KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

外部環境の落ち着きを受けて大幅続伸!

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日経平均は金曜大幅続伸。前日のNYはGDP改定値の上方修正などを受けて大幅高。原油価格が10%以上の急反発となったことから、エネルギー関連株の反騰も追い風となりました。

それを受けた日経平均も朝方から買いが先行。その後じわじわと売り方の買い戻しが出ました。中国株が落ち着いたスタートになったこともあって、後場にかけて一段高。14時に中国株が再開すると再度利食い売りが出ましたが、落ち着いたところで再度下値が買われ500円以上の上げ幅となりました。売買高は30億株弱、売買代金は3兆円台と高水準でしたが、昨日程度でした。


投資判断は「売り」。前回「もう当分19000円は無い」としましたが、金曜はあっさり上回ってきました。前日の空売り比率が過去最高を更新する39.8%となったことで、買い戻しの動きが強まったものと見られます。また月末ということもあって、日米共にドレッシング買いという不当な買いも上乗せされているものと考えられます。その反動は来月になってから出てくるという感じでしょうか。

一方、寄り付きや後場寄りの個別株の気配を見ると、最近は結構な成り行き買いが入り、大幅高スタートするものが目立ちました。これはやはりGPIFなどの年金資金が入ってきたのだと思います。月末ですし、この株安水準を積極的に拾っていくのではないでしょうか。

が、だから下げ止まると考えるのはやはり時期尚早だと思います。何故ならGPIFがアメリカ株を買うわけでもないですし、中国人民に代わってベンツやiPhoneを買うわけでもありません。無尽蔵にいくらでも日本株を買えるのであれば物理的に下げ止まるでしょうが、今回の下落の発端・大元がまだ完全に収まったとは言えない以上、日本株だけ都合良く収まるわけではありません。

中国株はとりあえず下げ止まり感が出てきたように見えますが、9/3に向けた「軍事パレード・ブルー」を株式市場にも作り出しているのではないでしょうか。そもそも中国株を「不当に」売ったら逮捕なのに、それでも尚下落が止まなかったところが不思議です。

捕まらない我が国の空売り比率は木曜39.8%と過去最高を更新。40%越えもいよいよ現実味を帯びてきました。投資主体別売買動向では先週外国人が先物も合わせて1兆円超の売り越しとなり、対して買い向かった個人投資家。残念ながら今週一段と売り込まれたので、そこでどう行動したかにも因りますが、大抵は損切りを嫌がります。そう考えるとここから上値は個人投資家の戻り待ち売りが散発的に待ち構えているんだろうなぁと予想されます。

それを外国人投資家が残さずスィープ(掃海)してくれれば何ら問題は無いのですが、今のところ下値はGPIFや日銀が拾うけれども、外国人投資家が上値を追ってまでリスクを取りに行く感じはありません。リバ狙いの短期買いか、売り方の買い戻しに限られています。

イベント的には現在行われているジャンクソンホールでの年次経済シンポジウムにおいて、イエレン議長は出席しないものの、影の総裁であるフィッシャー副議長が本日講演を行います。それを受けて週開けのアメリカ市場がまたどうなるかにも注目です。

金曜のNYは高安まちまち。そのフィッシャー副議長がテレビの番組で「9月利上げの可否について結論を出していない」としたことで、先般の発言「切迫度が下がっている」から早期利上げ度が増したことにより朝方は売られたものの、その後切り返す流れになりました。ただ連日のハイボラティリティから極端に落ち着いてしまい、どうも不気味さを感じます。それを受けてシカゴ225先物は19155円ということで、現状では月曜は小幅安スタートが見込まれます。

とりあえず月末の日本株にはまたMSCIの組み入れ買いが300億円分程度入ってきます。ドレッシング買いに対する期待感もあり、月曜はまだ需給的に買い戻しの機運が強い日ではあると思います。一方、朝方は7月の鉱工業生産指数が発表され、それにも注目が必要です。予想は1.1%増とのことですが、これがGDPに続いて悪いとなると、いよいよ日本株を買う理由が見当たらなくなってきます。

チャート的には5日線も上回り、ボリンジャーバンド-σ辺りまで戻してきました。週足では長い下ひげを付けた格好に。出来高も伴っているので、見た目は売り一巡で反騰意欲の高そうな足です。しかし下値で出たので「首つり線」とまでは言いませんが、何とかこれだけ頑張って行って来いにできたまでが限界という言い方もできます。

あと気になっているのが、先物で25日に17160円を付けた点や、ドル円で116円を付けた点。それぞれ瞬間的とはいえ、その間の買い板が一旦はけたという事実もありますし、大体しばらく経って、その方向に引き寄せられたりするものなんですよね。そもそも今回の急落も、7/9の急落にそれぞれ引き寄せられた結果だとも言えそうです。セオリー通りであれば二番底を確認しにいくところです。

