KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

8月の成績発表

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本日は8月の成績発表です。8月は中国の景気減速に端を発した(とされる)世界同時株安の中で大混乱。やはり波乱の3日新甫の月となりました。そんな中私のポートフォリオはどうだったでしょうか?早速検証してみましょう。


【買い銘柄】

みずほFG(8411)
267.9円→233.6円(25営業日保有 下落率12.8%)

今月はやはり地合がこれだけ混乱し、特に大型株が売られた中で同社も無事では済みませんでした。9月も引き続き市場の低迷が続きそうな状況下で、頼みの綱はゆうちょ銀行上場による後悔価格調整の買いか、中間配当を取りに行く権利取りの動きのみ。それらの下支えに期待するしか無いのがちょっと心許ないですね。辛抱の時。


日本プロロジスリート投資法人(3283)
244500円→203100円(25営業日保有 下落率16.9%)

8月は金融市場の混乱の中再度売り込まれ、REIT指数の下落率が12.5%に達しました。同ファンドはそれ以上に売り込まれる結果に。うーん、元々数年単位の長期投資目的でポートフォリオに入っているのですが、ポートフォリオ入れ後ほとんど良いところなく心折れそうですね・・・。買い手が日銀しかいない状況ですが、そろそろそのETF買いの枠も無くなってくることで、追加による金融緩和がなされるかどうかが9月の注目点です。


CYBERDYNE(7779)
1531円→1400円(25営業日保有 下落率8.6%)

今月はマザーズ指数が22.3%の急落となりましたが、同社はその中ではマシな下落率でした。それでロボットスーツ「HAL」のアメリカでの医療用承認プロセスを6/23に変更し、その審査期間は90日ということですから、ここ2週間くらいで結論が出るはずなんですよね。まあギリギリに出ると考えると、日本ではシルバーウィーク前くらいが次の仕込み場になってくるのかなと思っています。


JAM(8922)
145円→118円(24営業日保有 下落率18.6%)

戻り待ちの売りタイミングを伺っていましたが、全く反発の気配無く。好決算も復配無しでは材料になりません。地合が崩れてきたことから、とうとう諦めの損切りとなりました。ここ数年で一番ダメージが大きかったかも知れませんね。やれやれ。


中部飼料(2053)
1063円→1150円(1営業日保有 上昇率8.2%)

先月末の好決算に加え、伊藤忠(8001)及び日ハム(2282)との資本業務提携の材料を受けて急騰。そして無事目標株価達成となりました。月初に逃げ切ったので、何とか買い銘柄で唯一のプラスに。前回「まあ1300円くらいまで上がれば十分」としたように1310円までありましたが、その後は地合の波にのまれる格好。また相場が落ち着いたら考えたい銘柄です。


DMS(9782)
8/3より 728円→622円(24営業日保有 下落率14.6%)

ラクーン(3031)が提供するEC(電子商取引)による輸出販売サービス「SD export」の物流業務受託が新たなビジネスチャンスとして浮上したことからエントリー。配当利回りの高さやPBRの割安感もあって普通に買い安心感がある・・・と思ったのですが、さすがに地合の波に飲まれて急落となりました。

ただ今回ラクーンと繋がりを持って新しいビジネスを受託できたのは同社にとって歴史的転換点だと思うんですよね。今まではダイレクトメールという衰退産業がメインだったので見るべきところが全く無かった銘柄ですが、同社の物流網を活かした新事業は期待感を創出します。将来的にはラクーンとのより深い関係強化なども期待できますし、長い目で見れば大化けの可能性もあると見ています。


【売り銘柄】

オリエンタルランド(4661)
7869円→7000円(14営業日保有 下落率12.4%)

地合が崩れる前に先んじて急落し目標達成に。が、逆に言えばもっと引っ張ることができましたね。9月は優待権利取りの動きも入ってくるであろうことからそれなりの下支え期待はあると思います。それでもまだまだPER水準は割高で、権利取り一巡後は再度下落の目もあると思います。


日本空港ビルデング(9706)
6600円→6240円(10営業日保有 下落率5.8%)

こちらも大体目標株価6000円に達してきたので、さっさと利食いしてしまい、地合の暴落に乗れませんでした。勿体無いことをしました。やはりインバウンド需要は今後も増加基調が続くものの、関連株そのものには先行して大きく買われていた分、曲がり角感が出ているものと思います。ある種、今の日本株の厳しいところは「インバウンド株すら買えない」という点にあります。


大東建託(1878)
8/1より 13200円→12210円(24営業日保有 下落率8.1%)

節税目的の建設乱発問題を契機にエントリー。ところが足元で民間の建築需要が増えていることなどからスルスル上がっていき、非常に苦しい展開になりました。が、そこで市場の暴落に見舞われて結果的に救われた感じ。程ほどに利食い終了としました。まあチャートも崩れましたし、まだ一段安があるんでしょうね。


日本ハム(2282)
8/8より 2979円→2800円(16営業日保有 下落率6.4%)

例年8月は下落癖があることでエントリー。ちょっとエントリー、利食いのタイミングはそれぞれズレた感じはありますが、大型株がとにかく弱い流れは掴めました。ともあれ成功したので良かったです。


