KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

ファナック(6954)の急騰で終値でも19000円回復!

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以下直近2月に挙げた主な銘柄の成績結果です。
(※それぞれの株価は提示値、目標達成や提示投資期間終値等による実現値です。)
★2/16 ホシザキ電機(6465)   6300円→7000円 上昇率11.1%
★2/10 栗田工業(6370)     2735円→3000円 上昇率9.7%
★2/9 マネックスG(8698)    255円→286円  上昇率12.2%
★2/4 【売り】江崎グリコ(2206) 4850円→4500円 下落率7.2%
★2/3 一休(2450)        1550円→1696円 上昇率12.2%

その他成果は随時ブログ上で報告致します。


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日経平均は金曜大幅続伸。前日のNYは出てきた経済指標が悪かったことで、早期利上げ観測が後退し大幅反発。それを受けた日経平均は朝方から買いが先行。SQ値が19225円で決まると一旦は利益確定売りに押されました。それでも指数寄与度の大きいファナック(6954)が、GSによる格上げや株主との対話を重視して株主還元策に前向きと報じられて大幅高で寄り付いた後も買われると、次第に上値追いに騰勢を強める動き。

その後SQ値も難なく上回ると、そのまま引けにかけてじり高。一時ITバブル以来の高値となる19300円を突破する場面もありました。引けにかけては利益確定売りが出ましたが、それでも263円高。TOPIXの方も日経平均程ではありませんでしたが年初来高値更新。メジャーSQということもあって売買高は32億株弱、売買代金は4.3兆円台と膨らみました。


投資判断は「強気の買い」。2月7日に「強気の買い」に引き上げてからほぼ一貫した上昇基調が続いていますが、正直どこで手綱を緩めるか決めかねているところがあります。今回のメジャーSQに関しても一つのターニングポイント候補ではあったものの、こうもあっさりSQ値を上回ってこられると、弱める理由がありません。

大企業が次々と発表する賃金アップ報道も追い風になっています。これは雰囲気が悪い時であれば企業のコスト増とみなされてマイナス材料になります。それが今は国内消費の先行きを明るくする前向きな材料として捉えられているわけですから、雰囲気はかなり良いと言えます。

金曜のNYは原油価格の下落を受けてエネルギー株中心に指数を押し下げる動き。一時前日の上昇分を打ち消す弱さがありました。ただそれを受けてもシカゴ225先物は19285円ということで、月曜の日本株は小幅安程度での寄り付きが想定されています。特に最近はアメリカ株が下がった方が日本株が強いケースが多いため、売り一巡後は押し目を拾う動きが出てくる可能性があります。

何でこんなに日本株が上がるのか?というのは大勢の日本国民がほとんど等しく抱いている疑問かも知れません。ただそれは恐らく単なる数字上の相対比較、つまり過去の日経平均株価と比べている行動経済学で言う「アンカリング効果」が強く出ているからでしょう。

確かに金曜の日経平均に関しては指数寄与度の高いファナックファーストリテイリング(9983)がそれぞれ外資系証券による格上げを受けて株価がやや恣意的に引き上げられた部分もあり、ちょっと強引さも感じられます。

ただ冷静に考えてみると、アメリカが最高値を更新、ギリシャという不安を抱えているドイツDAXも高値をスルスルと更新する中で、日本株が買われない方がおかしな話かも知れません。実際、ドイツは年初から20%以上も上昇しています。対して日本はまだ10%ちょっとです。

TOPIXに至っては未だリーマンショック前の水準1800ポイントから大きく下方乖離しています。日経平均の方が表示が円表記ですからマスコミ受けも良く、また高値の更新も「ITバブル以来」と「リーマンショック直後の水準」では前者の方がインパクトが大きいですから、喧伝されやすい傾向にあります。

そういった「どこの株価と比較して割高と考えられるのか」という「起点」がアンカー(錨)なわけですが、日本人は不幸にもバブルという高いハードルのアンカーを強烈に植え付けられてしまったため、株高を受け入れ難く感じるのだと思います。

一方、東証全体の時価総額を見ると、89年の日経平均最高値時は591兆円。対して現在は561兆円で、結構な水準に来ています。ただこれはメガバンク各行の大幅増資も影響していますが、上場企業数も当時の1200社弱に比べて現在は1800社超。また合併などで規模が格段に増している傾向もあって、母集団の連続性が無い以上、あまり参考にならないのではないかと思います。実際、時価総額上位10社のうち6社は当時無かった会社です。

足元の需給要因に関しては言わずもがな公的資金の買いがあります。日銀やGPIFなどの年金資金はまだ買い増し余地が十分あり、逆に高くなった株価から、それぞれ予定額までの買い付けが難しくなる可能性すらあります。

それよりも強くなってきているのが海外勢の買い。結局公的資金は性質上上値を追ってまで買いませんから、高値を更新するためには成り行きでガンガン買っていくような肉食系投資家の存在が必須です。その主役が外国人投資家です。

