KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

4月の成績発表

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本日は4月の成績発表です。4月も月足では陰線になり、月間騰落率は下落となりました。そんな中で私のポートフォリオはどうなったでしょうか。早速検証してみましょう。


買い銘柄

みずほFG(8411)
210円→204円(19営業日保有 下落率2.9%)

地合が悪い中でも案外200円を下値に下げ渋り、TOPIXの支援材料に。前期上方修正が相次ぐ地銀の決算などは良いものが多いようですが、メガバンクに関しても足元の景気回復感から期待が高まっているところ。ただちょっと信用買い残も相変わらず多いですし、市場の商いが薄い間は上がり辛いですね。しばらく日柄調整が必要か。


三井海洋開発(6269)
2494円→2377円(19営業日保有 下落率4.7%)

公募の発表により急落の場面がありましたが、受渡日が通過してからは出尽くしの戻り場面に。結果投げ売りが一巡し、戻りやすくなりました。今回の公募は受注の多さに対応するための前向きな資金調達で、業績の成長に寄与するものです。メタンハイドレートの採掘も引き続き至上命題ですし、先行き不安はありません。


ノバレーゼ(2128)
1033円→975円(19営業日保有 下落率5.6%)

今月は1000円を挟んでもみ合い。決算自体は第一四半期から4期ぶりの黒字スタートで好調な出だしでしたが、株価の反応は特にありませんでした。結婚式ビジネスは消費増税もほとんど影響がありませんし、業界シェアもまだまだ小さい会社ですから、今後の伸びしろの大きさに注目。再度高値トライの動きに期待です。


岡部(5959)
1521円→1445円(19営業日保有 下落率5.0%)

出てきた第一四半期決算は大幅な増収増益。それを受けて株価は戻り歩調となっています。復興、五輪、リニア・・・様々な需要が旺盛な建設株も軒並み増額修正が目立っていますから、その周辺株の数字が良いのも当然でしょう。こちらも再度高値トライの動きに期待です。


日本製紙(3863)
2028円→1920円(19営業日保有 下落率5.3%)

2100円の上値が重く、このまま下落が続けばダブルトップの形に。決算きっかけで上放れることができれば売り方の買い戻しを誘い込む展開に持っていけるのでしょうが、今は材料が無いまま地合に押されダラダラ下がっていくところ。決算を見て進退を決めたいと思います。


ダイキョーニシカワ(4246)
1730円→1606円(16営業日保有 下落率7.2%)

月末のTOPIX算入で利食い・・・と思いきや、その算入日に急落。引けでは値が付かない形で終わり、翌日は反動高に。現実的には翌日に持ちこしなのですが、ブログの規定通り当日終値での評価。結果利食い損切りに・・・。非常に納得のいかない形での終了となりました。


ビックカメラ(3048)
4/9より 628円→700円(6営業日保有 上昇率11.5%)

案外消費増税の反動が薄く業績の良い家電量販店の中から、高値更新銘柄としてエントリー。そして上手くエントリー後に上昇を続け、間もなく目標株価到達となりました。その後も「710円を超えたら再度買いでいける」としたように、足元でも強含んで推移しています。売り残が多く地合耐性もありますし、また高値の節目抜けの折には取り上げたい銘柄です。


キッコーマン(2801)
4/28より 2014円→2058円(3営業日保有 上昇率2.2%)

決算を受けて上場来高値を更新してきたことでエントリー。自社株買いを実施していることも支援材料にその後も着実な足取りを続けています。金曜は同じく上場来高値を更新してきた花王(4452)と合わせて一旦連休前の売りが入りましたが、今後も空売りの買い戻しを巻き込んで上値追いが続くものと見ています。

原材料価格の上昇によるコストアップだけが懸念材料で、それ以外に買われない理由が無い状態。今や海外の利益が3/4を占める醤油メーカーですから、和食の無形文化遺産登録をきっかけに新しい顧客がドンドン開拓できているわけで、むしろ伸びしろの大きな「アグレッシブなディフェンシブ株」と言えます。地合が多少悪くてもしっかりした動きが続くでしょう。


売り銘柄

KDDI(9433)
4/14より 5255円→5643円(13営業日目保有 上昇率7.4%)

先月のリベンジで再度売りで取り上げましたが、また踏み挙げられる動きに。有料メルマガで取り上げて大きく下がった後に取り上げるので、反動もやむなしでしょうか。先般出た決算も今期見通しは増収増益の良好な決算ではあったものの、営業利益は市場コンセンサスを下回る内容でしたし、日経報道で事前に出ていた内容と大差無かったので売られるか・・・と思いきや買われました。

ただ同社が一番好調な固定回線と携帯の「セット割」もNTT(9432)が解禁されますし、MVNOを利用した格安スマホを他社が次々出してきますし、通話料金は競争激化で増加が見込めないわ、LTE対応の設備投資はまだまだ続くわで、全く買い材料が見込めません。今期業績見込みも「一括0円」での顧客獲得競争が総務省からの指導で中止になった分、経費負担が減ることの寄与が大きく、国内飽和の中で成長は描き辛いです。


光通信(9435)
4/16より 8010円→8790円(11営業日保有 上昇率9.7%)

