KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

日銀国債買いオペ見送りで上値が重く

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日経平均は本日反発。前日のNYはトランプ大統領がカナダから原油を輸送してくるパイプライン建設を許可したと伝わり、初めてまともな経済施策が出たことを好感して買われる展開。S&PNASDAQは最高値を更新してきました。

それを受けた日経平均も朝方から買いが先行。ドル円が114円に接近するところまで戻してきたこともあって、買い戻しの動きが集まりました。一気に19100円台まで回復し、先週末の終値水準に肉薄しました。

しかしその後は買い一巡感が強まり次第に利食い売りに押される展開に。日銀が5年以下の国債の買いオペを見送って国債先物が急落したことで、為替も円高方向に。中国人民元基準値が元安設定となったこともあって、次第に値を消しました。後場は19000円を挟んだ小動きに終始。売買高は14時半現在で16億株台と低水準。


投資判断は「売り」。毎週見ているシカゴ短期筋の建玉に関して、特に注目のアメリカ長期国債については、先週はショートポジションが減少で一服。集計日の1/10~1/17に関しては、長期金利はほぼ横ばいだったので、少し利食いが出たという感じになっています。ただ一方で原油は一段と買いポジションが積み上がり、一気に14年6月の過去最高水準を更新してくる事態に。
http://www.dai-ichi.co.jp/market/cftc.asp?cd=9105

原油に関しては丁度土曜の日経新聞でも解説があったように、ドル高と同時に原油高が進捗するこれまでとは違う事態になっています。原油自体の需給というより原油先物という金融商品の需給が良い状況で「昨年の急落時に機関投資家が売り尽くしてしまったので、後は買いに向かうだけ」「アメリカが産油国になったから原油高はドル売り要因にならない」という説明は確かに合点がいきます。

ただ原油自体の需給に関しても懸念材料として、シェールの稼働リグ数が増加してきました。直近公表されたリグ数は551ということで、一気に一昨年11月以来の高水準。すなわちあの原油価格が急落し始めた頃の水準まで戻してきた格好です。

個人的にはシェールの稼働は設備的に価格に柔軟に稼働・停止を決められる、と聞いていたので、なかなか戻ってこないなぁとは思っていました。今回のトランプ大統領就任に向け認可的な部分の風向きが変わってきたのかも知れません。
https://jp.investing.com/economic-calendar/baker-hughes-u.s.-rig-count-1652

WTI原油先物価格に関しては、足元で限月交代があったので、テクニカル的な要因もあってまた53ドル台回復となっています。勿論、シェールが稼働したからといってすぐに原油が供給され在庫過多になるわけではありませんけれど、トレンドとしては明らかに底打ち増加基調が続いているため、いくら減産が実行されても簡単に価格は上がらないでしょう。

こうなってくると、またきっかけ次第では短期筋の原油ポジションの巻き戻し→エネルギー価格急落の可能性はあります。古来、エネルギー施策は国家の安全保障上の重要課題であって、それをトランプ氏がみすみす放置することはないでしょうし、アメリカ増産による原油価格下落圧力は十分かかってきているように思われます。

イベントとしては今週大きなものはなく、ここからは個別企業の決算に焦点が移っていきます。第三四半期くらいまでくると、残り1ヶ月ちょっとの今期業績よりも、来期に関心が移ってきやすくなります。その際日本企業に一番影響を与える為替ですが、足元で更にグングン円安に行くような雰囲気は無くなってしまったので、その点が楽観的観測を削いできます。


新興市場も「やや売り」。本日は両指数共に堅調。東証1部が円安で急反発となったことから、新興市場は売られるか・・・と思いきや、しっかりの動きになりました。マザーズ指数は1000ポイントを再度目指す動きになっており、日経JASDAQ平均も年初来高値更新波動。

正直雰囲気はかなり良いですが、決算も近づいてきますし、賞味期限としては2週間くらいかなと。短期売買以外は放置しておくのが無難とも思います。


ポートフォリオ銘柄】
売りポートフォリオ大東建託(1878)は続落で値下がり率ランキング上位。本日の日経が「2016年4~12月期の連結経常利益は前年同期から2割増の1000億円強」と報じた一方で、「賃貸アパートの受注は3カ月連続で前年割れ」とも併記していたことが嫌気される動きになりました。

また、別の面では「貸家着工が地方で節税目的により伸び8年ぶり高水準。空室増、バブル懸念も」と報じられています。この辺りは少なくとも国内投資家には周知のこととは思いますけれど、肝心の高齢者富裕層や外国人投資家にはなかなか浸透していない感じですね。私の家の周りにもドンドン「誰が入るんだろう?」としか思えないアパートがガンガン建っています。

個人的には大人しく相続税を払えば良いと思うのですが、余程国に税金を支払うのが嫌なんでしょうね。ですから建設会社と銀行の良いカモにされて、結局将来的には相続税以上の損失になってくるとは思います。まあ、これだけ世間でそのリスクが伝えられているのに、よく調べもしないで決断するから自業自得なのかも知れませんが・・・。

ともあれチャート的には10/18の急騰で空けた窓を埋め、一目均衡表も三役逆転に。遂に200日線を割り込んで、75日線も下落に転じてくるなど、一気に売り転換しました。週末には決算発表で、その際に改めて自社株買いでも拡充してくるつもりかも知れませんが、遂に転がり出した株価はなかなか止まらないでしょうね。


さて、今回は一銘柄売りポートフォリオに入れたい銘柄があります。それは三井物産(8031)です。

一番の要目は今後原油価格が下落していくだろう、ということ。OPECなどの減産を受けて高値圏を維持している原油価格ですが、今後は弱含む動きが続いていくと思います。同社は商社の中でも特に原油の価格下落の影響が大きいところということでチョイスしました。上記したようにカナダとアメリカのパイプラインも作られますし、今後シェール開発もドンドン進むでしょう。

一応まだそれでも商品市況は強含んでいますし、為替も円安水準でありますから、業績的にはまだ十分上ブレ期待が残っているのは事実です。

また確かに商社株は利回りが高く、PBRも1倍割れで割安放置されているのですが、この辺りは一切合切「今更」と言いますか。日々の市況の上下は株価に直ちに織り込まれていると見られますから、純粋に原油が下がったり円高になったりすれば、株価にもマイナスに作用してくるものと思われます。

ただ下値切り上げの展開が続いているので、もう一段高はあるかも知れません。ただ上値はあっても昨年12月高値辺りまででしょう。目標株価は1500円に。明日の寄り付きから売りポートフォリオ入れとします。


【注目銘柄】
三井松島産業(1518)は大幅高で値上がり率ランキング上位。こちらは23日配信の有料メルマガにて買いで取り上げ。「液晶パネルや半導体に用いられるフォトマスクの原材料であるマスクブランクスの成膜加工を手がける会社を買収」という材料で、衰退産業からの脱却、同時に有機EL分野への進出の手がかりを掴んだことを買い材料としました。

目標株価は当然まだまだ上。またきちんと成功した暁には、当欄にて改めて取り上げ根拠などを掲載します。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。