KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

日本国債格下げ関係無しで高値更新!!

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日経平均は本日続伸。前日のNYは感謝祭のブラックフライデー商戦が低調だったと伝わったことや、各国のPMIが弱かったことで軟調Appleも大きく売られました。

それを受けた日経平均は朝方から売りが先行。昨日引け後に出たムーディーズによる日本国債格下げ、為替の円高などが嫌気されました。ただ売られたら日銀が買ってくれる、というここ最近のパターンから、ほぼ寄底。後場はプラススタートとなると、中国株が強含む中で年初来高値を更新して引けました。売買高は20億株台、売買代金は2.1兆円台とここ最近では低めでした。


投資判断は「強気の買い」。昨日の日本国債格下げを受けて為替が円安・・・に振れるかと思いきや円高になりました。この辺りは消費増税先送りから既に織り込まれていた話でもあります。国債先物の価格も昨日発表前と後で10銭程度しか売り込まれておらず、本日に至ってはむしろ買われました。そもそも外国人ほとんど持っていませんし、大半を日銀が買っているわけで、下がりようもありません。ですから、格下げ自体は特に株価に影響を与えないでしょう。
http://n225cme.com/jgb.html

下がりようが無いのは日本株も同様で、日銀は追加緩和後、わずか0.2%しかTOPIXが下がらない時でも買ってくるようになりました。本日から対象をJPX400のETFにも拡大したようですし、年内はあと4,5回分しか買い入れ枠が無いので多少は大人しくなると思いますが、この辺りは心強いところです。

しかし今週はまた一段と底堅い動きで、原油安で物価の伸びが抑えられる→日銀の物価目標未達→再度の緩和まで期待する動きが出て昨日は119円までの円安になりました。随分先の期待感まで織り込みに行ったようです。

それを受けてチャートは11月に形成した三角持ち合いを上放れてきました。この上限17500円辺りはリーマンショック時の急落で逃げ遅れた人達の最も多い価格帯とされており、だからこそここまで個人の売り越しが過去最大級になったわけですが、今回これで上放れたことで、11月の高安の差800円を上乗せした18300円辺りを目指してもおかしくなさそうです。

それに加えて昨年末高値16291円→4月終値ベース安値13910円の差2381円の倍返し18672円、9月高値16374円→10月安値14529円の差1845円の倍返し18219円、また07年の戻り高値18300円と、18200円を超えた辺りからたくさんテクニカル上の節があるので、ここを突破するのはまた難儀しそうです。

ですから、今の私の考えとしては前回挙げたメジャーSQ日12日までの目標株価は18300円前後。この2週間頑張って、その後年内最終受け渡し日が過ぎる26日まで調整→最後は掉尾の一振りでピョコっと上がって終わり、のイメージです。12月は直近10年間で最も上がりやすい月というアノマリーもあり、弱気材料に乏しい環境です。

需給的には先般も書きましたが、ここから冬ボーナスを狙った投信の設定も増えてくる時期でもあるので、個人投資家のNISA買いと合わせて良好な状態です。ここ2年連続で大納会高ですから、今年も・・・という雰囲気も出てきやすいでしょう。

本日は衆院選の公示日ですが、安倍さんはやっぱり「持ってるなぁ」と感じたりします。東京オリンピック決定もそうですが、足元の原油安は明らかに追い風です。それを見越して選挙を仕掛けたわけではないと思いますが、例えば菅さんは明らかに「持っていない」人だったので、首相のツキも国民の生活にとっては重要です。

ただGDPに関してはやはり事前に知っていた説が強いです。先般「日銀は事前にGDPが悪いのを知っていて追加緩和したのでは?」と書きましたが、この前セミナーを聞きに行ったマネックス証券の広木さんも同じ事を言っておられました。
http://www.monex.co.jp/static/jpmorgan/strategy/strategy_20141127_1.pdf

同様に安倍さんも知っていたので、事前に党内で検討して、準備バッチリ解散へ、という流れになっています。そしてそのGDPの悪さを盾にすれば消費増税延期が可能→選挙に有利、ですし、しかもそのGDPは在庫の減少が主因でマイナスだっただけで、本日の法人企業統計を受けてプラス改訂すらある非常に都合の良い内容。

選挙の争点を「アベノミクスの失敗」で持っていこうとした野党は、GDPがもしプラス改訂されればトーンダウンせざるをえません。どこまでも安倍さんの掌の上で踊ることになりそうです。逆にここまでして過半数取れなかったら大変ですけどね。市場的には「ちょっと苦戦した方が、安保よりも経済の方の施策を打つことになるので、30議席程落とすくらいなら株価的にはプラス」なんて声もありますが。


新興市場は「やや買い」。本日は各指数共に堅調。2部指数は一時マイナス圏に落ち込むなど買い疲れ感もさすがに出てきた印象でしたが、結局は10営業日連続高となりました。後述のダイキアクシス(4245)が案の定東証1部指定替えが発表されるなど(同時に記念配+優待新設発表)、12月に入って一段と1部指定の数が増えてくる期待感があります。

