KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

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日経平均は本日大幅続伸。前日のNYはFOMCを受けてS&Pが高値を更新するなどしっかりの流れに。それを受けた日経平均も朝方から買いが先行。昨晩の先物は警戒感で売られ気味だったものの、アメリカの先行きの安心感を受けて朝方から買われる展開になりました。9時20分頃から突然先物主導で大型株などに買いが入ってくる格好に。

ドル円が円高に振れても中国が安くなってもおかまい無しに一気に15300円台を回復すると、後場もそのまま高値圏をキープしました。売買高は27億株台、売買代金は2.5兆円弱と一気に膨らみました。


投資判断は「やや買い」。何とか予定通りFOMCを無事通過し、売り方の買い戻しを誘う展開になってきたと思われます。前回も書いたように、一旦買い上げるだけ買い上げて、売り方を一掃してから次の作戦に移る前準備に入った印象です。ともあれようやくボラティリティが上がってきて、ヘッジファンドなどはワールドカップばかり気にしていられなくなってきたものと見られます。

本日の買い上げは外国人と見る向きが優勢です。実際、本日発表された先週の投資主体別売買動向では前の週から引き続き外国人と信託銀行の買い越しが確認できました。それに対して個人投資家が売りをかけている構図も相変わらず。その流れは今週も引き続いていると見られ、FOMCを通過してリスクオンとなった結果、国内内需株や国際優良株がしっかり買われ、本日の出来高を多さを具現しました。

チャート的にはTOPIXに続いて日経平均の方も1月以来の高値を奪還。また200日線を25日線がゴールデンクロスしてきました。MACDも再好転して全般的に上げ潮モードに。

とりあえず足元の雰囲気は良くなってきましたが、先々に関してはやはり暴落の懸念は持っています。ただそれはもう少し先の話だと思います。6月と言えばボーナスシーズンでもありますから、非常に嫌な話ではありますが、未だ低稼働率のNISA枠の残りを狙った「誘い上げ」があると思います。つまりまたぞろ高値圏に接近し個人投資家をはめ込もうとする上昇相場を演出、週刊誌などが騒ぎ立て、投信の設定などが相次いだ後の話でしょう。
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/140616/fnc14061611190003-n1.htm

と言うわけで、それを逆手に取って当面はダマされたフリをしているのが有効だと思います。つまり上げ相場に乗っていく形がベターでしょう。

じゃあどこまで行くか、という話ですが、個人的にはあまり多くは望んでいません。言えるのは少なくとも15500円までは問題無さそう、というところまででしょうか。と言うのも、私が度々気にしている超長期上値抵抗線、すなわち96年の阪神大震災の復興需要を睨んだ高値、2000年のITバブルの高値、07年の小泉劇場の高値、それらを結んで今に続く超長期の延長線が現段階でその辺りに位置するからです。

この約20年にも渡る「呪い」が解けるのは、デフレ脱却の道筋が投資家に対して説得力を持った時しかないと思っています。それには今のところ日銀の追加金融緩和しかないと思っていますが、一応株価の需給面での押し上げ材料としてGPIFの運用比率変更も入れておいて良いのかなと思い始めています。

ただ、これはあくまで株式会社日本の自社株買いのようなものですから、本筋のトレンドを決定付けるものではありません。そうやって時間稼ぎしている間にデフレ脱却を確実なものにしないと、上値抵抗線を一時的に上回ったとしてもまた押し戻されてしまう可能性はあります。ですから、政府・日銀には株価が上昇したからといって油断無きようお願いしたいものです。


新興市場も「やや買い」。本日は高安マチマチの動き。ここまで一手に資金を集めてきたミクシィ(2121)やサイバーダイン(7779)が東証1部に資金を奪われる形で反落し、主役の入れ替わりが行われました。個人的には引き続き新興株高は続くと見ていますが、一度大きめのふるい落としがあってもおかしくない状況でもあります。

ただ例え2日間くらい大きめの下げが来たところで、これだけ回転が効いている状況下では個人投資家追証の投げに追い込むことができませんから、あくまでふるい落としと捉えるべきでしょう。

日経JASDAQ平均は昨年5月、今年1月に続いて3度目の高値(2200円)突破トライに入っています。ここではじき返されるようなら三尊天井が完成してしまい長期調整局面に入るリスクもありますが、週足のMACDも好転したばかり。最終的には突破が可能なものと見ています。


ポートフォリオ銘柄】
みずほFG(8411)は続伸。昨日は日経1面で「巨大銀行に新たな資本規制」と伝わりましたが、特段嫌気する動きも無く。本日のリスクオンの流れで昨今の金融株不安をはね除け、出来高を伴って買い上げられました。実に1.9億株の売買高に。もしこのままの勢いが続くのであれば3億株超の信用買い残による返済売り岩盤も突破できますから、今後の外国人投資家の動向などに注目です。


キッコーマン(2801)は続伸。地味な銘柄ですが、やはり年金資金などの大口投資家には受けが良く、再度高値を伺う流れに。相変わらず空売りの多い銘柄ですから、高値更新による売り方の買い戻し発展に期待です。


