KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

引き続き海外市場が休み気味の中で閑散相場

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日経平均は本日反落。NYが休場だったことから金曜の閑散商いの流れをそのまま引き継いでスタート。朝方発表された貿易収支が予想を上回る悪化だったことで為替が円安に振れたこと、また貸金業金利規制緩和検討報道を受けて、消費者金融株を中心に急騰し、一時14600円を回復する場面がありました。

ただその他金融セクターがほぼ寄り天になると、全体的に上値の重い展開に。まだヨーロッパなど一部ではイースター休暇が続いていることで、後場は相場が閑散の中先週末終値を挟んだ小動きに終始しました。売買高は17億株台、売買代金は1.3兆円台と低調。値上がり銘柄数は全体の1/3に止まり、TOPIXの連勝は今回は4でストップに。


投資判断は「売り」。今日はもう少し弱い動きが出ると思っていたのですが、印象としては底堅さが見られました。日経平均TOPIX共に8日の黒田総裁が連れない会見を行った日の水準にまで戻ってきています。引き続き「閑散に売り無し」を地でいく流れと言えましょう。

一方、チャート的にはTOPIXが結果的に25日線に阻まれた形になっています。もっとも「底堅い」とはいえ高値から130円以上押し戻されているわけですから、前場後場ではだいぶ見方が変わります。

基調としてはやはり下向きの流れが続くと見ています。象徴的だったのは東京製鐵(5423)が好決算及び今期の良好な見通しを出したにもかかわらず大幅下落。これはやはり今回の決算シーズンのハードルの高さを伺わせる内容だったと思います。本日引け後に発表した安川電機(6506)は今期も増収増益見通しながらも、市場コンセンサスや四季報予想を大きく下回るところでの着地。これが明日の機械株にどのような影響を与えるのか注目です。

今週はスケジュール的に木曜以降はオバマ大統領の訪日を控えて、ちょっと思惑が出やすいタイミングです。焦点は何と言ってもTPP。

個人的には残り一週間くらいで決着が付くとは思えないので、大幅な合意は無いままだと思っています。逆に言えば、リニア技術の無償提供は、オバマ大統領を空手で帰すわけにはいかないので、一つの手みやげとして用意したという側面も強いと思います(フリーミアムを利用したシェア拡大には個人的には賛成です)。豚肉に関してはアメリカで大規模な伝染病が発生しており、アメリカにとっては都合の悪いタイミングでもありそうです。

ちなみに個人的な意見としてはやはり関税という制度そのものがちょっと歪だとは思っています。これだけ物流技術が発達した今、消費者が国内産であれ海外産であれ、安くて良いものを手に入れる選択肢が阻害されるというのはおかしいでしょう。アメリカだけではなく国内でも鳥インフルエンザなどが流行っていますし、食料供給源は確保しておくことにこしたことがありません。

もし国内産を強めたいのであれば、食育をしっかり行うとか価格以外に例えばカロリー表示のように健康に対するリスクを数値化し、購入の判断材料を値段以外に数字で持たせるべきだと思います。数字というのは何より直感的に説得力を持ちますから。あとは国内産を海外に売り込む強さが求められるでしょう。

一方でオバマ大統領側から見た成果、という点では、日本の訪問の後に韓国訪問が予定されていますが、ご存じのように韓国は今それどころでは無くなっています。沈没船が大きくクローズアップされており(何故か国内のトップも連日韓国の事故。裏返せばそれだけ日本は平和ということでしょうか?)、朴政権への非難が高まっている様子。やや不謹慎ですがピンチをチャンスにできないのは、3年前の日本同様やはり危機対応力の無さを示していると言えます。

なので今回のオバマ大統領アジア歴訪に関しては、残念ながら大した成果が上がらずにお帰りいただく流れになりそうです。まあ元々市場は大きく期待していないようなので、これきっかけで暴落ということにはならないでしょう。むしろ国内要因としては木曜辺りから本格化する決算に注目ということになりそうです。

アメリカの方は決算の数字があまり良くないと言われていた分、ハードルが下がっていたこともあって下落はそれ程大したことない感じにはなっています。ただIT系の下落は比較的顕著で、Googleは決算を受けて更に下落し、NASDAQのいわゆるモメンタム株が足を引っ張っています。

さり気ないITバブルの崩壊のようにも見え、個人的には引き続きNASDAQ主導の下落局面が続くものと見ています。火曜には動画配信大手のネットフリックス、水曜にはApplefacebookの決算を控えており、やはり今週は木曜がターニングポイントになりそうです。


新興市場は「中立」。本日は両指数共に軟調個人投資家に人気のある消費者金融株が軒並み急騰したことで、生き返った個人マネーが新興市場にも入ってくるか・・・と思いましたが、上述のように寄り天になってしまったことで、逆に資金の身動きが取れなくなった印象です。消費者金融株は結構な高値陰線を付ける銘柄が多いので、とりあえず一旦チャートの窓埋めを必要としそうで、そうなってくると新興市場もなかなか盛り上がらないのではないかと思います。

