KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

ミクシィ(2121)分割で新興一服

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日経平均は本日反発。前日のNYはGDP確報値が-2.9%と予想-1.7%を下回り、5月の耐久財受注も変わらずの予想に対して-1.0%と共に悪い内容だったものの、その分今後の緩和水準維持期待が高まってしっかり。NASDAQ終値ベースで年初来高値を更新してきました。

それを受けた日経平均は朝方から買いが先行。前日下落の反動もあって買い戻しの動きが先行しました。ただ為替が円
高に振れる中で上値は重く、一段と買い進む動きは見られませんでした。最終的にプラスは維持したものの、一日の値幅は70円未満に止まる格好に。売買高は20億株弱、売買代金は1.7兆円台と昨日よりは膨らみました。なお6、12月決算銘柄の配当落ち分は13円ということでした。


投資判断は「やや買い」。本日より実質7月相場入りとなりましたが、アメリカの年金資金などは動きやすくなるとのこと。本日発表された投資主体別売買動向でも先週は外国人の買いが一段と拡大し、一段高の原動力となりました(対して個人は売り越し。信託は額が細るものの引き続き買い越し)。月末ということでドレッシング買い期待なども交えてもう少しだけ上値を追う力はあると思います。

ただイベントを通過してもボラは低いままです。それは何も日本株に限ったことではなく、世界的な金融商品全般に当てはまっています。ドル円を見ても2月以降101円~103円の間でしか動いておらず、FXユーザー泣かせの日々が続いています。

為替が膠着している理由に関しては、円安ドル高の基調に対して「日銀の追加金融緩和が見込めなくなってきた」「アメリカの金利がなかなか上がらない」ことなどから、円売りにポジションを傾けていた投資家が、巻き戻さざるを得ない流れになっているからです。

そんな中で昨晩のアメリカの経済指標が悪かったことで、また少し円高気味の動きが出始め、足元で200日線手前の攻防になっています。もしこの200日線を明確に割りこんでくると、一気に為替の円高が進捗する恐れがあるので注意が必要です。特に全ての金融商品のボラが低い分、何かが均衡を破れば連鎖的に他の金融相場に波及する恐れもあり、それが相乗的に増幅される恐れもあります。

一方、日経平均のチャート的には75日前が3/7の戻り高値を通過することで、そろそろ75日線が上昇しやすくなってきます。ストキャスも次第に割高感が消えてくることからも、来週辺りからまた再度上昇基調が強くなりそうなところです。とは言っても、ガシガシ大きく買われるような雰囲気も無く、目先は15500円辺りを狙う程度だと思います。

需給面では昨日・今日と空売り比率が連続して30%を越えており、これは今月の4・5日以来のこと。高値警戒感の表れだと思われます。一方で騰落レシオは連日の低下で150割れ。一般的にはまだ高水準ではありますが、また再度高まる余地が出来たとも言え、良い日柄調整が出来ています。

なお明日は株主総会の集中日ですが、日本証券新聞によれば総会の集中日の株価上昇率は75%とのこと。今年の株主総会は例年よりも注目度が高まっている企業が多い印象を受けますが、しゃんしゃん総会よりは色々と株主の意見が出る方が建設的でしょう。今後NISAの普及で長期投資家が増えれば尚更です。


新興市場も「やや買い」。本日は両指数共に軟調。ここまで新興市場を牽引してきたミクシィ(2121)は分割権利落ちを迎えました。朝方こそ頑張っていたものの、先般より指摘していたようにやはり売られる展開で8%を越える大幅安。マザーズ指数もそれに連動するような形で、結局マイナスに転じました。JASDAQの方も軟調に。

足元は新興市場の過熱感からどうしても売られやすい地合だとは思いますが、基本はここまでの上昇で回転が効いており、また追証発生の懸念もほど遠いことから、大した調整にはならないと思います。東証1部のボラティリティがイベント通過後も膨らまない中で、値動きを欲する短期資金などは引き続き入り込みやすいでしょう。


ポートフォリオ銘柄】
みずほFG(8411)は反発。こちらは一昨日に株主総会が行われ、配当10円の株主提案も行われましたが全て否決で終了しました。ただ特段それが嫌気されるわけでもなく、底堅い推移となっています。
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/140624/fnc14062414550012-n1.htm

テクニカル的にはストキャスに割安感が出てきていることから、そろそろ日柄調整も一巡の頃合い。足元で再編機運から地銀に高値更新銘柄が多いですが、そろそろメガバンクもご相伴して良い頃合いではないかと思います。


