KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

3月権利付き最終日でしっかり

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※筆者情けないことに、日曜にくしゃみをしたらギックリ腰になってしまったので、リハビリの有料メルマガからつぎはぎコピペによるショートバージョンでお送り致します。


日経平均は本日反発。昨日のNYがしっかりしていたことで朝方から買いが先行。3月期決算銘柄の権利付き最終日ということで下値での買いが入りやすい一日でもありました。売買高は24億株台、売買代金は2.3兆円台と、そこそこ膨らみました。


投資判断は「中立」。売買代金は連日2兆円を超えて、ようやく相場全体に盛り上がりが戻ってきた・・・かのように見えます。ただ市場では年金運用資金による銘柄入替があっただけという冷めた見方が大勢です。

明日は配当落ち100円が見込まれているようですが、過去20年での3月配当権利落ち日の勝率は60%を越えている、すなわち配当落ち分を埋めて100円弱ほど実質的にプラスになっているそうです(すいません、いつもならちゃんと自分でも調べるのですが、腰がまだ本調子ではないので伝聞です)。

ですからその辺りの事情を鑑みれば明日はしっかりしているかも知れません。例年3月末に向けてまたドレッシング買いも入ってきて最終週は高いですから、今月いっぱいは引き続き買い気の強い展開が続く見込みです。

ただあまりこういうフレーズは使いたく無いのですが「今回は違う」のかも知れません。毎年毎年事情が異なるのは当然なのですが、今年は特に根っこの部分で例年と大きく異なっています。昨年15兆円も外国人が買ってきて、その後に新規の買いがなかなか入り辛いこと、空売り規制が緩和されて売りが入りやすくなったこと、4月からの消費増税や海外情勢が不安なこと、などなど。

特に今年はNISAというものが始まって、例年よりも3月の権利取りの動きが「先取り」的に出てしまったことで(昨年末から既に高利回り、高優待銘柄の物色があった)、今週はそれ程高利回り銘柄の買いが入りませんでした。これら「制度上の変更で例年と異なる」ことが結構多いので、さすがに「今回は違う」と思います。

ただNISAの話に関してはその後の反動が緩和されるというプラスの方向の「今回は違う」なのかも知れませんが、各社共にNISAを意識して高配当を出したり優待を新設したりしたので(実際3月の100円配当落ちは過去最大級とのこと)、やっぱり反動が気になります。

チャート的には日経平均は14500円を越えることができず、25日線も下落に転じてきました。ストキャスが上昇している中で株価の戻りは弱かったですし、ボリンジャーバンド-2σは再度拡大に向いていることで下値余地が拡大しています。

昨日も十字線的な動きを出しており、相場の迷いを体現しているような感じです。今月いっぱいは良いとして、来月から出る方向性に強いベクトルがかかってくるように感じています。明日本当にちゃんと配当権利落ちをこなして5日線を再度回復できるかどうかに注目です。

と言うわけで、基調としてはイベントを次々と通過していくことで次第に弱気色を強めているのですが、4月に日銀が追加金融緩和をドカンと出してくれれば、ひょっとしたら世界をも救うかも知れません。アメリカが緩和縮小に向かう中、そしてヨーロッパがなかなか緩和に踏み切れない中、中国が緊縮財政に向かう中、お金を刷る余地がある大国は日本だけです。

私は外国人では無いので当然予想ですが、昨年外国人が15兆円も買ったのはアベノミクスに期待したというよりも、日銀の異次元金融緩和(日本版QE)の一点にのみ買い材料を見出したのではないかと思います。安倍さんの成長戦略はそれにちょっと尾ひれ羽ひれが付いただけでは?と思っています。

と言うのも、外国人(特に西洋人)は自国のQEで株価が市場最高値を付けたという成功体験を持っているからです。どんなにアメリカが債務上限問題でもめてもウクライナ情勢など地政学リスクが高まってもお構いなし。結局金融緩和で大量に余ったお金が利回りを求めて株式市場に入り込んでくるという事実のみで、株価は上がり続けています。

逆に言えば日銀の追加金融緩和以外にトレンドの転換は無いと見ています。正直個人的には前回のイエレンさんのFOMC失敗デビューをかなり深刻に捉えているので(政策の成否の問題ではなくて、売り方に隙を与えてしまったこと)、日銀の金融緩和があったとしてもアメリカの下落に飲まれてしまうかも知れません。そもそもアメリカが緩和縮小に向かっている事実こそ、そろそろアメリカ株上昇のガス欠を示してもおかしくありません。

ただ規模や黒田さんのやり方(個人的に黒田さんは上手いと思っている)が上手くいけば日本株独歩高も不可能では無いとも思っています。その辺り4月に消費増税が行われ、景気に下ブレ懸念が高まった際に追加緩和を本当に出してくるか。昨年の異次元金融緩和から1年経過の4月に二度ある(8日、30日)金融政策決定会合に要注目で、逆に言えば少なくともそれまで買い材料が見あたらない感じです。


新興市場も「中立」。マザーズ市場は安値を割り込んで個人投資家も相当ダメージを受けている印象を受けます。ここまで天井知らずのレカム(3323)やカイオム・バイオサイエンス(4583)が垂直落下式で、個人投資家のテンションダウンぶりが伺えます。

更に泣きっ面に蜂的な感じでバイオ株も下げています。と言うのは、日本固有の問題というよりも、アメリカ株でバイオ株が弱いのが響いている感じです。一昔前は新興市場と言えば個人の独断場でしたが、一昨年辺りからファンドによる買いが明らかに入ってきて(JPMのザ・ジャパンなどが好例)、大口の資金を吸収できるくらいの流動性を確保しています。

なので、良くも悪くも新興市場も海外情勢を気にしないといけなくなってきている点は注意すべきでしょう。実際、全市場の売買代金ベスト5に新興市場銘柄が入るのも珍しくなくなってきました。そうなれば海外資金も入り込んできやすい環境になっています。

本日は注目のIPOサイバーダイン(7779)が意外に初日で寄り付いたことで一旦地合を冷やしましたが(資金を吸収するため)、その後ストップ高を付けるなど乱高下。そもそも初値がストップ高で1万円を超えることを考慮して8510円で決まった雰囲気が強いです。

ちなみに同時上場のDLE(3686)はストップ安と明暗分かれました。個人的には「鷹の爪」は出だしからずっとファンなので応援したいですが。LINEスタンプも販売しているということで、LINE上場の折にはまた物色されるでしょうか。


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※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。