KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

中国株を横目に乱高下

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日経平均は本日続落。前日のNYは中国景気の減速感やアメリカの8月ISM製造業景況指数が2年3ヶ月ぶりの水準にまで悪化したことから大幅安。

それを受けた日経平均も朝方から売りが先行。いきなり18000円を割り込んでのスタートでしたが、ほぼ寄り付きを底値に急速な切り返し。昨日の空売り比率が過去最高の41%だったことを受けて、先物中心に買い戻しが入った形になりました。その後も中国市場の落ち着きなどを背景に、後場は一段高の展開に。

ただ18500円手前で上値を抑えられると14時の中国株再開に合わせて先物が急速に売られる流れに。パワー切れで再度マイナス圏に沈んで引けました。売買高は29億株台、売買代金は3兆円弱と膨らみました。


投資判断は「売り」。昨日は予想外の大幅安になりました。ドレッシング買いの反動もあって売られるとは思ったのですが、いきなりここまで大きく売られるとは思いませんでした。じゃあこれだけドレッシングされていたの?というくらい強烈な下げに。

主因は遂に40%を越えた空売り比率。勿論過去最高を更新で、下半期はなかなかセンセーショナルなスタートとなりました。本日も40.7%と、すっかりニューノーマル化した空売り事情。売り方の飽くなき利益の追求心がうかがえるような凄まじさです。

今週はスケジュール的には特に海外に注目です。まず今晩はADP雇用統計があります。週末の雇用統計を占う上で大きな影響を与えますから、その前哨戦としては非常に重要です。一方、明日から中国市場が抗日式典の関係上お休みなので、場中の波乱要因は一つ消えました。

メインイベントはやはり週末の雇用統計。今月の一番の波乱はここにあると思ったので、下げるにしても来週の月曜だと思っていましたが、前倒しでやってきました。一方、来週の月曜はアメリカ市場がレイバーデーでお休みです。ですから、雇用統計の結果を週明けにきちんと吟味するのが日本市場の仕事になってきます。また来週はメジャーSQ週でもありますから、本当に荒れるのは来週からだと思います。

本日も結局軟化してしまったので、終値ベースではTOPIXと共に直近2番目の安値水準です。先般の一番底で拾った人のうち、短期筋は利食い逃げできたでしょうけれど、つまりここ3日間くらいでリバを取りに行った人をまた含み損に変えていますから、遠くから売り方の高笑いが聞こえてくるような感じがします。これをまた投げさせれば売り方の思う壺ですからね。

何にせよ、以前「18000円くらいでもみ合ってからまたきつい下げが来る」という説を書きました。思った以上にリバウンドがあったので「もみ合う」という感じでは無いですし、下落のタイミングも早いです。なので、今回の下げがこのきつい下げの第二波動とは思っていません。ここはあくまで売り方が「試した」のかなと思います。どれだけ下値買い意欲が残っているかを。もっと言えば、公的年金が買い支えるかを。

それが案外スルスルと落ちていったので、売り方がまた嵩にかかってくる恐れはあります。変に引っ張って雇用統計の結果株高になってしまうと、売り方の攻撃ターンは終わってしまうので、その前に仕留めてくる力技なのかも知れません。なので売り方が焦っているなら、明日はまた本日と同じような形で下げるかも知れません。

が、個人的にはそういう状況に無い(つまり焦る必要が無い程日米のチャートが既に崩れてしまっている)ので、まだ押し目買いを引きつけるだけ引きつけて、下値で拾った投資家を絶望の淵に叩き落とすような「えぐい下落」が後に控えているのかなと思います。なのでメインシナリオとしては今週いっぱいはもう下げ余地が小さいけれど、来週以降引き続き警戒という感じです。安易な短期リバ狙いは止めた方が良いでしょう。


新興市場も「売り」。本日は各指数共に軟調。マザーズは一旦プラスに浮上する場面もあったものの、結局後場の1部市場の下げにお付き合いする形になりました。この地合で公募を発表したそーせい(4565)のストップ安などが痛く、その他の主力株も安いものが目立ちました。

