KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

中国株の動向を横目に下げ渋り

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日経平均は本日続落。週末のNYが軟調だったことから、日本株も朝方から売りが先行。19500円を割り込む場面がありました。ただ昨日中国が預金準備率引き下げを発表したこともあって、アク抜け感から買い戻しが先行。ほぼ寄り付きを安値にすると、その後は金曜終値まで買い戻しの動きが進みプラス圏に浮上しました。注目の中国株が落ち着いたスタートを見せたことも材料視。

後場には一段高の場面もありましたが、結局引け間際に再度マイナス圏に沈むと、終値でも小幅安。ただ全般的に健闘を見せた一日でした。売買高は20億株強、売買代金は2.3兆円台と落ち着きました。


投資判断は「やや買い」。本日は指数寄与度の高いファナック(6954)やソフトバンク(9984)が売られた割には結構頑張ったなという印象を受けています。逆に引き続きメガバンク株が買われましたが、TOPIXの方は弱い動きでした。ちょっとよくわかりませんね。

それでも個人的には今日の寄り付きで目先の売りが一巡したような印象も受けます。本日も空売り比率が32.6%と比較的高く、それでもこれだけ下げ渋ったことは、相場の強さを示します。ただ今日も日銀がETFをがっつり買っていたことで、ちょっと裏技っぽい部分もありますが。

前回「(今週は)上値の重い展開を想定」と、大っぴらに下がりはしないだろうけれども簡単に戻りもしないというニュアンスで出しましたが、やはりそういった流れになるのでなはいかと思います。

少しずつ決算に向けた相場になりつつあり、本日も引け後には先陣を切って安川電機(6506)が好決算を発表。ただ同社の場合結構好決算でも売られるケースがあるので、今回もちょっと油断は禁物です。

それでもやはり前回書いたように、今年は6月から始まるコーポレートガバナンスコードに背中を押され、各企業共に楽観的な見通しを出してくるか、自社株買いを同時に出してくるか、場合によってはMBOでの非上場化を選択してくるか、といった施策を出してきやすいのではないでしょうか。どれが選ばれても株主にとっては優しく、少なくとも短期的に悪い話は無いように思えます。

またTPP交渉の話題もニュースとして取り上げられており、今回大筋合意となるかどうかに注目が集まっています。現状、まだ日米間の隔たりも大きいことから、安倍首相がアメリカに行くからといって直ちに決まるものでも無さそうです。ただG20でも持ち上がった中国主導のAIIB(アジアインフラ投資銀行)に対する焦りから、アメリカ側も譲歩して早めに成立させ、経済的な支配力維持に努めようとする可能性はあります。

TPPが日本に良いか悪いかはともかくとして、株式市場的には歓迎されるものと見られます。元々アベノミクスの重要な施策の一つがTPPでした。それに向けてJAの万歳会長は辞任に追い込まれ、段々と外堀が埋まってきている感じがありますが、歓迎するのは誰よりも外国人投資家でしょう。カジノの一つも満足に決められない政府ではありますが、もし決まれば期待値が低い分、サプライズとして日本に資金が流入してくると思われます。

そんな期待感も手伝って、下値は一方的に売り込まれにくいでしょう。為替はやや円高傾向が強くなっていますが、ドル・ユーロ・円の三すくみの中では相対的にユーロが弱くなっており、目下日米欧の中でどれが買えるかと言えばやっぱり日本株が一番買いやすいとも考えられます。引き続き押した場面は拾っていって良いのではないでしょうか。


新興市場は「強気の買い」。本日は両指数共に軟調。共に寄り付き直後の安値から切り返しを見せたものの、中国市場がしっかりとしたスタートを見せると大型株に資金が移動し、小型株が相対的に売られました。本日IPOHamee(3134)は公開価格を大きく上回って初値を付けたもののその後間もなく売られ、相変わらずセカンダリは続きません。

