KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

雇用統計が予想を上回りドル円125円を軽々突破!

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日経平均は金曜反落。前日のNYは各国の金利上昇による不安感から売られる動き。翌日に雇用統計など重要イベントを控えた様子見気分も広がりました。

それを受けた日経平均も朝方から売りが先行。ユーロ円が140円を割り込んで円高に振れていることも嫌気されました。後場はいつものパターンで日銀ETF買いによる戻りもありましたが、全般的には重要イベントを控えて様子見ムード。14時過ぎからは急速に下げ幅を縮める動きになりましたが、終日マイナス圏から脱することはできませんでした。売買高は23億株台、売買代金は2.4兆円台とやや落ち着きました。


投資判断は「やや買い」。金曜のNYは注目の雇用統計で非農業部門雇用者数が予想を上回る28万人増となり、ドルが急騰。ドル円は一気に125円を突破し、126円に迫るところまでありました。好調な雇用統計の結果を受けて利上げ開始時期が9月になる警戒感からダウやS&Pは売られましたが、NASDAQはしっかり。それらを受けてシカゴ225先物は20580円となっており、月曜の日本株も買い先行のスタートになるものと思われます。

しかしドル円は125円はなかなか超えないと思いましたが、今回あっさりクリアしてきました。チャートを長期で見ると昨年12月以降122円を上値にした三角持ち合いを上放れていることから、強い上昇波動入りを示唆しており、単純にチャートを当てはめるとその際の最大振幅約6円を122円から上乗せた128円辺りを目指す形になっているものと見られます。

為替の円安はまだ素直に日本株にとってプラスと受け止められるとは思います。ただ急速な変動は良きにつけ悪しきにつけ、人間に不安感を醸成するものです。市場の雰囲気としては、昨年8月から9月にかけて急速に円安が進んだ時の感触に似ていると思います。為替が円安に進む割には、日経平均が上昇しなかった局面と似ており、市場は(今のところ)円安を素直に受け取れない感じです。

実際、円安が進む一方で気になるのはアメリカ株の動向。NASDAQは比較的高値圏を維持できているものの、ダウやS&Pは下落トレンド転換ギリギリのところまで調整してきています。まあOPEC総会を控えて原油が調整してきたことから、指数寄与度の高いエネルギー株が足を引っ張った面を差し引いて考えれば、全般的にそこまで懸念する必要は無いのかも知れません。

尚、OPEC総会で原油の減産は予想通りありませんでした。金曜のもう一つのイベントとして意識されたギリシャ債務問題は相変わらずゴタゴタしていて何ら進展はありませんが、先般から繰り返しているようにこの辺りはもう無視して良い話です。実際、市場の方もそこまで気にしておらず、あくまで高値圏にある株価が下がった時の口実に使われる程度です。

アメリカ株が来週きちんと切り返してくると問題無いですが、先般書いたように「今回の雇用統計は事前予想と一致すれば問題無いが、大きく上回るか下回ると需給バランスを崩す」形になりかねません。一応、今回の雇用統計は予想から10万人も乖離しなかったので、大きく上回ったとまでは言えませんが、ほどほどに強いインパクトがあった印象ではあります。

まあ素直に「上回った」点は喜ぶべきだと思います。このところアメリカ経済に対して弱い指標が目立っていたので、アメリカ経済の先行きに対する不安感はありました。むしろ利上げできないリスクの方が台頭しかねないところでしたし、イエレンさんが先般の講演で「年内利上げ」に対する意思を示していることから、年内に利上げが始まることは既に想定線。6月がダメなら9月しかないというコンセンサスが出来上がっているでしょう(12月は年末ギリギリ過ぎて不適当)。

であれば、もうあとは「景気が良すぎる」ことに対するリスクは無視して、どんどんアメリカ景気が良くなって世界経済を引っ張っていってもらえれば良いわけです。EUはご存じのようにゴタゴタしており、中国は成長鈍化懸念。日本が世界を引っ張る・・・という程、確固たる高成長を期待できるような状況でもなく、とにかく世界経済はアメリカさん頼りです。そうでなければ日本株にも当然悪影響となります。

来週の日本株に関しては、月曜にGDP二次速報値が出たり、水曜に機械受注が出たりそこそこ重要な週ですが、特に週末にメジャーSQという重要イベントを控えており、デリバティブに振らされる傾向が強まると見られます。オプションの建玉を見ると、コール(買う権利)が最も多いのは21000円の水準ですが、逆にプット(売る権利)の建玉がほとんどありません。

となると、この21000円のコールはあくまで保険的な「21000円を超えたらラッキーだな」程度に買われたものというものに止まり、真剣味はなさそうです。次は直近で20000円のコールとプットの建玉が合計で多いゾーンになり、最もプットが多いのも19500円ですから、今週は(オプション的には)大体20000円を目指す展開になり、下は19500円まで見ておく程にボラが高い週になるのではないかと見ています。

当然オプションだけで株価が動くわけでもありませんし、ましてや先物も含むメジャーSQですから、先物建玉ロールオーバー(次の限月に繰り越し)されるのかで、結構良い水準まで積み上がった裁定解消売りがどの程度になるのかも気になります。とにかく値ブレの大きい週にはなると見ています。