なお本日IPOベステラ(1433)は公開価格を25%上回る初値を付けた後にストップ高比例配分、またSTUDIOUS(3415)の方も約20%上回る初値を付けました。一時期よりはだいぶ雰囲気も良くなってきたものの、引き続き東証1部が落ち着くまでは手を出し辛い環境だろうと思います。


ポートフォリオ銘柄】
JAM(8922)は続落。地合が悪い中で同社は全くパッとしません。戻り待ちの売りを狙ってきましたが、しばらく浮上の芽がなさそうなので明日の引けで損切り終了とします。見た目の業績は良いんですけど、まずキャッシュフローをしっかり生み出せるようなところまでいかないと、なかなか復配も見えてきませんね。諦めました。


売りポートフォリオ大東建託(1878)も続落。こちらは月初からスルスル上がっていきましたが、地合の混乱に合わせてさすがに落ちてきました。が、同社の特性で売られるような要素は無いような感じでもあります。というわけで、こちらは明日の寄り付きに利食い終了としてしまいます。結果的に損をしなかっただけ由とします。


売りポートフォリオファーストリテイリング(9983)は反発。本日の反発相場のきっかけを作ったような形にもなりましたが、引け後に発表される8月国内ユニクロの月次動向に期待感が集まりました。

そして出てきた既存店売上高は3ヶ月ぶりのプラス転換となる前年同月比+2.5%。やはり最近めっきり寒くなってきたので秋物が売れているようですが、一方で客数は減少が続いている格好。そういえば私も最近めっきり行かなくなりました。まあどちらかといえばプラスに作用するとは思いますが、これで下落トレンドが変わるとは思えません。というわけで、引き続き弱気姿勢は堅持。


【注目銘柄】
サイバーエージェント(4751)は続落。こちらは27日配信の有料メルマガにて売りで取り上げ。が、その際はエントリー価格に届かずスルー扱いとなってしまいました。それでも結果的には目標株価に接近する流れに。

というわけで、折角仕上げたものが勿体無いので、取り上げ根拠を以下に記します。

「ブログサイト「Ameba」運営。ネットの広告代理店やSNSゲームを手がけ、ネットにおける総合的なサービスを提供。今期は大幅な増収増益を見込む。第三四半期の時点でも大幅な増収増益となっており、営業利益の通期計画に対する進捗率は96.4%と高水準。しかしそれでも通期見通しの修正が無かったことなども嫌気され、決算後は売られる流れに。

足元で主力のAmeba事業の苦戦が読み取れたり、アプリの大規模な宣伝に対して収益化の道筋が見えてこないことが嫌気される格好。通期見通しに対しては上方修正は必至とみられるものの、来期以降の成長性に対して投資家の期待感を上回るのは至難の業と思われる。

テクニカル的には各移動平均線を下回り、上値が重いところ。4月の高値形成以後、下値切り下げの展開が続いており、足元では1月以来の安値水準に。

MACDパラボリックは暗転。一目均衡表も三役逆転の形が続く。ストキャスは好転しているものの、ボリンジャーバンドは-2σの下降が続いていることで、下値余地が拡がっている格好。週足でも下落トレンドの継続を示唆。

需給面では中期的に4月以降の下落基調が続いていることから、上値が重いところ。短期的には25日に出来高を伴った陽線を出して売り一巡感が出たように見えるものの、実際その後も下落基調が止んでいない。信用買い残は差し引き約138万株で、7月のピーク以降は改善基調。日々の出来高との比較でも返済売りが重石に感じられるレベルではない。ただ日証金ベースでは今週融資残が増加基調。

予想PERは21.2倍で、東証のサービス業の平均PER28.2倍との比較ではやや割安。一方でPBRは4.7倍で同2.2倍との比較では高いが、ネット事業は資産が少ない中でPBRが高くなるのは当然とも言える。予想ROEは22.6%で同7.9%との比較では高い。配当利回りは1.1%で市場平均の1.6%との比較では低い」


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そして次回は8月の成績発表です。ぶっちゃけ売り銘柄をたくさん入れて利食いできたものも多いので、成績は良いと思います。お楽しみに!

※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。