KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

銀行株中心に買われTOPIXは年初来高値を更新!

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日経平均は本日反発。前日のNYはECBが緩和策縮小に対して慎重と伝わったことや、アメリカの銀行に対するストレステストで全行合格というところから金融株中心に買われる展開に。前日急落分の下げを取り戻すような動きになりました。

それを受けた日経平均は朝方から買いが先行。日経平均は未達ですが、銀行株中心に買われたことでTOPIXの方は年初来高値を更新となりました。ただここ最近のパターンで、寄り天となった後は利食い売りに押される展開に。前引けにかけて買い戻しの動きも出たものの、後場も引き続き上値の重い展開が続いています。売買高は14時半段階で15億株台と低調。


投資判断は「売り」。売りにしながらまたTOPIXが年初来高値を更新してくる流れとなっていることでとんだ赤っ恥ですが、引き続き売りスタンスは変わりません。

今週は特に週明けには都議会選挙も控え、今何かとスキャンダルの多い自民党に対する逆風がどの程度のものなのか市場は気になるとは思いますから(個人的には小池都知事が築地移転を引っ張り過ぎて着地を誤ったので、都民ファーストの会もそんなに伸びないとは思っていますが)、余計閑散度合いが強まりそうです。

幸いと言いますか、安倍内閣の支持率が急落しても特段日本株が大きく売られるような状況ではありません。アメリカの場合は支持率が急落すれば、いずれペンス政権に代わってマシになるだろう、日本の場合はどうせ急落しても自民党が下野することは無いのだから、経済対策に関心が向かって株式市場的には有り難い、という妙にプラス思考の期待感が相場を支えてくれています。それだけ市場はゴルディロックス的(ぬるま湯)な状況に包まれているという格好。

ただ実は今週どころか、しばらく目立ったイベントはありません。ここからいわゆる夏枯れ相場に入り、次に大きなイベントと言えば、世界的には9月のFOMCくらいまで何も見当たりません。本来であれば攪乱要因が無い→上昇トレンドに変化が無いので、こんなに良い買い場は無いはずですが、ですから素直に買い、と言える程私は強くはありません。

閑散なのは日本株だけではなく、アメリカ株に関しても。世界的に株式市場は近寄りがたい市場になっており、商いが薄くなっています。アメリカ株の場合は「トランプ大統領の政策期待感も潰えているのに、何故最高値圏にあるのか」「景気拡大期がいつ終わるのか」という警戒感から、商いが盛り上がらないのでしょう。

「VIX指数の低下から、次に動くと大きな振れ幅になるだろうから恐ろしい」というのは、私も含めた皆の共通認識ですが、じゃあ次に動くタイミングが何なのか、と考えると、FOMCも終わった現在、またここから夏に向けてイベントが減ってくることも勘案すると、しばらくこの状態が続くだろうという感じです。
https://nikkei225jp.com/data/vix.php

話は変わって先日もAmazonの脅威を書きましたが、日本でも「独自の配送網を構築し個人事業主を活用して、ヤマト運輸など宅配業者を中抜きにする構想」というのが出てきました。こういった一般人などを活用し、今までの業者から仕事を奪う手法をUberに倣って「uberification」というそうですが、既存のオールドエコノミーを破壊し、富をITに移転するという格好。

先般発表した衣料品の試着無料新サービスは、Amazonプライム会員向けのサービスということで、全てのIT企業がそうかも知れませんが、一つ一つの売り上げ拡大を狙うというよりは、毎月収入があるストックビジネスに舵を切っていくパターンがほとんどです。確かに収益が安定した方が事業の計画は立てやすいですし、企業の安定的な運営ができます。

ただ安定した成長シナリオ=業績の変化が小さい、ということですから、株価の変動が小さくなります。今Amazonが期待されている200倍近いPERは、現状の利益水準であれば投資金額の回収に200年近くかかるということですが(Amazonは無配)、当然200年も待って回収しようと思う人は皆無でしょう。利益成長で将来的にもう少しPERの値が小さくなると見込んでいるのが普通です。

しかしこれも先般書きましたが、ここからAmazonの利益が5倍化できるのか?特にストック型ビジネスに軸足を移して行くとなると、益々高成長が期待し辛くなってきますから、実現は難しそうです。まあ、だからといってAmazonの株価が明日から下落する、とまでは言いませんけれど、Amazonの株価は砂上の楼閣として成り立っているとは思っています。

で、このAmazonの話から何が言いたいかというと、一つは先日指摘したようにアメリカ株と日本株の違いがありますが、もう一つは以前からNASDAQ日本株が連動しやすいという関係性がありましたけれど、どうもその連動性も薄れていくのではないかということ。

何故NASDAQ日本株の連動性が高いかといえば、Apple株が上がれば村田製作所(6981)やTDK(6762)といった電子部品株が上がり、それが指数の上昇要因になるという説は一つ説得力があります(※村田製作所はまだ日経平均には採用されていません)。

ただ、今回のAmazonの動きのように、既存の日本のオールドエコノミーAmazonへの富の移転と考えると、日本には何の恩恵もありません。むしろマイナスに響く可能性すらあり、そういう意味で連動性は無くなっていくと思います。もし楽天(4755)なんかが対抗して同じような動きを出してくるようならまだ日本国内の問題として完結しますから良いのですが、ちょっとこの辺りの流れは意識しておくべきでしょう。


新興市場は「やや売り」。本日は両指数共に堅調。昨日は先週末に続いてマザーズ指数の急落がありましたが、本日は全体相場の落ち着きに合わせて戻りが見られます。この急落場面ではマザーズ先物出来高が(マザーズ先物の割には)膨らんでいて、この辺り仕掛け的な動きも見られます。それだけ相場に天井感が漂っているという証左でもあるのでしょう。


ポートフォリオ銘柄】
三菱製紙(3864)は続伸。昨日は値上がり率ランキング上位にランクインする程の急騰ぶりを見せましたが、本日も断続的な大口買いが入ってきて年初来高値を更新してきました。この辺り理由は不明ですが、昨日株主総会があったので、何らか良い話が出たということでしょうか?(業界再編とか?)もし参加された方がおられましたら情報をお寄せください。

まあそれはともかくとしても、値上げを軸に紙パ銘柄の年初来高値更新が目立っています。出遅れ感の強い同社が買われても不思議ではないとも言えます。


船場(6540)は反発。上場来高値更新から利食い売りに押されていましたが、ようやく下げ止まりの兆しが見えています。先日高島屋(8233)は建装事業の好調を背景に好調な決算を出してきました。全般的にこの業界の好調さを裏付けています。中でも引き続き出遅れ感の強い同社に注目です。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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そして次回は6月の成績発表です。遂にKA指数は1000ポイント超えとなるのか!?お楽しみに!!


株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。