新興市場も「やや買い」。金曜は各指数共に軟調。ただ東証2部指数は堅調に推移し、高値更新の独歩高となりました。2部の方は材料株中心に買われ、全般的に値を飛ばす銘柄が多い印象です。一方、JASDAQの方もガンホー(3765)が買われたり、主力株も含めて全般的に買われているイメージはあるのですが、指数的には弱いという感じ。マザーズは直近IPO銘柄の上昇が目立ち、相変わらず値動きの良い銘柄には短期資金が集まるという感じです。

先般も書いたように、新興市場の方はコーポレートガバナンスコードに向けた関心が薄く、株主総会に向けた施策が出にくい市場でもあることから、6月はあまり選好される印象がありません。それでも大型株に比べて小型株の出遅れ感が強くなってきているので、その乖離縮小に向けた買いはあるのかなと思います。当然個別では材料や値動きで、大きく買われるような銘柄は出てくるものと思います。


ポートフォリオ銘柄】
CYBERDYNE(7779)は続落。今月に入ってから弱い動きが続いています。金曜は同じロボット関連株として菊池製作所(3444)東工大と共同で歩行者支援用装着型ロボットを開発と伝わり、急騰する場面がありましたが、同社が特段触発されるような動きは無く。菊池製作所の方も結局は上げ幅を急速に縮めました。

また金曜は日経一面で「東京圏の介護施設不足のため、高齢者の地方への移住提言」とありました。まあ色々議論を呼んでいますが、個人的にはこの動きは当然だろうなと思います。実は私、昔から地元で「高齢者が大量に来るような施策を採るべき」と考えていたので、もし県議会議員にでもなるのなら、それを政策の柱にでも掲げようとすら思っていました(なれませんけど)。

が、実際にはなかなか上手くいかないでしょうね。やっぱり年をとってからだと、人は段々環境の変化を恐れるようになりますから、いくら施設の中での生活がメインになるとしても、簡単に踏ん切りがつくわけでは無いですよね。先般の大阪都構想の話が否決されたのも、結局本質的には高齢者が持つ「変わりたくない」「現状維持」という気持ちが強く出たからでしょう。

都会の人は田舎に住むことに対するあこがれと忌避がはっきり分かれますが、結局は体験していない人の場合は何事の場合にでも当てはまる未知への期待と不安に過ぎませんね。そもそも地方も色々なところがありますし、単に「都会」「田舎」とひとくくりで考えられるものではありません。都会・田舎の各地を転々としたことある私としては「住むのが田舎で、たまに都会に行く」というのが一番贅沢な暮らし方だと思いますが。

それはともかく、いくら国が音頭をとってもそう簡単に物事は進みません。外国人介護士の受け入れも遅々として進んでいませんし、人が都市部に集まるというのは、広いエリアで見た場合のコンパクトシティの進展なわけですから、当然の流れであると思います。

となると、やはり現状で対応しなければいけなくなってくるでしょう。であれば、都会は現有戦力でやっていくしかない。ならば、やはり介護向けロボットは「する側」「される側」それぞれに必要になってくるでしょう。

そんなわけで今回の話の帰結点としては、やはりロボット関連銘柄は国策でもあり、将来的には間違いなく需要が伸びる分野であるということです。これは日本だけでなく、先進国や中国といった大国が等しく抱える課題であり、そのニーズは巨大なものでしょう。私の場合父が歩けなくなってから特に痛感していて、なるべく早く足に不都合を抱えた人が楽に歩くことができる世の中になって欲しいと思います。


エニグモ(3665)は続伸。一時1000円を回復する場面がありました。特に材料が出たわけではありませんが、空売りしている外資の買い戻しでもあったのでしょうか。ともあれこれで5/28の大陰線を回復し、再度4月以降の上値抵抗線トライの流れになってきました。来週はまず25日線クリアの動きを目指したいところ。


JAM(8922)軟調。金曜はとにかく160円でのクロスが大きく、出来高が一気に膨らんできました。株主総会前に色々思惑があるのかどうかはよくわかりませんが、チャート的には下値で出来高が膨らんだ形に表面上なっているものの、正直なかなか上がる感じがしませんね。個人的には来週発売の四季報でまた何か良い話が出るんじゃないかと期待はしているのですが。


木曜寄りつきより買いポートフォリオ入れとなったフィード・ワンHD(2060)は反発。エントリーの木曜は一転売られ、まあいつものパターンになりましたが、金曜でどっこい戻してきました。ボリンジャーバンドの+σまでの調整が完了したことで、短期底打ち感が出た格好。

あと金曜はマルハニチロ(1333)がイオン(8267)向けに完全養殖の本マグロを販売と伝わり買われました。やはり稀少化しつつある水産資源に対しては、関心度合いが強い様子。同社も昨年極洋(1301)と合弁でクロマグロの完全養殖に成功しています。引き続きPBRは1.0倍で配当利回りも2.2%と割安感が強く、貸借倍率は過去最低の1.3倍台にまで低下してきました。売り方の買い戻しによる高値更新波動に期待です。


・・まだまだ書きたいことはありますが、相変わらずの文字数制限の関係上ここまで。


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※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。