KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

連休中のアメリカ株安を受けて急落

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日経平均は本日大幅反落。前日のNYは朝方がプラスで始まったものの、止まらない原油安の影響を受けて続落。ただ引け後に決算を発表したアルミ大手のアルコアの決算は予想を上回ったことで、時間外で同社株は上昇の動き。

それを受けた日経平均は朝方から売りが先行。連休中にアメリカ株が大きく下げたことから、波及売りが出た形になりました。また朝方発表された経常収支が予想を上回る黒字だったことから、ドル円が一時118円を割り込む円高水準となったことも売り材料に。

ただ後場には日銀のETF買いなども背景に下げ渋ると為替も円安に振れ、引けにかけて下げ渋る動き。マイナス圏ながらも高値引けで17000円台を回復して引けました。売買高は22億株台、売買代金は2.2兆円台とSQで膨らみました。


投資判断は「やや買い」。しかし案の定と言いますか、今年に入ってからは上値の重い展開が続きます。短期的にはリバウンド局面とは思いましたが、アテが外れて三角持ち合い下抜けの瀬戸際。原油安=株安の構図もそろそろ飽きがくると思うのですが、なかなか売り方の手も止みません。引け後にはWTIが一段と下げを加速して45ドル割れ。「もうはまだなり」を地で行く展開になっています。

背景にあるのはアメリカ株の下落。オバマケアの影の部分として、雇用者のパート化が進むことで、雇用者数は増えるけれど、時間当たりの賃金が下落するということで嫌気される流れになっています。結果、ダウは12/16まで一度崩れ、そこから戻してきて、早速1/6にまた安い場面があった、というところで、18000ドルという節がやたら意識されている形です。もし高値波乱から下値(17000ドル辺り)を割り込むとチャート的には三尊天井形成になるので厄介です。

なんだかんだで一人勝ちと言って良い経済環境にはあるものの、更なる心配事としてはヨーロッパで相次ぐテロ行為があります。2001年の「9.11」からずっと底流にはそのリスクがありましたが、昨年のイスラム国辺りから厄介な感じになってきています。それが世界的に失業率の高い若者の不満の受け皿になり、元々イスラム教に関係の無い人種まで取り込んできているところが、潮流としては悪い流れです。

あくまで個人的な見解を述べれば、まずテロ行為は短絡的な下の下策なので、当然それに対する最大級の怒りは覚えます。決して許されるものではありません。が、何で相手が怒っているのかというところを理解しないと、永遠に溝は埋まりません。

風刺するという文化は西側では単なる冗談で済むかも知れませんが、それがない国や人間にとっては、信じられない陵辱行為なのかも知れません。となると、向こうは生死よりも信条に価値を置いているので、それに準じた行動に移ります。「お前らはそれ以上のことをやっているんだ」ということなのでしょう。

また、この前のソニーの「ザ・インタビュー」もそうですが、実在の人物をコケにするのに「言論の自由」を盾にするのは、本当に正しいのか、とも思います。例えば私がファミレスで飯を食べてて、斜め後ろの席のグループに何故か指を指されてクスクス笑われたとしたら、それで当然相手を殺そうとは思いませんが、良い気はしませんね。それを「言論の自由」と言われると「はぁ?何言ってんだバカ」と思うでしょう。

言論の自由は確かに守られるべきですが、自由の権利を主張する場合は大抵独り善がり。あくまで思想・信条に限定すべきでしょう。またそれを盾にする時は必ず相手方が存在して、相手方の権利を侵害しているという面は覚えておく必要があります。そうでなければフェアではありません。

結果的に風刺画や「ザ・インタビュー」が一段と世界中の人の目に入ることになり、怒った側にとって更に状況は悪くなっていることから、テロ行為自体はやはり短絡的でした。向こうもこっちの指導者を風刺する作品で対抗すれば良かったのです。が、西側の土俵で勝負を求めることすら西側の思い上がりで、かつ傲慢さなのかも知れません。

この辺りマスコミはどこも100%向こうが悪い的な論述ですが、幾分かは仕掛けた側の非も認めないと、今後同様の行為は繰り返されます。まあ私もこっち側の人間なので、彼らの卑劣な考え方はまず理解できませんが。しかし例えば株式投資においても自分と反対側の立場(買い方なら売り方)の人間の考えを理解しようとすれば、自ずと勝率は高まってくると思います。

また話が逸れたので元に戻しますが、海外の動向が荒れた場合は日本株も当然連れ安することになるでしょう。日本のチャート的にも三角持ち合いを形成しつつあるので、下放れると大いに厄介です。

ただ繰り返しますが、個人的にはまだそのタイミングとは見ていません。今週から始まるアメリカの本決算シーズンが今期に対する期待感を高め、更なる上値ブレイクに発展することを期待します。

アメリカは今や世界で3番目の原油生産量を誇る国になりましたが、相変わらず輸入の方が圧倒的な超過状態ですから、原油安はメリットを受ける側です。ドル高が企業業績にはマイナスに作用するかも知れませんが、そもそもドル高は対外債務の圧縮に繋がるので、やはりアメリカという国は更に強くなっている途上です。

