KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

意地の切り返しで12連騰!

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日経平均は本日続伸。朝方は金曜のNYが安かったことで売り先行のスタートに。ただ中国関連の景気指標がそこそこ良かったことを受けて中国株が堅調にスタートを切ると、日本株も下値で買いが入りました。朝方発表された法人企業統計において、設備投資が市場予想を大きく上回って好調だったことも材料視。

後場から日銀のETF買いなどを背景に徐々に下値を詰めると、プラス圏に切り返し。その後も金曜終値を挟んだ値動きが続きましたが、何とかプラスで引けて12連騰となりました。売買高は25億株弱、売買代金は2.5兆円台とやや落ち着きました。


投資判断は「やや買い」。月替わりでトレンドにも変化の兆しが出るかと思いましたが、どっこい切り返しの強さを見せました。自社株消却を発表したファナック(6954)中心に買われたのであればその強さに胡散臭さも残るのですが、ファナック自体はほぼ寄り天。日経平均はギリギリのプラスで終わりましたが、TOPIXの方はザラ場中の高値も更新してきました。

本日も金融株中心にしっかりした買いが入ったことから、地力はただただ強いという印象です。今月からコーポレートガバナンスコードの開始ということもあって、本日の強さは6月の強さを示すちょっと象徴的な部分もありそうです。特に今日目立ったのは出遅れ株買いの動き。朝方は相対的に弱い小型株などを中心に買いが入り、循環物色の流れが鮮明になりました。

それにしても相変わらずの強さを見せる上海総合指数。本日の中国のPMIが予想はわずかに下回ったものの、前月比で上昇したことが安心感に繋がった模様です。一方先般「政府系ファンドが銀行株を大量売却した」ということで株価急落の要因を作ったそのファンドトップが謎の辞任。今月に巨額IPOを控えており(記事によると100兆円近い規模になるという意味がわからないレベルの話ですが)、とにかくそれまで株価を下げさせるわけにはいかないといった政府の「見えざる手」が関与しているのは明らかでしょう。
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NP8W9S6JTSE801.html

個人的にも上海はどう考えてもバブルだと思いますし、どこかで破裂するのは時間の問題だと思っているので(それがいつなのかわかりませんが)、まあ空売りは厳しいにしてもプットオプションなどを買えれば買っておきたい感じではあります。

もっとも、中国が下落しても先般も書いたように、その他先進国の株式市場に対してはあまり悲観的には考えていません。勿論影響が全く無いわけもありませんが、影響はあくまで短期的に止まると思います。日本株の売り材料に結びつけられるのは最初だけで、そのうち連動性は薄れるでしょう。当然中国株が半分になったとして、日本株が半分になるわけもありません。今まで上がってきたところで大した恩恵も受けていませんし。

そもそも上海市場に関しては90%が個人投資家ということですから、中国の個人投資家がダメージを受けるだけで、外資も含めた機関投資家などの大きいところはそれ程ダメージを受けないでしょう。ただ香港市場と一応繋がったので(あまり上手く機能していないようですが)、間接的に影響はそれなりに出るでしょうし、そもそも10%が機関投資家といっても、日々の売買代金が18兆円分くらいあるのですから、その1割でも東証の閑散な時の売買代金レベルに匹敵します。というわけで「過剰な心配は必要は無いけれども、それなりの売りきっかけには繋がる」という感じでしょうか。

ちなみにこうして考えると、何か似ているなぁと思うのが、上海総合指数と日本国債。日本国債もその9割近くを日本人が買っている市場で、そのバブルが崩壊(というより天井を打った)しかかっています。

国債の方は日銀という最強の買い手が存在しているので今はまあ大丈夫ですが、もし国債バブルがはじけてもダメージを受けるのは日本国民だけ。あまり他国に影響を及ぼさない・・・と言えば潔いですが、危機が起きた時に海外が助けてくれない、という心細さもあります。成熟した市場になるには、投資家の多様性がやはり必要なのではないでしょうか。

話を日本株に戻しまして、先般より書いてきたように、今週からメジャーSQにかけては日本株も総じて弱い展開が続くと見ています。特にここまでがだいぶ強い感じの一本調子で来ましたから、反動もそこそこ大きく出そうです。一日で400円とか下げる日もあるでしょうし、2万円割れの場面も想定しています。ただチャート的にも2万円割れからはしっかりと買いが入ってきて、短期的な下値は19800円くらいまでかなと思っています。

いずれにせよ、引き続き「Sell in May」は無い、という論を掲げていますから(5月相場は終わりましたが、ここからみるみる下がっていけば結局5月に売っておけば良かったということになるので)、あくまで上昇トレンドの過程での小休止と見ます。その小休止が結構きつめに出ることで、またふるい落としや、世紀末感(?)を連想させるようなものになるかも知れません。未だ一昨年の5/23の急落が頭から離れない投資家も多いでしょうしね。

