ローマ話のつづきです
http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/KA.Blog/20140727.html
バチカン市国の周囲は城壁で囲まれており、それがイタリアとの国境になっていますバチカン市国に軍隊はありませんが、警察組織はスイスが担当していて、独特の衣装を着た市国警備員が表情一つ変えず微動だにせず、不動の姿勢を保っていることで有名。なかなか特徴的な制服なので、観光客は皆その姿を写真に収めます
↓ただし我々が行った時は雷雨だったので雨ガッパバージョン
↓晴れてたらこんな感じ
http://imagenespoliciales.com/galeria/displayimage.php?pid=51
そんな警備員が立っている入り口から入り込むと、やはり一応X線による手荷物検査がありますそれを通過するとはれて正式に入国完了一応これで人生5ヶ国目の制覇となりました
眼前には有名なサン・ピエトロ広場が拡がっていますここで毎週日曜にローマ法王が祈りの集いを行い、大勢のキリスト教信者などが集まって皆で祈りを捧げますローマ観光の目玉の一つですから、当然我々以外にも多くの観光旅行客がやってきて大賑わいでした。
サン・ピエトロ広場は円形(厳密には楕円形)になっていますが、それを囲むようにコロネードと呼ばれる列柱が並んでいます。それは4列ずつ並んでいるのですが、ガイドさんの説明によると、広場の中心にある円盤の目印に立って見渡すと、4本の柱が全て重なって一本に見えるように作られているそうです。皆それを聞いて「おぉー」と慨嘆していましたが、それが何を意味するのかまではよくわかりません
↓雨のサン・ピエトロ広場は殺風景
サン・ピエトロ大聖堂
広場の中央にはドンとそびえ立つオベリスクがありましたオベリスクは古代エジプトで作られた石柱のモニュメントですが、かつてローマ帝国がエジプトに侵攻した際に戦利品として持ち帰ったものだそうです。道場破りの看板のようなもの・・・ではありませんが、持って返ってくる兵士や奴隷は大変だったでしょうね
なかでもこのオベリスクはローマ(バチカンも含めて)で二番目に大きなオベリスクだそうで、紀元前20世紀にエジプトで作られたものがローマ帝国時代に運ばれたものだそうです(ただし諸説ある様子)。そして唯一一度も倒れたこと無いものだそうで、何千年もの歴史を感じさせる一品となっています。ほぇーちなみにローマには全部で13本オベリスクがあるそうですが、スタンプラリーできそうですね
バチカン市国のオベリスク
そこまで話を聞くと後は自由行動の時間に1時間でサン・ピエトロ大聖堂の中を見学し、また広場に集合という段取りでした中には多くの歴史的価値のあるものが並んでいて、また人も多いですからとてもじゃないですが集団行動は無理ですね
なお、残念ながら今回我々は美術館には行かないコースだったので、色々教科書などにも載っているようなお宝には会えず次回来た時はそちらの方もゆっくりと見学したいと思いますともあれ、雷雨から逃れたい我々は、さっさと大聖堂の中に入るのでした(つづく)
↓法王を映すスクリーンはパナソニック製。ようやく日本の意地を垣間見た気がしました