KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

3連休前に利益確定売りが優勢に

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日経平均は木曜続落。前日のNYはイタリアの大手銀行モンテパスキの増資が上手くいかないのではないかとの懸念が拡がり全般的に軟調

それを受けた日経平均も朝方から売りが先行。ただ間もなく売りが一巡すると、下げ幅を縮める展開に。後場の日銀ETF買いを見込んだ買いが入りました。後場は3連休を控えて一段安となるも、引けにかけては買い戻しが入り、マイナス圏ながらも高値引け。売買高は18億株台、売買代金は2.1兆円台と低調でした。


投資判断は「やや売り」。木曜のNYは第三四半期GDP確報値が改定値や予想を上回る年率+3.5%だったものの、利益確定売りが優勢で小反落。クリスマスシーズンで市場参加者が少ない中、日米共に熱の無い相場になっています。

日銀によるETF買いが下支えし官製相場と揶揄されますが、原油も協調減産というものを盾にした、一種の官製相場と言えるでしょう。WTI先物は、非OPEC国も巻き込んだ協調減産を契機に、50ドル台をしっかりキープしています。

しかしいくら買い手側(需要サイド)の意向を無視して価格設定をしても、買い手側が求めないと意味がありません。中国などは原油を安い時期にまとめ買いし、大量にタンカーに蓄えて洋上に浮かべてあったのですから、当面需要は膨らみません。

日本の方は残念ながら資源の持たざる国ですから、エネルギーが無くなったら買わざるを得ませんね。そんなわけで足元では円安と原油高のダブルパンチでガソリン価格は1年ぶりの高値水準に。私は2週間ほど前に「これはそろそろヤバい」と思ってガソリンを満タンにしておきましたが、皆様はいかがでしょうか。

日本の場合はこれが例えばビニールハウスの野菜などにも影響してくるわけで、ストレートに物価高に繋がります。インフレ圧力と言えば聞こえは良いですが、日本にとって何一つ良いことはありません。唯一株式市場にとっては買い材料になるかのも知れませんが。

ともあれ原油周りに関しては各種イベントが一通り済んだので、後は需要と供給のバランスによって価格が形成されるだけ。その供給も本当に各国が減産を守るのか、そしてアメリカのシェールは増えてこないのか、この辺りが不透明です。今後50ドル台のキープは難しいと思います。

個人的に今最も注意しておきたいのは中国です。今すぐ燃え広がる感じはありませんけれど、どうも政経両面で次の急落に火を付けそうなのが中国ではないかと思います。米ロの接近、アメリカ国債急落による損失拡大、またはこれまでの材料としてはシャドーバンキングによる不良債権拡大、不動産価格の急落など、単なる成長鈍化以外にきっかけはいくらでもあります。

そもそも年初に世界を混乱に陥れたのが原油と中国ですからね。まずは人民元と株価(特に上海)に注意ですね。

その他の為替に関して見てみると、アメリカ利上げ以降、遂にユーロドルは1.05の節目を割り込んで来ました。昨年3月の安値水準も割り込んで、03年1月以来の安値水準。新ステージに突入したという感じです。1ユーロ=1ドルの世界も視野に入ってきました。

ただ改めて見てみると「ドルに対して○○年ぶりの安値」とれされるユーロは元より中国人民元に対しても日本は円安に進んでいます。他にも韓国ウォンですとか台湾ドルに関してもそれぞれ円安に進んでおり、一番トランプ大統領誕生の影響を受けるとされるメキシコペソに対しても、12月に一時円安になった瞬間がありました。

こうして考えてみるとアメリカの利上げは本来新興国通貨売りに繋がるとみられていましたけれど、ドル高よりも実際には円売りに繋がっているという見方もできます(巨大な新興国扱い?)
https://www.rakuten-sec.co.jp/web/market/data/mxn.html

何にせよ特に12/5の小休止以降、地合を読み間違う中でスルスル1000円も上がってしまったのは大いに反省せねばなりません。皆様には本当にご迷惑おかけいたしました。まだ終わったわけではないのですが、ずっとここ一ヶ月の「何故?どうして?」を考える毎日です。

結果論で考えてみれば、皆が「トランプになったら大暴落」と言っていて、直後に実際急落したところまで良いとして、その後直近高値を上回ってきた時点でドテン買いにしないといけませんでした。売る人が居なくなったわけですからね。そして債券が上がった時点で、巨大な債券市場からあぶれた資金の一部が株に流れてくる、というところまで冷静に見ないといけませんでした。

ただ一つ言えるのは、自分の考えや波長が合わない相場の時は、ポジションを小さくして自分に合った波が来るのを待つのみ。なるべく次の波に乗りたいですけれど、タイミングが合わないなら合うまで待つしかありません。

結局わけがわからないけど付いていく、という場合、途中までは良いとして、じゃあ次はどこで決済したら良いのかわからないですし、いずれ自分の考えていたような地合に戻った時に逆に対応できなくなってきます。その時もう一度タイミングを逃すことになります。

最後に雑感ですが、案外この地合でも自社株買いをする会社が多いですよね。結構皆攻めますね。まあ自社株買いは株主還元の一環ですし、枠の設定だけで買わなくても特に罰則は無いですから、急落に備えて設定しておくのは正しいとも思いますが。


新興市場は「中立」。木曜は両指数共に軟調IPOは前日から初値形成を持ち越したセグエG(3968)、イノベーション(3970)の他、木曜上場のフォーライフ(3477)、エイトレッド(3969)それぞれ買い気配が続いて、12月相場らしい活況を見せていました。商いが薄い中で短期資金は盛り上がっている銘柄に入るしかなく、二極化が鮮明になりやすい時期と言えます。


ポートフォリオ銘柄】
売りポートフォリオ大東建託(1878)は反発。月初の月次大幅悪化以降、下値切り上げの展開が続いています。丁度先月と同じパターンになるなら、来週は上昇基調が想定されます。

ただストキャスの割高感は次第に高まってきており、ここで反落となってくると18000円辺りでの三尊天井完成。来月の月次も受注は基本的に厳しいと見られ、来年以降の下落相場に期待します。


バロックジャパンリミテッド(3548)は反発。TOPIX算入の買いが入る5営業日前にして、ようやく重い腰を上げた感じ。ライトオン(7445)やジーンズメイト(7448)といったところの月次が休日の曜日並びの関係もあって弱い中、衣料品各社にはちょっと逆風な状況ではあります。

ただ木曜はデクセリアルズ(4980)も大幅高するなど、下がり続けた銘柄の節税対策売り一巡から買い戻しが出やすい環境でした。つまり売りが枯れたということですから、後は少なくとも大納会までは上がっていくような感じなのだろうと思います。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。