KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

手掛かり難の中で指数は軟調

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日経平均は反落。前日のNYは総じてしっかりでS&P終値ベースでまた最高値を更新。ただし商いは薄く閑散相場でした。

それを受けた日経平均でしたが朝方から売りが先行。ドル円が円高方向に振れると、次第に上値を抑える動きになりました。15500円を割り込んでしまうと、今度は15500円が上値を抑える格好になり、高値圏にある株価に対する利益確定売りのきっかけにも。ただ月末を控えて一段と売り込まれるような感じでもなく、薄商いで方向感に乏しい展開。出来高は20億株台、売買代金は1.6兆円台と引き続き低調でした。今日も低位の建設株が活況でした。


投資判断は「やや売り」。今週の相場に関しては目立ったイベントも無いですし、全般的には方向感の乏しい展開になっています。リズム的には売りのリズムですが、月末でもありますし、買いも入って下値は程々。薄商いの中で手掛かり材料難という感じでしょうか。そしてこの流れは9月第二週くらいまで続くと思います。

日本も来月3日の内閣改造まで政策は出てきませんし、空白期間ではあります。ただその間に政策に対する期待値が高まって、色々と材料株が値を伸ばすタイミングではあると言えます。

また、4日の日銀金融政策決定会合は意外なポイントになるかも知れません。現状追加金融緩和は状況的・実体的に不要ですが、内閣改造に合わせて政府寄りの施策を採る、期待に働きかける追加緩和的な内容が出ないとも限りません。また安倍さんが黒田さんと昼食を共にしたりすると思惑を呼ぶかも知れませんし、現に東証REIT指数が高値圏をキープしていることで、緩和策に対する期待感は先行している感じです。

為替もそれを見越した感じで円安が進んでいます。ドル円は先日104円台に突入しました。本来であればもっと日本株買いに動いても良さそうですが、ユーロが片方で安くなっていることもあって、案外上げ渋っている印象です。ドル円に関しては流れとしてとりあえず105円を目指す動きになっていますが、既に投機筋が結構円売りを仕掛けていることや購買力平価からの関係上、107円、108円とドンドン進んでいくとの見方は少数派です。


新興市場は「中立」。本日は高安マチマチ。4000ポイントを付けて勢いに乗る東証2部指数や循環物色の続くJASDAQはしっかりでしたが、マザーズは軟調でした。ミクシィ(2121)はモンストのダウンロードが1200万人を越えても反応薄、サイバーダイン(7779)が福島県の災害対応支援事業に採択されても反応薄、と明らかに人気が離散しています。

この辺り足元でもっと資金の受け皿として大きい東証1部の建設・リニア関連株に資金を奪われているので致し方無いという感じですが、逆に短期資金の量の限界も示しているような印象です。ここまで大きく値を上げてきたDWTI(4576)は開発の失敗で連続のストップ安比例配分、ディジタルメディアプロ(3652)も連続の大幅安と、先駆して上がりきった銘柄には誰も見向きもしないという寂しさも感じさせます。

値幅の派手さという面では2部の方に分があります。売買代金ダントツ1位のソディック(6143)を筆頭に今日もデング熱感染二例目が出たという報道からフマキラー(4998)が急騰でストップ高。動かない1部市場をスルーして、2部指数は12連騰と大盛り上がりです。

ただ最近また「元々2部銘柄は割安で放置されていた」とか「利回りの高さが低金利下で効いている」とか、上昇を正当化するようなコメントが出てきました。大体こういうのが出るとそろそろ終わり、というサインなので、2部銘柄もなかなか触り辛いところです。

ソディックに関しても元々3Dプリンターの話で急騰しましたが、3Dプリンターは特許でガチガチなので利益率が低いのは定説。ただ今の地合はあくまで材料や勢いで形成されていますから、正論が必ずしも通るわけではないのが株式投資の難しいところです。この銘柄に関しては空売りも出来、外資系証券が空売りしているということもミクシィを彷彿とさせて人気化の要因。個人的には外資が逆にその思惑を利用して値をつり上げているのかなと思いますが。


ポートフォリオ銘柄】
売り銘柄のファーストリテイリング(9983)は反落。本日は日経平均が弱含んだことで同社も売られましたが、全般的に衣料品株・小売り株が売られる流れとなっています。背景には8月権利落ち銘柄が多いジャンルなので、優待などの権利取り後に売られる銘柄が目立つ、ということもあります。同社に関しても一応150円分の配当落ちが昨日ありました。

