KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

一時日経平均2万円割れ

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日経平均は本日反落。前日のNYは個別企業の決算が出てくる中でほぼ横ばいの動き。

それを受けた日経平均は朝方から売りが先行。円高に振れて戻ってきたことを嫌気した売りが断続的に出ると、そのまま2万円割れまで。場中もアメリカからオバマケア代替法案の成立が微妙という報道も伝わり、断続的に円高が進んで111円台に入るなど、決算シーズン入りを前に円安による増額期待感を萎めたことが外需株中心に嫌気される形になりました。

先週決算を嫌気した急落となったファーストリテイリング(9983)が下げ止まらないのも上値を重くする格好。後場は日銀ETF買いが期待され、2万円回復の動き。売買高は13半現在で12億株弱と低調。


投資判断は「売り」。それにしても、結局またNASDAQを始めとするアメリカがしっかり高値更新波動に。トランプ大統領長男のメール問題からロシアゲートが突然再燃しても、またCPIが落ち込んでも株が上がるというのですから、いいとこ取りが続きます。

この辺りアメリカ株の強さというか、売り方の弱さを感じます。政治問題は日米共に株価にはやはり影響しないような感じ。まあトランプ大統領が今の職を続けているうちは、一々政治問題を気にしていたら神経が持ちませんからね。それでも大統領の共和党からの不信任も増えるはずなのに、今週オバマケア代替法案が通るという報道を信じて買い戻しという流れは、いささか楽観に過ぎると思います。

しかしじゃあ一体何がどうなったら株が下がるのやら。まあタカタ(7312)が遂に崩れたものの、それでもストップ安に張り付かない不思議な強さがあるくらい、無茶苦茶な相場が続いているなとも思っています。

いきなり話が横道に逸れますが、この「上がるから買う」という需給のみを頼りにした売買が流行っている背景は、ひょっとして市場にAIを用いたプログラム売買がいよいよ浸透してきたのかなとも思ったり。およそまともな人間の神経では無理な取引だと思います。じゃあ今後もし「下がるから売る」の場面になった場合、相当な下げになるとも思うのですが、この辺り実情はまだ計り知れませんね。

ともあれ、まだ上がり続けるアメリカ株ですが、チャート的にはダウやS&Pは足元で最高値をとってきたので、また上値の節が見えなくなった段階。一方、NASDAQ終値ベースでは過去2番目の高値水準になってきたことから、どうも6月高値を上回って、こちらもまた最高値更新波動に移行しそうです。私の7月NASDAQ下落説は、今のところ風前の灯火。

ここでFANG株を見てみると、最高値更新波動となっているのはFacebookくらいで、他のGoogleなどはややトーンダウンしています。ちなみにFANGの「N」はNetfilixですが、最近はではNVIDIAの方がしっくりきますし、またAppleやTeslaも見ておいた方が良いと思いますけれど、それらもイマイチパッとしません。つまりFANGとされる一部の高成長株から他の「出遅れ」NASDAQ銘柄に資金が流れて、好循環を作っているとも言えます。

一方では小売り株の下落が顕著です。Amazon一社に、リアル店舗が駆逐されるような動きになっていますが、先日は日本でもAmazonプライム会員向けに「プライムデー」が開催され、あまりにもアクセスが殺到してサイトに繋がりにくくなる事態になったのだとか。

今のところ日本の、少なくとも株には影響が無いようですが、小売り株や楽天(4755)などは、この辺りに戦々恐々としているのかも知れません。

それでまたこの辺りのお話なんですが、以前よりNASDAQオールドエコノミー株の差をアメリカ株と日本株になぞらえて、日本株の低PERが許容されている現実を説明していました。

また一つ最近思ったのが、日米の金融政策の差。ご存じのようにアメリカは既に出口に向かい、金利上昇局面に入っています。それは景気が良いからで、景気が良いから出口にも向かえるし、高いPERの株を買ってリスクをとろうとする動きが出るんですね。

ユーロやその他先進国も出口に向かう中、我が国日本の中央銀行は頑なに指値オペを実施して、少なくとも表向きにには金利上昇圧力に対してファイティングポーズを見せています。中央銀行がまだ景気回復は途上であるよ、と言葉でも行動でもアナウンスしているのであれば、高いPERの株なんて将来的に低PERに是正される(=利益が上がる)期待感も薄れますから、そりゃ割高に映って買えません。

であれば、よく皆が言う「今の日経平均のPERが14.4倍だから、日本株は出遅れから買われて当然なんだ」というロジックは虚しいものに聞こえます。残念ながら皆今の水準が本当は割安とは思っていないからこそ、この水準でも日本株は買われないのです。

日経平均には赤字の東芝(6502)の代わりにセイコーエプソン(6724)が入ってきますから、日経平均のEPSはテクニカル的にも引き上げられる可能性の方が高いです。そこで本当に割安感に着目した買いが入ってくるのかどうか。ぶっちゃけ多少は入ってくるでしょうけれど、本質的には上述のような理由から、日米間の格差は益々広がる可能性があります。


新興市場は「やや売り」。本日は両指数共に軟調日経平均2万円割れとなる中で、新興市場もリスクオフモードに入りました。ただ東証1部で一部ゲーム株に売りが目立つものの、マザーズは底堅い動き。連休中にビットコインが急落したことも、特段問題視されていません。妙な強さが目立ちます。


ポートフォリオ銘柄】
ディーエムエス(9782)は続伸。朝方から同社にしては大量の買いが集まって、一時1200円台回復の場面がありました。引き続き協業しているラクーン(3031)が強いことで、連想買いが入っている様子。PBR面での割安感も相変わらずです。


売りポートフォリオJXTGHD(5020)は続伸。場中にライバルの出光興産(5019)が創業家の訴えていた公募差し止めの東京地裁の判決が報じられ、創業家の訴えが却下されたことを受けて大規模希薄化の実現を嫌気し急落。これによって出光と昭和シェル石油(5002)の合併に現実味を帯びてきましたが、特段ライバルの強大化を嫌気した売りが同社には入ってきていません。

まあこの辺り元々既定路線ではあったので、反応としては適当とも言えますが、ともあれ石油業の銘柄が減ることによるリバランスの買いもあるのかも知れません。ただそれはまだしばらく先のお話。

目先はとにかく原油価格を注視した値動きになるのは当然ですが、その原油価格は夏場のドライブシーズンを迎えて多少は安定した値動きになりそうです。ただ将来的には足元で世界的に拡がる太陽光発電を始めとした再生エネルギーの拡大や、アメリカシェールオイルの増産圧力を受けて、原油価格は現在の水準を維持できないものと思います。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。