KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

シャープ(6753)の支援要請報道が市場を冷やす

★☆★☆【有料メルマガ】【銘柄診断】お申込募集中!!

「損を減らし焦らず無理なく細かく儲ける」をコンセプトとした有料メルマガお申込受付中!
(注:ブログ本文で紹介している【ポートフォリオ銘柄】とは別のものです)

以下直近2月に挙げた主な銘柄の成績結果です。
(※それぞれの株価は提示値、目標達成や提示投資期間終値等による実現値です。)
★2/16 ホシザキ電機(6465)   6300円→7000円 上昇率11.1%
★2/10 栗田工業(6370)     2735円→3000円 上昇率9.7%
★2/9 マネックスG(8698)    255円→286円  上昇率12.2%
★2/4 【売り】江崎グリコ(2206) 4850円→4500円 下落率7.2%
★2/3 一休(2450)        1550円→1696円 上昇率12.2%

その他成果は随時ブログ上で報告致します。


▼下記URLから有料メルマガの成績などご確認後、お申込ください。
http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/performance.html

1ヶ月当たり4,320円~

相場が続く限りチャンスは無限大。
一度お試しいただければと思います。

※リスク・手数料などにつきましては以下の契約締結前交付書面を参照してください。
http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/teiketumae.html

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

日経平均は本日反落。前日のNYは出てきた経済指標に弱いものが多かったものの、港湾封鎖などの特殊要因が原因と前向きに捉えられて堅調。ダウは最高値更新で、NASDAQは5000ポイントを上回ってきました。

それを受けた日経平均も朝方は買いが先行。ドル円が120円を抜けてきたことが買い安心感になりました。ただその後は為替が円高に振れる中でジリジリと利食い売りに押される展開に。一時下げ幅が100円に迫り、昨日安値を下回る流れとなりました。

後場には丁度一ヶ月前と同様、オーストラリアの金利発表と日本の10年国債の入札がありましたが、オーストラリアの方は予想外に金利据置き。一方、入札結果を受けて債券が売られる流れになりましたが、今回は株式市場への波及は限定的でした。日銀のETF買いを期待する流れになって下げ渋り、一時プラスに切り返す動きも。

結局終わってみれば小幅安で、寄り天の3連続陰線に。一方TOPIXはしっかりで07年以来の高値を更新しました。売買高は23億株台、売買代金は2.4兆円台と昨日よりは膨らみました。


投資判断は「強気の買い」。2/7に「強気の買い」に格上げしてからは、ほぼ一本調子の上昇基調が続いていましたが、本日はさすがに一服となりました。ドル建ての日経平均も高値圏は維持しつつも続落。個人的には場合によっては1月頭と同じくらい下げる流れになってもおかしくないと思っていますが、とりあえず今日のところはそこまで激しく売られたわけではありませんでした。

ただ最近ちょっと気になるのが売買の荒さ。昨日も寄り付き直後に先物が誤発注と見られる乱高下をしました。ところが実は先物だけではなく、個別の大型株でも奇妙な分足を見かけます。例えば武田薬品(4502)の分足を見ると、今日、昨日と昼頃に長い下ヒゲを付けています。他にも先週金曜のJR西(9021)、東京ガス(9531)にも同じような値動きが見られます。指数はそれ程動いていないにもかかわらず、個々では値動きが荒い場面があります。

これが何を意味するかは正確にはわかりません。ただ単なる大口の誤発注ではないでしょう。こんなに頻繁に誤発注を起こしていたらハッキリ言ってアホです。何でアレすぐに買いが入ってくるプログラム的な売買が仕組まれているか、もしくは逆指し値を誘発して更に仕込もうとしているのか。

高値波乱というのとはちょっと違うかも知れませんが、こういった値動きはやや警戒を要します。長い下ヒゲを付けた場合、一旦戻したとしてもそれに沿って下落していくことは結構ありますから。それはガラスに水滴が流れ落ちたら、そこに道が出来て、次の水も表面張力の関係などからそこを流れるのと同じような感じかも知れません。

あと余談ですが、明日3/4は去年・一昨年と二年連続で11時頃に先物システムが障害を起こしており、不吉な日柄でもあります。こういった大口のデリバティブの動きに振らされないように注意したいところです。

本日発表の市場全体の信用倍率は3.5倍ということで、一段と改善。13年3月以来2年ぶりの低水準となってきました。当時も振り返ってみると、今と同じく高所恐怖症の人を置いていきながら高値更新が続いた時期でもありました。買いたい人に買わせない、というのは、潜在的な買い圧力を生んでいくので強い相場に発展します。

またこの3月という時期は貸株の返済と3月権利取りの動きが共に出てくる時期でもありますから、需給が逼迫しやすい時期とも言えます。特に足元で増配したり株主優待を新設する企業が増えています。これは6月の株主総会に向けた「地ならし」という言い方ができるかも知れませんが、ROEを高めてスチュワードシップコードへの対策として講じられやすい面があります(卑近な例では大塚家具(8186)の騒動もそれに当てはまる・・・のか?)。

なお、引け後には指数寄与度の高いファーストリテイリング(9983)の月次発表があり、2月既存店は+7.7%としっかりでした。ただ春節時期のインバウンド効果を考えると、市場はより一層の上積みを期待していたのかも知れません。本日の同社の株価はそれを警戒して小安い展開でした。


新興市場も「強気の買い」。本日は両指数共に軟調。ここまでも弱かったマザーズ指数が一段と売られ、ここまで高値更新を続けていた日経JASDAQ平均や東証2部指数も連れ安となりました。ただ日経JASDAQは一時ライブドアショック以来の高値水準となっています。JASDAQではここまで元気だった低位小型株が売られ、代わりに東証2部の低位株に資金が移動した格好。イナゴの大移動が起こっています。