加えて、小売りや衣料品各社は全国的な大雨の影響で客足が遠のくという実損も出てくるものと見られます。元々猛暑や台風などを背景に苦戦が見込まれていましたが、台風が来なくても大雨という厳しい状況に見舞われています。目先大型・値がさ株忌避、小型・低位株活況の流れも逆風。しばらく厳しい値動きが続くものと見られます。


売り銘柄の日本ハム(2282)は続伸。225採用銘柄ですが本日は逆行高となりました。それでも売りとした14日をピークに、なんだかんだで値を下げてきています。で、当初の予定通り今月いっぱいの予定だったので、明日の終値で買い戻し、終了とします。現段階では若干利益が出た格好になっていますが、何とか8月弱いアノマリーが今年も実現なるか。


【注目銘柄】
日本ヒューム(5262)は続伸。こちらは先般も当欄で取り上げましたが10日配信の有料メルマガにて買いで取り上げ。その後ほぼ一本調子の上げが続き、無事目標株価達成となりました。

と言うわけで、取り上げ根拠を以下に記します。

「下水管(ヒューム管)で国内首位。今期は増収ながらも減益を見込む。7日に出た第一四半期決算は減収減益。主力のコンクリート製品事業が前期の反動もあって落ち込んだ。ただ対中間期予想に対する営業利益進捗率は76.7%と高く、経常利益以下は通期見通しを上方修正。持ち分子会社の投資損益が改善する見込み。

引き続き全国的に見込まれる老朽下水管の改修工事や、東京オリンピック、リニアなど需要は絶え間ない。加えて電線地中化の話もあって材料性は豊富。海外の観光地のほとんどは無電柱化しており、観光立国を目指す面でも整備が急がれるところ。また東南アジアにも展開していることで、新興国のインフラ需要も取り込む。

テクニカル的には75日線までの移動平均線を上回って上値が軽くなりつつあるところ。MACDパラボリックは暗転。ただ好転まで乖離は小さい。一目均衡表は遅行線が雲上限に差し掛かっており、700円を上回れば三役好転の形に。ストキャスは好転しており、ボリンジャーバンドは少しずつでも+2σが拡がる流れ。週足ではMACDパラボリックが好転し、一目均衡表は雲が切り上がっていくことで上値余地が拡がる段階である。

需給面では昨年12月の高値以降下落が続いていることで、中期的には悪い流れ。ただ6月に急騰して以降700円弱水準での横ばい推移が続いており、売り圧力を吸収している段階。上放れの動きが出れば、以後一転700円弱の水準が下値支持線にとして機能しそう。信用買い残は138.2万株で昨年11月以降は増加基調が続いている。返済売りが重石に感じられるところではある。

予想PERは10.5倍で栗本鐵工所(5602)の7.9倍との比較では割高。PBRは0.7倍で同0.7倍との比較では同水準である。予想ROEは7.2%で同7.9%との比較では低い。配当利回りは1.7%で市場平均の1.7%と同水準。

買値は上放れが確認できるところで。目標は200日線辺りに。損切りは7日安値を割り込む666円割れで」


今回の大雨やリニアプロジェクトを受けてコンクリート二次製品関連株が軒並み上がっています。例えばゼニス羽田HD(5289)や日本コンクリート(5269)、ヤマックス(5285)などなど。それに比べれば同社はまだ弱い感じもありますが、電線地中化の話なども期待できますし、刺激材料は豊富です。8月に入って出来高も増えてきたので、まだ伸び余地はあると思います。


丸山製作所(6316)は続伸。こちらは20日配信の有料メルマガで参考銘柄として取り上げ。その後はマゴマゴしていますが、75日線手前で抵抗力を見せ、25日線クリアを試みています。

こちらは季節性のアノマリーから取り上げたのですが、実はここにきてにわかに材料性を帯びてきたと思います。というのは、上述したようにデング熱関連としての位置付けもあるからです。デング熱はご存じのように蚊を媒介としていますから殺虫剤を散布して対策を採らないといけません。そこで同社の得意とする噴霧器の出番です。どんなに殺虫剤が強力でも、噴霧器で広範囲に散布しないと効果は見込めません。

同社はかつて宮崎県産牛で口蹄疫が発生した際も、薬剤の散布に絡んで買い上げられた経緯があります。フマキラーアース製薬(4985)も分かり易いですが、こういった周辺株にも物色が及んでくると、元々小型株ですし勢いが付きやすいです。なお、業績的にもしっかりですし、業態的にも農業が絡む地方活性化関連。普通に良い銘柄だとも思います。


そして次回は8月の成績発表です。8月は売り銘柄も混ぜたので、まあまあ良い成績になったのではないかと思うのですが。お楽しみに!


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※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。