また上述のようにアメリカで特にNASDAQの主要銘柄の決算が続々出てくることで、その影響の波及が気になるところです。個人的には引き続き国内のモメンタム株(高PERの高成長期待株)においても警戒が必要と見ていますから、その巣窟である新興株もちょっと警戒が必要と思います。


ポートフォリオ銘柄】
三井海洋開発(6269)は反発。本日はバークレイズが投資判断を引き上げたこともあってしっかりの値動きでした。

また本日は中国が南シナ海メタンハイドレートの調査を本格化する、という報道もあり、新エネルギーに対する大国の力の入れ様が表面化してきています。商船三井(9104)の船舶を接収するという暴挙に出る、ちょっと道理の通らない国を相手にしなければいけませんから、我が国も海洋資源の開発は国策としてもっと注力しなければいけないでしょう。


ダイキョーニシカワ(4246)は反落。一時4/7の戻り高値を上回る場面がありましたが、その後は売りに押されました。主要取引先のマツダ(7261)は前期業績が会社計画を超過したと見られており、しっかりの動き。同社も月末のTOPIX算入を睨んで下値を切り上げる展開が続いており、需給要因も安定しています。初値奪還も指呼の間に迫ってきていると言えましょう。


さて、本日はまた一銘柄売りポートフォリオに加えたい銘柄があります。それは日本取引所G(8697)です。先般より有料メルマガで売りで見ていましたが、思いの外しぶといので、ポートフォリオ銘柄でも取り上げます。

傘下に東証大証を抱え、取引所で世界3位規模のグループですが、前期は既に見通しの上方修正が先月あったように大幅な増収増益を見込んでいます。ただ前期が好調過ぎた反動もあって、今期は四季報予想などでも減益見通し。足元で株式市場も盛り上がりに欠ける展開で、IPOもセカンダリが盛り上がらない中、前期と状況が一変し新規公開に二の足を踏む会社も出てきそうな雰囲気になっています。

加えて欧米では高速取引が問題化しており、規制論議も活発化。アメリカで規制が決まれば当然日本でもその話が出てくることで、取引総量の減少が懸念されています。

本日はその他金融業に所属することもあって、朝方は消費者金融株などの上昇に引っ張られましたが、17日の高値を超えられなかったので見切り売りが出ています。チャート的には各移動平均線を下回り、上値が重い展開が続きそうです。

目標は昨年10月の安値水準を割りこむ1950円に。明日の寄り付きから売りポートフォリオ入れとします。



【注目銘柄】
クラリオン(6796)は続伸。こちらは前回も当欄で取り上げましたが14日に配信した有料メルマガで買いで取り上げ。チャート的には高値警戒感の嫌な雰囲気を醸し出していましたが、それをはね除けて終日しっかりの展開でした。当然目標株価はまだまだ上なので、また達成し次第取り上げ根拠を当欄に記載します。


ビットアイル(3811)は反落。こちらは9日から有料メルマガで買いで取り上げ、その後はしっかりした値動きが続きました。先週末で投資期間は終了したのですが、引き続き脈のある銘柄と見ています。

とりあえず取り上げ根拠を以下に記します。


「都市型データセンター運営。今期は増収ながらも減益を見込む。主力のiDC(データセンター)サービス事業は増収ながらも大口の解約や顧客からの減額要請などが響き、中間期の段階でも増収減益。月次のラック稼働状況(データセンター稼働状況)を見ても緩やかに減少が続いている。電力料金の増加もコスト増に繋がって、ダブルパンチの格好。

ただそれ以外のクラウドサービスを提供するマネージドサービス事業、ソリューションサービス事業などは着実に伸びており、主力事業のマイナスを補う流れ。中期経営計画でもM&Aなどで成長を目指すとのことで、データセンター以外の事業拡大を企図。

テクニカル的には各移動平均線を下回り、上値が重い状況が続いている。MACDパラボリックは好転。一目均衡表は三役逆転の流れが続いている。ストキャスは割安感を示し、ボリンジャーバンドは-2σが急速に切り上がっていることで、目先の下値は一服感。

需給面では直近1年近く下落が続くことで総じて悪い流れ。ただ先月には自社株買いを実施し、一定量を吸収。加えて今月末にTOPIX浮動株調整係数の上昇によって、更にTOPIX連動型の投信などへの買い需要が見込まれる。信用買い残は87.7万株で日々の出来高との比較では返済売りがやや重石に感じられるところ。昨年7月以降水準自体はあまり変化が無い印象。

予想PERは14.5倍で、同業のさくらインターネット(3778)の18.7倍との比較では割安。PBRは1.8倍で同1.6倍との比較ではやや割高である。予想ROEは12.5%で同8.3%との比較では高い。配当利回りは2.1%で市場平均の1.7%との比較では高い。

買値は本日の高値と25日線を上回るところで。目標は3/4の決算発表前の水準に。損切りは600円割れで」

TOPIX浮動株調整係数の増加分は28日引けに組み入れられることから、もう一週間くらいはまだ需給バランスの良い状態が続きそうです。チャート上の上値抵抗力などを見極めた上で、ギリギリのところまで引っ張りたいところです。


・・・そんなわけでいつもの文字数制限の関係からここまで。

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※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。