KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

TOPIX1500ポイント回復!

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以下直近2月に挙げた銘柄の成績です。
(※それぞれの株価は提示値、目標達成や提示投資期間終値等による実現値です。)
★2/10 栗田工業(6370)     2735円→3000円 上昇率9.7%
★2/9 マネックスG(8698)    255円→286円 上昇率12.2%
★2/4 【売り】江崎グリコ(2206) 4850円→4500円 下落率7.2%
★2/3 一休(2450)        1550円→1696円 上昇率12.2%

その他成果は随時ブログ上で報告致します。


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日経平均は金曜続伸。前日のNYは高安マチマチ。ダウなどが弱い一方でNASDAQはしっかりでした。それを受けた日経平均は朝方から買いが先行。約15年ぶりの高値更新に沸いた前日高値をあっさり上回ると、その後も高値圏をキープ。前日の勢いをそのまま引き継ぎました。一方で目標達成感や週末要因から上値も重く、グングン買い上げるような流れには至らず。為替がやや円高に振れると後場には18300円を割り込む場面も。

ただ下値では買い意欲も旺盛で、その後もしっかりの展開。朝方は日経平均の方が強い動きでしたが、引けではTOPIXも持ち直して7年ぶりの1500ポイント回復となりました。売買高は24億株台、売買代金は約2.4兆円とやや落ち着きました。


投資判断は「強気の買い」。ドル建ての日経平均も一時154.5ドルまで来て、アベノミクス相場開始以来の上値抵抗ラインにほぼ並んできた格好です。ですから金曜は一服してもおかしくないと見ていましたが、何の何の強いですね。後述するみずほFG(8411)なんかも朝はドッと利益確定売りが入ってきてTOPIXの上値を重くしましたが、引けにかけてはだいぶ下げ渋りました。

ただどちらにせよ、基調は断然強気です。2/12にチャート上の三角持ち合いを上放れてきて、その結果がわずか6、700円高で終わるとは思えません。この三角持ち合いからの上放れを材料に持ち出すならば、最も振幅の大きい12/8高値18030円→12/17安値16672円の差1358円を2/10高値17673円から当てはめた約19000円辺りがターゲットになってきます。

というわけで、基本押したところはしっかり拾っていって良いでしょう。何より日経平均はITバブル以来の高値を回復してきましたが、TOPIXの方はまだまだで、07年の高値まで実に20%以上乖離があります。しかもTOPIXの方が全銘柄を対象にしている分、より実態を表しています。

一部の銘柄の寄与度が大きく、構成銘柄も変わる日経平均でITバブル以来の高値を回復したというのはあくまで雰囲気だけのもので、実際にはまだまだ途上にあります。まあこういう事象でも各局のニュースやメディアに取り上げられて、少しでも株に関心を持つ個人投資家が増えてきてくれればしめたものではありますが。

実際、個人投資家の関心度合いは高いようで、さっき近所の本屋に行って来たら、株関連の雑誌コーナーに立ち読みがズラリ並んでいました。私毎週定点チェックとして見ているのですが、多分今までで一番多かったのではないでしょうか。本日特に何かの発売日でも無かったですし、やはりこの15年ぶりの高値水準というのは訴求力があります。中には親子で立ち読みしていて、子供(高校生くらい?)が「三井住友の配当利回りが・・・」なんて父親に言ってました。

そう考えるとちょっと天井感もあるのかな、と邪推してしまいますが、まだ上値余地は十分大きく、アメリカやドイツといった新高値更新波動が続いている国に比べて相当程度出遅れ感は強いです。それに気付いて再び外国人などが戻ってきている節もあり(昨日も書いたように、01銘柄が特に買われたり金融株などの時価総額の大きいところが買われているのが証左)、この上昇は始まったばかり。長期的に日経平均2万円は単なる通過点でしょう。

金曜のNYは堅調。ギリシャへの融資延長が4ヶ月間で合意に至ったと報道されたのをきっかけに上昇し、ダウとS&P500指数は過去最高値更新となりました。それを受けてシカゴ225先物は18500円を超えてきており、月曜の日本株も買われる動きになりそうです。

前回も「ギリシャのユーロ離脱はあり得ない」と書きましたが基本路線はギリシャの話はもう終わったものとして無視して良いと思います。ただ個人的にはむしろギリシャを切らなかったことが今後の火種として残り続けるのではないかと思っていますし、単に目先の資金繰りに対する期限が4ヶ月延びただけなので、その間またどうせゴタゴタするのでしょう。ともあれ目先は安心感が拡がる展開です。

来週はイベント的にもそれ程大したものはなく、イエレンFRB議長の議会証言が水曜にもありますが、まあアメリカの金利引き上げに関してももう開始時期をどうするかだけの問題になっており、それでトレンドが変わるインパクトは無さそうです。個人的には6月辺りに早期利上げが決まった方が、強いアメリカ経済の回復を見せつけることができて良いと思うのですが。短期的なショックは遅かれ早かれあるでしょうから、ならば早い方が良いという感じです。

しかし雑感ですが、かつて日銀の速水総裁が2000年にゼロ金利を解除し、その後のデフレ継続を招いたと非難されました。当時株を始めたばかりの私は「速水総裁は間違ったことしていないだろう」と思っていたのですが、結果的にその失敗が今アメリカの金融政策に活かされているとも言えます。結果論では失策だったかも知れませんが、今になって考えてみると当時の失敗のお陰で今の世界の復活があるんじゃないかとも思います。


