KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

4月の成績発表

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本日は4月の成績発表です。4月は日経平均2万円を達成したものの、世界的な高値警戒感や連休前の日柄もあって、月末には急落となりました。そんな中で私のポートフォリオはどうなったでしょうか。早速検証してみましょう。


買い銘柄

みずほFG(8411)
213.9円→226.3円(19営業日保有 上昇率5.8%)

4月の金融株は相場上昇の核になりました。背景には出遅れ感やPBRなどで見た割安感があります。ただこのタイミングで突然火が付いたのは、やはり新年度から流入開始となった海外マネーの受け皿として、巨額な時価総額を有する金融株が手っ取り早いという事情もあるでしょう。更にはゆうちょ銀行の上場を控えて、公開価格を高くしたいという政府筋の思惑もあるとか無いとか。

足元では同じような出遅れ感などから商社株がチョイスされているため、また地合の悪化もあって金融株の買いは一服しています。ただここまで上がってきたことで信用倍率は足元で6.2倍まで低下。12年以来の水準まで改善しています。今まで金融株の上値を押さえ込んできたのは増資による需給バランスの悪化に加えて、この信用買い残の重石がずっと解消されなかった点にあります。これが改善されることで、歴史的な転換点も近づいてくるものと思われます。


酉島製作所(6363)
890円→895円(18営業日保有 上昇率0.6%)

全般的に公共投資事業に比重を置く銘柄の下落が目立ったので、損の小さいところで損切りとしました。その後例えば栗田工業(6370)や月島機械(6332)などといった水関連株の下落が目立っており、決算はまだですが良いところで逃げられたのではないかと思います。


日本プロロジスリート投資法人(3283)
261800円→255500円(19営業日保有 下落率2.4%)

4月も株式市場が強含む中でREIT指数は横ばい推移がやっと。今年に入ってから三角持ち合いが続いていますが、次第にブレ幅は小さくなり、煮詰まり感が出ています。追加緩和が無かったことで短期的には失望感が出ているものの、引き続き日銀による玉集めによってREIT市場の需給逼迫に期待。


ホシザキ電機(6465)
8000円→7160円(19営業日保有 下落率10.5%)

4月は3月の上げ分をほぼ帳消しにしてしまい、とほほな月。足元はとりあえず75日線に下値支持され、来週末の決算を待つ状態になっています。5月末に見込まれているMSCI指数入れ替え候補としても名前が挙がっており、再反転のきっかけに繋がることを期待。


M&Aキャピタルパートナーズ(6080)
3660円→2851円(19営業日保有 下落率22.1%)

こちらも3月の上げ分をほぼ帳消し。目標株価4000円にあと60円の3940円までありましたが、そこから急反落となりました。事前に発表された中間期決算の上方修正、また実際の中間期決算発表を受けて2度急落の憂き目に。この会社は元々保守的な見通ししかせず、第一四半期決算発表の時も修正はありませんでした。

ただ日本M&Aセンター(2127)の今期見通しも増収増益。3月末の手持ち案件数は昨年12月末比で10%近い増加ということから、業界の事業環境は引き続き良好です。中国から撤退を考える中小企業の案件も増えており、まだしばらく受注が途切れることは無いでしょう。


CYBERDYNE(7779)
3240円→3120円(19営業日保有 下落率3.7%)

下方修正が出ても各地方自治体との提携が次々出て、株価は少しずつ下値を切り上げてきたのですが、連休を控えて新興株が処分売りに押される中で急落。25日線も一気に下回ってしまい、75日線まで下げました。やはりリスクオフの動きになると、赤字企業は正当な評価がし辛い分、株価も厳しくなります。ともあれ注目は今期の見通し。今期はアメリカでのFDA承認から一気に黒字化が計画できるかどうか、本決算は15日の予定です。


テイクアンドギブニーズ(4331)
4/16より 996円→994円(11営業日保有 下落率0.2%)

底打ち感からのエントリー。みずほ証券の予測ではMBOが期待される企業としても名前が挙がっており、PBRの割安感などからも株価修正が進んでいます。賃上げを受けた景気回復感で、式を挙げる組数の増加も見込まれ、素直に業績底入れ感を期待して良いのではないでしょうか。チャート的にも75日線がようやく上向きつつあり、25日線とのゴールデンクロスも間近。1000円の壁を破れば、上値は一気に開けると思います。


エニグモ(3665)
4/20より 1000円→1000円(7営業日保有 変わらず)

新興市場の割安感からエントリー。その後は買われる動きが出たものの、連休前のリスクオフモードから新興市場が売られ、同社も行って来いの流れになりました。近い業態のスタートトゥディ(3092)は今期見通しの大幅増益を好感して大幅高。同社に関しても広告宣伝費が増すことによる減益なだけで、実体面は引き続き高成長が見込まれています。再評価による三角持ち合い上放れの動きに期待。


以上の結果から、1営業日当たりの騰落率を計算すると
-0.24(%/営業日)という結果が出ました。

計算式は各銘柄の保有営業日日数√騰落率を合計し、出された数字を銘柄数の合計で割り、平均値を算出します。つまり全ての銘柄に同額投資したとして、一営業日当たりの平均上昇率を導き出し、そこから一営業日当たりのポートフォリオの平均上昇率を出すわけです。