アベノミクス開始以来3回あった急落(13年5月のバーナンキショック、14年1月の反動安、10月の急落)は、その後すぐ回復できました。が、その時はアメリカ株が比較的しっかりしていました。日本株だけ、海外市場よりも下落率が多いというパターンだったので、回復も早かったのです。

ところが今回はアメリカ株が大きく崩れ、09年から6年間続いた上昇波動が一旦終わりになったようにも見えます。残り一日で劇的な回復をしないと、月足はかなりの大陰線になります。

ですから、次第にボラが落ち着いていく中でリバ取り熱も引くと、また来月から再度売り方の波状攻撃が出てくるのではないでしょうか。「今が押し目だ」という市場関係者が多すぎて、余計に反発する気にならないんですよね。もし自分がファンドマネージャーだったとして、こんなにボラティリティの高いマーケットにいつまでも居座り続けるか?

そう考えると、普通はリスク回避の動きに出ると思います。本当に市場が落ち着くまでには時間がかかり、それまでポジションを外す売りが続くのではないでしょうか。また、見方を変えれば、今の戻り相場は「売り方も次の売りのために燃料を貯める時期」と考えられます。金曜の空売り比率は66.2%と引き続き高水準ではありますが、ここ最近の中では落ち着いた方にはなりました。

と言うわけで、基本戦略としては今は戻り待ち売りのタイミングとして捉えるべきでしょう。


新興市場も「売り」。金曜は各指数共に堅調。東証1部がリバウンドしていることに合わせて、新興市場もリバウンドの流れになりました。が、最近の市場動向を嫌気して、今週のIPOは総じて初値が不調。ラクト・ジャパン(3139)が何とか公開価格と同値を保ちましたが、その他は割れ込み1分2敗。武藤議員の未上場株議員枠騒動によってIPOにもミソがついたのかも知れませんね。特にメタップス(6172)なんて平時なら大人気株だと思うのですが。

やはり今週のリバウンド局面を形成したのは売り方の買い戻しによるところが多く、新規資金はなかなか入り辛いのだと思います。引き続き大型株相場のボラティリティが高い中で、敢えて新興市場のように流動性の薄いところに入るメリットが相対的にも薄いので、ちょっと東証1部が落ち着くまでは不利な局面が続くものと見られます。


ポートフォリオ銘柄】
みずほFG(8411)は大幅続伸。地合の戻りに歩調を合わせていますが、全体相場に比べると底が浅く、戻りが早い印象です。高配当利回りであることから、9月の中間配当権利取りの動きも出やすい時期に。5月以降信用買い残がまた増えてきているところが厄介ではありますが、この局面を利用して玉の整理が進んでいくことに期待。


売りポートフォリオ日本ハム(2282)は続伸。地合が強い中で食品セクターが弱く。ただ引けにかけては地合が一段高する中で、同社もプラス転換しました。それで、元々月内限定の売りポートフォリオ方針であったため、週開け月曜の引けで買い戻し終了とします。まあ最高値、最安値での売買はできませんでしたが、例年通り無難に取れたかなと思います。


月曜寄り付きより売りポートフォリオ入れとなったファーストリテイリング(9983)も続伸。エントリー後は順調な下落になりましたが、足元では地合の反発に合わせて戻り歩調になっています。

ただ同社は日経平均指数寄与度が高いことで先物売買のトレーダーにヘッジや指数操作目的で使われていますが、それ故過剰に買われてきた分、また遂にモルガンMUFG証券が目標株価を引き下げてきたこともあって、戻りも弱いです。

それにしても、この指数寄与度が高過ぎる(1銘柄で10%以上)お陰で日銀のETF買いの恩恵も最も受けているわけですが、この事実を国民が知ったらどう思うのでしょうか?そもそもこの歪な状況を何とかしないと、同社に何か起こった際(柳井社長が倒れるとか)、日本株に大混乱が起こると思うのですが。今大変革を行うと市場に大きな混乱を起こすので無理ですが、次第に寄与度を和らげる策が講じられ、それに応じて同社の株も適正水準に落ち着いていくものと思います。


【注目銘柄】
第一工業製薬(4461)は大幅続伸。こちらは26日配信の有料メルマガで参考銘柄として取り上げ。金曜は大幅高となりました。

先般「リチウムイオン電池の容量を5倍に増やす技術の開発に関連する銘柄」とみられたことや、セルロースナノファイバー関連という材料があり急騰。24日の地合の急落局面でも大陽線を作り、値上がり率トップとなりました。名前的にも仕手っぽいですし、9月に配当は出ませんが利回りは2.6%、PBR0.7倍と割安感があります。今は全体地合の戻り局面であるため埋没していますが、相場全体が再度手かがり難となった時に光り出すような気がします。


・・・というところで文字数制限でここまで。

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