KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

1月の成績発表

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本日は今年一発目1月の成績発表です。1月は開始早々下落基調が強まったものの、ECBの量的緩和を受けて反転。何とか1月は陽線で終え、昨年1月とは違うスタートになりました。そんな中で私のポートフォリオはどうなったでしょうか。早速検証してみましょう。


買い銘柄

みずほFG(8411)
202.5円→194円(19営業日保有 下落率4.2%)

金曜に出た決算は増収及び経常増益での着地。ただメガバンクの場合は決算がほとんど関係ないですからね。チャート的には75日線などを割り込んで下値を探る動きになっており、一目均衡表の雲下限の現値水準で下げ止まるかどうか。時期的には高利回りを背景にした権利取りの動きが出やすい頃合いですから、足元の金利低下局面で相対的な魅力向上に期待。


酉島製作所(6363)
867円→869円(19営業日保有 上昇率0.2%)

1月は何とか横ばい推移をキープ。昨年10月以降の三角持ち合いが煮詰まりつつあります。決算は2/5を予定していますが、それをきっかけに上放れる流れに期待。こちらも配当利回りは2.1%と高いので、利回り妙味もあります。


スルガ銀行(8358)
2223円→2227円(19営業日保有 上昇率0.2%)

下旬辺りからようやく下げ止まり感が出てきて、今月はかろうじてプラスキープ。地銀株は足元でも好決算を出すものが多く、引き続き地方創生や再編機運というテーマ性に注目。今年はゆうちょの上場が金融株全般に売り要因となりそうですが、同行はゆうちょ銀行と提携しており、その辺りのメリットデメリットが相殺できる立場にあると言え、他の地銀に比べると何かと有利な感触はあります。


ライオン(4912)
630円→641円(19営業日保有 上昇率1.7%)

権利落ち後の売りが一巡し、600円での底値が確認された後は上昇転換に。75日線なども上回ってきました。同業の花王(4452)は最高値を更新し、引き続き訪日外国人関連、原油安メリットなどを材料にしているジャンルです。


GCAサヴィアンG(2174)
1156円→1192円(19営業日保有 上昇率3.1%)

先日「東南アジアM&Aが活況、昨年は8兆円超で日本を逆転」との記事もありましたが、相変わらず世界的にM&Aは盛り上がっており、クロスボーダー案件に得意な同社にとっては追い風が吹いています。今月は総還元性向100%に基づいて自社株買いで買い切れなかった分の余力を特別配当にすると発表。更に自社株消却も伝わって、本当に全力で株主還元を進めています。その割には市場の反応はイマイチな感じもしますが。

同社の本決算は再来週までお預けですが、同業の日本M&Aセンター(2127)やM&Aキャピタルパートナー(6080)は引き続き絶好調な決算数字。事業環境は極めて良好です。

特にM&Aキャピの方は、TOPIX算入にもかかわらず29日は大きく売られ、翌日もパッとしませんでしたが、第一四半期の数字は利益は全て前年同期比2倍超を達成。通期計画に対する売上高の進捗率も40%、営業利益が48.3%と超絶な好決算となっています。上方修正や記念配が出なかったのは残念ですが、上ブレは必至でしょう。PTSでは2500円を付けていますが、月曜に買われれば出来高急増の売り一巡感から、大相場への発展が期待できます。

なお同社絡みの話題としては、創設者の一人佐山展生氏が社長を務める投資ファンドインテグラル」が経営破綻したスカイマーク(9204)に100億円融資とのこと。同社には直接関係ありませんが、相変わらず攻めているなと思いました。
http://news.finance.yahoo.co.jp/detail/20150130-00000107-reut-bus_all


丸和運輸機関(9090)
1/5より 2117円→2353円(18営業日保有 上昇率11.1%)

配当利回りの高さや同じく冷凍輸送に強みのあるキューソー物流システム(9369)が順調に高値追いを続けていることからエントリー。その後は安定的に買いが入り込んで上値追いが続いています。キューソー物流も順調な決算を受けて高値圏をキープしていますが、同社も2/4に決算発表を予定しており、原油価格の下落などもあって好調な数字が期待できます。また同社は昨年4月に東証2部に上場したことから、東証1部指定替え期待もあります。


日本プロロジスリート投資法人(3283)
1/10より 265500円→277400円(14営業日保有 上昇率4.5%)

REIT市場の上昇を見込んでエントリー。中でも物流に着眼してみましたが、REIT指数は2000ポイントで目先の小天井を打つ中、同REITは順調に上値追いとなりました。REIT市況の分配金利回りは平均で3.0%と株式の配当利回りの倍、市中金利に比べると圧倒的に高く、金融機関や大学など運用利回りを求める公共機関投資家によって引く手あまただと思います。需給的にも引き続き日銀のREIT買いが直接的な下支え。NISAに最適と言えるでしょう。


滝澤鉄工所(6121)
1/17より 205円→213円(10営業日保有 上昇率3.9%)

