KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

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日経平均は金曜反発。前日のNYはここまで急騰していた金利に一服感が出たことで堅調。S&P終値ベースで最高値を更新してきました。

それを受けた日経平均も朝方から買いが先行。ただ25日線を控えて上値が重く、買い一巡後は週末を控えて様子見の展開になりました。それでも後場寄りを安値に下値を切り上げると、三菱UFJFG(8306)の自社株買い報道も出てメガバンクが上げ幅拡大。加えて為替の円安基調も後押しし、全体相場も引けにかけて買い戻しが強まる流れになりました。売買高は25億株台、売買代金は2.5兆円台と落ち着きました。


投資判断は「強気の買い」。金曜のNYは発表された景気指標が予想を下回ったものの、引けにかけては前日終値近辺まで買い戻しされて終わりました。S&Pはイエレン議長の株価割高発言をあざ笑うかのように連日の終値ベースでの最高値更新に。それを受けてシカゴ225先物は19825円となっており、来週の日本株は堅調スタートが予想されます。

金曜は3月期末からの45日を経過したことで、東証が要請する45日期限の四半期決算発表最終締め日でもありました。というわけで決算も出そろいましたし、後はこれらをそれぞれ吟味して個別企業の企業価値が割り出されます。

特に3月本決算ということで今期見通しが企業側から出されたわけですから、決算の中でも最重要。今後一年の大枠が示され、トレンドが決まったといっても過言ではありません。後は期中の業績修正を鑑みて、株価の軌道も修正されるわけですね。

全般的には連続増益が確認され、それに併せて株価も上昇基調を維持出来ています。先般投資判断を「強気の買い」に引き上げて、最後の懸念材料と見ていたアメリカ株の上放れもほぼ確定的。上昇トレンド継続の確度はかなり高い印象です。

ほぼ唯一の心配事と言って良いのは債券価格の下落です。ただこれも景気回復による金利正常化という前向きの捉え方ができるケースもありますし、地合が良ければ債券→株式市場への資金が移るグレートローテーションの一貫ということも可能です。現状はなかなかそう前向きに捉えることもできず、株価の攪乱要因となりましたが、とりあえずは目先落ち着きつつあります。

「炭坑のカナリア」と言える金価格がようやく1200ドルを突破しじわり上昇してきたことは不気味と言えるのかも知れませんが、これもドル安に反応したと考えれば、特段気にする必要は無いでしょう。

また「ヘッジファンドの45日ルール」も終了。実際にヘッジファンドが売りを出していたのかどうかは不明ですが、ともあれそれを口実にした売り仕掛けは無くなりました。ギリシャ問題も次第に「飽き」が感じられます。

ですから、もう「Sell in May」は回避できたと言って良いのではないでしょうか。初旬に生じた混乱も、結局は近年よく見られるアノマリーの範疇で高値から5%程度の下落に収まり、これで「Sell in May」とは言えないでしょう。雇用統計をボトムにして、月末にかけて切り上がるいつものパターン。勿論、まだ5月も半分を過ぎたところなので、気は抜けないのですが。

来週は4月に1700億円を集めて人気があった野村の「企業価値向上ファンド」の第二弾が設定されるということもあって、需給面でも回復期待感が高まりそうです。またこれを契機に割安株物色から成長株物色にトレンドが変わるかも知れません。ただ最近の野村は主幹事IPOの出来の悪さや、本日もアメリカでリーマンショック前の住宅ローン担保証券に絡んで敗訴するなど、どうも雰囲気が悪いのですが・・・。


新興市場も「強気の買い」。金曜は高安マチマチ。日経JASDAQ平均が売られる一方、マザーズの方は好決算を背景にミクシィ(2121)の買い戻しが続いたことで買われました。新興市場の方もようやく決算が出揃ったことで、今週は商いの薄い銘柄の急騰ばかり目立って中身の薄い週でしたが、高成長継続の銘柄に関しては選別買いが入りやすい流れになってくるでしょう。


ポートフォリオ銘柄】
みずほFG(8411)は反発。三井住友FG(8316)の株主還元策が出なかったことでメガバンクは総じて利益確定売りが強まってきていたものの、金曜は日経一面で「みずほが前期配当を増配」と報じられたこともあって買いが先行。後場には上述のように三菱UFJによる自社株買い報道を受けて、一気に買い戻しが強まりました。

それで引け後に出たみずほの決算では、前期の配当を7.5円に。そして今期も最終利益は増益を見込むことから、7.5円を維持すると出てきました。この辺りはまあ既に織り込んでしまったので、来週以降の株価に対しては限定的、むしろやや反動安の懸念があるのかも知れません。ただこれで配当利回りは3.2%となりました。引き続き他の銘柄に比べて利回りが高く、バリュー株としての色彩に一層の強み。下値支えの根拠には十分でしょう。


ホシザキ電機(6465)は反発。結局MSCIの採用は日本空港ビルデング(9706)一社に止まり、同社は不採用でした(ちなみに除外は大和工業(5444))。ただ案の定誰も期待していなかったので、特段ネガティブな反応は見られず。下値堅めの動きになっています。今週の日証金ベースの動きでは、融資残の増加もピークアウトした感じなので、来週以降の需給好転に期待です。


CYBERDYNE(7779)軟調。こちらも金曜引け後に注目の本決算を発表。今期も残念ながら赤字継続ということでガッカリではありましたが、一応説明によれば国内外の保険適用開始による売上増加分は入っていない保守的な内容ということで、それならば納得という感じでしょうか。そんなわけでPTSでも小幅安程度で落ち着きました。

会見では山海社長も笑みを浮かべながら「本社製造キャパがフル稼働で生産が追いつかない」と言っていたとかで、来年から稼働する福島の新工場が寄与すれば、一気に売上が桁違いに伸びていくような感触があります。新製品も続々今期中にお披露目されるようですし、株価の期待値で形成される要素においては文句の付けようの無いところだと思います。ここからの材料に注目。


【注目銘柄】
スタートトゥデイ(3092)は続伸で上場来高値を再度更新。こちらは13日配信の有料メルマガで買いで取り上げ。その後連続陽線を示現しながら、売り方の悲鳴と共に値を上げる展開になっています。先般出てきた決算において今期も大幅な増収増益基調が示されており、現状の株価形成も「むべなるかな」という感じです。

先般ユニクロも値上げが報じられており、消費者の節約志向も追い風になりそうです。ポートフォリオ銘柄で取り上げている似たような事業形態のエニグモ(3665)も、そういう意味ではやはり注目でしょう。


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※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。