KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

120円手前までの円安を受けて高値更新!!

★☆★☆【有料メルマガ】【銘柄診断】お申込募集中!!

「損を減らし焦らず無理なく細かく儲ける」をコンセプトとした有料メルマガお申込受付中!
(注:ブログ本文で紹介している【ポートフォリオ銘柄】とは別のものです)


▼下記URLから有料メルマガの成績などご確認後、お申込ください。
http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/performance.html

1ヶ月当たり4,320円~

相場が続く限りチャンスは無限大。
一度お試しいただければと思います。

※リスク・手数料などにつきましては以下の契約締結前交付書面を参照してください。
http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/teiketumae.html

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

日経平均は本日続伸。前日のNYは景気指標が良かったことなどを受けて高値更新。それを受けた日経平均は朝方から買いが先行。為替の円安進捗も背景に、朝方から買いが先行しました。寄り付き後は利益確定売りが出たものの、新聞各紙の報道で自民党の圧勝が伝わったことや、中国株の堅調推移を背景に買いが続くと高値圏をしっかりキープ。また各指数揃って年初来高値更新となりました。売買高は22億株台、売買代金は2.4兆円弱とそこそこ膨らみました。


投資判断は「強気の買い」。昨晩は一時「ウクライナ原発事故」と伝わって欧州市場や先物が少し値を下げましたが、大したことはないという話からそれぞれすぐに値を戻しました。この辺り「これくらいのレベルの話でも下げない」という点に地合の強さを感じます。国債の格下げも全く関心無いですし、ある種健全では無いのかも知れませんね。まあ我々は地合に合わせて行動していく他無いのですが。

本日引け後に出た投資主体別売買動向では外国人投資家が先週1107億円の現物売り越し(先物も1634億円の売り越し)ということで、ちょっと意外な感じでした。一方で個人も引き続き売り越しで、買っているのは信託などの年金資金。ちょっとでも下がったら日銀もETF買いで買い支えてくるし、個人投資家の冬のボーナスを狙った投信設定買いも出始めています。需給は引き続き良好という感じ。

原油安は製造業に直接的・間接的に広範囲に好影響を与えますし、物価が上がらないことで更なる追加緩和も期待させます。ただでさえ弱点の無い株式市場ですが、更には中国の株高も好材料に加わってきました。中国の追加緩和期待が背景。

市場では「ダウと日経平均の数字が逆転したので、そこから更に買い辛い」という変なアノマリーがありますが、まあ私が株を始めたITバブルの頃はずっと日経平均の方が高かったですし、そもそも為替の水準も異なりますから、迷信に過ぎないでしょう。アノマリー好きの私も、これはちょっと眉唾と思っています。

その為替に関しては、ドル円は120円台に一回入らないと気が済まない感じではあります。ただ今晩に控えるECBの追加緩和を考えると、その後は少なくともユーロ向けには円高要因になりますから、もし120円に入ってしまうと、達成感&円インデックス的な円買いから急速な円高に見舞われる可能性があります。その点は注意を要するでしょう。

実質的にはほぼ達成している感じはありますが、やはりちゃんと一回上抜けて節目に集中しているであろう円買い筋のストップロスを巻き込んでしまわないと、今後下落局面に移った時の買い戻しがチマチマ出てきて下げ辛くなります。ですから、仕掛ける側は円買い筋の玉を一気にさらえてしまうつもりだと思います。なので、実際に達成するとしないでは大きな差があります。

一方、日経平均のチャート的には11月の三角持ち合いを上放れしたこともありますし、明日にも再度MACDの好転が迫ってきていることもあって、非常に良い形になっています。この辺りの強弱感が気にはなりますが、正直チャート形状は目下敢えて無視、というより優先順位が低くなっている感じです。上述のように下げても日銀が買ってくるわけで、チャートはあまり有効に機能していませんから。

と言うわけで明日はECBの発表次第でどう転ぶかに注目です。ただもしそれで金曜強めに下げたとしても、基本来週もう一週間はしっかりしていると思います。繰り返しになりますが、基調の変化点はメジャーSQの12日と見ており、それまでにテクニカル上の抵抗力が多い18200円辺りを念頭に動いていくものと見ています。


新興市場は「やや買い」。本日は各指数共に軟調。ただ2部指数だけは強く、12連騰となっています。2部指数は引き続き東証1部昇格期待の高い銘柄の宝庫として注目されていますが、日柄的に上場から1年を経過するウィルグループ(6089)や、みずほ証券などが筆頭として推しているウェルネット(2428)というところが、次期昇格候補として注目を集めています。

一方マザーズ指数はバイオ株やここまで派手に買われたフィンテックG(8789)などが売られたことで、個人投資家の回転が効き辛くなっている状態。東証1部銘柄が円安を背景に買われているので、取り立てて新興銘柄を狙う必要が無いという感じ。ただ昨日・今日の下げが良い冷やし玉になっていると思うので、引き続き押し目は積極的に買って良いと思います。


ポートフォリオ銘柄】
日本製紙(3863)は反発。本日は紙パセクターが業種別値上がり率2位ということで、特段材料は無かったですが、出遅れ感から買われる動きになりました。合成紙には石油が使われることで、原油安メリットもあるでしょう。チャート的にはストキャスが好転し、一目均衡表の遅行線も雲下限に支えられた格好になっています。引き続き利回りの高さや優待狙いのNISA買いに期待。


