流れになりそうです。先週までの流れが嘘のように地合が改善して、日本株の出遅れ感を取り戻せのイケイケモードになっています。週末にはメジャーSQが控えていますが、今回は裁定買い残の整理もだいぶ進んでいることから、特に波乱はなさそうです。

今の懸念材料は突発的に出てくるであろう海外の事件的なものと、国内では商いの薄さに比して多い信用買い残空売り比率が30%を切ってきたという変調くらいです。ただし繰り返しになりますが需給的には3月末の権利取りの動きも引き続き出やすい頃合いです。ですから先週からまた個人の買いが復活しましたが、基本は下値切り上げ型の戻りを試す流れになりそうです。


新興市場も「中立」。金曜は両指数共に堅調。東証1部に安定感が出たことで買われました。またバイオ株も引き続き買われる流れに。ただ新興市場も売買代金が薄く、はっきりとした買い材料は存在しません。

上場二日目のサイバーリンクス(3683)は公開価格の2.7倍の初値を付けた後はストップ安に沈み、案の定セカンダリが上手く回っていません。正直勢いは感じられない印象です。同じサイバーでも来週からブックが始まるサイバーダイン(7779)のために換金売りが出てくる地合か。ちなみにサイバーエージェント(4751)の方は久しぶりにしっかりしていました。


ポートフォリオ銘柄】
東京ガス(9531)は反発。ウクライナ情勢の緊張緩和を受けてLNG価格が概ね戻ってきたことを受けて安心感が拡がる格好に。ただ引き続き輸入先のロシアに対する経済制裁論議などで予断を許さない格好でもあります。ただロシアに対してはEU諸国もエネルギー調達を依存している関係上、なかなか協調ができません。アメリカもシリアの時の二の舞になりかねず、世界が一致して制裁するというのは現実的に難しい状況です。

ロシアもLNGという武器があるから強気に出られるわけですが、一般的に自国資源を出し渋ると自らの首を絞める結果になります。中国がレアメタルの輸出を制限したら日本企業が頑張ってレアメタル不要の技術を進展させたことと同様に、今回も場合によってはアメリカのシェールガス販売拡大に繋がってEUとアメリカとの結びつきをより強固なものにします。

それはともかくテクニカル的には来週から再度75日線が下向きかけるので正念場であり、もう一踏ん張り欲しいところ。もう少し現値水準で踏みとどまれば自然と雲抜けを果たすことになり、上昇トレンドがより明確になるタイミングです。ストキャスも割安感があることで上放れしやすいところ。需給的には空売りが増えていることで貸借倍率が改善しており、3月期末に向けて権利取りの動きも出やすいですから非常に良い状態と言えます。


フィールズ(2767)は小動き。ただ金曜の夜のニュースで「ウルトラマンの漫画がマレーシアで発禁に」と出ました。ウルトラマンイスラム教の神「アラー」と比べている部分があるから、とのことですが、ウルトラマンの版権を管理している同社にはちょっとマイナス材料とも言えます。

ただウルトラマンがちゃんと海外で認知度があるということがわかって、個人的には前向きに捉えています。同社のコンテンツビジネスが海外に向いていて、パチンコだけでない業容拡大に期待が持てる、内需偏重ではなく外需の取り込みも認められるニュースのように思えます。


金曜寄り付きより買いポートフォリオ入れとなった岡部(5959)は続伸。実質的な上場来高値を更新してきました。震災から3年目が接近することで復興関連株に買いが入ってくるタイミングに。チャート的には申し分が無く、需給面も良好。1500円は通過点としてクリアできるところでしょう。


【注目銘柄】
前田工繊(7821)は続伸。こちらは3日の晩に有料メルマガで買いで配信しましたが、残念ながら買値に届かずそのままスルスルと上がってきました。また例によって勿体ないので取り上げ根拠をここで記して有効利用します。

「△前田工繊(7821) 東証1部 売買単位100株
1411円 出来高116100株

3/4買値 1380円以下
3/14までの目標株価 1540円


【評価】
業績    ◎
テクニカル ○
需給    ○
同業他社比 △
その他ポイント 建設関連株のディフェンシブ性


河川・道路補強等の防災用建築・土木資材大手。今期は大幅な増収増益を見込む。1月末の第一四半期決算発表の段階で中間・通期揃って上方修正。第一四半期から好調なスタートを切れた上に昨年末に取得した子会社(会社更生の旧ワシマイヤー等のグループ)の業績寄与分や、復興事業関連製品の好調を織り込んだ。

東京オリンピックまでインフラ整備が重点事項で当面事業環境が良いことは約束されており、世界景気の趨勢などに対して耐性がある。足元で年度内に予算成立もなったことで、改めて国土強靱化関連に焦点が当たることも期待。

テクニカル的には25日線に接近したことで、25日線での支持に期待。MACDパラボリックは暗転。ただ一目均衡表は三役好転の形を維持しており、ストキャスは割安感が出ているところ。週足でも上昇トレンド維持を示唆。

需給面では上場来右肩上がりの推移が続いていることで総じて良い形。短期的にも決算後の出来高急増部分を上回ってきており売り一巡感。信用買い残は差し引き約8.1万株で11年2月以来の低水準に。日々の出来高との比較でも返済売りが重石にならない印象。

予想PERは17.2倍で同業のエスイー(3423)の20.2倍との比較では割安。PBRは2.9倍で同1.9倍との比較では高い。予想ROEは16.4%で同9.5%との比較では高い。配当利回りは0.5%で市場平均の1.7%との比較では低い。

買値は25日線に近づいたところで。ただし地合が悪いため、基本は後場まで様子見で。目標は最高値に。損切りは買値の4%程度下の水準で適宜」

こちらも岡部同様復興関連という切り口で見ていけるところです。3月の予算も早期に決まりましたし、建設・土木といったインフラ関連は昨年先行して盛り上がった分、調整一巡感が他の銘柄に比べて早く出ているものが多いです。結果ライト工業(1926)なども高値を更新しており、上値の軽さが目立ちます。


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※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。