KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

NASDAQが反発しマザーズにも安心感

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日経平均は本日続伸。前日のNYは金融株が買われてしっかり。NASDAQは4日ぶりの反発となりました。引けにはAppleの決算が発表され、予想を上回ったことで時間外では強含む展開に。

それを受けた日経平均は朝方から買いが先行。20100円まで買い進まれた後は利食い売りに押されましたが、前日に一時109円台に突入したドル円が次第に円安方向に向かうにつれ、買い安心感が拡がりました。後場前場高値を上回る場面も。売買高は14:15現在で13億株台と低調。


投資判断は「売り」。夏枯れ相場である中、決算という個々の要因で個別株は動くものの、指数は2万円を挟んで小動きが続きます。日米のVI、VIX指数揃って歴史的な低水準にある中ですから、ちょっとした値のブレには注意が必要です。

その日経VIの低さに絡んで、DZHフィナンシャルの調べたところによると、7月の日経平均の値幅がわずか344円に終わり、過去30年で月間最も動かなかった月になったそうです。そしてその間3度あった「月間の値幅300円台」の翌月以降、日経平均はその鬱憤を晴らすように1000円以上上下したそうです。

具体的に300円台となったのは05年1月、7月、そして11年7月です。過去7月というのはやはり夏枯れで値動きの小さくなりやすい時期のようですが、05年の時にはその後株価が50%くらい上がる大相場の入り口でしたし、11年の時は逆に20%近く急落する下落相場の入り口でした。

ただ過去と違うのが株価水準。同じ300円台の値幅といっても05年は11000円台でしたし、11年は1万円弱の水準でした。つまり今の2万円前後の相場の半分の株価水準で値幅300円台ですから、それと比較すると更にその半分くらいの変動率しかないということです。今月の値動きが極めて異常な状態だということがわかります。

従ってボラティリティがぎゅっと凝縮された反動からこの後本当に大きく相場が動くのであれば、相当なレベルの相場変動になることを覚悟しないといけないのかも知れません。一層警戒感は強めておいた方が良さそうです。

なお7月は全営業日で変化率が1%未満で終わり、もっと言えば41営業日連続だとか。嵐の前の静けさと言いますか、大きく地殻変動をする前の不気味さでもあります。まあその状態がいつ終わるのかはまだわかりませんが。

あと、毎週チェックしている短期筋の通貨ポジションですけれど、今回はユーロ買い、円売り共に前週と比べて若干建玉が減りました。ただその締め日である7/25当時から一段とドル売りが進んでいる格好になっているので、足元ではそれぞれのポジションが更に積み上がっているものと予想されます。
http://www.dai-ichi.co.jp/market/cftc.asp?cd=5173

原油は強含んでWTI原油先物は一時50ドルに達する動き。シェールオイルの掘削リグ数は足元で若干増えましたが、それよりアメリカの原油在庫減少による価格上昇圧力が強まっています。夏場のドライブシーズンということで元々原油在庫が減りやすい時期にあり、まあこの辺りは妥当な感じとも思えます。ただ昨日はOPECによる増産観測で売られる動きになりました。

一方、足元では世界的にEV化に向けた動きが進んでいます。そもそも中国の農村部などではガソリンスタンドの建設無しで一足飛びにEVに移行しようとしているくらいですから(実現性がどの程度かは未知数ですが)、少なくともモービルエナジーとしての原油需要は先行きが暗いとは思います。引き続き40ドル~50ドルレンジでの原油価格推移を想定し、足元は上限値に迫ってきたと見ています。

今週のスケジュールとして本日はアメリカではADP雇用統計が出てきます。またTeslaというFANG以外のハイテク系大物の決算が残っていますから、これがNASDAQや日本の電池関連株に与える影響には引き続き注目です。

8/3(木)はそこまで大きなイベントは無いですが、アメリカではISM非製造業景況指数の発表があります。8/4(金)は週末であると共にまた決算社数の多い日です。特にトヨタ(7203)の決算がありますし、この段階で東証1部の時価総額ベースではほとんどの決算が出揃うことになります。また週末なので雇用統計がありますね。


新興市場は「やや売り」。本日は各指数共にしっかり。先週木曜からNASDAQの急落などもあって下がってきていましたが、昨日はマザーズ指数が75日線を割り込むほどの急落。ただ本日はその75日線を支えに反発の動きになっています。Twitter界隈で盛り上がるアンジェス(4563)も大幅反発で切り返し、安心感に繋がる格好。

うーん、この前上場廃止になったタカタのマネーゲームにしろ、ビットコインにしろ、どうもこの辺りは意味不明ですね。世の中お金が余ってしょうが無いのでしょうか。

ただ今回の一時急落を見て思うのは、やはり割高を警戒する投資家が多いのだなということ。売り時を絶えず狙っている感じで、神経質さが伝わってきます。同じ最高値更新波動でもダウやS&Pとはちょっと種類が違う感じで、盤石な株価上昇とは言えないところでしょう。

ともあれ6/9のNASDAQ急落の際にはそこまで反応が無かっただけに、足元で連動性が出てきた点には留意しておく必要がありそうです。


ポートフォリオ銘柄】
DMS(9782)は大幅反発。一昨日発表の決算が減益着地となったことで失望感が拡がり、昨日は値下がり率ランキング上位に。しかし本日は新興市場が復調し全般的に前日下落した銘柄のリバウンド機運が高まったことから、買い戻しの動きが強まりました。

そもそも決算は今期小幅増益予想に対して1Qに小幅減益の着地。新規顧客獲得費用が嵩んだということですが、ハッキリ言って利益が数千万円増えるか減るかは誤差程度の話。それで同社の時価総額が昨日10億円近く吹っ飛んだのですから、割に合いませんね。市場が求めるのは是が非でもの絶対数字主義の増益なのでしょうか。

昨日は新興市場の急落も手伝って、協業先のラクーン(3031)まで急落の憂き目に遭いました。が、昨日1万株単位の売りが何度も出たので、大口の売るところは売ってしまったと言って良いでしょう。実は今回の決算を見て、株式市場全体もこの先厳しそうだし利が乗っているところで一旦外そうかと思っていたのですが、とりあえずもう少し様子見することにします。


船場(6540)は反発。こちらは一昨日に決算見通しの下方修正を発表。これは素直にダメなパターンですね。ただ乃村工藝社(9716)が先に出した決算で大きく転けたので、同業他社は既に売られてきていたことで織り込まれたと思ったのですが。まあその乃村工藝社を始めとする同業他社もその後は下値の固い展開になっており、同社も間もなく織り込んでくると思います。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。