昨日寄り付きより買いポートフォリオ入れとなったKNT-CTHD(9726)は続伸。無事買い上げられて3/1に開けた窓を埋めてきました。昨日観光局が発表した5月の訪
日外国人客数は109万7000人(前年同月比25.3%増)と過去最高を記録。1~5月の累計でも500万人を
突破し、史上最高のペースとのことで、鉄道株などと合わせて旅行関連株も買われました。

MACDも暗転拒否の動きを見せたことで、ここから上げの第二幕が始まると思います。低位株であることも、やや仕手っぽさを好む短期資金にウケが良さそうです。復配にも期待。


さて、今回はまた一銘柄買いポートフォリオに入れたい銘柄があります。それは東京特殊電線(5807)です。

本日は日経1面の「電線の地中化への新法検討」という報道で、朝方から電線関連株が軒並み高。元々株価が低くて仕手性の高い銘柄の多い業種ですから、本日はそれぞれ大きく盛り上がるんだろうな・・・と思ったのですが、全体の地合が良過ぎて逆に材料が埋没する格好になりました。

そのちょっときな臭さも感じる銘柄ではあるのですが、今回の電線地中化の話以外にもう一つ、ロボット関連という側面も無視できないでしょう。沖電線(5815)や同社などはロボットケーブルも取り扱っており、ロボットを構成する部品としては欠かせません。そんなわけですから、これでテーマが二つも出来ました。

足元では信用買い残が多いこと、また直近で仕手っぽさから盛り上がった経緯もあってやや陰線が続きます。ですが、四季報などを見ても黒字定着の流れが期待できますし、復配も見立てられています。もし復配が成されれば、投信などの組入も見込めるために、一気に株価が居場所を変える期待も持てます。

親会社はあの古河電工(5801)ですし、優先株の処理にメドが付けば完全子会社化や業界再編というシナリオも期待できるので、怪しさの中にも安牌的な要素を持ち合わせています。目標株価はさしあたって200円に。明日の寄り付きで買いポートフォリオ入れとします。


【注目銘柄】
ベンチャーリヴァイタライズ(8721)は続落。こちらは16日配信の有料メルマガで特別編として取り上げてみました。株券ではなく一種の上場投信的なものです。ただ指数連動のETFとは異なり、ヘッジファンドの投信というような意味合いで、市場もベンチャーファンド市場というところです。

で、この銘柄なんですが、ざっくり半分は上場会社、半分は投資事業有限責任組合を資産として持っており、そこから出る配当や売買益を分配金として投資家に出すというものです。

ここが発行するマンスリーレポートによると、一番資産額で大きいのがリプロセル(4978)で、4月末時点の評価で持ち分は6.7億円相当ですが、足元でバイオが買われ本日時点で1.3倍化していますから、(売却などをしていなければ)大体9億円になっています。
http://www.v-revitalize.co.jp/disclose/pdf/mr1404.pdf

それ以外にここの保有銘柄を見ると、結構ガッツリ上がっているのが多いんですよね。例えば上場保有34銘柄中保有割合3位のキトー(6409)は1.3倍ですし、クックパッド(2193)やエイチーム(3662)、サイバーダイン(7779)などなど、5月下旬から急速に値を上げてきた新興系などの恩恵を受けやすいです。

勿論既に売却済なのかも知れませんが、今までのマンスリーレポートを追ってみても、そんなに一気に全株売却したりしませんから(マーケットインパクトも大きいので)、恐らく保有株に大きな変化は無いと思います。

ただし、それぞれ保有割合は低めなので、一番影響が大きいのはやはりリプロセル。値動きも大きいですし、この銘柄を触る場合リプロセルの動勢に注目すべきでしょう。リプロセルは足元でドイツ銀行に対する第三者割当増資で、上値の重石要因だったメリルリンチ新株予約権を買い取り、消却することが決まったので、資金調達アンド上値の重石要因が取れたことが好材料です。

また今後の成長戦略の国策にも乗った業態でもありますし、足元はやされやすそうです。他の上場銘柄も、例えば1位の全国保証(7164)は先日優待の新設を発表して更に買われましたし、2位のM&Aセンター(2127)も売り出しをこなしてしっかりしています。全般的に今の小型・新興高の流れに乗れそうです。

それで東証のTDnetで毎日開示されている参考価格と市場終値の推移を直近1ヶ月分出してみると、大体参考価格の15%~30%の間で市場終値が常に上方乖離しています。例えば本日は7524円の参考価格に対して、市場終値が8630円でしたから、乖離率は15%程度。なので、大体下限には近くなっているものと思います。

ですから、当然参考価格の上昇(すなわち保有株券の上昇)が根っこにありますが、その中でも現在は上に振れやすいタイミングにあると言えます。流動性の低い銘柄ではあり、足元は先般急騰した反動が出ている格好ですが、ちょっと面白い銘柄だと思います。


・・・その他書きたいことはまだまだありますが、例によって文字数制限で今日はここまで。


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※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。