ファーストリテイリング(9983)
8/22より 51440円→46465円(10営業日保有 下落率10.7%)

市場の暴落を見込んでエントリー。先般までは同社の日経平均寄与度の異常な高さから、先物とセットの裁定買い残の積み上がりを代表して買われる銘柄でしたが、足元ではその流れも逆転。裁定買い残が減少する一方で売り残が積み上がる流れになっています。歴史的な転換点のようにも映ります。となると、一転不利になってくるのが同社。
http://karauri.net/saitei/

日銀ETF買いの恩恵を最も受ける銘柄の一つでもありましたが、そのETF買いの枠が小さくなってきたことから、金曜は遂にこれまでの337億円→317億円に減額。確かに株価水準が下がってきたので一度の買い付け枠が減るのも道理ではありますが、買い方の心理的支柱だった日銀の買いが細ってきたことは、買い方の動揺を誘うかも知れません。

なお、その同社の特徴とも言える日経平均に新規にDeNA(2432)と長谷工(1808)の採用が決定。一方、日東紡(3110)と平和不動産(8803)の除外が決定しました。株価水準の小さい日東紡が除外され、やや高めのDeNAが採用されたので、その分既存採用銘柄の寄与度は低下することになります。まあほとんど誤差の範囲なんですが。

いずれにせよ、この指数寄与度の問題は早く修正しないとまずいでしょう。個人的には日経平均がこの先まだ下落が続く要因のその7番目くらいに、同社の指数寄与度の高さが挙げられると考えています。

同社固有の話をすると、国内ユニクロの既存店売上高は急に涼しくなってきた天候要因もあって先月3ヶ月ぶりのプラスに転じてきたものの、客数の減少が続いており、決して好調とは言えません。セブン&iHD(3382)との提携や元エルメスのデザイナーとコラボしてみたり、あの手この手を打ち出してきますが、ちょっと効果が出るまで時間がかかりそうです。本決算の権利も落ちてPER39.5倍、PBR6.1倍はなかなか合理的に説明できないでしょう。


以上の結果から、1営業日当たりの騰落率を計算すると
0.03(%/営業日)という結果が出ました。

計算式は各銘柄の保有営業日日数√騰落率を合計し、出された数字を銘柄数の合計で割り、平均値を算出します。つまり全ての銘柄に同額投資したとして、一営業日当たりの平均上昇率を導き出し、そこから一営業日当たりのポートフォリオの平均上昇率を出すわけです。

ただ今回は中部飼料が1日で急騰したので、MAXの25日間で再計算しています。短期間での急騰は計算上上方バイアスが強くなってしまうからです。つまり保守的に見積もっているわけです。もしそのまま計算すると0.74(%/営業日)となりました。


ちなみにその間
日経平均 7/31終値 20585円→17792円(25営業日 下落率13.6%)-0.58(%/営業日) 
TOPIX  7/31終値 1659  →1444 (25営業日 下落率13.0%)-0.56(%/営業日)

今月もベンチマークに圧勝!地合の悪化を見越して売り銘柄を多数取り上げ、それが何とか買い銘柄の大損を埋めてプラス圏をキープしました。やはりこういう場面でいかに立ち振る舞えるかが資産運用の成否を分けると思います。


そしてKA指数の発表です。KA指数とは、ブログで初めて銘柄を紹介した2005年8月23日の寄り付き前を100として、今は何ポイントになったかということです。

KA指数709.0ポイント
何とかこの地合の中で過去最高を更新!ブログ開設10年を迎えましたが、資産7倍化は偉そうに講釈垂れ続けている人間の出来としてはまずまずではないでしょうか。誰も褒めてくれないので自分で褒めています。更に10年後には今の7倍、つまり5000ポイントを目指して頑張ります。ちなみに上記の保守的な再計算をせずに評価すれば847.4ポイントでした。


それで文字数の関係で手短に。足元の投資判断は「売り」。9月も一段安の展開を想定しています。

昨晩出た大注目のアメリカ雇用統計は予想の非農業部門雇用者数が+22万人程度に対して+17.3万人増と大幅な下振れ。事前に出ていたADP雇用統計が予想を下回っていた段階で下振れは想定されていたものの、それを上回る厳しさではありました。一方、失業率は5.1%に急改善し、7月分は上方修正ということで、9月利上げ開始論も十分説得力が出てくる感じ。それを受けてアメリカ株は一段安。崩れたチャートを引き戻す原動力にはなっていません。

金曜の日経平均は8月下旬の安値水準をザラ場でも終値でも下回る着地。シカゴ225先物も17655円ということで、とりあえず月曜の日本株は売られてのスタートが見込まれています。TOPIXの方は何とかまだ8月安値を割り込んでいませんが、ドル円も119円を割り込んで、一段の円高基調。各企業の保守的な為替レートが次第に保守的では無くなってきているところです。

そして注目の空売り比率は41.6%とまた過去最高を堂々の更新。この雰囲気は昨年10月頭と非常に良く似ています。基本路線としては17000円割れを目指す基調であり、単純に買い戻しや9月権利取りといった需給要因を期待して日本要因が良いから日本だけ独歩高・・・という都合の良いシナリオは描けそうにありません。ボラティリティの高い状態をキープしつつ、しばらくは下値を伺う展開になりそうです。


※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。