またドル建ての日経平均が高値を更新してきており、その外国人投資家に焦りが出ているという話もあります。ファンドなどにしてみれば、これ程好調な日本株を組み入れていないと、出資者に説明を求められた際に返答ができません。それが2月から再開した外国人買いの正体とも言え「13年に15兆円以上も買ったらもう外国人は買ってこない」なんてのは理由になりません。
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NL181A6TTDS101.html

そもそもアメリカのマネタリーベースはリーマンショック前の8500億ドルからQE3まで続けることによって4兆ドル超にまで膨れあがっています。つまりお金が新たに4倍近く生み出されているのです。増えたお金の運用先が自国内で賄いきれなくなれば、海外に向かうのは当然です。まして受け皿としてのキャパの大きい日本株に流れてくるのも必然と言えます。

株価位置でも現在の株価水準はITバブル時に急落した価格帯であり、しこりの薄いところです。なので戻り出すと速いポジションでもあります。

足元をチャートで見ても25日線との乖離は5%未満であり、特段過熱感はありません。今のところ過熱感のある指標としては騰落レシオくらいで、それ以外例えば信用評価損率はまだ8%超、裁定買い残は3.3兆円弱に止まっていますし、またSQを通過したことで一段と減少しているものと見られますから、それぞれまだ過熱感がある水準(信用評価損率プラス、裁定買い残4兆円超)とは言えません。

これらを考えると、まだ天井とは言えないのだろうなと思います。一応来週のイベントとしては火曜に日銀金融政策決定会合の、水曜にFOMCの結果がそれぞれ出てきます。なのでここさえクリアすれば問題なく期末に向けた上昇が続きそうです。日本の方はともかく、アメリカの方は特に金利引き上げのタイミングに神経質になっているので、トレンド転換のきっかけになる可能性はあります。

ただ個人的には両方共に無難にやり過ごして日米共に上昇トレンドが続いていくのではないかと見ています。もうアメリカも6月利上げでコンセンサスが出来上がってると思いますし、上げられない方がむしろ問題です。また政策的に上げると言っても、日欧の緩和マネーがアメリカに流れ込んだり、足元で止まらない原油安がインフレ率を引き下げ、そう簡単に金利は上がらない雰囲気もあります。

と言うわけで、やはり今は押し目買いで対応すべき場面なのだろうと思います。


新興市場も「強気の買い」。金曜は両指数共に堅調。ただ前日同様デリバティブ主導の上昇であったことから、新興市場の方は東証1部の大型株ほどは買われませんでした。しかしその分出遅れ感が強く、指標面での割安感が強い銘柄すらぽつぽつ出てきています。株式市場の高値更新を受けてここから入り込んでこようという投資家は、新興市場の銘柄に食指を動かす可能性も十分あると思いますから、やはりこちらも狙い目なんだろうと思います。


ポートフォリオ銘柄】
みずほFG(8411)は続伸。今年の高値を上回ってきました。現値水準は昨年1月下旬の急落水準であることから、価格帯出来高の薄いゾーンでもあることで、上値を追いやすい位置でもあります。とりあえず230円辺りまでは戻りが早そうです。


OSG(6136)も続伸。SQの絡みもあって寄り付きは安く始まったものの、切り返して終値ベースでは年初来高値更新となりました。先月の工作機械受注が2月としては過去最高となったことや足元の円安基調もあって、前述のファナックを筆頭に機械株はしっかりの動きが続いています。同社も引き続き売り長の状態が続いており、売り方の買い戻しに会わせた上値追い基調に変化は無さそうです。


M&Aキャピタルパートナー(6080)も続伸。前日急騰の勢いをそのまま引き継いで、高値圏をキープしました。ただ前日の高値を上回ることができず。一応終値ベースでは年初来高値更新となっていますが、まだ油断はできません。チャート的にはボリンジャーバンド+2σを上回っていたり過熱感が強いので、一旦下押す場面があっても仕方ないとは思います。


【参考銘柄】
夢真HD(2362)は続伸。こちらは先般も当欄で取り上げましたが、3日から有料メルマガで買いで取り上げ。金曜もしっかり買われて今年の高値を更新してきました。東証1部の銘柄に比べて上昇力は大したことありませんが、ストキャスに割高感が出てボリンジャーバンド+2σをクリアしてきた割には力強い上伸。出来高も膨らんで売り玉を吸収しています。

MACDも好転しており、上値抵抗線(昨年1月、6月、今年2月の高値を結んだもの)も上回ってきていることから、引き続き強い流れを想定。配当利回りも高く、出遅れ新興株として買われる余地は大きいと思います。


マネースクウェアHD(8728)は大幅高。こちらは9日配信の有料メルマガで買いで取り上げ。為替の円安トレンドが強まってきたことや、配当利回りの高さを材料にしました。その後、木曜引け後に好調な月次動向と自社株買いを発表。それを受けて金曜は値上がり率ランキング上位に入りました。目標株価は当然まだまだ上。また目標に達成し次第、取り上げ根拠を掲載します。


・・・まだまだ書きたいことはありますが、いつものパターンで文字数制限がきたのでこの辺で。

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※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。