好調な工作機械株からエントリー。なかなか上手く底値で拾えたとは思いますが、他の工作機械株が軒並み高値を更新する中では出遅れ感が強く、個人的にはちょっと不満ですね。筆頭株主ファナック(6954)はかなり良い決算を出したにもかかわらず売られており、足元の日経平均の足を引っ張っていますが、受注環境が引き続き良いことは証明されました。というわけで2/3の決算発表に期待大。


住友金属鉱山(5713)
1/21より 1704円→1698円(7営業日保有 下落率0.4%)

商品市況の反転を睨んでエントリー。エントリー後は順調に上値を追いましたが、引き続き商品市況が軟化する中で上値の重い展開になりました。ただ同社は非鉄金属との連動性だけではなく、電池関連という切り口もあって材料性に豊富です。また2月に株高になるというアノマリーもあってここからの動きに期待。なお決算は2/9の予定。


OSG(6136)
1/26より 2100円→2181円(4営業日保有 上昇率3.9%)

過去最高益を更新する好決算を受けてエントリー。その後は引き続き上値追いの動きが続いて連日の年初来高値更新波動に。引き続き売り長の状態ですし、工作機械業界の受注は絶好調。為替の円安も効いてきて、今期一段の業績上積みに期待が持てます。


以上の結果から、1営業日当たりの騰落率を計算すると
0.15(%/営業日)という結果が出ました。

計算式は各銘柄の保有営業日日数√騰落率を合計し、出された数字を銘柄数の合計で割り、平均値を算出します。つまり全ての銘柄に同額投資したとして、一営業日当たりの平均上昇率を導き出し、そこから一営業日当たりのポートフォリオの平均上昇率を出すわけです。

ただし今回はOSGの株価が4営業日で4%近く上昇したので、このまま計算すると高いバイアスがかかってしまうことから、保守的に見積もって最大の19営業日で計算しています。逆に短期間で下落した住友金属鉱山はそのままで評価。もしそのまま計算すると0.22(%/営業日)でした。


ちなみにその間
日経平均 12/30終値 17450円→17674円(19営業日 上昇率1.3%)0.07(%/営業日) 
TOPIX  12/30終値 1407  →1415 (19営業日 上昇率0.6%)0.03(%/営業日)

今月もベンチマークに勝利!来月はもっと差を付けて勝てるように頑張ります。


そしてKA指数の発表です。KA指数とは、ブログで初めて銘柄を紹介した2005年8月23日の寄り付き前を100として、今は何ポイントになったかということです。

KA指数567.7ポイント
とりあえずは及第点のスタートを切りました。来月は600ポイントを目指します。


さて2月の相場展望ですが、投資判断は「やや買い」に一旦戻します。先日「強気の買い」に上げたばかりですが、アメリカ株が不安定ですし、1月同様月央にかけて押す場面があるかなとは思っています。

金曜のNYはGDPが予想を下回ったことで大きく売られる展開になりました。それを受けてシカゴ225先物は17500円を割り込んでいることから、とりあえず週明けの2日新甫の月初は大きく売られてのスタートとなりそうです。

幸い12月の安値を割り込まなかったことから、月足が12月の足を包んでしまう「包み陰線」を高値で示現することは避けました。もしそうなると、11年10月以降の安値を結んだ下値支持線も割り込んでしまうため、この3年超続いた上昇トレンドの終焉を示すことになりかねませんでした。

一応表面上はそれを回避しているので、不安定ながらも何とか望みを繋いでいます。ただ年初早々の安値引けは今年の行く末を暗示しているような不吉さはあります。

アメリカ株の要因としてはオバマ大統領最後の年ということで、圧倒的に勝率の高い株高アノマリーはあるものの、目先は節税売りから還付金の還流への過渡期ですから、資金の流出入には神経質にならざるを得ないタイミングです。ただ原油価格にはようやく下げ止まり感も出ていますし、長期金利も上昇には転じていません(つまりは国債は買われている)から、本質的な危機からは遠い状態にあるとは思います。

一方日経平均の方はソフトバンク(9984)やファナックなど指数寄与度の高い銘柄が売られる中でも、月末に強さを見せました。アメリカ株売り、緩和をしているドイツ・日本買いという裁定が働いている可能性もあります。

ですから、来週末の雇用統計まではちょっと売られやすいかも知れません。金曜で前半のピークを迎えた決算発表は概ね好調ですが、足元ではそのファナックなどに代表されるように、好調な決算は折り込み済みであることから、一旦は出尽くし感が出やすいとも思われます。

ただ例年2月の上旬~中旬にかけてドル円はボトムアウトしやすい時期で、期末に向けて円安の流れが続きます。足元ではアメリカ市場との乖離も見られ、為替が円高に振れても強かったのは、やはり国内外の年金資金など長期性の資金が入り込んできた、良い結果だったと思います。

結果、ドル建ての日経平均は150ドル前後を維持していますが、これにもし円安効果も加われば、更に一段と上値を追う可能性は十分あります。ただ月初から年金資金の買いは期待し辛くもあります。というわけで、2月も月央安→月末高というオチを想定しています。

それでも基調はまだ強気はキープします。弱気反転のバロメーターとしては空売り比率が35%を超えてきた時。その辺りで一度警戒感は強めないといけないとは思います。波乱の2日新甫に振り回されないよう、手綱を締めていきましょう。


※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。