こちらもKDDI同様、既存キャリアの携帯が売れなくなることを見越してエントリー。ただその後着実に上がっています。背景には15日に発表が予定されているMSCIの定期入替で、SMBC日興が同社を採用候補として取り上げていることがある様子。実際、SMBC日興は投資判断を最上位、目標株価9300円でカバーを開始しており、この辺りの自作自演感が出ている感じ。

確かに時価総額規模などを考えると、いい加減採用されても良さそうなものですが、同社はオーナー企業で株主構成が偏っていますから、なかなかこういう世界的なインデックスには採用され辛いように思えます(だから今まで採用されなかったわけでしょう)。また事前にこれだけ盛り上がってきたので、実際に採用されても出尽くし売りが広がりそうですから、引き続き弱気で見ていくべきだと思います。


日本取引所G(8697)
4/21より 2251円→2150円(8営業日保有 下落率4.5%)

先細る株式市場や高速取引規制の話が海外で出ていることからエントリー。そして出てきた決算は今期の大幅な減益を見込んでおり、嫌気売りが広がりました。ただ金曜はその決算が出る前の水準まで戻してきました。証券各社などは今期見通しを非開示ですが、取引所としてのプライドから出してきたところは天晴れかも知れません。

それでも個人投資家無視、大口優遇の改革を続けていますから、それが改まるまでは規模だけが大きい三流取引所でしょう。いずれPTS(私設証券取引所)や海外の取引所に負けると思います。


ファーストリテイリング(9983)
4/23より 33295円→32040円(6営業日保有 下落率3.8%)

TOPIX浮動株調整係数の変更を睨んでエントリー。それを通過した後も地合の悪さを映して下落が続いています。ただ金曜の引け後に4月のユニクロ月次動向を発表。内容は既存店の伸びが前年同月比3.3%増と消費増税の影響を全く受けていない好内容でした。先月は駆け込み買いがむしろ無いくらいのわずか0.6%の増加だったので、ポジティブサプライズではあると思います。

ただ例えば既に月次を出していたしまむら(8227)は4/1~20までの売上が5.5%増ということで、元々衣料品各社の売上は消費増税後も反動減が薄いことは認識されています。また同社の業績も最近は海外業績に焦点が移っていますから、大きく買われる程のポジティブサプライズでも無い印象ではあります。


以上の結果から、1営業日当たりの騰落率を計算すると
0.01(%/営業日)という結果が出ました。

計算式は各銘柄の保有営業日日数√騰落率を合計し、出された数字を銘柄数の合計で割り、平均値を算出します。つまり全ての銘柄に同額投資したとして、一営業日当たりの平均上昇率を導き出し、そこから一営業日当たりのポートフォリオの平均上昇率を出すわけです。

ただ、今月はキッコーマンが3日保有での上昇だったので、同株は最長の19営業日保有したとして保守的に見積もっています。通常通りの評価であれば0.05(%/営業日)でした。


ちなみにその間
日経平均 4/4終値 15063円→14457円(19営業日 下落率4.0%)-0.22(%/営業日) 
TOPIX  4/4終値 1215  →1182 (19営業日 下落率2.7%)-0.14(%/営業日)

今月もベンチマークに勝利。4月も頑張って売り攻勢に努めた分、ヘッジが効いた感じです。


そしてKA指数の発表です。KA指数とは、ブログで初めて銘柄を紹介した2005年8月23日の寄り付き前を100として、今は何ポイントになったかということです。

KA指数520.0ポイント
ちなみにキッコーマンをそのまま評価した場合は524.6ポイントでした。


さて、5月の相場展望ですが、投資判断は「売り」継続です。注目の雇用統計は、非農業部門雇用者数は28.8万人増、失業率は一気に0.3ポイント低下の6.3%ということで、市場予想を大きく上回る内容に。それを受けてアメリカの景気回復期待感から一時ドルが買われ、ドル円は103円につっかかる場面がありました。

それを受けてNY株も高く始まりましたが、その後は緩和縮小のペースが速まるとの観測から結局売られる形に。為替も発表前の水準よりも円高になりました。シカゴ225先物もマイナスに転じています。

個人的には雇用統計の結果が云々というよりも、高値に位置していた株価の売りのタイミングと見られた可能性が高いと思います。ですからどんな結果が出ても金曜のアメリカ株は売られていたのではないでしょうか。5月に入った月替わりで、アメリカ株が売り転換したという可能性も考えておくべきでしょう。一応日本はGWですから、火曜までのNYの動きを見てまた判断したいところではありますが。

「Sell in Mayは今年は無い」という意見をしきりに見かけられるようになりました。日経平均は今年に入って4ヶ月連続でマイナスになりましたが、5ヶ月連続というのは戦後一度も無いということで、今月は大丈夫だろうという声もあります。

ただ、そういう議論は大抵都合の良い部分しか見ていない可能性があります。例えば日本株しか見ていなかったり、昨年54年ぶりの記録となる12週連続陽線があったことを無視したり。私自身はこれからまだ出てくる企業決算に引き続き警戒し、またきな臭い海外情勢も念頭において暴落を警戒すべき段階であると見ています。


※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。