ここまで好調だった新興市場もちょっと息切れ感が目立ちます。ただ東証1部が落ち着けば、再度新興市場資金が向かってくる流れになると思います。引き続き新興市場の割安感・出遅れ感に注目。


ポートフォリオ銘柄】
みずほFG(8411)は続伸。朝安後はすぐ切り返しの動きを見せ、先週末の高値も上回りました。強いですね。三菱UFJFG(8306)は年初来高値を更新するなど、メガバンク揃って堅調です。出来高も3営業日連続で膨らんで、結果株式の需給バランスも良好。この辺りが相場の救世主になってくれることを期待です。


CYBERDYNE(7779)
は続落。朝方はプラス圏に切り返す強さもありましたが、地合に負けて力尽きました。引け後には鈴鹿市との福祉ロボット推進事業の業務委託を受託を発表。売上自体は3000万円程度で直接的な業績への影響は軽微ですが、各市町村をバックにした事業の拡大期待はやはり大きいものと見られます。特に地方は高齢化が最大の悩みですから、地方創生の一役を担う点でもテーマ性があります。


テイクアンドギブニーズ(4331)は続落。1000円を手前に力尽き、値下がり率ランキング上位に。うーん、最近毎日どの銘柄かが下落率ランキングに出てきますね。呪われているのでしょうか・・・。それはともかく、3月安値887円→4月高値996円の半値押し水準である942円辺りが目先の下値メドと見られますから、この辺りが下げの限界では無いかと思います。明日以降の反発に期待。


そして今回は一銘柄買いポートフォリオに入れたい銘柄があります。それはエニグモ(3665)です。先般有料メルマガで取り上げていて残念ながら損切り扱いとなってしまったのですが、基本的にはまだ良い銘柄だと思いますからこちらで取り上げることにしました。

服飾個人間売買のソーシャル通販サイト「BUYMA」の運営を手がける同社ですが、主に海外の個人バイヤーさんと国内消費者を仲介するサービスを提供しています。基本個人間取引なので商品に消費税が付かず、安価に買えるという点がウリです(ただしエニグモが受け取る手数料には消費税はかかります)。

今期業績見通しが悪く先月急落したのですが、主因は「大々的に広告宣伝費をかけるから」ということです。正直私もたまたま株を知っているから運営サイト「BUYMA」を知っているだけで、世間的な知名度はまだまだ低いと見られます。逆にユニークなサービスですから、知名度が上がれば伸びていく業態だとも思います。

また既に本決算を通過して株価もそれらを織り込んだ、という点もポイントです。足元決算が出て売られる銘柄が多いので、業績修正などの突発イベントが起きにくいという安心感もあります。

あと、同じマザーズ上場だったNフィールド(6077)が東証1部昇格となり、Nフィールドは13年8月の上場、エニグモは12年7月であることから、同社もいつ1部昇格が伝わってもおかしくない感じはあります。

ただこの際注意が必要なのはソニー(6758)が大株主であるということ。先般オリンパス(7733)の株売却を発表したように、ソニーが今後どういう未来図を描くのかによって、エニグモ株も例えば東証1部上場を機に売ってくるという可能性もあります。なので、この辺りはプラマイの効果です。

目標はとりあえず1200円に。明日の寄り付きから買いポートフォリオ入れとします。まあ最近呪われていますから明日いきなり暴落するかも知れませんが、数ヶ月レベルで付き合うのであればこの辺りが仕込み場とも思います。


【注目銘柄】
コカ・コーライーストジャパン(2580)は急落で値下がり率ランキング上位。こちらは昨日配信の有料メルマガで売りで取り上げ。食品株が全般的に弱っている中でまだ下げていないこと、また日本マクドナルド(2702)のリストラが及ぼすマイナス面も材料に取り上げました。しかしだからといって何で今日急にこんなに下落したのかは不明ですね。やはり呪いでしょうか・・・。まあこちらでは逆用出来て良かったのですが。


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※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。