日本の方はそれに円安も加わります。日本は対外債務がそもそも少なく、むしろ対外資産が多いので、円安は大きなプラス要因になります。これらが真っ当に評価されれば、日米は世界の資金需要を一手に集めても不思議ではありません。実質的な失業率は世界の中でも最も低い水準で、賃金も上昇基調にあり、工場の国内移転が見込まれる状況で、テロも無い。非の打ち所はありません。

ところが足元は空売り比率が高い状態が続いており、本日も33.3%と比較的高水準。特に海外投資家からは先安に備えた売りが出ている格好です。これは一部では運用成績の悪いヘッジファンドが店を畳むために、ポジションを崩していく流れに沿ったものという解説も聞かれます。それも確かにあるかも知れません。

が、他方では円安のストップが意識されているのもあると思います。足元ではドル円は120円を天井にして、ユーロの方は既にユーロ安から円高トレンドに移行しつつありますが、原油安や日本景気の先高感を先取りして、貿易収支の改善から円高トレンドに移る可能性があります。実際本日もそのような動きが見られましたが、それに対して日銀の更なる追加緩和期待が下支えする構図。

個人的にはこれこそ理想的な為替相場の安定感だと思います。そうすることでドル建ての日経平均チャートが改善してくる流れ(一方で円建ての日経平均は横ばい)になり、次のステップ(更なる株高)に移る下地が整うと思います。ですから、円建ての日経平均が更に上値を追う展開に移るには時間がかかるかも知れませんが、長期的な先高感は決して失われていないと思っています。

唯一の弱気材料は「あまりにも皆が皆強気に考えている」ということ。今年下がるというシナリオの人はほとんどいませんね。そうなってくるとなかなか上がらない→見切り売りが連鎖的に出やすい環境が出来ますから、やはり心のどこかに「絶対」は無いという警戒感は常に持ち合わせておきたいところです。

なお、日本証券新聞のネタによると、明日14日は勝率77.1%で一年で日経平均が一番上昇確率の高い日なのだとか。とか言いながらも昨年は500円近い下落だったのであんまりアテにはならないかも知れませんが、チャート的には三角持ち合いの踏ん張りどころなので、ここで持ちこたえてもらいたいところ。


新興市場も「やや買い」。本日は高安マチマチ。マザーズの方は主力のミクシィ(2121)がしっかりしていたことで東証1部が大幅安の中資金を集めましたが、日経JASDAQ平均の方は先週末に高値陰線の包み足という天井感を示したことから弱気な流れ。2部指数の方も戻りは限定的で、ちょっと嫌な感じです。

この辺りもう少し買いが続くかと思いましたが、例年東証1部銘柄の決算シーズンが始まる前に一旦の天井を付けるケースが多く、変化の兆しには敏感にならざるを得ません。当然全部が全部下がるわけではないですが、今までのように漠然と何でも買われるようなムードは無くなってくると思いますから注意が必要です。


ポートフォリオ銘柄】
酉島製作所(6363)は反発。特段材料が出たわけではありませんが、やはり昨年弱かった株は総じて底堅い展開が続いています。15年度の予算案が固まり、明日にも閣議決定ということで、防災関連も一つ物色対象としては材料性を帯びそう。近年激しさを増す豪雨・洪水対策に同社のポンプは必須でしょう。


GCAサヴィアンG(2174)は大幅続伸で一時1200円乗せ。特段何かあったわけではありませんが、相方の日本M&Aセンター(2127)と共に買われ、値上がり率ランキング上位に揃って顔を出しました。元々地合と反比例する性質を持っていますから、そのあたりの物色が出たのだろうと思います。一方、大きく買われた翌日はまた売られて元のサヤに戻るのも同社のクセ。というわけで、急騰した場合は一旦利食いを入れるのが無難かも知れません。


本日の寄り付きから買いポートフォリオ入れとした日本プロロジスリート投資法人(3283)は続伸。寄り付き後は一旦売られましたが、引けにかけて切り返し長めの下ヒゲを付けました。今日も地合が崩れる中で東証REIT指数はどこ吹く風の高値更新。こちらに関しては長期投資視点ですから基本放置で。


【注目銘柄】
テクノプロHD(6028)は続伸。こちらは有料メルマガにて8日から買いで取り上げ。直近IPO銘柄が買われていることや、東証1部直接上場から今月末のTOPIX算入が見込まれること、配当利回りが5%近いことや、そもそも人材派遣事業事業環境が良いことなどが挙げられます。

そして先週末にはTOPIX浮動株比率の公表が東証からなされ、同社は0.525と高い水準です。元々売り出しのみでしたから高いのは想定されていましたが、本日は他にも理研ビタミン(4526)やフュージョン(4845)など1部指定替えとなった銘柄が色々買われました。

更に12/15の上場から今週で一ヶ月経過ということで、証券会社からのレポートも解禁されますし、今週から何かと動きやすくなりそうでもあります。また地合が荒れたとしても、まだ指数に組み込まれていないことで耐性もありますから、安定した動きが続くものと見ています。結果、本日は終値ベースで最高値更新となりました。明日は上値の抵抗ライン2000円突破に期待。


・・・他にも書きたいことはたくさんありますが、恒例の文字数制限のためここまで。

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※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。