KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

公募発表のラオックス(8202)が急落で個人投資家を冷やす

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以下直近2月に挙げた主な銘柄の成績結果です。
(※それぞれの株価は提示値、目標達成や提示投資期間終値等による実現値です。)
★2/16 ホシザキ電機(6465)   6300円→7000円 上昇率11.1%
★2/10 栗田工業(6370)     2735円→3000円 上昇率9.7%
★2/9 マネックスG(8698)    255円→286円  上昇率12.2%
★2/4 【売り】江崎グリコ(2206) 4850円→4500円 下落率7.2%
★2/3 一休(2450)        1550円→1696円 上昇率12.2%

その他成果は随時ブログ上で報告致します。


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日経平均は本日続落。前日のNYはアルミ大手のアルコアを始めとして、様々なM&Aの話が出てきたことでしっかり。Appleの新製品発表会も無事通過して、Apple株も落ち着きました。

それを受けた日経平均も朝方から買いが先行。ドル円が円安に進捗したことや、昨日下落した反動が出ました。ただその後は一転利益確定売りが優勢に。為替が円安方向に振れる流れても売りは止みませんでした。一部ではメジャーSQを前にして、ポジション調整の売買が出たという話も。

後場にはドル円が122円台の高値を付けてきたにもかかわらず、むしろ一段と売りが加速する展開に。その後は円高方向に振れても売られ、結局どっちにしても売られる流れでマイナス引け。引けにかけて多少は戻したものの、終値ベースでも3月の安値となりました。売買高は21億株台、売買代金は2.6兆円弱とそこそこ膨らみました。


投資判断は「強気の買い」。週足ベースの日経平均は先週までで7連続陽線ですから、多少の一服は致し方ないとも言えますが、こういう場合得てして多少の一服が多少じゃなくなるのでちょっと嫌ですね。ガンガン休まず上がっていく方が潜在的な買い方を残して行くわけなので強いです。

実際、日足チャート的には昨日高値で「たすき線」が出ました。たすき線の解説は以下のリンクに任せますが、相場の転換点を示します。今回の場合は売り転換というわけです。
http://www.kyj-kyj.info/%E3%81%9F%E3%81%99%E3%81%8D%E7%B7%9A.htm

逆に買い転換となった例としては1/14,1/15、昨年も10/17,10/20(ちなみに10/21,10/22も)、8/8,8/11がそれに該当します。それの逆バージョンですから、ちょっと警戒は必要です。

一方でTOPIXの方はたすき線では無いものの、本日は高値を付けた後に包み陰線っぽい足を出してきて、ちょっと嫌な流れになりました。本日は銀行株に特に売りが目立ち、TOPIXの足を引っ張る格好に。日経平均TOPIX共にMACDが暗転してしまったことで、チャートは一旦売り転換している形です。

あと気になる点としては本日の空売り比率が一段と高くなって35.6%まで上昇したこと。1月の中頃までは珍しい話でも無かったのですが、ここまで30%を切って推移してきただけに、嫌な感じです。為替が高値を更新してきたことも効かなくなっていますし(むしろ日本売りと捉えられる)、目先は利食い千人力に押される形になりそうです。

ただ繰り返しになりますが相場の根っこは上昇基調にあると思っています。先般GPIFによる運用状況が公表され、方針通り国内株式の割合は昨年末時点で19.8%(9月末は18.2%)まで上昇しました。四半期ベースで着実に増加が続いており、目標とされる25%(±9%)まではまだまだ上積み余地があります。

まあこんな話は今更ですが、改めて強調したいのは、今年金資金が買ってくるという事実も大きいですけれど「これで今後政府は株高を維持せざるを得なくなった」という事実。今まで株式市場は、株式投資をしない一般の人にとってどこか遠い国のお話のようなものでした。株高はあくまで金持ちを利するだけだ、と。

しかし年金のウェイトが高まったことで、将来受け取る年金の額に影響が出てくるわけですから、今まで以上に関心を持たないといけません。そして日本政府も政策として株高を維持し続ける必要があります。これは政権与党が替わったとしても、維持しつづけないと国民の財産に直結するので、維持される政策になりました。

そしてもう戻すことはできません。年金が株を売ってくると、とてつもなく株価を押し下げるでしょうから、もう戻れないのです。実は今回のGPIF改革の肝はここにあるような気もします。

足元に話を戻すと、先般も指摘したコールオプション建玉は引き続き19000円が最も多く、むしろ増えています。下落トレンド転換のサインは出てきたものの、今週末にメジャーSQを控えていることもあって、これらテクニカルな駆け引きは十分有り得ます。

なので本日の下落は「魔の水曜」を先取りした売りと見なすことも可能でしょう。前回12月のメジャーSQ前の「魔の水曜」に日経平均が400円以上下落したことを踏まえると、事前に警戒感が出てきてもおかしくありません。であればトレンド転換のサインもダマシで終わる可能性があります。

ギリシャ問題再燃という話もあるにはありますが、本質的なものではありません。もうギリシャの話は終わったことです。単に下げた時の理由付けくらいしか、使い道は無いでしょう。