先週末に出たアメリカGDPマイナス成長は素直に嫌な数字です。年内の利上げに関しては強い意志を持っている中央銀行ですから、弱い経済指標をもって「利上げ時期が後ずれ」という前向きなとらえ方はもうしにくくなっています。むしろドンドン強い経済指標を出して、利上げ後のアメリカ経済を見極める段階に入っていると見るべきで、さすがにまだQE4の議論は出てこないですけれど、利上げできないリスクというものが意識されてきかねません。

ただ当然アメリカの方も黙って景気後退を見過ごすわけにはいきません。特に来年には大統領選挙を控えているので、各政党、各候補者からのリップサービスは強くでてきます。それはどこの国でも同じですし、その官製相場的な色彩は相場の下支えとして十分機能すると思います。

翻って日本株ですが、これも繰り返しになりますが、指標面では特段割高感は出ていません。PER、PBR、裁定買い残、信用倍率、騰落レシオ・・・どの指標を見てもまだ過熱感はありません。6月は株主総会シーズンで、年間でも一番勝率の高い月となっています。

ただ短期的にはやはり人間のもつ人間臭さ、すなわち「バリエーションはともかく、短期間でこんなに上がったんだから、一度下がるだろう。一旦利食いを入れて下値でまた買い直そう」という気持ちが勝つ頃合いになると思います。

先般より相次ぐ地震や噴火など、人間の心理にある「いつまでも上手くいくはずが無い」という漠然とした不安感に、何か悪いことが起きた時のために前もって精神的予防線を張る心理的防衛本能のスイッチが入れば、売りが売りを呼ぶ展開に繋がります。それが機能していない上海株の強さには恐れ入りますが・・・。


新興市場も「やや買い」に。本日は両指数共に堅調。個人的には「成長株よりも株主還元期待が高い銘柄の方が買われやすい相場」と見ていたのですが、さしあたって本日は循環物色の流れから買いが入ってきました。相変わらず東電(9501)の上値追い圧力が強く、イナゴ系個人投資家の強かさを雄弁に物語っています。

まあ本日のように東証1部の下落が世紀末感が無い程度のマイルドさであれば、循環物色の流れは効いてくるのかも知れません。ただやはり6月は株主還元期待感やROEを高めるための施策、経営計画などに注目が高まる月だと思うので、新興市場も投資判断は一段階引き下げました。例年新興市場は本決算シーズン後は弱含む傾向にあり、そういった季節要因も気になります。

無論、個別個別では色々事情が違いますし、足元でも個人投資家が好きな値動きの良い銘柄には活きの良いものが目立ちます。どうしても新興市場にこだわりたいのなら、パパッと乗ってパパッと降りられる早さが必要でしょう。


ポートフォリオ銘柄】
みずほFG(8411)は続伸。朝方は売られてスタートしたものの、下値を買う動きが継続。後場にプラス圏に切り返すと、一時280円を回復し、高値更新となりました。4連続陽線でただただ強いの一言です。先週あれだけ出来高が膨らんだので、ここで下がってしまうと上値にしこりを残す形になったことから、今日の上昇は一安心。

ただ先週末から日証金ベースでは需給が悪くなっており、本日も融資残の方が増える結果になっています。すなわち短期資金が主導の上昇になっているので、ちょっと手放しには喜べない状態でもあります。無論PERやPBR、配当利回りといったバリュー面ではまだまだ割安ですが、チャート的にはボリンジャーバンド+2σも超えていることで、過熱感があることは否定できません。個人的には多少休んでもバチは当たらない段階だと思いますが。


【注目銘柄】
フィード・ワンHD(2060)は続伸で上場来高値更新。こちらは先般も当欄にて取り上げましたが、先月14日配信の有料メルマガにて参考銘柄として取り上げ。その後はじわじわ強含んで上値追いが続いています。

実は同社以上に強いのが同業の中部飼料(2053)の方で、決算以後36%近い上昇を見せています。それに比べると同社の方は未だ19%程度ですから、全然割り負けしている感じではありますが。ともあれこういった2社で高値更新の共演というのはどっちかが息切れしてもどっちかが引っ張ってくれて息の長い相場に発展します。足元では東邦チタニウム(5727)と大阪チタニウム(5726)がそんな感じですね。

業績的には今期大幅増益見込みであり、市場の評価はまだまだ手緩いと思います。高値更新波動が続くにつれ、投資家の注目度も集まってくるでしょう。大相場への発展に期待。


SONYFH(8729)は反発。こちらは有料メルマガにて先月28日から買いで取り上げ。その後は下値切り上げの動きになってきました。そして本日引け後には中期経営計画の発表があり、配当性向の40%~50%への引き上げと増配を発表。明日はこれを好感した買いが入ってくるものと見られます。需給も売り長で良好ですし、2200円より上の水準は上場来高値ゾーンにあることから、戻り待ちの売りも出辛いところです。高値更新波動に期待。


・・・まだまだ書きたいことはありますが、相変わらずの文字数制限の関係上ここまで。


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※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。