ちなみにその間
日経平均 4/3終値 19435円→19531円(19営業日 上昇率0.5%)0.03(%/営業日) 
TOPIX  4/3終値 1564  →1585 (19営業日 上昇率1.3%)0.07(%/営業日)

今月はベンチマークに敗北・・・。先月大きく上がった銘柄がその分下がってしまい大きく足を引っ張りました。特にM&Aキャピタルはほぼ目標達成だっただけに、余計に悔しさが残ります・・・。


そしてKA指数の発表です。KA指数とは、ブログで初めて銘柄を紹介した2005年8月23日の寄り付き前を100として、今は何ポイントになったかということです。

KA指数616.6ポイント
連続の最高値更新ならず。5月は巻き返しを図ります。


で、今回は早速一銘柄買いポートフォリオに入れたい銘柄があります。それはJAM(8922)です。前回も注目銘柄の欄で取り上げましたが、先週から有料メルマガで取り上げていました。ただ足元の新興株安を受けて損切り扱いとなってしまったため、今後ポートフォリオ銘柄として追い掛けたいと思います。

旧IDU、旧ジアースということで非常に胡散臭さもあったのですが、倒産寸前のところでドンキホーテHD(7532)傘下に入ってからは業態をビル賃貸・不動産管理に転換。資金支援などを受けて立て直しが進んでいます。それに伴い業績も急回復ですが、過年度決算の訂正を求められたり、低い自己資本比率などがネックになっている様子で株価は低位のままです。

ドンキホーテは存じのようにインバウンド関連として訪日外国人の需要を取り込み、現在快進撃が続く小売り業者です。その系列にもある同社にも、安心感が拡がります。結果、財務体質も急速な改善が見込まれており、今期復配期待も高く、四季報によれば今期最大10円の復配すら期待されています。万一これが実現すれば利回りは急回復ですし、株価水準的にも下げ余地が小さいところでもあります。

資本が脆弱な現在は親会社からの資金調達に頼らざるを得ませんが、財務体質が強化されれば銀行借入を通じて業容拡大も可能になります。足元で不動産株・新興株の出遅れ感が強く、ここから再度市場が盛り返せば、一気に上向く可能性を秘めていると思います。

目標株価はさしあたって225円で。連休明け7日の寄値で買いポートフォリオ入れとします。


さて全体相場に話を移して5月の相場展望ですが、投資判断は「やや買い」を継続します。さしあたって日本は連休中ですが、その間の海外動向を注視する必要があります。

金曜のNYはしっかり反発。出遅れ株が買われ、各指数共に再度3月以降の上値抵抗線突破を見込む水準に達してきました。Apple株の上昇からNASDAQも5000ポイントを再度回復。それを受けてシカゴ225先物は19735円まで回復しています。

日本の方も既に大型株を中心に決算が続々出てきていますが、GWという休みの多さから連休明けは引き続き決算ラッシュとなります。3月期決算銘柄は本決算が出る時期ですから、決算シーズンの中でも特に重要な時期です。

今回は前期に比べて円安の行き足が止まることが予想されており、為替による業績押し上げ効果は限定的と見られています。その分、今年は6月から始まるコーポレートガバナンスコードによって、ROE向上策が株価押し上げ期待に繋がっています。

ただ、現段階ではあまり極端にそういった流れは感じられず、その分期待が剥落して好決算を出しても急落する銘柄が相次いでいます。事前期待値が高すぎたという面はあるでしょう。

「Sell in May」は無い・・・と繰り返し言ってきましたが、先月末にはいきなり500円以上売られる洗礼。まだ4月だからこれはノーカウント・・・と言うつもりは無いのですが、事前にこれだけ警戒感が出ていて、結局本当にこれだけ下がるというのは「わかりやす過ぎる」という印象です。相場がそんなに単純で良いのでしょうか?

発端はアメリカGDPの弱さやFOMCですが、アメリカよりもドイツの方が大きく反応していました。ポイントは債券価格の下落。ドイツは4/28の時点で0.163だった10年もの金利が、4月末には0.366まで急騰し、結果DAX株価指数も12039→11432まで急落で、リーマンショック以来の下げ幅に。足元でユーロが買い戻しから上昇しており、結果的な事象だけを見れば今回の下落はユーロ発という言い方も可能でしょう。

ただ負け惜しみでもなく、個人的にはやはり「Sell in May」は無いんじゃないかと思っています。足元の下落は売りやすいタイミングで売られたのは間違いないですが、指数ほどの悲壮感は個別では感じませんでした。「うわー、もう手持ちを全部売ってしまわないと・・・」という焦燥感は出なかった感じで、あくまで先物・日経レバレッジETF主導での売りのみが先走った格好です。空売り比率は先月末33.8%、1日は34.9%とまた高水準に。

やはり警戒感は既に世界的に強まっていることで、ここから更に不安感を造成するのは難しいでしょう。連休明けも雇用統計やSQといったイベントが控えることで、指数のボラが大きくなるのは恐らく間違いないですが「実需売り」ではなく「空売り」による弱気色が強いのならば、ユーロのようにその巻き戻しは強い勢いを持ちそうです。


※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。