KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

閉鎖的な国から '17夏 前編

このブログのポリシーとして、株以外のネタに関してはあまりその時その時の事件やニュースを取り上げないようにしています。著名人でも何でも無い一個人の意見なんて誰も期待してやしないでしょうし、当事者でも無いのに公平さを欠いた片方の言い分だけの報道を信じてコメントするのはいかがなものかというのもあります。

しかし、富山県人としてずっと無視を続けてきたんですけれど、未だに地味に燻り続けて時折ヤフーニュースのトップに載ったりして再燃する話があり、これはもうやっぱり一言言わないと収まらんなという話題があります。それが不二越(6474)の会長による「富山県人は閉鎖的だから極力採らない」という発言。

事の発端は7/5の中間決算発表の際、ベアリング大手の不二越はこれまで創業の地富山と東京の二本社体制を続けてきたけれども、今後東京本社に本店機能も完全に移し、東京一本でやっていく、ということを決定しました。

それに関して富山の商工会議所で開いた決算発表会の会見の場でしたから、地元の新聞社などから「何故富山から出て行くのか」という質問が当然出ます。それに対するアンサーとしての発言だったと思いますが、以下のリンクのような発言がありました。
http://webun.jp/item/7383275

まあこういう報道に関しては、大体新聞ネタにするために話の前後をはしょって切り取り、扇動的な記事になっているのかも・・・と思っていましたが、実は地元のニュースなどでは録音が一部始終報道され、どう聞いても報道されている通りの悪意的な発言にしか聞き取れませんでした。

と言うわけで、この報道に関しては真実なのだろうということで当事者(富山県人)としての見解を述べたいなと。

当然このコメントは地元では大きな話題になっていて、私の周りでも話題になりました。ただSNSなどでも富山県人皆が言うのは「まぁ確かに富山県は閉鎖的だよね」と一様に言います。私もそれに関しては同意です。

ただこれに関しては「十分条件」であって「必要十分条件」ではないように思えます。すなわち富山県人→閉鎖的かも知れませんが、閉鎖的→富山県人ではないですね。私は一応これまで横須賀、広島、大阪、東京に住んできましたが、どこも大体地元意識がありますし、東京ですら下町の方では(私が住んでいたのは尾久の方ですが)微妙に残っています。

これはそもそも当たり前。世界のどこに行ったって、見知らぬ人にはまずそれなりの壁があります。そうでないと、色んなものがおかしくなりますよね。ヒアリだって拒まれているわけですし。また閉鎖的でなければ大体外に出て行くので、産まれた地元にずっと住み続けている人は閉鎖的な人が残る確率が高くなって当然です。特に島とかは強いですよね。

そもそも日本で二番目の都市大阪ですら、関西弁をしゃべらない人間に距離を取るという風潮が未だにありますね。少なくとも15年前に私が住んでいた時にもありました。私の友達である電気工事の上場会社に勤めていたのですが、それが原因で取引先との仕事が円滑に進まずに鬱になって仕事を辞めたという人間も居ます。

で、私が一言言いたいのは、よくネットで言われているこの「閉鎖的」という部分ではなくて、もっと別の部分でまた長くなるので、次回以降に回します。(つづく)