コーセー(4922)は続伸。12月に入ってからは強く、上放れの動きが出ています。化粧品も石油由来の成分を使っているものが多く、原油安メリットを受ける形でもあります。こちらもやはり優待狙いのNISA買い期待、また訪日外国人関連株という面も期待。


昨日の寄り付きより買いポートフォリオ入れとなったライオン(4912)も続伸。年初来高値をしっかりと更新し、売り方の悲鳴に合わせて上伸する動きになっています。やはり原油安メリットということで化学株は全般的にしっかり。こちらも訪日外国人関連株という面を忘れずに。


さて、今回はまた買いポートフォリオに一銘柄追加したい銘柄があります。GCAサヴィアンG(2174)です。こちらも先月有料メルマガの方で取り上げて、不完全燃焼で終わってしまったのでこちらで取り上げます。

M&A助言が主力で、メザニンファンドを通じた投資も行っています。今期見通しは非開示ですが、IFRS導入に伴ってメザニンファンドを非連結化したことで大幅な減収減益が見込まれてはいます。第三四半期も見かけ上は大幅な減収減益ですが、メザニンファンドを除いた本業部分は前期比38.1%の増収、営業利益は96.4%の増加と絶好調です。

足元では国際的にM&A案件が急増しており、特にアメリカのM&Aは金額ベースで過去最高水準に達しています。同社の第三四半期のアドバイザリー売上及び営業利益もそれに合わせて過去最高を大幅に更新。為替が円安な環境下においても日本→海外の大型買収案件も増えており、円ベースで評価した業績の寄与にも繋がります。実際に先般も大塚HD(4578)が4200億円という巨額買収を発表しました。

テクニカル的には各移動平均線を上回り、上値が軽いところです。12年以降概ね1100円前後が強い抵抗線として機能してきましたが、本日も終値ベースで年初来高値を更新し、上値の節が払われた格好になっています。MACDは明日にも好転しそうな位置で、パラボリックは本日好転してきました。一目均衡表も三役好転の形を維持しています。週足でも決算を受けて一目均衡表が三役好転し、中期上昇基調入りを示唆しています。

需給面では上述のように終値ベースで年初来高値を更新してきましたし、つまりは10月末の追加緩和を受けて出来高が急増した部分も上抜けてきたので、上値のしこりは少ないところです。

現在は自社株買い期間ですが、先月は買い付けが0でした。つまり高値水準では買わないということで、逆に下落局面では下支えがあるということです。ただマザーズからは同業のM&Aキャピタルパートナーズ(6080)が東証1部に鞍替えしてくることで、その分のポートフォリオ内リバランスの売りは出てくるかも知れません。

予想PERは四季報ベースで20.0倍で日本M&Aセンター(2127)の40.3倍との比較では割安。PBRは5.4倍で同12.3倍との比較でも割安です。配当利回りは0.9%で市場平均の1.6%との比較では低いですが、方針としては総株主還元率は100%を標榜し、増配と自社株買いで対応する見込みです。

目標株価は1500円に。明日の寄り付きから買いポートフォリオ入れとします。



【注目銘柄】
神戸製鋼(5406)は続伸。こちらは先月27日配信の有料メルマガで買いで取り上げ。その後は着実に上値を追って年初来高値を更新する動きとなっています。

足元では鉄鋼株が全般的に強く、同社の筆頭株主新日鐵住金(5401)やJFEHD(5411)と言ったところも高値を更新してきています。足元の円安や中国経済の復調期待というところが鉄鋼株にとって大きな追い風と言えそうです。円安は利益率の改善だけでなく、入ってくる安い輸入鋼材との価格競争力や、強い供給力を持つポスコを擁する韓国が相対的にウォン高になるという兼ね合いからも、やはり競争優位に働きます。

更にトヨタ(7203)が車体にアルミを採用ということで関連株が買われましたが、同社はアルミも扱います。と言うより、同社の売上の過半はこれら非鉄鋼事業で、自動車用のアルミを手がけているのはそもそも同社。なので、それを材料にするのであれば同社がド本命と言えます。

そんな中、昨日は新日鐵との互いの持ち合い株式半減を発表となりました。ただ既に新日鐵と住金の合併時に合流しなかった時点でわかっていた話だったので影響は限定的でした。利食いの良い口実になるかと思いましたが、それにすらならない強さ。ここ連日前場寄り、後場寄りで大口の買いが入ってくるので、外国人投資家がしっかりと買ってくれているものと思いますし、こういうパターンは継続性があります。

そんなわけで目標株価はまだまだ上。また目標に達成し次第取り上げ根拠などをこちらで掲載致します。


情報企画(3712)は堅調。こちらは流動性がものすごく薄いので、1日配信の有料メルマガで参考銘柄として取り上げ。

同社は金融機関向けのシステム開発、業務支援が主力ですが、足元で銀行がATM24時間化を目指す動きがあること、また地銀再編の動きなどから、仕事は多そうです。実際業績もしっかりですし、配当利回りは3.2%と高いところも特徴。

あと、既にマザーズ上場から10年経過しており、東証からさっさと出て行け(1部か2部に指定替えしろ)、という圧力がかかっています。マザーズに居たければ「高い成長可能性に関する説明書面」を5年置きに出さなければならず、なかなか面倒臭いです。指定替えの可能性があることは最近の流行り的にも支援材料です。


・・・他にもまた色々書きたいことはありますが、文字数制限の関係から今日はここまで

その他有料メルマガの成績は下記のURLから確認の上、お申込ください。
http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/performance.html


※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。