何故12月に指定替えが多いのかと言えば、3月期決算銘柄が6月末の有価証券報告書の提出に合わせて申請し、そこから約半年の審査期間を要するため、あと12月は例年IPOが多いので、そのうち2部上場銘柄は今回のダイキアクシスのように1年後に1部指定替えとなるケースが多いからでしょう。

今日はカイオム・バイオサイエンス(4583)がエボラの抗体作成に成功という発表を受けて朝方からストップ高。丁度公募価格も決まって、絶妙なタイミングでしたが、それに触発される形でいつものオンコセラピー(4564)などバイオ株が全般的に買われました。

その他、東証1部の値上がり率ランキングを見ると虹技(5603)や新日本理化(4406)といった往年の仕手株が買われ、それ以外の銘柄にまでは個人資金が回らなかった格好。まだ全般的に黙って買われるという雰囲気ではないので、新興市場は過熱しているとは言えないでしょう。まだまだ伸びしろアリ。


ポートフォリオ銘柄】
WOWOW(4839)は反発。本日後場に11月の月次加入件数を発表。先々月の錦織効果からどれだけ減っていくか、と心配していましたが、差し引き増減数は7226件の減少に止まったということで、解約件数は先月より更に減りました。

また先般の高倉健さんの訃報に続き、昭和の名優菅原文太さんがお亡くなりになったということで、関連株として買われるか・・・と思いましたが、連想買いは松竹(9601)、東宝(9602)、東映(9605)といった映画配給会社までに止まりました。私はど真ん中世代ではないので「朝日ソーラーじゃけん!!」のCMくらいしか思い入れが無いのですが、ともあれご冥福をお祈り致します。また昭和が遠くなりました。


ファーストリテイリング(9983)は反落。本日は引け後に月次動向を発表。既存店売上高は前月比+1.9%ということで、30周年感謝セールで辛うじてマイナス回避という格好。ちょっと物足りない感じですね。まあ最近は海外事業が柱ですから、国内の売れ行きは良いに越したことはないですけれど、あまり過剰に反応する必要も無いかも知れません。


コーセー(4922)は大幅続伸。本日はマザーズのストリーム(3071)の子会社が、ヒト幹細胞を用いた美容液を発売したと発表してストップ高。先般iPS細胞での肌細胞若返りに成功した同社に連想買いが入りました。いよいよ化粧品も医薬レベルの話になってきましたね。これは将来爆発的な需要を期待できる数少ない分野の一つでは無いでしょうか。引き続き注目です。


さて、本日は一銘柄買いポートフォリオに入れたい銘柄があります。それはライオン(4912)です。こちらは先月有料メルマガで取り上げていたのですが、今回改めてポートフォリオ銘柄でも取り上げます。

トイレタリーで有名な同社ですが、先月発表した決算を見ると、第三四半期決算は営業利益が30%増と大幅な増益着地で、通期も増収増益の見込み。主力の一般用消費財の伸びも着実ですけれど、実は産業用品の利益率が大きく伸びています。具体的には自動車向けのカーボンや地盤改良材が伸びているとのこと。へぇ、そんなこともやってたんですね。

通期計画に対する進捗率は売上で73.7%、営業利益で61.2%となっているものの、同社は最終四半期に季節性があり、前期よりは進捗率が高い状況。加えて足元の原油安が同社を含めた化学メーカーの原材料安要因になっており、通期計画を上回って着地という可能性は十分あります。

で、この円安局面で内需株か・・・というのもありますが、また例によって訪日外国人関連という部分も材料としてあると思います。人間の身体に使うような安全性を求められる商品はやはり日本製に抜群のブランド力があり、観光客の買い物旅行コースにはドラッグストアが組み込まれています。10月以降消耗品も免税対象となったことで、訪日外国人によるトイレタリー製品の買い需要は旺盛です。

テクニカル的には各移動平均線を上回り、上値が軽いところ。650円の節目を突破してアベノミクス相場以降での最高値。上値の節が払われる位置になっています。一目均衡表も三役好転の形。

売買単価が高いところはネックで、お約束の優待狙いのNISA買いはちょっと期待薄ですが、売り長でかつ終値ベースで07年以来の高値水準。需給は非常に良い状態だと思います。予想PERは25.5倍で花王(4452)の29.8倍との比較では割安。PBRも1.5倍で同3.5倍との比較では割安です。

目標株価は800円に。明日の寄り付きから買いポートフォリオ入れとします。


【注目銘柄】
ダイキアクシス(4245)は反落。この銘柄に関しては有料メルマガにて10月以降2度取り上げ、都度当欄でも掲載してきましたが、上述の通り本日めでたく東証1部指定替えが決定。同時に売出も発表しましたが、記念配+優待新設も出されました。

昨日はチャート的に「首吊り線」っぽい形になったので本日も弱い値動きでしたが、配当利回り2%超、優待利回りも合わせれば3%超にもなりますから、来月のTOPIX算入買いは勿論のこと、年末年始のNISA買いも期待できます。これで最高値クリアは十分可能でしょう。そうなると売りも出辛いですし、一層の先高期待感に繋がります。


・・・他にもまた色々書きたいことはありますが、文字数制限の関係から今日はここまで

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※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。