ところでアメリカ株がリーマンショック後の安値を付けたのは09年の3/6だそうです(すいません。手元の情報媒体で正確なのが確認できなかったので伝聞です)。その後6年間も上昇トレンドを続けてきたわけですが、まだ天井感が出るような大きなイベントは無く(金利が本当に引き上げられたらまた考えないといけませんが)、まだその記録は伸び続けそうです。

NASDAQ側での上伸の一翼を担ったAppleは、当時に比べて株価が分割考慮で10倍以上になりました。来週のダウ採用後にも更に相場の上昇を牽引できるかどうかは正直微妙ですが、ともあれ昨日の新製品発表会は大きな波乱要因にはなりませんでしたので、一山は超えた感じです。

最後に余談。今回の発表会は「Apple Watch」が目玉でしたが、一つビックリしたのは100万円を超える純金製のものを出してきたこと。これに関する評価は色々分かれていますし実際に出てみないと何とも言えないのですが、個人的には結構良い戦略ではないかと思いました。Appleのブランド力を活かしてデジタル時計でロレックスやオメガなどと張り合うというのはちょっと面白い発想だと。

これを腕時計だと思ったらダメで、実際電池は18時間しか持たないそうです。あくまで次世代のブレスレット的な位置付けで行くのでしょう。これは例えばサムスンや小米などにマネできない同社の強みでもあります。そして明らかに富裕層を狙った戦略は、私は当初「Apple Watchなんてダメやろー」と思ってたんですが、同社の新しい可能性(デジタル時計ではなくて宝飾品としての、そしてそれで更に持ち上げられる同社のブランド力)を感じ、案外ポジティブでした。

同時にMacBookなどの新製品も発表。こちらは薄くなったくらいで、まあ私の中では薄いパソコンって15年以上前にシャープが出した「MURAMASA」以来ガツンと衝撃を受けたものは無いのですが、今はタブレットもありますし、こっちはまあ信者用かなと。ただ金色を出してきたのは明らかに中国を狙っていて、経営という面では攻めているなと思いました。


新興市場も「強気の買い」。本日は両指数共に軟調。gumi(3903)が裏切りの下方修正後、本日ようやく全株一致で寄り付きましたがその後も下げ止まず。またラオックス(8202)が昨日公募増資を発表したことで、共に個人投資家好みの銘柄だったことから、個人投資家のダメージは大きそうです。まあ会社側の判断としては実力以上に株価が高いところで資金調達できたわけでウハウハですが。

マザーズ指数の落ち込みも止みませんし(と言うより、先般書いたようにマザーズはなかなか上がり辛そう)、為替が円安方向に振れてきたことで、ちょっと新興市場の方はやや蚊帳の外といった感じです。ただ引き続きJASDAQに関しては東証1部より割安感が出てきていることから、こちらは強気。マザーズとは別に考える必要があると思います。


ポートフォリオ銘柄】
GCAサヴィアンG(2174)は大幅続伸で年初来高値更新。一時目標株価の1500円に接近する場面がありました。上述したようにアメリカでもM&Aは盛んです。加えて日本勢だけでも海外のM&Aが1~3月で既に過去最高の3.9兆円になったとのこと。足元円安が急速に進んでいるにもかかわらず積極的な動きが目立ち、同社の事業環境は極めて良い状況と言えます。

できれば本日1500円突破で終わって欲しかったのですが、まあ実質的に目標株価に達してきたので、明日の寄り付きで利食い、終了とします。上手くいきました。

その代わりと言っては何ですが、先般より繰り返し取り上げているM&Aキャピタルパートナー(6080)の方を明日の寄り付きから買いポートフォリオ入れとします。本日もしっかり買われて終値ベースで実質過去2番目の高値を付けてきました。

改めて紹介するとその名の通りM&Aの助言を生業にしています。同じM&A関連でもGCAとは異なり、対象顧客は主に中小企業や個人事業主です。足元でドラッグストア株が軒並み高値を付けていますが、地域の調剤薬局は大手ドラッグストアにやられ、また後継者不足から事業承継に問題を抱えています。その仕事がひっきりなしで、日本M&Aセンター(2127)もずっと快調を続けています。

あと、最近出た証券各社の予想では4月の浮動株比率調整係数解除銘柄として名前が挙がっています。東証1部上場となった銘柄は一気に全てTOPIX算入にするとインパクトが大き過ぎるので何回かに分けて(通常2回)に分けてTOPIX算入します。その2回目が4月にあるのではないかということです。

その場合、4月末に組入れとなるので、またそれを期待した買いが入ってきます。正式発表は来月頭になってからですが、まあ大手各社が同社の解除を予想していますし、大体間違いないのではないかと。というわけで、需給面でも買い圧力が強い感じです。目標を4000円とします。


OSG(6136)は反発。地合が悪い中で強い動きを見せ、年初来高値を更新してきました。為替が円安に振れる中で、機械株には追い風となった感じ。引き続き売り長の銘柄ですし、売り方による買い戻しも上値追いの原動力になりそうです。


京浜急行(9006)も反発。3月権利取りの動きが強まってきていることやディフェンシブ性から、この地合の中でもしっかり買われました。また本日は円安進捗を受けて、訪日外国人の増加期待もあって、陸運業が業種別の値上がり率2位。引き続き底堅い動きに期待です。


・・・まだまだ書きたいことはありますが、いつもの文字数制限で本日はここまで。

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※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。