アメリカでもNASDAQが5000ポイントを回復する中で、日本でも新興市場に対する再評価がもっと出てきても良さそうな感じもしますが。

実は最近は東証1部銘柄よりもJASDAQ銘柄の方がPERが低く、配当利回りが高いという現象が生じています。東証1部銘柄の平均予想PERは3日現在で17.8倍、配当利回りは1.46%ですが、JASDAQの方はそれぞれ16.7倍、1.63%となっています。
http://www.nikkei.com/markets/kabu/japanidx.aspx

JASDAQと言えば新興企業のための市場ですから、PERが高く(将来の成長性期待)、配当利回りが低い(配当原資を成長投資に回す)のが普通です。

ところが東証大証が合併して以降、ちょっとJASDAQの立ち位置が弱くなってきました。と言うのもマザーズに上場した方が本則市場に指定替えしやすいですし、特にマザーズとJASDAQが争うことも無いですから、新規公開株はマザーズに流れがちです。実際、昨年12月にIPOラッシュがありましたが、直近まで上場した34社中JASDAQはわずか3銘柄に止まっています。

今やJASDAQ東証2部よりも微妙なブランドになりました。楽天(4755)はいなくなり、ガンホー(3765)も落ち着いちゃいましたし、日本マクドナルドHD(2702)はご存じのような低迷。スターバックスコーヒージャパン(2712)は来月にも居なくなります。例年5月頃まで新興市場は強くなりがちですし、個人的には特にJASDAQ銘柄の頑張りに期待しています。


ポートフォリオ銘柄】
ライオン(4912)は続伸でまたまた年初来高値更新。好循環の流れが続いて700円目前となっています。引き続き安い水準に止まる原油価格が原価低減に繋がること、今年も続くであろうインバウンド効果にも期待です。


住友金属鉱山(5713)も続伸で年初来高値更新。非鉄金属最需要国である中国の利下げを受けて、銅価格は安定した値動き。意外に高い配当利回りや、日証金ベースでの好取組といった株式の需給要因も下支えとなっています。目標株価までもう少し。


さて、本日は一銘柄買いポートフォリオに入れたい銘柄があります。それはホシザキ電機(6465)です。先般も注目銘柄の欄で取り上げ予告しましたが、まだ上値追いの動きは止まないものと見て、ポートフォリオ銘柄として改めて取り上げます。

業務用の厨房機器や冷凍冷蔵庫大手ですが、今期は増収増益を計画。引き続き北米やアジアといった海外での販売好調に期待が持たれ、円安効果も出てきます。

国内でも未だコンビニに出店余地があるとされており、同社の機器納入余地は大きそうです。また先日温泉に行ってきたのですが、風呂場に同社の冷水器がありました。宿泊施設がインバウンド関連で潤う中、同社の機器はこういったところでも威力を発揮しそうです。そして一旦導入されれば、メンテナンスによる売上が積み上がっていくことで、ストック型による経営の安定感も期待できます。

株価位置は上場来高値圏にあり、チャート的な上値の節も見あたりません。最安値700円の10倍にあたる7000円も明確に上回って久しいので、ここが心理的節目として見られている印象もありません。

MACDパラボリックは好転しており、一目均衡表は三役好転の形を継続。ボリンジャーバンドは+2σの拡大が続いていくことから、上値余地が大きくなっていく流れで、週足でもそれぞれ上値追いの動きを示唆しています。

需給面も上述のように上場来高値圏にあり、極めて良好です。特に2/12に決算を受けて急落した際、売りたい筋はここでほとんどが売ってしまったものと思われ、売り一巡感が出ています。それをこなしての上放れは相当強い印象です。信用残高は差し引き7.7万株の売り長で、今後は株式分割などを期待できます。

また同社は例年夏場にかけて上がっていく性質があります。まさに麦わら帽子を冬に買うという手合いでしょうか。目標は1万円に。明日の寄り付きから買いポートフォリオ入れとします。


【注目銘柄】
平和(6412)は反落も、朝方は99年以来の高値水準を更新。こちらは先月17日に有料メルマガで買いで取り上げ。パチンコメーカーですが、その後は同業のSANKYO(6417)が下方修正を出したことでやや売られる場面があったものの、そこで逆に売りたい筋の売りが一巡し、上値が軽くなりました。災い転じて福と成す。

実は傘下にゴルフ場運営のPGMHD(2466)も持っており、こちらも連日高値更新が続いています。また高値更新が続く中で信用残高が6.6万株の売り長。好需給が上値追いに拍車をかけています。

特に同社の場合、オーナー系の石原一族が株式の大半を占めているので、3月期末を控えている今、特に貸株の返済圧力が強まってくるのではないかと思われます。その証拠が今の高値更新波動ではないでしょうか。配当利回りも3.1%と高いです。

また同社は自社株を大量保有していますが、同業のSANKYOが自社株消却をしてきたので、同社も対抗意識から消却の還元策を出してきてくれないかなと。

最後に全くの妄想ですけれど、今親娘で経営権を争った結果、株価が急騰している銘柄があります。それに倣ってオーナー一族もドロドロの株券奪い合い・・・なんてことは無いでしょうか(;^_^Aまあ社名が平和ですから穏当にいきたいところです。


・・・まだまだ書きたいことはありますが、いつもの文字数制限で本日はここまで。

その他有料メルマガの成績は下記のURLから確認の上、お申込ください。
http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/performance.html


※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。