新興市場も「強気の買い」。金曜は高安マチマチ。主力のミクシィ(2121)が弱いことでマザーズ指数は軟調。一方、JASDAQは相変わらず値上がり率ランキング上位に小型株が乱舞しており、値幅取りの活発さが目立つ中で年初来高値を更新してきました。引き続き東証1部という根っこが安定している中で、末端の新興市場も安心して物色できる環境になってきている感じです。


ポートフォリオ銘柄】
みずほFG(8411)は反落。前日に力強く陽線を示現したものの、4億株近い出来高になっており、短期的な天井感を示唆していたことから利益確定売りが出ました。それでも下値ではしっかり買いが入っており、下げ幅も限定的。

売買単価が低い一方安定感や利回りが高いという特性から、NISAなどへの組入人気の高い銘柄ですが、これからの更なる組入期待が高まる一方で、これまで含み損で苦しんできた投資家の投資意欲回復が相場全体に与える好影響も期待できます。また上述したように市井の個人投資家はやはりネームバリューの高い銘柄の株価動向にこそ関心があり、日本郵政上場前はこういったオールドエコノミーの強さが新規資金の流入を呼び込むでしょう。


京浜急行(9006)は反落。ただ前日には横浜でのカジノ構想が読売新聞で伝わると、関連株として急騰しました。金曜はその反動が出るのは致し方ないですが、一方で下げ渋って長い下ヒゲを付けました。更なる上値追いは十分可能だと思います。引き続き優待権利取りの動きが出やすい時期であるという点も注目。

ちなみに同じように候補地として大阪が挙がっていましたが、夢洲に土地を保有する京阪電鉄(9045)には特段買いが見られませんでした。いつまでも市場でカジノをネタに出来るような環境ではありませんが、ちょっとこの辺は頭の隅に置いておいても良さそうです。


さて、今回は一銘柄買いポートフォリオに入れたい銘柄があります。それは丸和運輸機関(9090)です。

実は今年一発目の採用銘柄で、今月頭にも大幅利食いで終了したのですが、金曜引け後に増資と売り出しを発表してきました。規模的にはそこまで大きく無いですが、共に合わせると市場に発行済株式総数の10%程度に相当する株券が流れ込むことから、月曜はとにかく大きく売られて始まりそうな感じです。ただ同社に関しては業績も安定していますし、特に今回の資金調達も「東証1部に向けた施策」との記載もあります。

改めて1月に取り上げた際の根拠なども書きますと、まず同社は低温物流に強みのある陸運業の会社ですが、昨年4月に東証2部にIPOをしてから、地味に右肩上がりの上昇を続けています。

となると一年後の4月には毎度のパターンで東証1部指定替えも期待して良さそうです。流動性が少ない分、いざ決まった時の爆発力の大きさは昨年末に指定替えされた銘柄を見ても明らかです。普通は東証1部上場決定と同時に公募をしたりするものなのですが、先に仕掛けてきた感じで逆に潔いです。

個人的には最近物流が原油安で恩恵を強く受けると思うので注目しているのですが、実際近鉄エクスプレス(9375)日本郵政もそれぞれ海外の物流巨額買収が伝わって元気です。空運・海運に遅れて陸運もジワジワ来ています。同社の業績も地味に順調ですが、同社の株価水準も上場来高値圏にあって、尚配当利回りは2.6%と高いです。押し目買いのチャンスを狙っていた投資家も多いのではないでしょうか。

と言うわけで、月曜に押したところを買いで。出来れば2300円辺りで買いたいところですが、とりあえず寄り付きでの買い参戦とします。目標は今のところ定めず、場合によっては一旦公募価格決定時点で売却というパターンもあるかも知れませんが、ともあれ落ちたナイフを掴んでみる所存です。


【注目銘柄】
マネックスG(8698)は小動き。こちらは先般より当欄で取り上げていますが8日の有料メルマガで買いで取り上げ。一貫した上昇が持続して、更に地合が好転して尚高値圏をキープしました。一応今週で投資期間も終了となり、結果12.2%のリターンに。

で、いつものパターンで取り上げ根拠を掲載しよう・・・と思ったら文字数制限で入らないので、ごく一部だけ掲載。ただ終わりにはしたものの、個人的にはまだ上げ余地があり、300円は十分クリアできると見ています。


「ネット証券大手。今期業績見通しは非開示ながらも、前期の相場活況からの一服感から四季報予想などでは大幅な減収減益が見込まれている。先日発表された第三四半期決算も大幅な減収減益に。1月の月次動向でも主力の株式の約定代金が前年同月比で大幅に低下しており、引き続き厳しさが目立つところ。ただ今期業績に関しては、アメリカのFX事業一部整理損16.5億円を計上した一過性のコスト増要因も。

足元で日本株の上ブレ期待感が高まっていること、特に為替が円安方向に向いてきたことからFX取引の盛り上がりも期待できる。また、アメリカでは金利先高感が強まっているが、同社の売上の1/3がアメリカにあり、金利の上昇がアメリカでの預かり資産の運用利回りを改善することで、収益回復方向への転換が見込まれている」


・・・まだまだ書きたいことはありますが、いつもの文字数制限で本日はここまで。

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※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。