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株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

トプコン(7732)が急騰で目標達成!

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日経平均は本日反発。前日のNYは引き続き原油価格が安定していることなどを背景にしっかり。Appleの新製品発表会も無難に通過し、ダウは7連騰。今年の高値を更新しました。

それを受けた日経平均は朝方から買いが先行。先週末に3連休を控えまた「2/11のように祝日の時は日銀の為替介入も無いから、また円買い仕掛けられるの ではないか」という警戒感もありましたが、結局為替はむしろ円安気味に返ってきたことから反動が出ました。先週末引けで出来高を膨らませた銘柄が多かった ことから、売り一巡感も台頭。

ただ17100円を回復した後は上値が重く、次第に利食い売りに押される展開に。後場寄りには為替が円高方向に振れると一気に上げ幅を縮め、前場安値を割 り込む流れに。ただ為替が落ち着くと寄り付きの値を取り戻し、鹿島建設(1812)の上方修正なども相場を暖めています。13時半現在の売買高は13億株 台、売買代金は1.3兆円台。


投資判断は「やや買い」。世界の株式市場を見渡すと、アメリカは一人勝ちのような戻り相場です。原油価格の持ち直しに加え、例年通り確定申告による税金還付資金が再度株式市場に流入していることもあるのでしょう。

アメリカ以外でも確かに中国は上海株も1月以来の高値水準を付け、その他の新興国の指数もアメリカ利上げが遠のいたことに歩調を合わせて強くなっています。

対して先進国の多くはそれ程でもありません。追加緩和を受けてもドイツDAXは2%程度しか上がっていません。日本株に至ってはECBが利上げを発表した10日との比較ではマイナスに沈んでいます。

http://www.kabumap.com/servlets/Query?SRC=gsam/map


新興国の場合、ドル高による新興国からの資金流出回避もありますが、原油の恩恵を受ける国が多いのも特徴です。足元のWTI原油先物も遂に一時40ドル回 復。アメリカでは太平洋沖の原油採掘をオバマ大統領が覆したということもあって、供給過剰感の和らぎが原油の買い材料になりました。
http://jp.sputniknews.com/us/20160316/1789464.html

結局、先進国から新興国への資金流出、債券への資金流出という背景があって日本株が売られているという側面もあると言えます。まあ原油が下がったら日本株は売られ、原油が上がっても結局売られ、では道理に合いませんけれど。

いずれにせよ外部環境の落ち着き自体は悪い話ではありません。これがちゃんと長引くようだと、そのうち日本株にも出遅れ感を意識した買いが入ってくることにもなるでしょう。

とりあえず今月いっぱいは買い視点で見て行けそうです。2%近くある配当利回りを背景に、またそれに優待も加わりますから、素直に権利取りの動きも出てき そうです。なお今回の権利落ち分は日経平均で135円分あると見られています。同時に空売りしている分の期末に向けた名義返済圧力も加わって(逆日歩が高 くなる)、買い戻しも進みそうです。そしてそれがまた為替の円安に作用するかも知れません。

それを裏付けるように、例年3月の後半は株高となる傾向があり、SQ後と月末の株価を比較すると、直近12年間では9勝3敗(うち1敗は震災、また昨年は 31日に売られてギリギリ負け)。年度末ということでドレッシング買いも増える(特に今回はGPIFが特に頑張らないといけない)という事情なども重なる 様子。また配当金の再投資などもあり、権利落ちで急落しても埋めやすいというのも近頃のトレンドです。

問題はその後ですね。やはりこれだけの緩和策などが出ても、4月の前半辺りでピークを付け、後は下落に転じるのではないでしょうか。

理由は何と言っても来期の企業業績に明るさが持てないこと。為替も長期的に見ると円高トレンドに入っていますし、例年ゴールデンウィークまでの円安トレン ドはあったとしても、その後は円高基調になりがちです。そうなってくると買い材料はいよいよ政府の「選挙対策」くらいの財政出動期待感しか見当たらなくな ります。

その選挙対策ですが、消費税の再増税を無しにするために、前回のクルーグマン氏に次いで、今回はスティグリッツ氏が来日し、政策当局者らと議論しました。 結局日本という国は、昔も今も目の青い黒船に言われないと、政策を変えられないそうで。というより安倍首相が再延期の口実を外国人に求めているようでもあ り、人選が増税反対者に限られています。「賢い人に言われた」となれば再延期の大義名分が立って、間違い無く選挙に有利ですからね。
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-O41D75SYF01U01.html

個人的には昔から言っているように、再増税はやむなしと考えるも、それには必ず社会保障費の削減などの支出削減がセットにならないと全く意味がありませ ん。大きな穴の開いたバケツにずっと水を入れ続けるようなものです。とにかく支出の削減ありき。これができない限り日本の財政再建は無いですね。増税して も結局その分景気対策とか使ってしまうので、マッチポンプな状態が続いて一体何のための増税なのかよくわかりません。

