KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

3連休前でSQでも2兆円割れ

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日経平均は金曜続伸。前日のNYは出てきた金融機関の決算が好調でしっかり。ダウはまた最高値を更新しました。

それを受けた日経平均も朝方から買いが先行。前日決算を出したファーストリテイリング(9983)が失望の売り気配でスタートしたものの、SQ値が無事9ヶ月連続高の20151円で決まると、その後はいつものパターンで利食い売りに押される展開に。ただマイナスには沈まない程度での一進一退となりました。

後場も3連休を控えて様子見ムード満点で、結局一日の値幅は60円ちょっと。売買高は20億株台でしたが、売買代金は2兆円割れ。SQであることを考えると少なく、実質的には4日以降連続で売買代金が減少している格好でした。


投資判断は「売り」。金曜のNYは出てきたCPIなどが弱かったことから、利上げが遠のいたとの思惑からダウやS&Pが最高値を更新。一方、急速に円高が進む形になり、日経平均先物は20020円と軟調となっています。ただ日本は月曜祝日なので、月曜のNYがまたどう動くかというところ。

既に一週間前の話になりますが、7日に日銀は5ヶ月ぶりの指値オペを実施。国債を無制限に買い入れるというファイティングポーズを見せたことで、日本の長期金利の上昇は抑えられました。結果、日米の金利差が開いて円安に向きやすくはなりました。

ただ日銀も出口に向かい始めないといけないことは市場のコンセンサスになっており、指値オペ対象外の10年債より長期間の債券金利は上昇しています。しかし最近は為替との連動性の薄れが目立ちます。ドル建ての日経平均が下落する過程において、円安の効果はかなり打ち消されている感じ。

7月に入ってからトヨタ(7203)などが突然買われ出した背景の一つは、6月の北米新車販売台数において日本勢の健闘があったから、というのはよく言われます。実はもう一つの理由として思ったのがアメリカ電気自動車のテスラが7月に入ってから突然急落したこと。

公的衝突試験で主力車「モデルS」が最高評価を得られなかったこと、また4-6月期の出荷台数下ブレなどが原因とのことで、それが旧型(という言い方は失礼ですが)の既存自動車メーカーのリバランス買いに繋がった模様です。

↓足元では中国の国策としたリチウムイオン電池生産がテスラを脅かすのではないかという記事もありました。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2017-07-06/OSNC2G6S972Y01

トヨタの上昇は単純に「円安になったからだ」という指摘も一つあるとして、場合によってはトヨタが上がるために円安になったという逆転の説明もできるかも知れません。つまりトヨタ株(他日産(7201)やホンダ(7267)といった日本大手自動車株)を買うため、外国人によるヘッジの円売りが入ったという見方も可能です。この場合の外国人とは、主に為替ヘッジを必要とする年金など長期的な資金を運用する主体です。

ただ特に今年の3月以降に顕著なのですが、雇用統計の結果が予想を上回ったら翌週くらいまでは円安が続くけれども、最終的には円高方向に振れて月末を迎えます。下回ったらその逆のパターンに。下記の雇用統計の推移と、お手持ちのドル円日足チャートを見比べていただければと思います。
https://info.finance.yahoo.co.jp/fx/marketcalendar/detail/9031

今月発表の雇用統計に関しては、雇用者数の伸びはADP雇用統計で警戒されていた懸念を払拭する数字になりましたが、時間当たり賃金の伸びは予想の+0.3%に届かず。差し引きで一応9月からの資産買い入れ縮小を見込んだようなドル高にはなりましたが、どうも釈然としない格好。ともあれ11日までは好感してドル高に振れたのですが、今回はわずか3日間しか持たなかった印象。

足元では確かに為替感応度が低下していますが、それでも全般的に円安は株価にとってプラスに作用しますし、円高はマイナスに作用しますから、気にはしておきたいところです。

日本市場として気になるのは、EUとのEPAが「大枠合意」に至ったという点。ここで注意なのが「大枠」であって「大筋」ではないところ。意味合いとして「大筋」>「大枠」なので、実際にはまだそこまで目立った成果にはなっていないものの、安倍政権が支持率低下に対するカンフル剤として、成果を殊更強調しているというのが実態なのでしょう。
https://www.agrinews.co.jp/p41211.html

ですから、それ程ワイン・チーズ関連の銘柄が買われていません。自動車に関しては、お互い強い国同士でもありますが、人口的にユーロ圏の方が大きいわけですから、一応日本の方が有利にはなります。ただ、個人的にはあまりそれが自動車株の買いに繋がっているとは考えていません。あくまで上述したような理由で自動車が買われているのだと思います。


新興市場は「やや売り」。金曜は両指数共に軟調。日経JASDAQ平均は引き続き高値圏はキープしているものの、マザーズ指数は買い疲れ感が出てきています。まあ民事再生法による上場廃止が見込まれているタカタ(7312)が150円を付けるようなご時世ですから、短期資金はそちらに流れてしまうのでしょうね。まともな分析は必要とされない株式市場なのでしょうか・・・。


ポートフォリオ銘柄】
船場(6540)は反落。先般同業の乃村工藝社(9716)の決算がイマイチだったことを受けて、丹青社(9743)、スペース(9722)といった同業他社も含めて弱含む展開が続いています。うーん、この辺りの業態はいつも決算の進捗が微妙で一旦売られるけれども最終的には好業績着地というパターンが多いのですが、今回は押し目買いが入りませんね。

まあ同社に関してはそもそもこれまで買われてもいませんでしたし、まだ将来的な1部昇格期待感もあるので、大きく崩れないうちは大丈夫かと思います。チャート的に1230円辺りのラインは3月~6月頃までの上値抵抗ラインだったので、目先はこの辺りでの下げ止まりに期待。


売り銘柄のソフトバンクG(9984)は続伸。足元ではNASDAQの復調もありますし、週末にはスプリントに対してウォーレン・バフェット氏に出資要請と伝わり、スプリントは4%を超える上昇に。この辺り週明けのソフトバンク株にとってもプラスに作用してくると思います。

ただ、既に同社を携帯電話会社と見るような風潮は無いですし、日米共に携帯電話会社自体はある意味IT系の中でもオールドエコノミー的なポジションになっています。無論キャッシュフローを生むビジネスとしては十分価値があるのですが、日米共に値下げ競争が相次ぐ中、事業自体の成長性は乏しくなっています。なので本来の評価基準はそこではないのでしょうね。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。