KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

2月の成績発表

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以下直近2月に挙げた主な銘柄の成績結果です。
(※それぞれの株価は提示値、目標達成や提示投資期間終値等による実現値です。)
★2/16 ホシザキ電機(6465)   6300円→7000円 上昇率11.1%
★2/10 栗田工業(6370)     2735円→3000円 上昇率9.7%
★2/9 マネックスG(8698)    255円→286円  上昇率12.2%
★2/4 【売り】江崎グリコ(2206) 4850円→4500円 下落率7.2%
★2/3 一休(2450)        1550円→1696円 上昇率12.2%

その他成果は随時ブログ上で報告致します。


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本日は2月の成績発表です。2月は3日に大きな陰線を出したところで売り一巡となり、その後は上昇が続いて節分底となりました。そんな中で私のポートフォリオはどうなったでしょうか。早速検証してみましょう。


買い銘柄

みずほFG(8411)
194円→220.5円(19営業日保有 上昇率13.7%)

2月は銀行株の上昇が特に顕著で、TOPIX回復の原動力に。国内外での金利上昇期待が利ざや回復に寄与するという連想から買われました。実際、住宅ローン金利も引き上げが見込まれます。またりそな(8308)などの金融機関が公的資金完済の動きが出てきて、セクター全体に安定感。利回りの高さから3月期末権利取りの動きも出てくることや、国内外の大口投資家の資金需要を受け止められるだけのキャパの大きさもあり、更なる上伸に期待です。


酉島製作所(6363)
869円→913円(19営業日保有 上昇率5.1%)

決算発表後はグングン買われたのですが、925円辺りで頭打ち。その後は地合がしっかりしている中で横ばいに止まっています。水関連株の事業は引き続き新興国向けの需要が旺盛ですし、こちらもやはり利回りの高い銘柄ですから、3月の上昇に期待。


スルガ銀行(8358)
2227円→2293円(4営業日保有 上昇率3.0%)

初旬で窓を開けて上昇したところで利確してしまったのですが、結果的にはその後好決算などを経て三角持ち合い上放れが鮮明。地銀株も軒並み年初来高値を更新していきました。愚かでしたね。そろそろ地銀株もまたどこかの再編報道が出て上がるタイミングがあると思うのですが。


ライオン(4912)
641円→682円(19営業日保有 上昇率6.4%)

こちらも好決算や中期経営計画を受けて三角持ち合い上放れ。更に春節の時期ともあって、花王(4452)などと共にインバウンド関連として買われる流れになり高値更新となりました。原油価格の下落も相変わらず続いており、原価低減効果が今後更に押し上げてくれるものと見ています。


GCAサヴィアンG(2174)
1192円→1348円(19営業日保有 上昇率13.1%)

決算期を通過して各社様々な海外企業の買収話(ex.日本郵政のオーストラリア物流大手買収、旭化成(3407)のアメリカ電池セパレータ企業の買収)が出てきています。直近でもNTTコムのドイツデータセンター買収、ニコン(7731)のイギリス眼科カメラ企業買収など立て続きます。円安になっても国外の企業を積極的に攻めていく姿勢は変わりませんし、それがまた円安に拍車をかけて、円の先安感がまた企業買収を急かすのかも知れません。

実際同社も先日話題になったイマジカロボット(6879)のアメリカ字幕会社買収、また不可思議に14円で終了したスカイマークのアドバイザーとして決定しています。事業環境は良好と言えそうです。

なので決算を受けて急騰し、そのまま目標株価に行くか・・・と思ったら、アメリカのマネージングディレクターであるクラーク氏が20日の高値で保有株14万株弱を市場外にて売却。それが頭を押さえている格好の様子です。ここで天井を付けるようだと13年高値を抜けないということになりますから正念場。まあ地合の良さもあって何とか切り返しに期待です。

余談ですが個人的にもう一つ気にしている同じくM&A助言のM&Aキャピタルパートナー(6080)はようやく上値抵抗感の強かった2500円を明確に上放れ。日本M&Aセンター(2127)のPER水準に比べるとまた20%程度下の位置に居ますから、ここからの乖離縮小に期待です。


丸和運輸機関(9090)
2353円→2420円
2/23 2490円→2472円 2/24売却(計5営業日保有 上昇率2.1%)

決算を受けて一旦売却。その後増資を発表したので落ちたところを拾おうとまたエントリーとしたのですが、全然落ちませんでした。強いですね。この銘柄に関しては公募株が還流して下押したところをまた狙ってみたいと思います。


日本プロロジスリート投資法人(3283)
277400円→276000円(19営業日保有 下落率0.5%)

2月はREIT指数の下落がきつく、ここまで先行して買われていた分の反動が出ました。ただ足元では三角持ち合い上放れの動き。再度上昇基調に転じる雰囲気が出てきました。保有が最も多い地銀の期末に向けたドレッシングという説もありますが、やはり何と言っても日銀が買っているわけですし、ここまで出遅れていた不動産に資金が流入する期待感も強いと思います。ここからでしょう。


滝澤鉄工所(6121)
213円→209円(4営業日保有 下落率1.9%)

決算を受けて小幅利食いで終了。その後は地合の好転を受けて上がっていきました。こっちも早まりましたね。基本的に機械セクターは強いと思いますが、まあその代わり後述のOSGが入っているので、ポートフォリオバランスの観点からも仕方なかったかなとも思います。