日本製紙(3863)も反発。こちらも岡部(5959)同様に、6月に入ってから何故かガシガシ売られている銘柄です。と言うより、製紙業界は大王製紙(3880)の公募の余波もあって全般的に売られる展開で、業種別に見ても全33業種中紙・パルプだけ年初の安値に最接近する流れになっています。
http://www.stock-chart.net/ST/industry/

為替も円安進捗せずに安定していますし、地合が手詰まり感を出す中で、そろそろ注目されても良いのではないでしょうか。空売り比率が高く高配当銘柄でもありますから、高値追いの流れに乗り遅れた投資家が出遅れ感の強い紙・パセクターに買いを入れる展開もアリでしょう。


【注目銘柄】
デジタルガレージ(4819)は続落。こちらの銘柄は18日に有料メルマガで取り上げ、その後上値突破なるか・・・と思ったのですが失速。損切りラインを割りこんでしまい、損切りになりました。最近は失敗が続いています。すみません。

一応失敗したものに関しても今後の検証の糧になれば良いと思うので、恥を忍んで取り上げ根拠を以下に記します。

「△デジタルガレージ(4819) JASDAQ 売買単位100株
1746円 出来高499700株

6/19買値 1745円~1760円
7/4までの目標株価 2000円

【評価】
業績    ○
テクニカル △
需給    △
同業他社比 ×
その他ポイント 保有株の含み益

ネット事業コンサルティング、EC決済サービスの提供、ネットベンチャー投資など、ネットにおける様々なジャンルの事業を手がける。カカクコム(2371)は持ち分。また、国内で唯一twitter社へ資本出資しており、日本におけるtwitterの広告ビジネスなどを独占。

今期は増収増益の公算。第三四半期も国内株式市場の環境好転からインキュベーション事業の利益が拡大。ペイメント事業もEコマース市場の拡大に合わせて伸長した。中でもマーケティング事業ビッグデータ事業の開始で大きく伸長。カカクコムや提携先の電通(4324)のデータを元に分析し、ターゲッティング広告分野に活かす。

足元ではアメリカNASDAQでネット関連株が復調しており、同社と連動性の高いtwitter株も5月急落前の水準を回復。また保有株のカカクコムの含み益分も考えると資産面で割安感が強まり、現在の時価総額水準は割安と認識できる。

テクニカル的には75日線を上回り、上値が軽くなってきたところ。200日線までは距離があるため、上値余地は大きい。間もなく75日線と25日線とのゴールデンクロスも実現しそうで、その場合に下値支持はより強固なものになりそう。

MACDパラボリックは暗転してきたものの、すぐにでも再好転できる位置に。一目均衡表は雲を上回り、今後雲が下値を支持してくれる一方で、遅行線は雲の下限に押さえられている。ただ下限を抜ければ雲に厚みがあるため、当面の上値抵抗力は無くなるところ。ストキャスは割安感があり、ボリンジャーバンドは+2σの拡大が続くことで上値余地が拡がる流れ。週足ではMACDパラボリックは好転しており、一目均衡表も雲まで距離があることで上値余地は大きいところ。

需給的には昨年9月の高値形成以後下落が続いていることで総じて悪い流れではある。ただ5月に底打ち反転後は6月に入ってから1700円前後での横ばい推移が続いており、売りにも煮詰まり感が出ているところ。信用買い残は差し引き約205万株で2月の直近ピーク以降は減少傾向。日々の出来高との比較では返済売りがやや重石に感じるレベルではあるが、整理売りは進んできている感触。

予想PERは39.1倍で、同業のドリームインキュベータ(4310)の四季報予想16.9倍との比較では割高。PBRは2.6倍で、同1.2倍との比較でも割高である。予想ROEが6.9%で、同7.3%との比較でもやや低い。配当利回りは0.3%で市場平均の1.7%との比較でも低い。

買値は一目均衡表の遅行線が雲入りするところで。目標株価は2月の急落時の水準程度までの回復を見込んで。損切りは買値から4%程度下の水準で適宜」


足元ではアメリカのNASDAQも年初来高値を付けてきており、Twitter株も上がっています。なのにここまで下落するのがどうも解せませんね。チャート的には75日線も割りこんで下値が見えなくなってしまいましたが、5/12安値1256円→6/16高値1824円の半値押し水準である1540円もありますし、ストキャスも割安感が強まってきています。いい加減新興市場の出遅れ銘柄として物色されても良い頃合いだと思うのですが。


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※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。