日本の選挙よりもホットなのが太平洋の向こう側のアメリカ大統領選挙。個人的に大注目していたルビオ氏も撤退してしまい、引き続きトランプ氏の独走が続いています。泡沫候補のトランプ氏がここまでくるとは。どこの国も保護主義的な色彩が強まってきています。

一方でトランプ氏へのアレルギーも強まり、とりあえずアメリカ人の良心を信じて今回はクリントン氏だとしても、果たして4年後の選挙戦、そしてその時の世 界情勢がどうなっているのか。とにかく時代の変化が早過ぎる感じがします。私もいよいよおっさんになってきたのでしょうか。そう言われれば最近老眼 が・・・。

どこの国も選挙の時はとにかく海外を叩く、というのが主流になってくるのであれば、本当にイギリスのEU離脱も、スコットランドの独立も、スペインカタ ルーニャ地方の独立も時間の問題のような感じでもあります。結局、人類は集合と分裂を繰り返し、資本主義は社会主義的に、社会主義は資本主義的に、お互い ないものねだりを求めるような感じがあります。

とにかく何と言っても外国人投資家が買い越してこないと日本株は上値を追えません。これはずっとずっと言い続けていることですが、少なくとも今年はまだ外国人投資家の買い転換は見られません。

最近の話題で一番ビックリしたのは先々週の投資主体別売買動向。先々週一週間で外国人投資家が実に1.2兆円もの現物売り越しとなって、週間ベースの売り 越し額としては過去最高となりました。先週の日本株は比較的しっかりしていただけに「何じゃこりゃ?」というような驚愕の数字。個人が2000億の買い越 しとなっていますが、数字が違い過ぎますからね。私もはっきりした事を言えませんが、恐らくメジャーSQに絡んだ何らかの取引ではないかと見られていま す。

実際、過去外国人投資家が大きく売り越したランキングを見ると、

2位ブラックマンデーの87年10月3週(1.1兆円)
3位チャイナショックの15年9月2週(1兆円強)
4位ウクライナ危機の14年3月2週(1兆円弱)
5位ベアスターンズ破綻の噂が出た08年3月2週(0.9兆円)
6位ギリシャ不安再燃の10年6月2週(0.8兆円)

ブラックマンデー以外は、全てメジャーSQ週(つまり3,6,9月の第二週)になっています。ですから、この辺りのテクニカル的な要因でだいぶ嵩上げされ ていると見て良さそうです。ただ、その他の投資主体が合計2500億円くらい買い越していますから、そういった要因が無くても元々外国人投資家は2500 億円くらい売り越していたのかなとも思います。

ではその後それぞれどうなったかというと、3位の時はその後もまだ下落波動が続き、4位の時はそこから2週間ほど買い戻しが出たものの、やはり再度底割れ の展開、5位の時はそこがボトム、6位の時は一旦戻したものの、その後は再度底を探りに行く展開になっています。なので、全般的に「SQ通過後は買い戻し が出るものの、その後は再度下値を探りに行きやすい」という傾向があるように思えます。そもそもこういう売買が出る時は下落トレンドだから起きやすいので しょう。


新興市場も「やや買い」。本日は両指数共にしっかり。東証1部が為替に振らされる展開になっている中で、為替変動を受け辛い新興市場に短期資金が集まるよ うな動きになっています。特にマザーズ指数はバイオ株がここまで堅調だったこともあり、高値圏に位置することで需給が悪くなっていません。権利取りの動き は少ないものの、地合は良いと言えます。


ポートフォリオ銘柄】
日本プロロジスリート投資法人(3283)は反発。本日も東証REIT指数が 強く1900ポイントを回復して昨年4月以来の高値水準となりました。REITや金といった商品はアメリカの利上げが先延ばしになったことやドル安が影響 し、相対的な買い需要が生まれています。特にアメリカのREIT指数は1年ぶりの高値水準となっており、日本のREIT指数よりもしっかりした足取りに なっています。

日本の場合はそれに加えてマイナス金利だの日銀によるREIT買いなどの特殊要因があり、引き続き追い風の環境下にあると見られます。好需給を背景に、更なる上値追いに期待です。


【注目銘柄】
トプコン(7732)は朝方大幅高。こちらは15日配信の有料メルマガにて買いで取り上げ。その後は地合が悪い中でもしっかりした値動きが 続き、本日無事目標株価1600円に到達しました。結果、14.3%の上昇に。農業IT化の流れや、チャート上の大きな窓を埋める動きに期待して取り上げ ました。達成後は急速に値を縮小してしまいましたが、ともあれめでたしでした。


・・・と、また文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。



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※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。