住友金属鉱山(5713)
1698円→1888.5円(19営業日保有 上昇率11.2%)

2月株高アノマリーは今年も当てはまり、着実な上昇となりました。ただ金価格などは上値が重い一方で銅価格が安定してきたことから、上放れの動きが続いています。目標株価は2000円に引き下げますが、足元でまた非鉄金属最需要国である中国が追加利下げ。商品市況の上昇圧力になりそうです。


OSG(6136)
2181円→2297円(19営業日保有 上昇率5.3%)

2月に為替が円安方向に振れてきたことで、最も恩恵が強いと見られる機械株が上昇。同社も着実に高値追いを続けています。今年に入って出来高も増えてきていますし、引き続き信用残高は圧倒的な売り長。空売りの買い戻しを巻き込んで上値追いは継続していくものと思われます。


京浜急行(9006)
2/11より 906円→973円(12営業日保有 上昇率7.4%)

権利取りの動きを見越して優待が強い電鉄株からエントリー。決算は悪かったものの出尽くし感やカジノ話が浮上してきたことで、上放れの動きが出てきました。高値988円は13年9月の戻り高値水準でもありますが、ここをクリアすれば13年5月に急落した価格帯の薄いゾーンに入ってきますから、戻りは一層強くなりそうです。


以上の結果から、1営業日当たりの騰落率を計算すると
0.36(%/営業日)という結果が出ました。

計算式は各銘柄の保有営業日日数√騰落率を合計し、出された数字を銘柄数の合計で割り、平均値を算出します。つまり全ての銘柄に同額投資したとして、一営業日当たりの平均上昇率を導き出し、そこから一営業日当たりのポートフォリオの平均上昇率を出すわけです。


ちなみにその間
日経平均 1/30終値 17674円→18797円(19営業日 上昇率6.4%)0.32(%/営業日) 
TOPIX  1/30終値 1415  →1523 (19営業日 上昇率7.6%)0.39(%/営業日)

今月は大体ベンチマーク程度の成績でした。早い段階で終了にしてしまった銘柄が足を引っ張りました。来月はもう少し上回れるようにします。


そしてKA指数の発表です。KA指数とは、ブログで初めて銘柄を紹介した2005年8月23日の寄り付き前を100として、今は何ポイントになったかということです。

KA指数607.8ポイント
何とか過去最高値を更新!9年半で6倍超えまで持ってきたので、何とか10周年記念まで行けるところまで伸ばしたいです。


さて3月の相場展望ですが、投資判断は「強気の買い」を持続です。ただ月初はちょっと売られてヒヤッとする場面もあるかなと思います。毎度のパターンで、結構下がって怖くて押し目を買えない・・・けどいつの間にやら戻ってまた高値更新しちゃいましたパターンじゃないかと見ています。

金曜のNYはGDPが予想を下回ったことで大きく売られる展開になりました。実は先月も同じような月末だったのですが、そこから結局NYは切り返し、ダウやS&Pは高値を更新。NASDAQにいたってはITバブル時代の高値を伺う展開になっています。

それを受けてシカゴ225先物は18825円ということですが、週末に中国の追加利下げが伝わっており、相場押し上げ要因になると見られます。昨年11月以来の利下げで、そこから特に上海総合指数は大きく値を上げていきましたから、また金余り感の強まる展開になるのではないかと思います。

短期的には一部指標に過熱感もありますし、調整が入ってもおかしくはありません。ただそれは常識人が常識で語る範疇の話であって、基調は上値追いがまだ続いていくと思いますから、押し目局面は積極的に買っていって良いと思います。

今月は何と言ってもメジャーSQの月でもあります。そこが需給のターニングポイントになるケースがあるので、個人的にはその前にあまり買われ過ぎずに、むしろちょっと弱いくらいで通過してくれれば、更なる上値追いの好循環に繋がっていくのではないかと思います。

まずSQまでの流れ(すなわち前半)を占う上で重要なのはコールオプションの建て玉。現在最も多いのが19000円のコールとなっていることから、その水準に吸引力があります。SQの決済日まで、オプション絡みで上下に激しく揺さぶりがかけられる展開になると思いますが、行き着くところはやっぱり19000円という感じになるのでないでしょうか。

もう一つの注目点として挙げたいのはREIT市場の復調です。先述したように2月の三角持ち合いを上放れてきたことから、ここからまたREIT指数も高値を目指す動きになってくるものと見ています。やはり不動産という日本国内最強の資産効果を生み出す商品の上昇は、他の金融商品に大きなプラス効果をもたらします。

季節柄としては3月権利取りの動きや、為替が円安になりやすい時期という点も無視できません。加えて3月期末は貸株名義を戻さないといけない関係上、貸株市場がタイトになって逆日歩が大きくなったりします。足元で市場全体の信用倍率は3倍台にまで改善し、ここ2年間では最も取り組みの良い水準にまで改善してきました。なので、更に貸株の返済圧力による上値追いが出やすい環境が整っているものと思われます。

3月もカレンダー並びは2月と同じ2日新甫のスタート。波乱の2日新甫に振り回されないよう、今月も手綱を締めていきましょう。


※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。